男女別喪失感を感じる瞬間の例
喪失感とは簡単にいうと漢字のままで、何かを失ったときに感じる寂しい感情です。その失ったものは大切なものや愛している感情が大きければ大きいほど、喪失感は大きくなります。
では、喪失感とはいったいどのような状況で感じるものでしょうか。失うものによっては、日常生活のバランスや自身のメンタリズムが崩れ、仕事にいけなくなったり人が変わったかのような症状があらわれる可能性もあります。
喪失感とは誰でも一度は感じたことがある感情の一種ですが、ときには大変なことを巻き起こすこともあります。
父の死
男性にとって父親とは先輩であり頼れる存在であり、父親の背中は大きく感じるものです。そんな父親が他界したときには目標を失ったかのように大きな喪失感を感じます。また、娘にとっての父親は始めて目にする男性であり、よく娘は父親のような人を夫に選ぶというぐらい男性のなかでも代表する存在であります。
そのため父親が他界したときには彼氏を失ったかのような大きな喪失感を感じ、人生の中でも特に大きな喪失感となります。
母の死
母と娘とは姉妹のようで大人になってから特に距離を近づけることが多いです。特に娘が結婚をして子供を持つと母の気持ちがわかるといいます。そんな母が他界したときには、喪失感とともに感謝を感じることが強いです。
それにかわって男性は母親に対しての感情は特別といわれており、マザーコンプレックス(マザコン)と呼ばれる言葉があるほど、息子が抱く母親への気持ちは計りしれないものです。
そのため、母親が他界したときの息子は喪失感で感情が乱れ、取り乱すこともしばしばです。そんなときは周囲の家族が支えてくれ家族全員で母を見送ります。
死別
死別とは恋人との関係は良好でお付き合いをしているときに、どちらかの死がおこったときのことを言います。死別は予期せぬ事故や突然の病気などが原因で亡くなることもあり、ときにはお別れの言葉さえもいえぬまま死別してしまうこともあります。
人生絶好調で過ごしているときに突然の恋人の死の知らせを聞かされ、その現実を受け入れられず始めは喪失感さえも感じられないこともあります。しかし、そのあと必ずついてくる喪失感はそれはそれは大きなもので言葉では言いあらわせないほどです。悲しさ、寂しさ、絶望感におそわれます。
産後
女性は妊娠中は出産に至るまで自身のお腹で10か月も子供を育てます。妊娠に気付く頃は人にもよりますが2か月から3か月めといわれています。では、子供がお腹にいると気付いてからは実質、7か月から8か月間にわたりお腹で子供を守り続けます。
そのため、出産後に自身の体のみなった喪失感を感じることがあります。出産を終えて新たな命を迎えてタイミングなので、喪失感の他に嬉しさや喜びがあるものの、妊娠中に立派に母性が働き出産に対する喪失感を感じられます。
ライブ後
好きなアーティストなどのライブは開催が決まって、チケットを購入して、いざライブの日が来るまでに気持ちが高まり楽しみで仕方ありません。しんどい仕事や学生であれば勉強であっても大好きなライブのためならがんばれるという勢いでライブの日を心待ちにしています。
そうなるとライブ当日はこれまでにないほどのハイテンションで気持ちはヒートアップし最高のひと時を過ごします。そうするとライブを終えると心の真ん中がぽかんとあいてしまい喪失感を感じることがあります。信じられないほどに何も手につかず魂が抜けたような喪失感があります。
ペットの死
自宅で飼っているペットは犬や猫がとてもがあり、家族の一員として過ごしています。犬や猫の寿命は平均13年といわれており、家族のなかでも1番に最後のときをむかえることになることがほとんどです。
家族はペットの死を見送ることになり、今までペットと過ごしてきたことをおもいだし悲しみを分かち合います。そのあとも、帰宅したらペットが待っているのではないかと帰宅して本当にペットがいないことに気付き、また喪失感を感じます。
祭りの後
日本では各地でお祭りがたくさんあります。また、夏には花火大会や盆踊りなどお祭りを楽しむ人で賑わいます。お祭りは待ちに待ったビッグイベントであり、お祭りによってはお祭りのための用意に何か月もかけることもあります。
そんな楽しみビッグイベントが過ぎ去ると街は殺風景となり、ふぬけとなり喪失感でいっぱいになることがあります。特に子供にとってのお祭りはとても興奮するイベントの1つで、子供たちは大きな喪失感を感じることがあります。
恋愛での喪失感を感じる瞬間の例
恋愛はとても幸せな感情をえられるものですが、その代償にうまくいかないときの悲しみも大きいです。ハイリスク、ハイリターンといえます。恋愛での喜びは他の充実感とは違い、比べることができないほど楽しく嬉しく感じるものです。
とくに異性に出会い好きという特別な感情を抱くと日常生活がかわったかのように、全てが黄色く輝きだします。
しかし、恋愛で喪失感を感じる瞬間は最悪なでき事がおそいます。そしてその喪失感から抜け出すためにはとても長い年月がかかることもあります。では、恋愛における喪失感はどのようなときに感じられるのかご紹介します。
失恋
付き合っている異性に別れを切り出されたり、片思いの相手に告白をし断られたりと恋愛でおける失恋場面はとても悲しいです。
とくに、付き合っている相手にふられるということは喪失感が大きく、毎日連絡を取り合ったり、たわいもないことをラインしあったりしているとそれらのことがなくなるということで、喪失感はふられてからも日に日に膨れ上がります。
必ずそんな悲しい喪失感を忘れられる日がくるときがありますが、それまでその喪失感に耐え続けることはとても苦しいときがあります。相手のことを好きという感情が大きいほど辛さも比例します。
離婚
離婚は人生のなかでも特に大きなステップの1つです。幸せな結婚の先にお互いの意見の不一致などで別れる夫婦は年々増加しています。離婚をしていざ1人という生活が再スタートしたときにふと孤独感や1人で生活することの大変さに気付くと、何してんだろうと惨めな気持ちになることがあります。
自分で決めた道とはいえ、やはり辛く感じることもしばしばです。
浮気
浮気はする側よりされた側に大きなダメージがあります。1度浮気されると相手のことを信じられなくなります。
しかし、その後、すぐに別れる勇気もなく相手を許してしまい相手のことを日々疑い続けてお付き合いすることに疲れてしまうことがあります。恋人がいないよりいる方が楽しいはずなのに、相手がいても楽しさや包容を感じられないなんて惨めに感じてしまいます。
遠距離恋愛
遠距離恋愛はお互いをおもう気持ちがとても強くないと成立しません。離れている間でもお互いをおもい感じあい、次回会えたときにはその喜びはとても大きなものになります。
しかし、遠距離恋愛には波があり、とても好きな相手でも会えないことへの不安感からときに何で付き合っているのか喪失感を感じることがあります。あまり深く考えず感情だけで耐えることがポイントです。
喪失感を埋めるには?
喪失感を感じるシチュエーションはたくさんあります。喪失感は頻繁に起こることではないからこそ、喪失感を味わったときの対処法が難しいです。では、喪失感を感じるできごとがあったときにはどのようにそのぽっかりとあいた穴を埋めるのでしょうか。
喪失感を補うための方法をご紹介しますので、ぜひともご参考にしていただけましたら幸いです。
とにかく忙しくする
喪失感を感じると何もする気力がなくなりぼーっとしがちになります。そうするとさらに喪失感が続くことが多いので、とにかく忙しくすることが必要です。例えば、友達とお出かけしたり、ジムに通ったり自宅で1人で過ごす時間を少なくしましょう。家でおるより自宅周辺をお散歩するだけでも少しは気がまぎれて晴れた気分になれます。
新しいことに取り組む
喪失感は何かを失うと感じる感情です。では、その失った部分を他のもので埋めることにより喪失感をなくせます。今までにトライしたことがない新しいことを始めることも喪失感を埋めるための方法です。
ある意味、喪失感を感じたときはチャンスでもあり、今までにできなかったことへの最初のステップにすることもできます。自分自身の行動次第でいくらでもその空白の部分はさらなるステップにかえることができます。
なくなったものを埋める
喪失したものが簡単に埋められるものであればその失ったものをすぐに埋めましょう。例えば失恋であれば、悲しんでいるよりも次への恋愛で動き出すことが大切です。過去の悲しいできごとを考えるよりも未来の楽しい新たな出会いへ期待をわかせた方がわくわくします。
前の恋人よりももっとすてきな相手をみつけられることもあります。可能性は無限なので、自宅で落ち込んでいてもその可能性は広がりません。自ら動き出すことが重要です。
喪失感はどのぐらいでなくなる?
喪失感を感じた日からその感情が消えるまではどのぐらいの期間が必要でしょうか。なるべく早くそこから抜け出すために必要なことも含めご紹介します。人間はとても強い生き物なので喪失感は自分次第ですぐになくなります。
メンタルの強さが大事
喪失感をなるべく早くなくすためには強いメンタルが必要です。メンタルが強ければ次の日にも新たなもので埋めることができます。メンタルは簡単に鍛えることが難しいですが、これらの喪失感や悲しいことがあり乗り越えることにより必然的に強くなります。
初めて感じる喪失感より、次に感じる喪失感のときの方が早く抜け出せることが多いです。
喪失感から立ち直ると強くなる
いやなことや悲しいことできごとは人を強くします。人間は試練がないと強くなることは難しく、傷つけば傷つくほど這い上がる本能が働き、必ず復活します。復活したときには一段とパワーアップしており前の自分よりも一皮剥けた状態になれます。
それを人は成長と呼びます。
喪失感はいっときのものである
喪失感についてのご紹介はいかがでしたか。喪失感はいっときのものであり、一生つづくものではありません。必ずまた楽しい日々が待っています。