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セルフイメージの書き換え方法・上げる方法・本

セルフイメージの書き換え方法・変える方法

セルフイメージとは、自分自身に対するイメージのことです。セルフイメージが良いと自信に満ち溢れた状態になり、人生がうまくいきます。反対に、セルフイメージが悪いと「いつも自信がない」という状態になります。

セルフイメージを書き換えると、成功しやすくなり、理想の人生を歩むことができるといわれています。セルフイメージを書き換えるためには具体的にはどうすればいいのでしょうか。

「理想をイメージしてみる」という方法

セルフイメージとは「自分のイメージ」のことであり、それはつまり自分自身に対する「思い込み」です。潜在意識の法則やポジティブシンキングなどの自己啓発の世界では、「思い込みが未来や現実を作る」といわれています。

潜在意識の法則によると、もし「自分はダメ人間」という思い込みをしていたら、それは現実になります。反対に「自分はお金持ち、と思い込んだら本当にお金持ちになれますよ」と多くの自己啓発本はいいます。

そこでセルフイメージを書き換えるにはこの潜在意識の法則に従って「今思っているダメ状態」を「理想のいい状態に変えれば良い」ということになります。

恋愛で「モテない」と思っている場合は「モテる自分」をイメージする

潜在意識の法則によると「自分は恋愛が苦手」というセルフイメージをしているとしたら、それは100%現実になってしまいます。モテるようになって恋愛上手になりたいのなら、セルフイメージを「理想」に書き換えなければなりません。

「自分はモテない」の反対は「自分はモテる」です。現実にモテるようになりたいのなら「モテる自分」をはっきりとイメージする必要があります。

「紙に書く」というアイディアが一時期ブームに!

「イメージするだけではダメだ。紙に書いたほうが願いは叶いやすい」として「願い事は紙に書くといいですよ」という本が売り出され、おまじないの世界でも「理想の自分をノートに書けば、理想の自分になれるかも」という動きが流行しました。

「”紙に書く”は目に見えるので、あやふやじゃないから、イメージよりも安心できる。安心できるということは実現しやすいのではないか」と考えて、理想の自分のイメージを紙に書いて成功した人もいれば、書いてみてもちっとも願いは実現せず「なんだ、全然効果ないじゃないか、だまされた」という人もいます。

この両者の違いは一体なんでしょうか。

セルフイメージに関する心理学

ポジティブシンキングや潜在意識の法則のブームにともなって「デキる自分をイメージすればいい」と思ってセルフイメージの書き換えを実践している人が増えてきています。

ポジティブシンキングの提唱者たちは「理想のことを考えたり、思ったり、紙に書いたりすると現実になりますよ」と教えてくれます。向上心のある多くの人々がこの理論に感動し、さっそく「理想の自分をイメージする」ということに取り組みました。

しかし、ここで「理想の自分をイメージして成功する人」と「イメージしても成功しない人」がでてきました。「なぜ、理想の自分をイメージしたにもかかわらず、成功できない人がいるのか」という問題について心理学の方面から探っていきましょう。

「変えよう!」と意気込みすぎてはいけない?

「イメージしても、紙に書いても、ちっとも効果がなかった」という人は「変えよう」と意気込みすぎている傾向にあります。「セルフイメージを書き換えなくちゃ」と必死になって「絶対に成功してやる。成功して金持ちになって、周りを見返してやるんだ」と躍起になりすぎているのが「成功できない」理由です。

一生懸命やっているのに!なぜ?

しかしここで「一生懸命やることの何が問題なのか」という疑問が浮かんできます。「頑張っていたら、いつかは成功するだろう」という考え方に基づく疑問です。

幼いころから親や教師に「頑張れ。頑張れば頑張るほど、真剣にやればやるほどうまくいくから」と教えられてきた人々にとって「一生懸命イメージしたのに現実が変わらないということは、ありえない」ということになります。

彼らはこの「現実」を見て絶望し「自分は理想のセルフイメージを一生懸命書き換えようとした。それでも現実は変わらなかった。ということはセルフイメージの書き換えなんて無意味ではないか。潜在意識の法則なんてウソじゃないか」と疑ってしまうようになります。

「一生懸命」だとセルフイメージの書き換えは失敗する

「一生懸命やったらいいじゃないか」「努力の何が悪いんだよ」という考え方に縛られている人がたくさんいます。

セルフイメージの書き換えに失敗する人は「やる気」や「根性」や「努力」にこそ価値がある、という考えをもっているので「セルフイメージを書き換えるぞ」と意気込みすぎています。それどころか「何がなんでも成功しなければ」とハッスルしすぎている状態です。

心理学系の本の中には「意気込みすぎると、セルフイメージの書き換えに失敗する」という興味深いことを教えてくれるものがあります。その本によると「一生懸命にやればやろうとするほど、その熱心さが足かせとなってセルフイメージの書き換えを邪魔する」のだそうです。

「セルフイメージの書き換え」に役立つ本

「なぜ、意気込みすぎるとセルフイメージの書き換えに失敗するのか」ということについて詳しく知りたいときに、本があります。この本の中には「セルフイメージ」という言葉はでてきませんが、セルフイメージの書き換えを成功するためのヒントが書かれています。

無意識さんに任せればうまくいく 大嶋信頼

「無意識さん」と「意識」について書かれたおもしろい本です。この本にはセルフイメージを書き換えるときのコツが書かれています。著者は「思い込みを捨てればすべてうまくいく」と述べていて、思い込みとは「意識」のことです。

著者いわく、「意識は有限」で「無意識は無限」だそうです。ここでいう「意識」とは「セルフイメージを書き換えるぞ、と強く思いすぎること」です。「意識」の力は有限なので願いはちっとも実現しません。一方で無意識さん(潜在意識)の力は無限大だといいます。

「潜在意識に任せればいいよ」という内容の本はこの本以外にもたくさんあります。しかし、セルフイメージの書き換えに失敗してしまう人たちは「そんなことわかってるよ」と反論します。この「わかっている」というのが「意識」なのだそうです。

「意識」に縛られるから書き換えに失敗する

「わかっている」という姿勢を崩さない限り、無意識の力を使うことはできません。「セルフイメージを書き換えることはできない。絶対にムリ」という暗示に縛られたままの人生になり、「頑張っているのにできない」という「現実」がまっています。

この本には「無意識さん」をうまく使ってセルフイメージの書き換えを成功させるコツが書かれています。「セルフイメージを書き換える努力をしているのにできない」と苦しんでいる人は読んでみることをします。

セルフイメージが低い人の心理

そもそも、セルフイメージが低い人はなぜ「低いセルフイメージ」に縛られているのでしょうか。

セルフイメージが低い人は成功体質ではありません。それどころか失敗するだけでなく、他人からバカにされたり、いじめられたりと散々な目に遭っている傾向にあります。セルフイメージが低い人の心理について見ていきましょう。

「自分は成功したことがない」と思っている

セルフイメージが低い人は「自分はダメな人間」だと思い込んでいます。なぜ「ダメな人間」と思い込んでしまうかというと「自分は成功したことが一度もないから」です。

しかし、本当に成功したことがないといえるのでしょうか。過去を振り返るときに「いい思い出を思い出す人」と「悪い思い出だけが記憶に残ってしまう人」がいます。セルフイメージが低い人は「過去に失敗した悪い思い出」だけを思い出してしまっていて「成功したことがない」と決めつけているという可能性があります。

謙虚さと卑屈さを混同している

「謙虚でいることは良いことです」という教えがあります。確かに「謙虚である」ことは人間としての長所であり、魅力です。多くの人が「謙虚になるべし」と心がけ、周囲から好かれようと努力をしています。

しかし、謙虚でいるということは「卑屈になること」ではありません。セルフイメージが低い人は「謙虚さ」と「卑屈さ」を混同している傾向にあります。

周囲からの嫉妬を恐れている

自慢話をしている人は他人から嫉妬されます。幸運な人も周囲から羨ましがられます。嫉妬深い人が周りにいるにもかかわらず、「わたしって運がいい」と堂々と胸を張って生活していると「何よ、あの人。ちょっといい気になってるんじゃない」と目を付けられ、陰口やいじめの対象にされてしまうことがあります。

賢い人はその仕組みをちゃんと知っていて「自分は嫉妬されないようにしよう」と心がけます。そのため、褒められたときには「そんなことないよ」と謙遜するクセがついてしまっています。

しかし、自分のことを卑下し「わたしってダメな人間」と語ることで周囲の羨望や陰口からは身を守ることはできますが、「潜在意識は、言葉に出して言ったことをそのまま実現する」というパワーをもっているので「わたしってダメな人間」が潜在意識の中に入り、その結果、本当に「ダメな人間」になってしまうという現実が起こり、セルフイメージも下がります。

セルフイメージを上げる方法

セルフイメージを上げるためには、セルフイメージが低いときと逆の発想をすれば良いといえます。セルイメージが低い原因を探り、その原因を解消していけばセルフイメージは上がっていくでしょう。具体的なセルフイメージの向上方法をいくつかご紹介しましょう。

「卑屈さ=謙虚さ」ではないと理解する

卑屈でいることは謙虚なことでも立派なことでもありません。卑屈さを捨てましょう。「どうせ自分なんて」と考えてもよいことは一つもありません。

本当に謙虚な人は卑屈になることはありません。卑屈にならずに「これでいい」と自分の弱さを認めているのが謙虚な人です。

「ネガティブな言葉」を潜在意識にすりこませない

「嫉妬されるのが怖いから」という理由で、わざと自己卑下をしてみせる人がいます。「他人からの嫉妬」を何よりも恐れ、「嫉妬されたら陰口を言われてしまう」とビクビクしているからです。

嫉妬をされないように「わたしってマヌケなの」とバカなフリをすることで場の雰囲気を和ませ、身を守っているつもりでいます。

しかし、この「わたしってマヌケなの」という言葉は確実に潜在意識に入ってしまいます。なぜなら、「潜在意識は、なんでも叶えてしまう」からです。

潜在意識は魔法のランプのような物です。潜在意識はいいことも悪いことも口に出したことはすべて「実現」させてしまうため、「わたしはマヌケだ」と口に出すと、言葉どおりに「マヌケな自分」になってしまいます。

実際にマヌケになってしまうと、セルフイメージが下がります。セルフイメージをこれ以上下げないためには自己卑下をする発言をやめるべきです。

嫉妬を恐れないのがコツ

嫉妬をする人は星の数ほどいます。「嫉妬をするな」と禁止したところで嫉妬をやめることができる人はなかなかいません。臆病な人は「嫉妬を避けるためには先回りして、自己卑下発言をすることによって嫉妬から身を守るしかない」と考えてしまいます。

しかし、嫉妬深い人に気を使って自分の人生を歩めないようでは本末転倒です。嫉妬深い人のために自らの幸運や能力を封印してしまってはもったいないでしょう。

嫉妬する人のことは無視しましょう。嫉妬をする人はぬかるみに住んでいて、すぐそばを通る人の足をつかんで引きずり込もうとする河童のような物です。

河童に足を引っ張られたくないのなら、池のそばを通らなければよいでしょう。ワザワザ近くに寄っていくから、嫉妬されるハメになります。

嫉妬深い人とは距離を置く

嫉妬深い人とは距離を置きましょう。距離を置いて嫉妬するチャンスを与えなければ、「嫉妬されたらどうしよう」と不安になることはなくなります。

不安がなくなれば、相手の機嫌を取るために「卑下するフリ」をしてネガティブな発言をしなくてもすむので、潜在意識に悪いイメージが入らなくなり、それだけでセルフイメージは上がっていくでしょう。

セルフイメージを上げるコツ「いいことだけ思い出す」

セルフイメージを上げるコツは「できること」を思い出すことです。「できること」「自信があること」「成功したこと」を思い出し、「自分ってけっこうスゴイかも」と思えるようになると気分がよくなります。

「できないこと」だけを見て「自分は、なんてダメな人間なの」と落ち込むのはやめましょう。「自分は失敗だらけの人生だ」と思い込んでいる場合でも、もしかすると覚えていないだけで実は成功したことがあるという可能性があります。

「アンパンマンたいそう」の歌の歌詞に「もし自信をなくして、くじけそうになったら、いいことだけ思い出せ」という言葉があります。この歌がいうように、落ち込んだら「いいことだけ」思い出しましょう。

「成功した体験」「うまくいったこと」「簡単にできること」「自分が得意なこと」に焦点を当て、自分の長所のみに注目しているうちにセルフイメージが上がっていきます。

セルフイメージを上げると成功体質になれる

セルフイメージを上げると成功体質になることができます。これは、さまざまな自己啓発本でいわれていることです。成功した女優や俳優、著名人たちは、みなセルフイメージが高い人たちです。卑屈な人の中に成功者は一人もいません。

セルフイメージを上げると成功しやすくなるだけでなく、毎日を快適に過ごせるようになります。セルフイメージが良くなれば落ち込むことが少なくなり、自分の力を信じて生きていけるようになります。セルフイメージの向上は真の自信につながるでしょう。

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