気を紛らわすとは
紛らわすとは、心を他へ向けたりそらす・目立たないように取り繕うなどの意味があります。人間は無意識・意識に関わらず、不快な原因から目を背けるための言動を行っています。それが気を紛らわすということです。
不安になりやすい性格
不安になりやすい性格の人の、不安の原因はさまざまです。恋愛・仕事・学業・将来・友情に関してなどの悩み、または理由のない漠然とした不安感である可能性もあります。
不安になりやすい人は心配症なので、さまざまなことが気になります。そのため、それらのことから気を紛らわす努力を常にしています。
【状況別】紛らわす方法8コ
世の中は、辛い事のほうが多いものですが、その分素敵な事もいっぱい、経験するチャンスがあります。一度きりの人生を、いかに楽しむかで充実感に差が生まれます。
自分に向いている方法で辛い事から気を紛らわせ、人生を満喫することが重要なポイントになります。
方法1:孤独
好きな人ができると「孤独を感じる」ようになる時があります。人と過ごせる時間の大切さを実感するからです。
人間が感じ取る感情に意味のない物は、1つもありません。孤独感は、人の気持ちを弱くも強くもさせる不思議なパワーがあります。この感情を紛らわすためには、気を許せる人となんとなく一緒に過ごすだけでも、良い効果をもたらす場合があります。
方法2:漠然とした不安
漠然とした不安の原因がわからない人が多いです。そんなときは日記を付けたりノートに不安材料を書き出し、漠然とした不安がなんであるのか、解決方法があるのかを客観的な目で見つめてみましょう。不安は書き出すだけでも解消するといわれています。
それでも漠然とした不安が解消しないときは、山登りやスポーツ、ショッピングや映画、読書などで気を紛らわせましょう。
方法3:片思い中
人間は誰かと一緒にいると、意識がそちらに集中するため、不安な気分を紛らわすことができます。片思い中の人から、何か別のものへと気を紛らわすことが大切です。
特に脈なしの片思い中は辛い気分が続くので、没頭できる趣味を見つけるか、新しい恋を始めると良いでしょう。
方法4:禁煙中
禁煙中はタバコが吸いたくて仕方がなくなる瞬間があります。しかし、そのような衝動は1~3分ほどで収まります。その間は気を紛らわすために口の中に代替品を入れておきましょう。
氷・お茶などの飲料水や嗜好品・昆布・野菜をかじる・歯磨きなどがです。体操や深呼吸、風呂やカラオケなどで気を紛らわすこともできます。
方法5:生理中
生理中は痛みも含め、不快な感覚が続きます。生理が終わるまでは収まらない感覚なので、リラックス効果のあることを行って気を紛らわせましょう。
音楽を聴く・飴やチョコレートなどの菓子を食べる・温かい飲み物を取るなどちょっとしたご褒美を自分に与えることで、生理中の不快感を紛らわすことができます。
方法6:陣痛
陣痛は激しい痛みを伴い、それが断続して続きます。ゆっくり息を吐く呼吸法で気を紛らわせましょう。
テニスボールを尻の下に置く・体を温める・菓子などの好きな食べ物や楽しいことを思い浮かべる・音楽を聴く・話をする・マッサージをしてもらうなど、陣痛時に気を紛らわす方法はいろいろあります。
方法7:ダイエット
ダイエット中は低血糖に陥りやすいので、空腹時の気を紛らわすためにお茶や水を飲んでも逆効果の場合があります。そんなときはごく微量の糖分が含まれた飴やガムを口に含むことで、ダイエットの気を紛らわすことができます。
方法8:受験・テスト勉強
受験・テスト勉強は、本来ならば勉学に集中しなくはいけないときです。しかし、どうしても勉強に身が入らないときは、簡単な問題や復習科目などに絞って学習することをします。
受験・テスト勉強全体の見直しをしてやるべきことをリストアップ・計画表を作るなど、学習に前向きな気の紛らわせ方を行なうようにしてください。
気を紛らわしたいあなたに本はこちら
本書は、こうあるべきと過去のトラウマに引きずられて不安に苛まされている人々に、新しい脱出方法を教えてくれています。その方法は、何かと話題のマインドフルネスを利用した気の紛らわし方です。ぜひ、ご一読ください。
心を学ぶようになって10年ぐらいになるので、自分を整える事は上手になって、ひどく落ち込む事はほとんどなくなった。
それでも、アルコールがやめられない。悪いお酒ではないから、気にする事はないと思っていたが、ある試験に夜の時間を有効に使いたいと思っていた時にこの本に出合った。
マインドフルネスはいろいろな場で体験して、その場では良い経験をするが現実に帰った時に自分をその状態にもっていくだけの余裕が持てない。
ふうたんのぬるい(博多弁でまだるっこしい)方法だと思っていたが、数十秒ならやってみるかで、ぴたっと禁酒できてしまった。
試験の不安に対して試みた事で禁酒は意図していたかも定かではない。
アディクションと言われるレベルに効果があるか、セラピストとして自分が試して行きたい。
クライエントさんに提供できる物がある事、クライアントさんに適切に関われているかという不安の解消。両面からこのメソッドは経験の浅いセラピストを助けてくれそうに思う。そうそう、なれないうちはクイックマインドフルネスは時計をみながらやるのがコツ。10秒は意外に長い。
気を紛らわす趣味
気を紛らわす趣味は、自分がいちばん熱中できる事を選びましょう。楽しみがあればその時間が充実して、時が流れるのを忘れることができるからです。自然と、嫌なことから気を紛らわすことができるようになります。
キックボクシングやヨガ・ストレッチなど、身体を動かしながらゆったりとした気持ちになることもできます。
映画鑑賞・読書
解決方法がない不安や不快感は取り除くことができません。映画鑑賞・読書に集中して気を紛らわすことで、その場だけでも嫌なことを忘れることができます。
自分が楽しい・面白いと思える映画鑑賞・読書をすることで気を紛らわせ、有意義な時間を過ごすことができます。
旅行
環境や景色をがらりと変えることができる旅行は、気を紛らわせる方法として最適です。嫌なことを一瞬忘れ、美しい景色やおいしい料理に心を集中させることができます。
不安になるのは悪いことじゃない
不安は生存していくうえでの保護本能の感情です。未知の不快な感情から自分を守るために体から発せられる信号です。
不安を感じたら原因を取り除きましょう。取り除くことができない不安であれば、気を紛らわすことでその場をやり過ごしていきましょう。
一人でも楽しめる紛らわすことを知ろう
不快な感情はいつ襲ってくるとも限りませんし、いつも周りに人がいてくれるわけではありません。そんなときは、一人で気を紛らわせる必要があります。
お一人様での行動やサービスが増えている時代です。以下のリンクを参考に、一人で楽しむキャンプ・焼肉屋・温泉・旅行などの休日の過ごし方を確認しておきましょう。