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人それぞれに関する四字熟語・名言・人それぞれというのは逃げか

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カテゴリ:名言・格言

初回公開日:2018年03月12日

更新日:2020年03月07日

記載されている内容は2018年03月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

人それぞれに関する四字熟語・名言・人それぞれというのは逃げか

人それぞれに関する言葉とは?

人それぞれを表す言葉は数多く存在します。人それぞれに関する四字熟語・ことわざ・名言をご紹介します。

四字熟語は?

人それぞれに関する四字熟語を3つ挙げます。

十人十色

十人いれば十の色、つまり考えや好み、性質があるということです。人それぞれと聞いて一番最初に思いつく四字熟語と言えば、十人十色なのではないでしょうか。

三者三様

三人いれば三つのさまや様子、形があるということです。やり方や考え方は人それぞれだという意味になります。

千差万別

種々さまざまあって、同じではないことを意味します。

ことわざは?

人それぞれに関することわざは、全体的な価値観というよりも特に男女の好みを指しているものが多いと言えます。ことわざを2つご紹介します。

蓼食う虫も好き好き

「蓼食う虫も好き好き」は、「蓼」という苦味のある植物を好んで食べる虫もいることから、人の好みはさまざまであることのたとえになります。「蓼」は「たで」と読みます。「だて」と覚え間違いをしないように注意しましょう。「人の好みをどうこう言うことはできない」という意味もあります。

「蓼」が苦い葉でとても好んで食べるものとは思えないため、「あの人は変わった好みをしていて理解に苦しむ」という皮肉や見下すようなニュアンスのある言葉です。使いどころに気をつけた方が良いことわざだと言えるでしょう。

面面の楊貴妃

「面面の楊貴妃」は「めんめんのようきひ」と読み、人それぞれみんな自分の奥さんや恋人のことを、世界三大美人である楊貴妃のように美しいと考えているという意味です。外見の好みは人それぞれですが、こう言われると「恋は盲目」という言葉を思い浮かべてしまうのではないでしょうか。

名言は?

人それぞれに関する名言として、金子みすゞの詩とボブ・マーリーの言葉をご紹介します。

金子みすゞ

童謡詩人である金子みすゞの詩『わたしと小鳥とすずと』の一節に「みんなちがって、みんないい。」という言葉があります。この言葉を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。詩ですので、どのような意味を意図したのかは読み手の解釈に委ねられています。

「みんな違うけれども、それぞれに良いところがある」とも取れますし、「みんな違うままで、そのままでいいのだ」という意味にも取れます。あなたはどう解釈しますか。

ボブ・マーリー

レゲエの神様と称される「ボブ・マーリー」はいくつもの名言を残していますが、その中にこのような言葉があります。雨というものに対する感じ方はさまざまである、つまり人それぞれだということでしょう。

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雨を感じられる人間もいるし、ただ濡れるだけの奴らもいる。

Some people feel the rain. Others just get wet.

人それぞれというのは逃げなの?

人それぞれとは、人によって考え方は違うという意味であり、違うのだから認め合おうという意味ではないのかと疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。それがなぜ逃げになるのでしょうか。

「人それぞれだよね」という逃げ口上

自分と違う価値観に出会った時、あなたはどう感じるでしょう。もっと知りたいと考えますか。それとも理解できないと切り捨てますか。

切り捨てる人がよく口にするのが「人それぞれだよね」「人それぞれだから仕方ないよ」という逃げ口上です。相手と自分は違う価値観なのだから、理解しようとしてもできないのは仕方ないのだと言わんばかりです。しかし、この言葉を口にする人は相手を理解しようとする気すらないのが実際のところでしょう。

「人それぞれだよね」は議論を止める

「人それぞれ」は多様性を認める言葉としてではなく、相手の価値観を拒絶する言葉として使われる場面があることをご理解いただけたでしょうか。会話の最中に「人それぞれだよね」と言ってしまうと、相手はそれ以上何も言えなくなり、議論がそこで終わります。相手を理解するせっかくの機会を自ら手放すということです。

逃げずに向き合うには?

自分の価値観だけでは世界は広がりません。いろいろな価値観に触れ、知ろうとすること、理解しようとすることによって人は成長します。多面的なものの捉え方ができるようになり、一つの側面を見ただけですぐさま批判するようなことはしなくなるでしょう。

自分と違う価値観に出会った時は世界が広がるチャンスです。「人それぞれだよね」の一言でシャットアウトせず、相手の価値観に耳を傾けてみましょう。同じ物事でも自分とは違う感じ方をしていることを知ると、今まで考えもしなかった側面があることに気づきます。

みんながみんな自分と違う状況下の人へ思いを馳せることができたら、差別や偏見はなくなるのではと思えてきます。なかなかそう上手くいかないのが現実ですが、常に自分とは違う価値観に興味を持ち、取り入れる姿勢でいたいところです。

人それぞれ違うこととは?

何もかも人それぞれ違うと言ってしまえばそれまでですが、具体的に人それぞれ違うと感じる例として「価値観」と「悩み」を取り上げます。

価値観

価値観は所属しているコミュニティによって形成されます。幼少期は「家庭」というコミュニティが大きな割合を占めるでしょう。学校に通い始めると、自分の家庭の中では当然であったことが、当然とは限らないことを知ります。

ここで「そういう考え方もあるのか」と頭の片隅に置いておくか、「そんな考え方は受け入れられない」と拒絶するかでその後の対応がだいぶ変わってきます。

社会に出ると、多くの人は「会社」という新たなコミュニティに所属し、さまざまな価値観に触れることになるでしょう。自分と違う価値観は拒絶し続けるか、最初は拒絶していても何かのきっかけで受け入れるようになるか、対応も人それぞれです。

ただ、ずっと自分の価値観だけが正しいのだと固執していると、社会の中での生きづらさを感じるようになるのではないでしょうか。

悩み

「そんな小さなことでいつまで悩むの」と言う人がいます。悩みとは目に見えないもので、大きさなど知る由もありません。相手から見て小さな悩みだとしても、長期間にわたって悩むということは本人にとっては大事なことだと言えるでしょう。

「こんなことで悩み続ける自分はおかしいのか」と追い詰められた気持ちになる人もいます。声をかける際は言葉を選びましょう。

悩みの種類もさまざまです。自分が悩んだことのない事柄について悩んでいる人を見ると、不思議に思うでしょう。「なぜそんなことで悩むの」と感じても、そのまま口に出すのは相手を傷つける恐れがあるためお勧めできません。

相手の悩みを理解したいと考えるのであれば「どう悩んでいるのか、良ければ聞かせてもらえるかな」というような言い回しにしましょう。

今まで自分が深く考えたことのなかった事柄だとするなら、新しい発見をもたらしてくれる可能性があります。

「人それぞれだよね」が口癖の人はどうなる?

あなたが話をしている時に「人それぞれだよね」と言われたら、どう感じますか。自分を否定されているような、受け入れてもらえていないような感覚を持ちませんか。

相手を理解しないなら自分も理解されない

前述したように、「人それぞれだよね」と口にする人は大抵自分と違う価値観を理解しようとする気がない人という印象があります。人の価値観に理解を示さないのですから、その人に理解を示そうとする人もいなくなってしまいます。

聞く耳を持たない人にわざわざ忠告や助言をする人も少ないため、考えが凝り固まります。自分から世界を閉じてしまっていると言えます。「人それぞれだよね」と言ってその場しのぎをするのは一種の処世術でしょう。しかし、その場しのぎをしすぎると信用を失ってしまい、自分のためにもなりません。

職場や学校などで「もしかして、避けられているんだろうか」と感じたら、人を遠ざける言動をしていないか振り返ってみてはいかがでしょうか。

似た価値観の人しかいなくなる

違う価値観を切り捨て続けると、同じような価値観の持ち主か、「人それぞれだよね」と割り切って深く考えない人だけしか周りにいない状態になります。そうなると人が限られてきますので、どんどん視野が狭くなってしまうと言えます。

似た価値観の人とだけ接してした方が居心地が良いと思う人もいるでしょう。しかし、どうやっても避けられない付き合いの中で、違う価値観の人と付き合わざるを得なくなった時はどう対処しますか。会社に就職せず起業した場合でも取引先や顧客といった人付き合いはあり、まったく人と関わらない職業は少ないのが現状です。

それまで違う価値観は受け入れられないと切り捨ててきた人でも、気持ちを切り替えれば少しずつ受け入れ態勢は整えられます。どうにも避けられない事態に陥った時こそ、違う価値観を受け入れるようになるタイミングなのではないでしょうか。

「認め合うこと」「受け入れること」は大切です!

人それぞれという言葉は逃げにも使われますが、お互いの価値観を認め合うこと、違う価値観を受け入れることはとても大切です。自分の考えを受け入れて欲しいのならば、まずは相手の考えを受け入れることから始めましょう。

理解しがたいと感じる場合でも、「理解しようとする気持ち」「理解したいと思う気持ち」を持てるかどうかが重要です。できる限り多くの人が、自分と違う価値観を認め、受け入れる姿勢でいられれば、生きづらさを感じる人が少なくなるのではないでしょうか。

さまざまな価値観を受け入れて、いろいろな方向から物事を考えると、きっと素敵な発見が待っています。