自分の気持ちがわからない人になってしまう状況
小さいころから親が言うとおりのものばかりを選んできた人は自分の本当の気持ちを解放する事に慣れていません。大人になってからも無意識に周りに合わせてばかりで、「自分の気持ちがわからない人」になる事が多いと言われています。
ですが、普段はそうでもない人でも、ちょっとした迷いが出たのをきっかけに深く考えすぎてしまって、そのうちに何が本当の気持ちなのかわからなくなり「自分の気持ちがわからない人」になってしまう事もあります。その人たちは、どのような状況に置かれ「自分の気持ちがわからない人」になってしまうのでしょうか。
恋愛
一つは、自分の理想とかけ離れている人の事を本当は気になっているのに「好きなわけがない」「自分に釣り合う人はもっと素敵な人のはず」と自分の気持ちに蓋をして拒絶している時です。
もう一つは逆に、「一人になりたくない」「別れたらもう次はいないかも」と言う理由でとっくに愛情が冷めた相手やもともと好きでもない相手と無理して一緒にいる時、自分の気持ちとは逆の行動ばかりとっているために出てくる疲れがピークに達した時に自分が本当はどうしたいのかを見失うと「自分の気持ちがわからない人」になってしまいます。
仕事
転職を考えて情報収集してみるものの「今より条件が悪くなる」や「新しい環境に馴染めるのだろうか」など、次はまた違う不安が浮かんできて考えれば考えるほど余計に「自分の気持ちがわからない人」へとなっていきます。
自分の気持ちがわからない人なのか診断できるチェック項目
自分の気持ちを100%知る事は不可能でも、自分の心と向き合って今の心の状態や元々の考え方のクセを知る事で、心に疲労を貯めやすいのかを知る事にもなります。チェックが多くなればそれだけ「自分の感情に蓋をしている」状態だと言えます。当てはまるものはいくつありますか。
・自分の意見が言えない
・空気を読んで発言する癖がある
・感じたことを優先する事はなく、頭で考えて行動する事が多い。
・がんばりすぎてしまう
・自分に自信がない
・「悔しいのに笑う」など、本当の気持ちとは違う感情を表に出す事が多い。
・わがままを言う事に抵抗がある
自分の気持ちがわからない人がすべきこと
相談
思いつくまま言葉に出して話しているうちに自分の考えが整理されてくることもありますし、友人からの何気ない一言で自分の本心に気づけると言う事もあります。
アウトプットする
ただ頭に思いついたことを書き出してみるのも良いですし、その日に会った事を「自分の感情」をつけて記録していく事は、普段表には出せないでいる自分の本心を解放する訓練にもなりますので「自分の気持ちがわからない人」には手段です。
理想をイメージする
何の制限もなく自由に使えるお金がいくらでもあるとしたなら、自分は誰と一緒にいて、毎日何をしてすごして、どんな仕事をしているのかをできるだけ具体的に思い描いてみましょう。その時、誰に何を言われて自分はどう感じているかなど、状況や感情もイメージしてみる事で、自分が本当に望んでいる事が何なのかを知る事になりますので「自分の気持ちがわからない人」を抜け出すきっかけにもなります。
自分の気持ちがわからない人になってしまったときの対処法
頭で考える事を辞めた時にふと解決策が思い浮んでくると言う事もあります。「自分の気持ちがわからない人」になってしまた時にはこんな対処法を試してみてはいかがでしょう。
自然に触れる
休むとは言っても、ただ家でゆっくり過ごすだけだとつい考えすぎてしまったり余計な考えが浮かんできたりと、頭の疲れは取れない事も多いもの。は公園や海などで自然に触れながらゆっくりと過ごす事です。自然の中に身を置いてボーっとしているとネガティブな感情は出てきにくいもの。心身ともにリラックスできる事で「自分の気持ちがわからない人」を抜け出せる糸口が思い浮ぶかも知れません。
ダメな事をやってみる
無意識のうちに「これは贅沢だから」と本当は欲しいと言う気持ちに蓋をしている事をやってみることで自分の本当の気持ちを知る事にもなりますし、いつもなら選ばない色の服を着てみたり読まないジャンルの本を読んでみたりする事で新しい発見につながる事もあります。
自分を大切にする
自分の主体性を取り戻すためには「自尊心」を高める事が必要です。自尊心を高めるためには自分の心や体をいたわり、大切にする事が大事です。自分の心から湧き出てくる気持ちを押しつぶさずに外に出してあげたり自分の心と体が喜ぶケアをしてあげると言う事も自尊心を高めるためには有効な手段です。
無理をせず自然体で過ごそう
「自分が好きな事だけをして生活する」と言うのは現実には難しいかも知れませんが、自分の心が疲れるくらいにまで無理をする必要もありません。むずかしく考えすぎずに、まずは自分の心と体が喜ぶことをやってエネルギーをチャージしてあげましょう。