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【シーン別】心付けの正しい渡し方・封筒の書き方|タイミング

Author nopic iconsunshine
カテゴリ:マナー

初回公開日:2018年03月11日

更新日:2020年03月04日

記載されている内容は2018年03月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

【シーン別】心付けの正しい渡し方・封筒の書き方|タイミング

心付けとはどういったもの?

心付けとは、言い換えれば「感謝の気持ち」で、お世話になった人にお礼の気持ちを込めて謝礼品を渡すことを意味します。

本来心付けは人によってプラスアルファのお礼になるため、必ず心付けを渡さなければいけないことはありません。あくまでも、「よくしていただきありがとうございます」「お世話になります」と個人の感謝の気持ちによるものなので、義務ではないことを理解しておきましょう。

心付けはいつから始まったの?

心付けの風習が始まったのは、古くは江戸時代からと言われています。当時お小遣いやお年玉をポチ袋に入れるようになり、謝礼品として現金もポチ袋に入れて心付けとして利用するようになりました。その後、旅館に宿泊する際に女将へお世話になるお礼の気持ちを込めて心付けとしての利用が拡大していったと言われています。

心付けの封筒の正しい書き方とは?

冠婚葬祭から宿泊など人生において特別にお世話になる方へのお礼として、「心付け」を渡す場合があります。いわゆるチップのようなもので、正規の支払い以外に特別な感謝の気持ちとして支払うことを意味します。義務ではありませんが、あくまでも心ばかりのお礼として心付けが必要になる場合もあるでしょう。

いざ心付けを渡す際に、どのように封筒で相手に渡したらいいのか紹介していきます。

金封はどんなものを選べばいいの?

一般的な心付けに利用する金封は、「水引き」か「結びきり」の封筒のいずれかです。

表は、「寿」か「御礼」と記されたものを選びます。よく人が間違いやすく選びがちなのが「寸志」です。これは、上下関係を示すものであり、上の方が下の方へ渡す意味になるため「寸氏」は間違っても選ばないよう注意しましょう。状況によっては、白い封筒やポチ袋を利用するケースもあります。

表書きはどういったものを選べばいいの?

「寿」か「御礼」が記された表書きはシーン別に選ぶことがポイントです。名前を書くときには、毛筆か筆ペンの濃墨で丁寧に書きましょう。名目と送り主の書き方について、さらに細かく紹介していきます。

名目の書き方について

いわゆる水引きより上の部分に記す「寿」か「御礼」を指します。一般的に文字がすでに印刷済みの場合が多いですが、自分で書く場合はバランスよく間隔に注意して書きましょう。書き間違いをしてしまった場合は、訂正線を引かず新しい封筒で書き直します。

送り主の書き方について

水引きより下の部分に書く送り主の名前を指し、心付けを渡す際にお金を包む人の名前になります。必ずフルネームで書きましょう。名目で記した文字より小さめに書くことがポイントです。

連名で送る場合はどうするの?

連名で心付けを渡す場合は、送り主の中でも一番長者や格上の方の名前を中央に書いて、その他の名前を左に続いて並べて書きます。団体でまとめて渡す場合には、代表者の名前のみ中央部分に書いて、その左側に「外一同」とやや小さめな文字で書くといいでしょう。

シーン別で心付けの正しい渡し方とはどういったものがあるの?

感謝の気持ちを心付けとして相手に渡すことは、日常あらゆるシーンで発生します。具体的にどのような場合があるのか、シーン別に紹介していきましょう。

「結婚式」で心付けを渡す場合はどうしたらいいの?

心付けが一番多く利用されている代表的なシーンは結婚式です。最愛のパートナーとの結婚式を最高のものにするために、多大なるサポートをしていただいた方へのお礼を心付けとして渡すカップルは多いもの。結婚式の場合に一般的な金額の相場、渡すタイミングなど担当別に紹介していきます。

ウェディングプランナー

一番多くのカップルがプラスアルファのお礼を指名する代表的な存在です。人生の晴れ舞台を作っていただいた大切なキーパーソンでもあるため、特別な感謝の気持ちが自然と生まれてきます。

金額の相場:5,000円~10,000円
渡すタイミング:結婚式当日に打ち合わせをする際

司会者や司会進行役

当日の結婚式をよりスムーズに、会場を和ませる必要不可欠な存在です。新郎新婦の登場やケーキカット、スピーチへの切り替えなど巧みな話術が必要とされる重大な立場でもあります。

金額の相場:5,000円~10,000円
渡すタイミング:結婚式当日に打ち合わせをする際

着付け担当やヘアメイク担当

新郎新婦は結婚式当日に間違いなく主人公になります。あらゆる角度から写真や映像を撮られ注目を浴び続けるため、身なり恰好を最高のものに仕上げていただくスタッフの方々は貴重な存在です。

金額の相場:3,000円~10,000円
渡すタイミング:結婚式当日に打ち合わせをする際

カメラマン

結婚式当日は一瞬ですが、当日の結婚式風景をおさめた写真は一生もの。終始緊張感で一杯な新郎新婦は当日の細かいシーンまで記憶に残らないこともありますが、カメラマンによっておさめられた素敵な写真のおかげで夫婦はいつまでも素敵な結婚式を思い出し記憶として刻まれていきます。

金額の相場:3,000円~10,000円
渡すタイミング:結婚式当日に打ち合わせをする際

「引越し」で心付けを渡す場合はどうしたらいいの?

昔は引越し業者に感謝の気持ちとして心付けを渡すことが一般的でしたが、近年引越し料金もシーズンによっては高額になってきたことから心付けを渡さない習慣が主流になってきました。ただし、心付けを渡すことでより引越し作業がスムーズかつ円滑に進むことも事実です。引越しの場合に一般的な金額の相場、渡すタイミングなど紹介していきます。

心付けは作業員1人1人に渡すのがベスト

引越し業者は多くても3人~5人で、1人1人の役割があり大きな荷物を持ち運びするのは毎回汗を流す重労働です。代表者1人に渡すよりも、チームプレーで働いているため1人1人に心付けを渡す方が、個々のやる気にもつながるでしょう。

金額の相場:1,000円/1人あたり
渡すタイミング:引越し当日作業を開始する直前

「葬儀」で心付けを渡す場合はどうしたらいいの?

人は必ず人生の幕を閉じる時期は訪れるものですが、最愛の家族や親族を亡くした場合の悲しみは計りしれないもの。途方にくれる中、葬儀を滞りなく進めていただく葬儀のスタッフは大変心強いです。葬儀関係者に渡す心付けは近年地域によって異なるケースが多いですが、葬儀の場合に一般的な金額の相場、渡すタイミングなど紹介していきます。

運転手(寝台車や霊柩車)

大切な家族や親族を無事に届けていただいたお礼として、運転手に心付けを渡す場合があります。金額は運転距離によって異なるので、走行距離で金額を決めるといいでしょう。

金額の相場:3,000円~10,000円
渡すタイミング:安置場所や火葬場へ到着した後

火葬場のスタッフ

これから大切な家族や親族とのお別れをする際に、その一連の大切な作業をしていただく火葬場のスタッフへ「よろしくお願いします」とお礼を込めた心付けを渡す場合があります。

金額の相場:3,000円~10,000円
渡すタイミング:安置場所や火葬場へ到着した後

葬儀の心付けはどんな表書きが正しいの?

一般的な心付けの「寿」や「御礼」ではなく、葬儀の場合は必ず小さい不祝儀袋を用意して「志」「寸志」「心づけ」と薄墨の筆ペンで記します。この場合名前はフルネームではなく苗字のみで問題ありません。

「旅館」で心付けを渡す場合はどうしたらいいの?

今では老若男女問わず全国で温泉旅行を楽しむことが一般的ですが、宿泊先で旅館の女将(仲居)に「お世話になります」という気持ちを込めた心付けを渡す場合があります。日本ではあまり馴染みはありませんが、海外でいうチップのようなものでしょう。旅館の場合に一般的な金額の相場、渡すタイミングなど紹介していきます。

心付けは最初女将に部屋を案内されたときに

旅館の女将に心付けを渡すタイミングは人によって異なりますが、一般的なのは最初に宿泊先の部屋に通されたときです。引越し業者の場合と同様で、始めにお礼を渡すことで宿泊先での過ごす時間がより快適なものになり、女将を通じてスタッフからのケアも高まるでしょう。

金額の相場:1,000円~3,000円
渡すタイミング:部屋へ案内されたとき

「運転手」に心付けを渡す場合はどうしたらいいの?

飛行機や電車ではなく、長距離バスで旅行に行く人も多い中、長時間運転していただく運転手の方へお礼として心付けを渡す場合があります。一般的には心付けは不要ですが、長時間安全に目的地へ運んでいただくためにも感謝の気持ちとして示す場合も。運転手に渡す場合に一般的な金額の相場、渡すタイミングなど紹介していきます。

運転手への心付けは個人の自由で

本来不要な心付けであっても、人によっては旅をより安全なものにするために、運転手への労いもかねて心付けを渡す場合もあります。たくさんの乗客を抱え重大な責任を担う運転手にとっても、心付けをいただくことでよりやる気が増すことに繋がるのは間違いありません。

金額の相場:2,000円~3,000円
渡すタイミング:バスに乗りこむ際

バスガイドがいる場合

長距離バスでの旅行では、バスガイドを伴うケースが多いもの。その場合は運転手だけでなく、バスガイドにも心付けを渡すのがマナーです。一般的にバスガイドへは運転手の2倍心付けを渡すことがマナーとされているので、例えば運転手に2,000円渡す場合はバスガイドに4,000円心付けとして渡すよう準備しておきましょう。

金額の相場:2,000円~4,000円
渡すタイミング:バスに乗りこむ際

心付けを渡す正しいタイミングとはいつなの?

基本的に心付けはお世話になる相手に、作業が始まる前に渡すのが礼儀と言われています。

行事の後にお礼として渡すこともいけなくはないですが、何かと慌ただしく渡しそびれてしまう場合もあるため、最初に渡す方が安全です。そして大切なのは、心付けを渡す際に一言「よろしくお願いします」と礼儀をもって相手に伝えると、その後の作業がよりスムーズに進むでしょう。

心付けの正しい包み方とは?

感謝の気持ちといえでも、謝礼金をむき出しにしてそのまま相手に渡すのはマナー違反です。必ずシーン別に白い封筒、ポチ袋や懐紙などで心付けとして渡すようにしましょう。ポチ袋は「これっぽっちの金額ですが」という謙虚さの気持ちからできた名前でもあり、ちょっとした感謝の気持ちとして利用するには万能アイテムです。

心付けは「特別な感謝の気持ち」を示すもの

結婚式、葬式、宿泊先など全て正規の値段を支払っているため、本来追加料金は不要です。中にはサービス料金も含まれているため、心付けを断る業者もいるほどです。それでも、相手に対してより大きな感謝の気持ちがありお礼の気持ちを伝えたいときに心付けを渡すといいでしょう。「ありがとう」の気持ちをいただくのは、人は皆嬉しいものです。

あふれる感謝の気持ちがある際に、心付けのマナーを利用しましょう。