話題を楽しい話にする話し方とは?
口下手だから話すのが苦手、場をしらけさせないために何か話さないとと焦ってしまう、そんな悩みを持っている方は多いのではないでしょうか。話題を楽しい話にするコツは、話の内容よりも話し方にあります。
楽しい話にしようと、無理に話題を探す必要はありません。相手を思いやる気持ち、焦らずにゆっくり話すなど、プレッシャーを感じない所が楽しい話への糸口になります。
また、「相手:自分 = 7:3」ぐらいの割合で、相手に話を振り、相手側に話をしてもらうシチュエーションがです。時おり質問を投げかけることによって、きちんと話を聞いているということを伝えるのも良いでしょう。
表情も大事に!
楽しい話には表情もポイントです。暗く、思いつめた顔で楽しい話はできないでしょう。しかし、無理に笑顔を作る必要はありません。目線は上に、柔らかい表情を浮かべて、相手も楽しい話をしやすい雰囲気を作る事がポイントです。
会話を広げるポイントとは?
楽しい話の雰囲気を作るためには、会話のキャッチボールが必要です。話を広げるためのやり方として「5W1H」がポイントとなります。5W1Hとは相手に質問を投げかける時に、なんで(Why)いつ(When)どこで(Where)何か(What)どうやって(How)を使って話を広げていくやり方です。
例えば、相手がこの前バーベキューをしたんだと話し始めたとします。返しとして「どこでやったの」や「何が一番美味しかった」、「どこでやったの」といった質問を返すことにより、話が広がっていきます。ポイントなのは、質問に対して「はい」や「いいえ」だけで返せるような投げかけはなるべくしない、自分もそう答えないようにすることです。
難しく考えすぎずに、きちんと相手の話を聞き、自分も話すことが楽しい話に繋がります。
シーン別楽しい話をするコツとは?
大勢が集まるような場所、初対面の人が多い場所、自分が誰かに話を投げかけなければいけない場面など、話すという機会は日常茶飯事です。楽しい話ができる人というのは、とても魅力的で良い人に見えることはありませんか。次にシーン別に楽しい話をするコツには、一体どのようなポイントがあるのか、ご紹介します。
飲み会編
大人数が集まり、明るく楽しい雰囲気の飲み会、その場所で楽しい話をするコツは、その場の雰囲気に乗っかる事です。普段そのような事が苦手なタイプの人でも、乗っかる「ふり」をするだけで十分でしょう。
相手が食べている物や飲んでいる物に興味を持って話しかけてみたり、飲み会が盛り上がる楽しい話のネタをリサーチしておくのも重要です。誰かの悪口などが出始めたら、うまくかわすと良いでしょう。どちらかと言えば、誰かを褒める方が相手も気持ち良く、楽しい話をする事ができます。
その飲み会が職場での物ならば、取引先との飲み会の話題を覚えておく事も、話を広げるためのやり方としてポイントとなります。そうやって相手との共通点を見つけることができれば、より楽しい話をする事ができるでしょう。
スピーチ編
人の前で話をするというのは、誰しもが緊張をする場面です。そんな中でも楽しい話をするためのコツは、あらかじめ話題を集め、原稿をしっかりと準備しておく事です。楽しい話をたくさん知っている人は、流行に敏感だったり、いろいろな場所へ出向いて、実際に体験したことを元に話をしています。
そしてスピーチをする上で一番重要なのは練習です。練習をしなかった事により後悔する人がとても多いので、侮ってはいけません。緊張しない事が一番重要ですが、イメージトレーニングとして、成功する場面のイメージを持っておくのも良いでしょう。
初対面の人と話すコツは?
初対面の人と話すのは得意ですか、苦手ですか。人となりがまだわからない人と楽しく会話をするのは、なかなかハードルが高いです。ハードルは高いですが、初対面の人でも自分から話しかけに行くのがとても重要です。そして、あらかじめいくつかネタを用意しておくと、沈黙することなく会話が続けられるでしょう。
コミュニケーションの基本の一つとして、相手の話に興味を持ち、共感することが重要視されています。相槌を打ったり、共通している点が見つかったら、それだけで相手との距離を縮めることができます。こうやって、楽しい話の雰囲気を作っていくことが大切です。
失恋話を楽しい話にする方法とは?
女性に特に多いのが恋の話題で、ハッピーで楽しい話だとその場が盛り上がります。しかし、失恋話はネガティブなイメージがあり、聞かされる方も疲れてしまう話です。始まりがあれば終わりがあるのが恋ですが、そんな失恋話も楽しい話として紹介できるような方法はあるのでしょうか。
とにかく明るく話す!
まず、「失恋話」というネガティブなイメージを持たせない事が重要です。声のトーンを明るくし、ポジディブに話し始めましょう。明るく話すことによって、失恋のネガティブ要素が取り払われます。その事により、話を聞く側もフランクな気持ちになります。
ユーモアを交えながら話す
失恋は自身の心に大きなダメージをもたらしますが、これを逆手に取りましょう。失恋というキーワードは、自分が成長できるチャンスにもできます。「実はこんなことがあってね、もう大変だったんだよ」とニコニコしながら、笑い話にしてしまうことによって、楽しい話に持っていくことができます。
失恋した時は心細く、誰かに話を聞いてもらいたくなるでしょう。自身の失恋を楽しく周りに話すことにより、自分自身の気持ちも整理することができます。そうやって失恋を消化し、次のステップへと進むことができます。
楽しい話をする上で気をつける点は?
楽しい話をする上で、話のネタは豊富な方が良いですが、これはネタとしてあまり良くないとされるNGワードが存在します。例えば誰かの悪口や噂話など、内輪ネタにカテゴライズされる話です。話のグループにその話がわからない人が混ざっていた場合、下手に混ざることもできませんし、空気が悪くなってしまいます。
また、特定のスポーツチームの話題もNGワードの確率が高いです。同じチームが好きということが分かっていれば別ですが、不特定多数の集まりの中で話を始めた時、中には対立しているチームの方を好きな人がいるということもあり得ます。特にスポーツに関しては、熱狂的なファンも多くいるため、特定のスポーツチームの話は避けた方が良いでしょう。
自慢話もたまには傷?
誰かの悪口や噂話は良くないとお話ししましたが、自身の自慢話もあまり良い話題ではありません。特に初対面の人との会話の時、自分の経験談や話を持ち出すのは良いですが、あまり偏った自慢話は相手が引いてしまいます。
また、お金などのシビアな話も避けた方が良い話題です。同業者や信頼できる人への相談という場では別ですが、どちらにしてもあまり楽しい話とは言えないでしょう。
難しいことは考えず、会話のリズムやキャッチボールができていれば楽しい話に繋がるとは言えますが、周囲に漏れ聞こえても良いような、クリアな話題をチョイスすることが大切です。
焦らず、落ち着いて楽しい会話をしよう!
楽しく会話できている人を見かけると、自分もそうなりたいと考えるようになります。コミュニケーション能力が問われる世の中、誰かと話す時は緊張しますし、上手に話さなければと焦ってしまう物です。しかし、楽しく話すコツというのは、まずリラックスすることが重要となります。
自分が相手に興味を持ち、相手がどんな人なのか、自分との共通点はないかと思う事が、楽しい会話への第一歩です。まずは、肩の力を抜いてみてはいかがでしょうか。そうする事により、新しい人脈が広がるでしょう。