【状況別】誠意の見せる方法・金額｜彼女/謝る/仕事/恋愛

「誠意のこもったおもてなし」「誠意のある対応」など、誠意という言葉を耳にすることは少なくありません。では誠意とは一体、どういうものを指すのでしょうか。

辞書によると「誠意」は「私利私欲から離れて正直に熱心に物事にあたる心」とあります。つまり誠意は「まごころ」のことを言います。「自分が損をしないように」「自分が少しでも得するように」そんなふうに考えながらの行為には、誠意がありません。誠意には、自分のことを顧みないほどの気持ちが必要です。

相手を不快にした時やトラブルに遭遇した時、「誠意を見せろ」と怒鳴られたり、脅されたりすることが稀にあります。誠意を見せるにはどのようにすれば良いのでしょうか。誠意の見せ方をご紹介します。

何かしら相手に被害を与えて加害者になった場合、誠意としお金を要求されることがあります。誠意=お金ではないはずですが、最も分かりやすい手段ではあります。ただし金額は一概には言えません。あなたが相手に与えた被害の大きさによって、相手の納得する金額が変わってくるからです。

まずは菓子折りと、相手の被害状況に合わせた常識の範囲内の金額を持っていきましょう。それで納得してもらえれば問題ありせんが、再三「この金額では誠意を感じられない」などと言われるようになることもあります。そのような場合は、早めに弁護士などに相談した方が良いでしょう。

相手を不快にさせてしまった時は、誠意ある謝罪をしましょう。心をこめて非を詫びれば、相手の心に届く可能性が高まります。その時自分の保身を考えたり、言い訳をするのはやめましょう。誠意が見えづらくなってしまいます。

誠意を見せる方法は相手によって少しづつ異なります。相手別誠意の見せ方をご紹介します。

愛する彼女に誠意を見せたいと思う男性は少なくありません。男性が女性と誠意ある交際をするには、まず「肉体関係を急ぎすぎないこと」が重要です。男性は女性よりも性欲が旺盛なため、好きな彼女とならすぐに関係を持ちたいと思ってしまいますが、女性の多くはそれを望んでいません。女性はじっくりと関係を温めたうえで結ばれたいと思っていることが多いです。

よって性的なつながりに関しては、女性の意志を優先させるようにしましょう。彼女がOKサインを出した時が、初めて二人が結ばれる時です。待ってくれたことで、彼女は彼氏を「誠意のある人」だと認識するでしょう。

彼氏に誠意を見せるにはどうすれば良いでしょうか。基本的に彼女側が彼氏に対して誠意を見せるということはあまりありません。もし彼氏に誠意を強要されているのなら、彼女が何かしら彼氏を傷つける行為をしたと考えられます。

よくあるのが男友達関係のトラブルです。男性は意外と独占欲が強く、彼女が男友達と連絡を取っていたりすると「浮気しているんじゃないか」と疑う人も少なくありません。どんなに否定しようとも疑われ「だったら誠意を見せろ」と言われてしまうケースも珍しくないでしょう。

このような場合の誠意とは「あなた以外男性と連絡を取らない」という証拠です。おそらく彼氏は連絡先の抹消などを求めているのでしょうが、彼女がしぶしぶそれをするなら今後の関係が悪くなるのは明白です。

まずは気分を害させたことを心をこめて謝罪し、その後交際における細かいルールを話しあって決めて下さい。

状況によっても、誠意の見せ方は変わってきます。状況別誠意の見せ方についてご紹介します。

ビジネスシーンほど誠意が重要な場面はありません。仕事をする上では誰もが利益を求めます。利益がなければ仕事は成り立ちません。だからこそ余計に、見返りを求めず尽くす姿勢が必要となります。

分かりやすい例として、例えば小売店で働く人が客の選り好みをしていたらどうでしょうか。たくさん買ってくれる上客には愛想良く、少ししか買ってくれない客に対しては冷たく対応していれば、次第にその店は廃れていくでしょう。どの客に対しても誠意を持った接客をしなければ、そうなって当然です。

仕事で誠意を見せるには具体的に行動することが重要です。どのような行動をすれば良いかと言うと、とにかく相手の役に立とうとすることです。「これだけやったのだから」という気持ちを持っていると、それが相手に伝わり誠意を感じさせることができなくなります。見返りを求めず動いていると、いつか良い結果として現れるでしょう。

恋愛において誠意を見せることは重要です。恋愛における誠意とは「相手のことを尊重し丁寧に扱うこと」です。交際が長くなるにしたがって、まるで恋人を自分の所有物のように考えてしまうことがありますが、恋人は「いて当たり前」の人ではありません。そんな考えをしていれば、ある日突然失うことになりかねないでしょう。

恋愛で誠意を見せるには、自分の主張を通し過ぎず、相手の意志を尊重することが重要です。あなたのルールで相手を縛ってはいけません。そんな権利はありません。何事も話し合いで解決するようにしましょう。

また、嘘をつくのは絶対にやめましょう。それまでどんなに誠意のある交際をしていても、一回の嘘でを一気に信用を失うことになります。後からどんなに取り繕っても、一度失った信頼はよほどのことがない限り取り戻せません。「これくらいの嘘ならOK」と安易に考えるのはやめておきましょう。

感謝を表すことで、誠意を見せることが可能です。もしあなたに感謝を表したい人がいるなら、どんどんと表現していきましょう。そうすればあなたの誠意が伝わります。

感謝を表すにはまず言葉が需要です。ただ「ありがとう、感謝しています」だけでは誠意まで伝えることは難しいでしょう。感謝していることを具体的に表現するのがポイントで、「あなたのこの行動、言動によって私はこのように救われた」と伝えて下さい。

感謝を表す時に、相手の好きなものや欲しがっていたものなどを添えると、より誠意が伝わります。金額は関係ありません。何よりも気遣いが重要だと言えるでしょう。

謝罪する時は、ありったけの誠意を見せて下さい。よく芸能人が何らかの問題を起こして、謝罪会見をしますが「誠意が感じられなかった」と世間から反感を買い、余計に立場を悪くしてしまう場合が少なくありません。

誠意なくして謝罪は成り立ちません。上辺だけで謝られたら余計に腹が立つのは当然です。謝る時の誠意の見せ方についてご紹介します。

仕事上のミスによって謝罪をする場合は、まずそのミスが起こった原因をしっかりと頭に入れて下さい。いまいち事の重大さや内容を理解していないままで謝罪してしまうと、誠意が伝わらないどころか馬鹿にされていると捉えられる可能性もあります。

仕事上のミスを謝罪する場合は、必ず再発防止案を用意しておき「今後このようなことがないように、こうします」と具体的に提示することが重要です。それがなければ先方は、ただ上辺だけで謝られていると思って気分を害すことになるでしょう。

また言い訳じみた発言は控えて下さい。ひたすら「頭を下げ申訳ありません」を繰り返すのもNGです。相手の言葉に耳を傾け真摯に受け止めましょう。謝罪仕方次第で今後の取引がなくなったり、商談が破談になったりして、会社に大きな損害を与えることにもあります。気を引き締め、誠意ある謝罪を行って下さい。

浮気が発覚し謝罪する場合は、どのように誠意を見せれば良いのでしょうか。男女別に確認しておきましょう。

男性は一般的に浮気しやすい生きものだと言えるでしょう。どんなに大人しく、パートナー一筋の男性であっても、チャンスがあれば浮気には走る可能性は否定できません。

もし浮気がバレてしまった場合は、ひたすら謝ることが重要です。ひたすら謝り続けるしか道はないと思って下さい。

当然ながら浮気相手とは完全に切れて下さい。未練があるそぶりを少しでも見せようものなら、火に油を注ぐ結果になります。

男性ほど多くはないですが、女性も浮気をすることがあります。女性の浮気が発覚した場合、どのような謝り方をすれば誠意が伝わるでしょうか。

パートナーに浮気された男性は、かなり大きなショックを受けています。「女性は浮気しない」と何となく思っているため、浮気を知った時の衝撃は計り知れないほどのものでしょう。また男性はプライドの高い生きものですので、自尊心がズタズタになっている可能性があります。それらのことを念頭において謝罪を行って下さい。

誠意は目に見えません。「このようにすれば誠意が伝わる」という方程式があれば楽なのですが、あいにくそのような便利なものはないため、誠意を見せるのは難しいと言えるでしょう。

しかしながら、誠意を尽くそうと四苦八苦して考えること自体が一つの誠意だとも言えます。そしてその気持ちは何となく相手に伝わります。

冒頭でお伝えした通り、誠意とはまごころのことです。私利私欲を離れ相手のことを第一に考えて行動すれば、誠意を伝えることができるでしょう。