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即断即決する方法とコツ・本|即行動/即実行/脳

即断即決する方法

あなたは友人または職場の同僚が、格好良く即断即決をしている姿を見て、憧れたことはありませんか。情報化社会の波の中、颯爽と決断する姿は私たちの目からは格好良く映りますが、果たして良い選択と言えるのでしょうか。

今回は、即断即決する方法やコツ、本やメリット・デメリットなどを紹介します。

方法その1.即行動

行動とは実際に動くことを指しますので、そこに計画などは含まれていません。即行動するためには、思い立ったら動いてみるだけです。

私たちは、視覚からたくさんの情報を処理することができますが、それはメリットでもあり、デメリットでもあります。例えば、ものを片付けるだけなのに面倒くさいと感じる、近所に買い物に行くだけなのに疲れを感じるなどがあります。

実際に疲れているのは体ではなく脳の方なので、簡単なことは考えずに行動に移しましょう。そこに特別な計画が必要なければ、動いてしまったほうが楽になるでしょう。

方法その2.即実行

実行とは、頭の中で思い描いたことを行動に移すことを指します。行動よりは、少し複雑なプロセスですが意味はあまり変わりません。

上記で挙げたように、実際疲れているのは体ではなく脳の場合が少なからずあります。頭の中で計画を思い描いている時点で、脳の容量を少なからず消費しているでしょうし、実行に移すのは勇気がいることもあるでしょう。

そこで、実行に移す前に「この計画を実行したところで、周りに迷惑をかける可能性はあるか」「失うものはあるか」などを検討し、特にリスクがなければ実行してしまいましょう。先延ばしにしないことで、さらなる脳の疲れを防ぐことができるでしょう。

即断即決するために本を紹介!

ここからは、即断即決するためだけではなく、優れた判断をするのに役立つ本をご紹介します。

選択の科学

コロンビア大学で教鞭をとるシーナ・アイエンガー氏によって書かれた本です。人間の中には、本能的に選択を求める欲求があることから始まり、どのように選択をしていけば懸命な判断に繋がるかなどのヒントが述べられています。

研究結果からだけではなく、著者の生い立ちや倫理的な立場からも選択の価値について考察しています。マーケティング、恋愛、母親などあらゆる立場からの実験があるので、幅広い年代にでき、一人の女性のバイオグラフィーとしても楽しめる一冊です。企業マーケティングについても触れているので、ビジネスマンにもです。

少し難しい内容もありますが本書の中から、即断即決に留まらないセオリーを学ぶことができるでしょう。

我々は色々の場面で常に「選択する」ことを求められるが、本書はそれを統計的に且つ科学的に分析したもので、大変参考になった。他の人に読むことを大いに薦めたい。

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論理的思考力が6時間で身につく本

パズル作家である北村良子氏によって書かれた本です。論理クイズや考え方のコツが書かれており、わかりやすい文体でどなたでも楽しめる本です。サイズは大きいですが、厚みは薄いので子どもにもです。

一見すると思考力を鍛えることは即断即決に関係ないように感じるでしょうが、論理的な思考力を鍛えることにより、即断即決しつつ失敗の少ない選択をすることが可能になります。訓練をすれば、一生を通じて役に立つ能力になるでしょう。

実際は思考「力」が身につくというよりも、論理的に考えるための「やり方」を教えるものだと思います。これが習慣になれば本当の「思考力」になるので
”守破離”の”守”の準備段階といった感じでしょうか。普遍的なスキルが学べる本です。

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判断疲れしないために

ここまでは、即断即決プラス優れた判断力をつけるのに役立つ本をご紹介しました。

上記でも取り上げたように、私たちの脳は毎日たくさんの情報を取り入れて処理をしているので、無意識のうちに判断疲れをします。いくら早く決断しても、優れた判断でなければあまり意味がないでしょう。即断即決するためには、脳が疲れていない元気な状態であることが必要と言えます。

このことを踏まえて、脳が元気であるための方法も見ていきましょう。

即断即決する脳を作るために

判断疲れを極力避けることの重要性をご紹介したところで、ここからは即断即決する脳になるための方法をご紹介します。

マインドフルネスについて

即断即決をするためには、判断力が必要です。この判断力を司る分野は、前頭葉という脳の領域になります。この前頭葉のバランスをとるために有効だといわれているのが、マインドフルネスです。

マインドフルネスの概念は、自分が今いる場所や行動にフォーカスすることです。簡単にできる方法は瞑想があります。静かな場所で余計なことを考えず、呼吸に意識を集中するだけです。自分の感じていることに敏感になることで、考え方の癖に気づくことができ改善が見込めます。このことが判断力アップに繋がるでしょう。

その他にも脳の疲れやストレスを和らげ、集中力を高めるので即断即決に役立つ方法といえるでしょう。一人でできる上にコストもかからない方法です。

脳に良い食事をとる

脳に良いと言われている食事は、野菜、果物、ナッツ、豆、魚、発酵食品などです。手軽にとれるものとしては納豆がです。ヘルシーなものが多いので、ダイエットにも役立つでしょう。

逆に脳のために避けたほうがよいことは肥満です。運動不足や食べ過ぎには気を付けましょう。

即断即決するコツについて

判断力を司さどる前頭葉の休息に良い方法をご紹介したところで、ここからは即断即決するコツをご紹介していきます。

午前中に決断する

私たちは、夜になると脳が疲れていき判断力が衰えていく傾向にあります。夕方になると頭がぼーっとすることはありませんか。大切な選択は、脳が疲れていない午前中に行うことがです。

部屋をキレイに保つ

私たちは自分たちが感じている以上に、知覚からさまざまな情報を取り入れています。家やオフィスが散らかっていると、脳が視覚から入ってくる情報を処理しようとし、疲れやストレスを溜め込んでしまいます。

身の回りの環境をキレイ保つことで、脳が疲れない分を判断力にまわすことができるでしょう。

即断即決できる人になる方法を紹介!

ここからは、より具体的に即断即決するための方法をご紹介していきます。単なる即断即決のみではない判断力を上げるための方法を紹介します。

選択肢を減らす

即断即決するためには、選択肢を減らすことがです。選択肢が多いと一見嬉しく感じますが、人間は9つ以上の情報を処理しようとすると、判断力が衰えることがわかっています。

そこで、まずは自分の目的の優先順位に合わせた選択肢を選び、他のものは消去しましょう。例えば、新しいパソコンが欲しければ優先事項は機能なのか、デザインなのか、サイズなのかを先に決めておいてから、カタログを見るようにします。選択は少ない事項から多い事項を選ぶと、疲れを感じにくいことがわかっています。

逆に多い事項から選んでしまうと、判断力が下がってしまうことがわかっているので、複雑なものを選ぶ際は気を付けましょう。

人の手を借りる

優れた判断をするためには、人の手を借りることもです。上記では優先順位をつけることをご紹介しました。しかし、努力して情報を収集しても専門的なこととなると、自分一人では優先順位をつけることが難しい事柄もあります。専門家に相談したほうが、かえって即断即決に繋がることもあるでしょう。

完璧主義にならない

良い選択をしつつ即断即決するためには、完璧主義にならないことです。例えば、仕事で大切なことを判断しなければいけないときに、朝着ていく服や食べるメニューなどを完璧に選ぶことは、脳の疲労に繋がります。

毎日髪型を変え幅広いクローゼットの中から服を完璧に選び、食事はこだわりぬいたメニューを選んで、決断力を発揮するというのは、なかなか難しいでしょう。仕事に取り掛かる前に判断疲れしていると予想されます。

差し迫った選択をするときは、決まった服を制服化する、食事のメニューの選択範囲も2、3種類に留めておくことがよいでしょう。自分に似合う服、TPOを踏まえたコーディネイトしやすい服を決めておけば、他人にどう見られたいかも決まるので、セルフイメージが固まります。あらかじめ決めておくと時短にもなりますし、方法です。

即断即決する人の特徴について

果たして、即断即決する人は得なのでしょうか。ここからは、即断即決する人の特徴と考えられるメリット、デメリットを見ていきましょう。

性格は?

即断即決する人の性格としては、頭の回転が速い、もしくは楽観主義者ということが考えられます。どちらの資質も兼ね備えた人もいるでしょう。

まず頭の回転が速いということは、脳の情報処理速度が人よりも速いスマートな人です。プラス上記で挙げたような選択のコツや方法を理解している人といえるでしょう。合理主義で、自分にとって大切なこと以外は全くといってよいほど無関心な人も多いでしょう。

続いて、大胆であまり難しく物事を考えない楽観主義な性格が考えられます。細かく物事を考えるのが苦手で、失敗してもポジティブに受け止めることができるタイプです。同じ失敗を繰り返しやすいという傾向もあるでしょう。

このように即断即決する人にもタイプがあります。

メリット

即断即決する人のメリットとしては、周りにスマートな印象を与えることができるということでしょう。判断に時間がかからないので、周りを待たせることはないでしょう。特に集団行動をするときに役立つメリットといえます。

また、コツを踏まえ即断即決する方は、疲れにくくストレスが溜まりにくいということもメリットの一つでしょう。

デメリット

単に即断即決だけだと思考力があることは違います。物事は早く決めればよいというものではありません。じっくりと時間をかけて考え抜いた判断が必要なこともあります。例えば、会社の存亡がかかっているときに、即断即決で決めてしまうのは賢明とはいえません。

単に思い付きだけで行動していると周りの人に迷惑をかけたり、呆れられてしまう可能性もあります。時と場合に合わせて思考力が必要な物事を見極めることが大切です。

判断力は大事なことに使おう

今回は、即断即決をする方法や疲れにくい脳の作り方、本やコツなどをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。ご紹介した中に気になる方法はありましたでしょうか。

即断即決のみだとメリットばかりだとはいえませんが、選択のコツや判断力も同時に身につけると優れた選択をすることが可能です。

私たちの日常は情報に溢れています。限られた時間を有効に使うためにもできる限り優れた判断をし、生活を豊かにしていきましょう。

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