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日本・世界の近未来都市と近未来都市がでてくるアニメ・イメージ

Author nopic iconさがら
雑学 / 2018年03月28日
日本・世界の近未来都市と近未来都市がでてくるアニメ・イメージ

日本にある「近未来都市」とは

「近未来都市」といえば、映画やアニメ、漫画の中でよく描かれるものと思う人が大半でしょう。超高層ビルや空飛ぶ車、現在より進んだテクノロジー、幾何学的な服装やヘアメイクなど、私たちの豊かな想像力を駆使して作り上げる架空のものと考える人が多いでしょう。

しかし、実際は現実にも近未来都市と言える場所があります。世界各国にも、もちろんありますし、日本国内にも実在します。それは、私たちの想像する近未来都市と似ていたり、想像以上のものだったりします。

まずは日本国内の近未来都市をご紹介しましょう。

東京

日本国内で最も発展し、技術の粋を尽くした都市はやはり首都・東京でしょう。近未来都市という概念に最も近いのが東京だと言えます。

その中でも特に、近未来的だと言えるのが以下の3か所です。

お台場・豊洲エリア

近未来を彷彿とさせる建造物は都内に多数存在しますが、都市という単位で見てみると、一番「近未来都市」に近いのはお台場~豊洲エリアです。

かつて海だったところを埋め立てて作り上げた街であり、お台場や有明にはアミューズメントエリアが、豊洲には居住域として高層マンションが林立しています。近くには工場地帯もあり、昼でも夜でも近未来都市にふさわしい景観が見られます。

また、お台場を走るゆりかもめは、運転手がいない自動運転のモノレールです。そういったところでも近未来都市を感じることができます。

新宿

近未来都市というと、超高層ビル群とその陰にある退廃した雰囲気のエリア、というイメージがあります。それに近いのが東京でも最も発展し、多種多様な人間が入り乱れ雑多な雰囲気を持つ新宿でしょう。

新宿と言えば高層ビル、そして歌舞伎町です。近年は歌舞伎町もかなりクリーンな街になってきましたが、風俗街の空気感、どこか影のある雰囲気は拭い去れません。また、新宿でも繁華街から外れたエリアは、昔ながらの古い街並みが残っています。だからこそ、近未来都市のイメージにとても近いと言えるでしょう。

渋谷

若者が多く集まる街・渋谷で近未来を感じさせる場所といえば、まずは渋谷駅が挙げられます。副都心線の渋谷駅は建築家・安藤忠雄氏のデザインで、楕円形の宇宙船が地中にめり込んでいるようなイメージがあります。

また、2017年にできたばかりの「アーバン・コア」は、エスカレーターやエレベーター・階段だけの移動のための建物ですが、造形が非常に近未来都市を彷彿とさせます。東急東横線と副都心線の「ヒカリエ2」の改札を出て「16b」の出口を歩いていくと、黄色のエスカレーターが見えてきます。そこが「アーバン・コア」です。

エスカレーターの天井は鏡張り、階段を上ると半円形のガラス張りの空間があり、宇宙船のようなイメージに訪れる人は皆驚くでしょう。

大阪

大阪・難波にある、なんばパークスガーデンは、巨大な近未来都市と言えます。

「なんばの近未来の公園」というイメージで、広さは111,500平方メートル、地上9階までの高さがあります。全体は円を基調とした作りで、多種多様な植物が植えられ、さまざまな鳥や虫と触れ合うことができます。

近未来都市というと、緑のないコンクリートジャングルというイメージがありますが、このなんばパークスガーデンは、曲線を描く塀のおかげで堅苦しさがなく、まさに近未来の緑豊かな庭園です。近くまで行った際はぜひ一度立ち寄ってみてください。

愛媛

四国の愛媛県にも、近未来都市と呼べる場所があります。それは、新居浜市にある愛媛県総合科学博物館です。平成6年に開館した博物館で、エントランスホール棟が円錐形、展示棟が正方形、生涯学習棟とレストラン棟が三日月形、プラネタリウム棟が球形をしており、幾何学的に組み合わされた外観はまさに「近未来都市」と呼ぶにふさわしいでしょう。

2018年3月には、累計来場者数500万人を突破しました。建物だけではなく展示も見どころ満載です。特にプラネタリウム棟の、世界最大級の直径30メートルのドームスクリーンや世界最高クラスの明るさの光学式プラネタリムは一見の価値ありです。

岡山

「岡山が近未来都市?どこに?」と思われる人が多いでしょう。しかしネットでは「大都会岡山」というフレーズがたまに見受けられます。「大都会岡山 画像」で検索すると、映画に出てくる近未来都市と見まごうほど発展した街の画像が出てきます。果たしてそれは岡山のどこにあるのでしょうか。

実は、これはかつてアンジェラ・アキさんが言った言葉がもとになっています。子供のころに徳島の田舎から岡山へ引っ越したときに、岡山があまりに都会に見えたことを「大都会」という表現を使ったことがきっかけで、ネットの中でジョークのネタとして使われるようになりました。

ですので、岡山県には近未来都市は残念ながら実在しません。しかし、ネット上にはいくつもの「大都会岡山」の画像(基本はいろいろな都市や高層ビルのコラージュ)があります。おもしろネタとして一度検索してみるのはいかがでしょう。

近未来都市が出て来るアニメ作品

近未来都市は映画や漫画でよく描かれていますが、アニメーションでも舞台として選ばれることが多いです。中でもおすすめの作品を数点、ご紹介しましょう。

「攻殻機動隊」

近未来都市が舞台のアニメ作品としてトップクラスの知名度とクオリティなのが、「攻殻機動隊」シリーズでしょう。1作目が作られたのは1995年ですが、その後の多くの作品に影響を与えており、ストーリーも映像も音楽も色あせることはありません。

サイボーグやアンドロイドが当たり前に存在し、電脳化した人間がいる近未来の都市で活躍する、内務省直属の公安警察組織「公安9課」を描いた作品です。シリーズもので、まず原作漫画があり、映画としては6作、TVシリーズとして4作、それ以外に映画のコミックス版があります。

2015年にはスカーレット・ヨハンソン主演で実写映画も作られました。気になる人は、まずは映画の1作目である「GHOST IN THE SHELL/甲殻機動隊」から見ることをおすすめします。

「AKIRA」

こちらも制作されたのはかなり前ですが、多くの根強いファンがいる作品です。

「AKIRA」の舞台は2019年のネオ東京。超高層ビルが立ち並ぶ半面、旧市街には荒廃した街並みが広がっています。劇中でオリンピックに向けての都市開発が行われている点が、2020年の東京オリンピックを予言していたのでは、とまことしやかに噂されました。

不良少年・超能力・友情・サイバーパンクなどの要素が詰め込まれ、日本国内だけではなく海外からも高い評価を得ています。1988年に作成された映画にも関わらず、現代まで人気があり、影響を与え続けている傑作です。

「TIGER & BUNNY」

テレビアニメシリーズの中でも異彩を放つのが、ヒーローアクションものの「TIGER & BUNNY」です。2011年に放映され、その後2012年と2014年には劇場版も公開されました。

近未来の架空の都市が舞台になっており、職業としての「ヒーロー」にいろいろなスポンサーがついてヒーロー活動をしていくというストーリーですが、何よりも話題を集めたのが、そのスポンサーとして実在の企業が参加しているという点です。ですので、ヒーローのスーツには実在企業のロゴがでかでかとアピールされています。

話題性だけではなく、ストーリーもしっかり作られており、親子愛や友情、戦闘シーンもしっかり描かれています。高い人気があるのもうなづけるアニメです。

ジブリのSF3部作

スタジオジブリの作品の中でも貴重な近未来が舞台の作品が、2004年・2005年に公開された「ポータブル空港」「space station No.9」「空飛ぶ都市計画」のSF3部作です。原作と音楽がPerfumeなどのプロデュースで知られる中田ヤスカタ氏で、音楽と映像だけで構成された短編アニメーションです。

3作が連作になっており、完結編の「空飛ぶ都市計画」は1960年代に人々が想像していた近未来が舞台のラブロマンスで、ひそかに人気がある作品なのですが、現在はDVDなどで販売されていないため見ることができません。まさに幻の近未来都市アニメです。

世界の近未来都市

ここまでは日本国内で触れることのできる近未来都市をご紹介しましたが、次は海外に目を向けてみましょう。

上海

中国の経済の中心地・上海は、アジアの近未来都市です。400メートルを超す超高層ビルが立ち並び、現在もまだまだ発展し続けています。特に夜の景観がおすすめで、対岸の外灘(わいたん)からは素晴らしい夜景が拝めます。

しかし、超高層ビルのエリアから外に足を向ければ、まだまだ昔ながらの上海の街並みが残っています。古さと新しさ、両方味わえるのが上海のいいところです。

ドバイ

アラブ首長国連邦の都市・ドバイと言えば、砂漠に囲まれた世界屈指の観光都市として有名です。最先端の施設・さまざまなショッピングモールやアミューズメント施設・超高層ビル群など近未来都市の称号にふさわしい都市であることに異存はないでしょうが、何よりも近未来的なのが、世界最大の人工島・パームアイランドでしょう。

ヤシの木(パーム)を模した形の人工島で、あまりに巨大なため、人工衛星から見える唯一の人工島として知られています。大きく分けて3つの島で構成されており、最終的には100以上の高級ホテルと1400戸以上の別荘、商業エリアから成る一大リゾート地になる予定です。

周囲を砂漠と海に囲まれたメトロポリスというイメージは、まさしく近未来都市と言えるでしょう。

アゼルバイジャン

現在、「第2のドバイ」と呼ばれ、続々と都市開発が進んでいるのが、ロシアとイランに挟まれ、カスピ海に面した国・アゼルバイジャンです。近年、カスピ海の海底油田開発により、急速に経済発展しました。

特に首都のバクーでは開発が盛んで、炎をかたどったフレームタワー、現在建設中の円形や三日月形のホテルなどがあり、2018年開業予定のアゼルバイジャンタワーは、現在世界第1位の高さを誇るドバイのバージュ・カリファを抜いて1位になる見込みです。

都市部ではこのように開発が盛んですが、世界遺産にも登録されている旧市街は中世ヨーロッパのような街並みで、そこかしこにイスラム教の影響も見られます。過去と未来が融合したところも近未来都市のイメージに近いです。

近未来都市のイメージ

一番最初に近未来都市のイメージ像を作り上げた作品は何でしょうか。1927年に公開され、その後のSF作品に多大な影響を与えた、フリッツ・ラング監督の「メトロポリス」がそれに当たるでしょう。

ラングはアメリカに行った際、ニューヨークの摩天楼に圧倒され、それを映画にしたいと考えて作り上げたのがこの「メトロポリス」です。はじめてアンドロイドを映画に登場させたのもこの作品で、作中のアンドロイド・マリアは後のSF映画「スター・ウォーズ」に出てくるC-3POのデザインの参考になっています。

「メトロポリス」の大元になったのがニューヨークということは、今の私たちが考える「近未来都市」のイメージのベースは、ニューヨークであると言えるでしょう。

「近未来都市」は私たちの想像の向こうにある

「近未来都市」を例を挙げてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。実在するものも架空のものも、どちらも見るだけで圧倒され、興味深く、ワクワクしてくるでしょう。

どちらにも共通するのは、「人間の作り上げたものである」ということです。私たちの知識と想像力と技術を駆使して、現在の延長線上にある未来の世界を作り上げたのが「近未来都市」であると言えます。

中には実現可能なものも、絶対に不可能なものもあるでしょう。しかし、「近未来都市?ただの空想の代物でしょ」と思わず、ぜひ近未来都市を描いた作品に触れたりその街へ旅行したりして、人間の想像の向こう側をのぞいてみましょう。きっとそれはあなたの想像力も刺激してくれるに違いありません。

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