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簡単にわかる宇宙の歴史年表・1年で表すとどうなるか|地球

Author nopic iconjipzou
カテゴリ:学習

初回公開日:2018年03月07日

更新日:2018年03月07日

記載されている内容は2018年03月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

簡単にわかる宇宙の歴史年表・1年で表すとどうなるか|地球

簡単にわかる宇宙の歴史年表

はるかな大昔、今から138億年ほど前に宇宙は誕生しました。ビッグバン理論によると、宇宙は誕生した瞬間から膨張を続けていて、膨張の度合いを観測した結果、誕生から138億年経過していることが判明しました。138億年という人の感覚でつかみにくい、宇宙の歴史についていわかりやすく紹介します。

宇宙の始まりとは?

宇宙が誕生する前は、空間も時間も存在しないので、誕生以前の時間については何も判明していません。138億年前に突然「ビッグバン(大爆発)」が生じ、何もなかったところに時間と空間と重力、そしてエネルギー=物質が生まれ、宇宙が出現しました。この瞬間に、宇宙の歴史は始まります。

約138億年前の宇宙の姿は?

いまだに解明されていない誕生したばかりの時期は、最初期宇宙と呼ばれています。誕生の瞬間、宇宙の温度は1000億度あったとされ、100分の1秒後に9億度に下がり、数分後に水素やヘリウムの原子核が結合して、宇宙を形作る物質の元ができました。138億年前の宇宙は、超高温の物質が混沌と渦巻いている空間です。

その後、さらに長い時間をかけて高温の物質の元が冷却され、銀河の元となるガスが生まれ、このガスが集まって120億年前に天の川銀河が誕生しました。

太陽系の誕生はいつ?

膨大なガスが集まってできた銀河系は、お互いの重力相互作用で引き寄せ合い、銀河群や銀河団、さらに大きな集団となる超銀河団を形成します。その中に、最初期に誕生した第一世代恒星の生成物のカケラが集まり、第二世代の恒星が誕生しました。

それは、巨大な分子雲の塊で、お互いの重力により収縮が起こり始めたのが約48億年前です。収縮した質量の大部分が集まったのが太陽で、残りの物質は扁平なレンズ状の原始惑星系円盤を形成します。ここから、惑星や衛星、小惑星など太陽系を形成する天体が生まれました。

宇宙の歴史を1年で表すとどうなるか

138億年と一言にいっても、人の時間の感覚では想像もつきません。そこで、宇宙の歴史を太陽系における1年に置き換えて説明してみます。1年のカレンダーの日付で宇宙の歴史を表すと、人類の歴史はほんの一瞬にすぎないことがわかります。

宇宙の歴史を1年のカレンダーに置き換えると?

年始の元旦から年末の大晦日まで、宇宙の歴史を1年に置き換えて表すと、下記のようになります。

1月1日 元旦:ビッグバン(宇宙の誕生)→138億年前
2月15日 天の川銀河誕生→120億年前
8月25日 太陽系の誕生→48億年前
8月30日 原始地球の誕生→46億年前
9月1日 地球と月が分離して衛星になる→45億年前

カレンダーが9月になっても、まだ地球上に生命は誕生していません。地球誕生は約46億年前ですから、138億年の宇宙の歴史と比較すると浅い歴史といえます。では、次に地球の歴史について、くわしくご説明します。

宇宙の歴史における地球の歴史

138億年におよぶ宇宙の歴史において、地球の刻んだ年月は約46億年です。宇宙と比較すれば、まだ浅い歴史ですが46億年の歴史において、生命が誕生して人類の歴史が始まるまでどれくらい時間がかかったのでしょうか。

ここでは、地球の歴史について、宇宙の歴史年表と同様に1年のカレンダーに置き換えてご説明します。

太陽系誕生から46億年で地球誕生

宇宙の歴史を、1年のカレンダーに置き換えた年表に、地球の歴史も書き加えると以下のようになります。

8月25日 太陽系の誕生→48億年前
8月30日 原始地球の誕生→46億年前
9月1日 地球と月が分離して衛星になる→45億年前
9月15日 生命の元(タンパク質や核酸の生成)→40億年前
9月18日 原始生命の登場→38億年前
10月1日 バクテリア登場→35億年前
10月20日 光合成するバクテリアの登場で酸素生成→27億年前
11月2日 真核生物(細胞核を持つ生物)の登場→22億年前
11月29日 多細胞生物の登場→12億年前

11月になって、ようやく多細胞生物が登場しました。1年も終盤間近になっても、まだ脊椎動物は登場していません。宇宙の歴史が、気の遠くなるような壮大なスケールであることがわかります。

生物が大発生したカンブリア紀

多細胞生物が登場した12億年前から、一気に生物の種類が増えたカンブリア紀まで6.5億年もかかっています。カンブリア紀に入る直前の5.7億年前の原生代末期には、一度地球上の生物がほとんど死滅した時期があり、これを原生代末期の大絶滅といいます。

そこから、5.5億年前に生命の歴史において、もっとも重要なできごとが起こります。それは、原生代まで数十種類しかいなかった動物が、500万年という短期間で数万種まで爆発的に増えたことです。これをカンブリア爆発といいます。

生物は繁栄と衰退を繰り返す

動物が一気に増えたカンブリア紀以降、生命は繁栄の一途をたどったかというと、そうではありません。4.4億年前の古生代に、その当時の生物の85%が絶滅したオルドビス紀大絶滅があります。原因は、氷河の発達による海面の低下などの環境の変化や、超新星爆発による宇宙線の照射を受けたこととされています。

ほかにも、古生代末期の2.5億年前にベルム紀末絶滅や、恐竜が死滅した6500万年前の白亜紀絶滅など、地球の生命は合計5回ほど大絶滅を経て現在に至ります。そして、大絶滅のあとに登場する生物は、新しい時代を生き抜く多様性や知性を得て新たな時代を築いていきます。

人類の歴史は12月31日の午後11時ごろ?

恐竜が絶滅したのち、哺乳類が繁栄する時代を迎えます。さらに、6000万年以上を経て人類の祖先が誕生します。それにしても、現生人類が登場したのは、宇宙の歴史カレンダーにおいては一番最後である大晦日で、それももう1年が終わろうかという時間帯です。

宇宙の歴史と比べると、いかに人類の歴史が短いか、1年のカレンダーにしてみるとよくわかります。

天文学の必要性とは?

わずか20万年前に誕生した現生人類ですが、紀元前2000年頃の古代エジプトで太陽暦が、メソポタミアでは太陰暦が起こります。天文学の起源は、暦を作ることから始まったとされており、農耕文明に行うようになった人類が農作物の栽培や収穫のために、最適の時期を知るために暦を編み出しました。

季節が変化する1年という周期を、恒星の位置と太陽の位置の移り変わりから導きだし、正確な暦を作る必要性から天文学が発達します。

人類の宇宙観の移り変わり

人類の宇宙観は、時とともに大きく変遷していきます。古代エジプトにおいては、天空(宇宙)とは神様であり、それを空気(大気)の神様が支えていると信じられていました。古代バビロニアでは天空を山脈が支えていたり、古代インドでは亀や象、蛇などが世界(地球)を支えていると信じられています。

それが、大航海時代に入る14世紀頃から、航海のために正確な天体観測が行われるようになり、コペルニクスによって地球やほかの惑星や衛星は太陽の周りを回っているとする地動説が生まれます。ガリレオが地動説の正しさを証明したのは1632年のことで、近代天文学が誕生してからまだ400年未満です。宇宙の真の姿を、科学的に探求する宇宙観が深まったのは、宇宙の歴史カレンダーにおいてはつい最近のことです。

宇宙の歴史に関するおすすめの本とは?

宇宙の誕生は、その誕生の瞬間において物理的な証拠が発見されていないため、理論上の推測において分析されています。難解な宇宙物理学の分野になるため、小さな子どもなどに宇宙の歴史の始まりについてわかりやすく説明するために、参考になる資料を紹介します。

親子で読もう

果てしない子どもの好奇心と知識欲を満たすのは、親にとって大変意義のある子育てであると同時に、むずかしい問題です。とくに、宇宙の歴史について質問されたら、どう答えたらよいか悩む方も多いでしょう。

そこで、おすすめしたいのは、宇宙の歴史について親子で楽しめる内容の書籍を、一緒に読むことです。ここで、いくつかの本をご紹介します。

面白くて眠れなくなる縣秀彦氏の著作

縣(あがた)秀彦氏は、日本の天文学者で彗星のプラズマテイルに関する研究者です。また、天文教育や科学教育の分野でも知られており、一般読者に向けた天文学に関する著作も多い天文学者です。

縣氏の著作本である『面白くて眠れなくなる天文学』には、138億年の宇宙の歴史を1年のカレンダーのたとえてわかりやすく解説したアメリカの天文学者カール・セーガンの考えが紹介されています。

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一気に読破!

これを機にして、「天文」の世界を順次掘り下げたら
良いかも

本当は難しい内容を「わかりやすく」書かれており
お子様が天文への興味を見出すことができる一品と思います

親子で楽しめる宇宙の歴史解説本

お父さんと子どもの対話形式による進行で、宇宙の歴史について語る本が『親子で読もう宇宙の歴史』です。宇宙がどんなふうに始まり、星や銀河、そして地球や生物はどのように誕生したかを家族みんなで楽しめる内容になっています、

宇佐公康著の『宇宙の歴史』とは?

太古の昔より、人類が宇宙に見せられたときから、宇宙の謎に挑み続け解明しようとした人々の研究の業績と歴史的な背景を踏まえた上で、天体の運行や実態、用語や星座の解説し、宇宙開発の現状と未来についてわかりやすく説明した入門書です。

出版年月が古いので、版元から直接購入するか、古本を探す必要があります。

宇宙の歴史に関するおすすめの博物館

宇宙の歴史について、書籍で学んだら展示物でも親子で楽しめます。宇宙の神秘について、複雑で難解な事柄もビジュアルな展示なら、幼い子どもでも楽しみながら学習できます。ここでは、宇宙や地球の歴史についての展示物で有名な博物館をご紹介します。

長い歴史を持つ国立科学博物館とは?

東京都台東区の上野公園の一角にある国立科学博物館は、自然史と自然科学の豊富な資料と展示において日本有数の博物館です。上野の本館は、日本国内に関する展示をする日本館と、地球生命史と人類がテーマの地球館があり、地球館では宇宙の神秘について、構成する物質やこれらを支配する法則についての展示物があります。

その中の「宇宙を探る」というコーナーで宇宙の誕生についての解説もあり、宇宙の歴史について広く深く学ぶことができます。国立科学博物館は、日本館と地球館の両方を1日かけて見学できるくらい豊富な展示内容のある博物館です。

宇宙の歴史を1年に縮めた展示のある博物館とは?

東京都葛飾区にある葛飾区郷土と天文の博物館は、葛飾区の郷土に関するテーマに基づいた展示と、天文学にまつわる豊富な展示物のある博物館です。天文学については、プラネタリウムや日本有数の性能を誇る太陽望遠鏡もあり、見応えのある展示ぶつが豊富にそろっています。

とくに、宇宙の歴史に関しては、宇宙の誕生から現在までを1年に縮めた展示物があり、地球や人類の歴史の短さが実感できる展示がされています。

壮大な宇宙の歴史を楽しもう

宇宙の歴史は、学術的な理解は難解ですが、138億年におよぶ壮大な宇宙の歴史も1年に置き換えてみるとイメージが湧いてきます。一瞬に過ぎない人類の歴史でありますが、138億年の歴史をイメージできる想像力を存分に活かして、壮大な宇宙の歴史ロマンを楽しみましょう。