Search

検索したいワードを入力してください

ムーミンに関する都市伝説|ニョロニョロ/ミー/スナフキン

Author nopic iconskni
都市伝説 / 2018年03月16日
ムーミンに関する都市伝説|ニョロニョロ/ミー/スナフキン

ムーミンキャラクターの隠れた裏設定

ムーミンに関する都市伝説|ニョロニョロ/ミー/スナフキン

フィンランドで生まれたファンタジー物語「ムーミン」。日本でも小説・アニメ・グッズにより幅広い年代から愛されているキャラクターです。詳しい物語を知らない方でも、皆さん一度は目にしたことがあるでしょう。あたたかくほのぼのとしたイメージなムーミン谷の仲間達。しかし実は、その裏には隠された秘密の設定が存在するという都市伝説があります。

ムーミンの都市伝説を紹介する上で最も重要なキーワードは「核戦争」です。この時点で、私たちが子供の頃から抱いているムーミンのイメージとは大違いだと驚かれることでしょう。あの穏やかなムーミン物語が「核戦争」とどう繋がっているのか。まずはキャラクターごとにその都市伝説を紹介していきます。

ニョロニョロってどんな生き物?

ニョロニョロとはそもそも何の生き物なのか。主に架空の生きものが登場するムーミン物語の中でも、ニョロニョロの見た目は群を抜いて謎めいています。白く細長い形状に目だけがついて土から生えている生き物。見た目からわかる情報はおおよそこのようなところです。公式サイトでは下のように紹介されています。

耳も聞こえず目もあまり見えず、食べることも寝ることもせず永遠にさまよい続ける生き物。種から生まれるということは、植物と認識することもできます。

何も食べないとされていますが、「電気エネルギーを体に蓄える」という記載もあります。ムーミン谷に雷雨が襲った夜に雷のエネルギーを蓄えたニョロニョロ達が発電塔に集まる、というエピソードは日本のアニメでも放送されていました。公式情報でさえこの謎の多さでは、確かに数々の憶測を生み都市伝説化するのも止むを得ません。

Blockquote firstBlockquote second

大きな群れで永遠にさまよい続ける、物言わぬ生き物。地平線を目指して旅をし、その旅は終わることがありません。

白く顔のないニョロニョロは、耳も聞こえませんし、話す事もしません。目はありますが、あまり見えません。食べる事もしなければ、眠る事もしません。それゆえ感覚が研ぎ澄まされ、とても敏感です。ニョロニョロは群れから離れないよう、互いにしっかり捕まり合っては、ゆらゆらと揺れています。ニョロニョロは種からうまれ、夏至祭の前の晩にその種を蒔くとニョロニョロたちが地面から生えてきます。

ニョロニョロの都市伝説

公式情報からして不気味な雰囲気の漂うニョロニョロ。都市伝説によると、核戦争で亡くなった死者の霊であるとされています。「ニョロニョロ」という名称は日本で使われているもので、原作での正式名は「ハッティフナット」。この言葉は「優柔不断で迷う」「放浪する」という意味です。ニョロニョロの永遠にさまよい続ける生き物という設定は、終わりのない死後の世界の放浪を表すものだと考えられています。

また、ニョロニョロはなぜかスナフキンの前によく現れます。これにも何か裏の意味付けがあるのでしょうか。それはスナフキンの都市伝説を知ることで見えてきます。

スナフキンは人間?

ムーミン一家が動物のようなフォルムなのに対して、スナフキンは一見人間のような見た目をしています。架空の世界を舞台に架空の生き物が登場するムーミン物語の中では異質の存在です。スナフキンは人間なのでしょうか。

原作小説の設定では、スナフキンはムムリク族とミムラ族のハーフとされています。ムムリク族・ミムラ族共にムーミン物語上の架空の種族のため、人間ではないということになります。

父親はムムリク族のヨクサル。彼は「ムーミンパパの思い出」という話で登場し、ムーミンパパの青春期の友人として描かれています。そしてミムラ族である母親はなんとミイの母親。スナフキンとミイは姉弟という設定になっています。

スナフキンの都市伝説

原作小説、アニメの各シリーズごとに若干の変更はありますが、基本的には「孤独を愛するきまぐれな放浪者」であり「ムーミンの親友」として描かれているキャラクターです。しかし、「何のために旅をしているのか」ということに明確な設定がないことやどこかミステリアスな雰囲気のあるキャラクターのため、恐ろしい裏設定が都市伝説として噂されているキャラクターでもあります。

都市伝説によると、スナフキンは元軍人であると言われています。これは前述した「何のために旅をしているのか」という疑問から生まれたものでしょう。スナフキンが旅をするのは、核戦争時に同じ部隊であった仲間の生き残りを探すためであるとされています。

またその行為は核戦争で亡くなった人々の供養であるともされています。この説は、死者の霊であるという都市伝説のあるニョロニョロがスナフキンの前によく姿を表す理由に繋がります。

ミイの都市伝説

スナフキンのお姉さんであるという情報が発覚したミイ。グッズ化も多くされており、小さく可愛らしい見た目やおてんばな性格からムーミンファンの間でも人気が高いキャラクターです。そんな愛されキャラクターのミイにも、恐ろしい都市伝説があります。

ミイは見た目は小さく可愛らしい女の子ですが、どこか達観している様子がうかがえ、その言動にはおばあさんのようなところがあります。スナフキンのお姉さんであるという設定からも、「少女」であるとは考えがたいです。ミムラ族が全員小さい種族であるわけでもありません。では何故あのように小さいままなのでしょうか。

都市伝説によると、ミイもスナフキンと同じく核戦争の生き残りであるとされています。そしてミイが小さいままなのは、核戦争で両親を亡くしたショックで成長が止まってしまったからだと考えられています。また、核爆弾の放射線を浴びた影響で成長が止まったという説もあります。

核戦争後の世界?ムーミン物語の恐ろしい都市伝説

ニョロニョロ・スナフキン・ミイの都市伝説からわかる通り、ムーミン物語は核戦争が起こった後の世界を描かれたものであると考えられています。それは、人類が滅んだあとの未来ということにもなります。

ニョロニョロが死者の霊、スナフキンとミイが核戦争の生き残り、ということはいずれも元は人間であったというこです。では、主人公のムーミンやその一家は都市伝説ではどのように考えられているのでしょうか。

ムーミンは森の妖精?

ムーミン一家は原作では「ムーミン族」という種族とされていす。主人公ムーミンの正式名称は「ムーミントロール」。「トロール」という名称は、昔話やファンタジー小説で皆さん一度は耳にしたことがあるでしょう。

日本人が最もイメージしやすい例としてはジブリ作品の「となりのトトロ」。トトロも「トロール」をモデルにしたキャラクターです。「トロール」は北欧で「森を守る妖精」と言い伝えられています。「ムーミン族」も森の妖精として生まれたキャラクターとされています。

ムーミンの本当の正体は?

「森の妖精」というほのぼのとした設定から一転、都市伝説では、ムーミンには別の正体があると噂されています。都市伝説によるとムーミン族は核爆弾の放射線により突然変異を起こした何らかの生物であるとされています。元の生き物には諸説あり、見た目の印象からカバだという説、または人間なのではないかという恐ろしい説もあります。

ムーミン谷ではムーミン族、ムムリク族、ミムラ族、またその他にも複数の異種族が共存しています。彼らが同じ場所で同じ言語を使い共存することができているのは、放射線により姿形は異なりますがどの種族もみんな元は人間であったからであると考えられています。

最終回の冬眠に隠された都市伝説

ムーミン一家は冬になると冬眠をします。スナフキンはこの冬の間中はムーミン谷を離れ再び放浪の旅に出ます。ムーミンの都市伝説には、この「冬眠」に関するものも存在します。

最終回では、ムーミン谷に冬が訪れムーミン達が冬眠を始めるところでお話が終わっています。この、ムーミン達が冬眠を始める冬を都市伝説では「核の冬」を表しているのだとされています。

「核の冬」とは、核戦争により地球の環境に大きな変動が起こり、人為的氷河期に突入するという現象です。ムーミン物語が核戦争後の世界を描いているものと考えるのであれば、ムーミン谷にも核の冬は必ず訪れます。その訪れをムーミン谷が冬を迎えたことで表し、ムーミン達の冬眠は永遠の死を表していると考えられています。

原作の最終回

ムーミン谷に冬が訪れ、ムーミン一家の冬眠で終わる最終回。これは実は日本で1969年に放送されたアニメ版の最終回のストーリーであり、原作小説の最終巻はこの内容とは異なります。

原作の最終巻のタイトルは「ムーミン谷の十一月」。本格的な冬を迎える直前、ムーミン達が冬眠に入る前の時期のお話です。

しかしシリーズ最終話であるというのに、このお話にムーミン一家は一度も姿を現しません。厳しい冬を迎える前に癒しを求め、ムーミンやしきへ訪れた谷の住人達が、ムーミン一家の不在により奇妙な共同生活を始める、という内容です。姿は現しませんが、彼らに語られることでムーミン一家はこのお話の中で登場することになります。

「十一月」と「不在」が意味するもの

フィンランドでは十一月は、多くの生命が死を迎える月のため「死の月」と言われています。「死の月」と言われている十一月という設定、ムーミン一家の不在、残された者達によって語られる様子。

「核の冬の到来」と言われている最終回と内容は大きく異なりますが、同じく「死」を想起させる物語になっています。ムーミン一家は自分達の死んだ姿を谷の住人に見せないため遠くに姿を消したのではないかともいわれています。

もちろん原作上ではムーミン一家は遠くの島に旅に出ていることになっており、死について明記はされていません。原作版のムーミン一家の奇妙な不在と、アニメ版の冬眠の描写、双方の不穏なイメージが相まってムーミン物語の最終回には多くの憶測が生まれ都市伝説化していると考えられています。

「ムーミン谷の彗星」に隠された秘密

ムーミンに関する都市伝説|ニョロニョロ/ミー/スナフキン

原作シリーズ2作目となる「ムーミン谷の彗星」。劇場公開もされている代表的な物語です。ある朝ムーミンが目を覚ますと、ムーミン谷が灰色一色の世界となっています。

それが「彗星が衝突する前触れ」と知ったムーミンは、仲間のスニフと共に彗星について調べるために天文台に向かいます。その道中に多くの危機に見舞われたり新しい仲間も加わったりしながら物語は、彗星が衝突するクライマックスへと進んでいきます。

この物語の「彗星」は、これまで紹介してきた都市伝説のキーワードであった「核戦争」と大きな関係があるのです

「彗星」と「原爆」

ムーミンシリーズの作者であるトーベ・ヤンソンは第一次世界大戦の始まった年に生まれました。ムーミンシリーズは戦中、戦後に描かれた物語です。「ムーミン谷の彗星」を執筆していたのは広島・長崎に原爆が投下された年。彗星により世界が灰色になった描写からも、彗星は原爆を表すものではないかといわれています。

トーベはこの作品以外でも、ムーミン谷に自然災害が襲う様子を多く描写しています。ムーミンシリーズは、トーベの戦争に対する思いが反映されている物語です。キャラクターや谷の設定に関しての都市伝説が主に「核戦争」と関連づけて伝わっている最大の理由はここにあります。

日本発祥のムーミン都市伝説!

ここまで紹介してきた都市伝説は、全て原作やアニメの描写から読み取ることのできるものでした。しかしムーミン都市伝説の中には、元の物語との直接の関連性はないながらに大きな噂になっているものも存在します。それはムーミン発祥の地、フィンランドからは遠く離れた日本の土地にまつわる都市伝説です。

山形に存在するムーミン谷

都市伝説の舞台は山形県。なんと山形県にはムーミン谷が存在すると言われています。場所は、国道348号と山形新幹線が交差する周辺です。しかし見た目は普通の道路で、物語に登場するムーミン谷の様子とはかけ離れています。

この場所がムーミン谷と呼ばれる理由には、「ムーミンのぬいぐるみがぶら下がっていた」「付近のトンネル内の壁にニョロニョロやスナフキンの絵が浮かび上がる」というものがあります。他にも「近辺にムーミンに似たおばさんが住んでいた」というほのぼのとしたエピソードや、「トンネルを通ると後ろからニョロニョロがついてくる」という恐ろしい情報も。

この場所をムーミン谷だと呼ぶことは山形県民の間では当たり前のこととなっており、タクシーの運転手さんに「ムーミン谷まで」と言うと当然のようにここに連れて来られるとのことです。

慣れ親しんだあの物語にも実は?

ムーミンに関する都市伝説|ニョロニョロ/ミー/スナフキン

いかがでしたでしょうか。今回はムーミンにまつわる都市伝説を紹介しました。キャラクターや物語に噂される別の側面を見る事で、小さい頃から慣れ親しんだ絵本やアニメもまた違った楽しみ方をすることができます。

ムーミンに限らず、童話や名作アニメには都市伝説が多く存在します。今回の記事で興味をお持ちになった方は、他の作品に隠された物語も探してみてはいかがでしょうか。

関連記事

Related