自分がわからない人とは
「なんとなく自分はこんな人間」と曖昧な表現で伝えることはできるでしょうが、自分がわからない人と感じてしまっているのではっきりと伝えられないために、それが就職活動となると悩ましいところでしょう。
自分のことを100%わかっている人は稀で、ほとんどの人が「自分で自分がわからない」という悩みを抱えています。それにはどうしたらいいのでしょう。
今回は、自分がわからない人が意識すべきこと、具体的な対処法などをご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。
自分がわからない人:心理
毎日しなければいけない目の前のこと、仕事や家事や子育てに追われてしまい、じっと立ち止まってしっかりと自分のことを考える余裕もなく、走り続けてきた人が多いのではないでしょうか。
心のどこかで自分を深く見なければいけないとわかっていても、無意識に自分の中を見ることを避けていたのでしょう。それは「本来の自分って価値のないちっぽけな存在」という恐怖から来るのでしょう。
見ることを避けてしまっているうちに、見ることができなくなり本当の自分が何なのかわからなくなってしまうということが起こってしまいます。
自分がわからない人のデメリット
・自分がわからない人ということに悩んでストレスを感じてしまう
・自分の考えや気持ちに自信が持てなくなる
・自分を認めてもらうために頑張りすぎてしまう
自分がわからない人になってしまった時の対処法
自分がわからない人になってしまうことは誰にでもあります。大切なことは、自分のことがわからない自分もしっかりと自己受容してあげることでしょう。
自分のことがわからない自分も、紛れもなく自分です。どんな自分もきちんと受け入れてあげることから初めて見ましょう。
自分のことがわからない人:自分の感情を書き出す
人間は1日に6万回思考すると言われています。何かを感じたり考えたりしていても、普段の日常生活ではあまり気にもとめずに流れてしまいます。
自分がわからない人は、自分の感情になかなか気づきにくいという特徴があります。ですので、感情が湧いた時にはその感情を紙に書き出して見ることです。書き出す時に気をつけることは、沸き起こった感情に「良い」「悪い」の判断をしないことです。今、感じたことを書くだけでそこには評価の判断をしないようにしましょう。
感情を書き出すことで、自分の感情の変化や傾向を客観的に知ることができます。
自分がわからない人:日記を書く
小さなことでも何でもいいので、その日できたことを日記につけて見ましょう。
「できたこと」を意識することで自分の得意なことだと気づくきっかけとなり、自信に繋がります。小さなことでもできたことを積み重ねて行くことで、当たり前だけれどそれはとても幸福だと気づくことができます。
自分がわからない人:過去を知ること
そのために、どうしてあなたが今のような思考になったのかなどは過去をみていかないとわからないことです。そういう意味で自分がわからない人になってしまった原因など、過去の自分としっかりと向き合わないといけません。
そしてきちんと過去と向き合って、当時精一杯やっていた自分を許すことです。
自分がわからない人:好きなことを思い出す
自分がわからない人は、何をしたらいいのかもわからないことが多いです。しかし、人は誰でも何かひとつは夢中になることを持っています。人からくだらないと思われることでもいいです。やり続けていても苦にならないことは何かを考えてみましょう。
そして思い出したらやってみてください。それが、あなたの持つ才能であり得意なことです。人と比べて一番ではないなどと思う必要はありません。あなたが楽しめているのならばそれでいいです。
自分の得意なこと、やっていて楽しいことを続けていると自信にも繋がります。自分が活き活きできることが見つかると、自分がわからない人から脱出でき、自分が好きになり自分の軸で生きる楽しさがわかるようになります。そうすると、感情も自然と解放されて、どんな人間かもわかってきます。
自分がわからない人:心理テスト
どうして自分がわからなくて、心理テストの結果から「このようにするのがベストです」とわかりやすく教えてくれるので、あまり考え込まずにチャレンジしてみましょう。
自分がわからない人なのか診断チェック
・本当の自分がわからない
・周囲に合わせてしまう
・頑張りすぎてしまう
・自分に自信がない
・ある特定の感情や感覚がわからない
大切なのは自分がわからない人と感じることではなく、自分をこのように見ていることに気づくことです。ですが、わからないことを責めることはしなくていいです。少しづつ自分がわからない人と感じてしまうことから卒業していけばいいです。
自分がわからない人がやるべきこと
自分で自分を見守る意識を持つ
そこで考えなければいけないのが、その2人の関係をどう位置付けるかと言うことです。持つべき意識が2種類あるというのは、その関係性が2つあるということです。
1種類目は「自分で自分を見守る」という意識。どんなに「自分がわからない人」と思う対象者でもそれが自分である限り常に関係を持ち続けなくてはいけません。
ですので、対象者となっている自分を冷静に見つめて、見守ることで自分の姿が少しづつ明確になってくることでしょう。
自分観察日記を付けてみよう
1つ目は自分観察日記をつけることです。自分のことを知るには、自分を分析する必要があります。そしてより正確に分析するためには、自分に関する情報をできるだけたくさん集める必要があります。その情報収集に有効なのが自分観察日記ということです。
書きながら自己分析ができますので、時間を置いて読み返してみると自分がどんな思考傾向を持っていて、人に対してどう振る舞う正確なのかがわかってきます。
そう自己分析できるようになると、自分がわからない人と思うことはなくなるでしょう。
自分史を作ってみる
よく、年配の世代の方が自分の人生を振り返り、総括するために自分史作りをやっています。それを自分探しのために利用しましょう。
生まれた時から現在までの歩みを時系列で記録していきます。コツは現在から過去に遡るやり方を用いることです。赤ちゃんの頃から話をはじめ「幼稚園ではこうだったな」と書き進めていくとなかなか自分の本質に触れることができません。どうしても子供の頃の懐かしい思い出集になってしまいがちです。
ですので、現在を起点として現在の仕事についてからのこと、その仕事を得るための就職活動、現在の家庭環境とそれに至った経緯、学生時代などと少しづつ時間を遡っていきましょう。
周囲に評価してもらい自分を知る
実は「あまり親しくないけれど会社や学校で多くの時間を共有する人」がベストです。あまりにも親しすぎると評価が甘くなってしまったり、逆に過度に辛辣な評価になってしまいかねません。
その点、あまり親しくない人の方が冷静で正確な評価をしてくれることが多いです。
自分のことなんてわからなくていい
いざ「あなたは誰ですか」なんて聞かれてもはっきりと自分のことを説明できる人なんてほとんどいないのでしょうか。ですので、自分がわからない人だからといって無理に解決しようと悩む必要はありません。悩みすぎてそれがストレスになってしまっては意味がないです。
自分がわからないことは決して悪いことではありません。ですので、頑張りすぎず、ストレスになりすぎないようにしましょう。