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お見舞いののし袋の書き方・お金の包み方・名前の書き方

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ビジネスマナー / 2018年03月31日
お見舞いののし袋の書き方・お金の包み方・名前の書き方

お見舞いの「のし袋」の正しい書き方とマナー

日常生活の中でお見舞いののし袋が必要になるシーンはあまり多くないでしょう。

兄弟や親戚、友人、職場の同僚や恩人が、ケガや病気で入院をしたと聞いたあなたは、いざお見舞いに行く時になって「お見舞いののし袋はどれを使えばいいの分からない」「のし袋の書き方が分からない」と困った経験はありませんか。

今回は、そんな時に役立つお見舞いののし袋の正しい書き方とマナーについて紹介します。

水引は正しく選ぼう

皆さんは、お見舞いののし袋と買うためにお店に行くと、たくさんの種類ののし袋が並んでいて、どれを選べばいいのか分からずに困った事はありませんか。

赤と白の水引ののし袋には、切り口が結び目よりも上にある「結び切り」と、切り口が結び目よりも下にある「蝶結び」の2種類ののし袋があります。お見舞いに使うのし袋は、切り口が結び目よりも上にある「結び切り」です。

この「結び切り」は簡単にほどけず、結び直すのが難しいため「一度きりで良い」という願いが込められた結び方で、何度も繰り返したくない結婚祝いや、病気を繰り返さないようにとお見舞いの場合でも使います。

「蝶結び」は何度もほどいて結び直せるため、「何度あっても喜ばしいお祝い事」に使われます。子供の成長を喜ぶ七五三や季節の挨拶などに使用できますが、間違ってもお見舞いののし袋に蝶結びを使ってはいけません。

水引の意味を知っていると、のし袋を間違えずに選べて便利です。

お見舞いののし袋に熨斗付きはNG

お見舞いには結び切りののし袋を使うというのは先ほど書きましたが、ひとつだけ気をつけなくてはならない事があります。それは「熨斗」の付いていないのし袋を使う事です。

結婚式などでご祝儀を渡す場合に使うのし袋には、お札のような形をした熨斗がついています。もともと熨斗とは、お祝い事の贈り物に添えていたアワビを薄く伸ばして干した、縁起物の事を指します。今でも婚礼用に干しアワビの熨斗は僅かに生産されていますが、一般的なのし袋には、その高価な熨斗の形を和紙で模したものが付いています。

お見舞いは、ケガや病気が良くなるようにという願いを込めてお渡しするもので、お祝い事ではありません。熨斗が付いていないものを使うのが正しいマナーです。

お見舞いの種類によっては水引を避けよう

お見舞いを渡す相手の状況が以下のような場合には、水引のかかっている封筒を避けます。

・ケガや病気の程度が重い方へのお見舞い

・災害など天災にあった方に対するお見舞い

・死産や流産をした方へのお見舞い

これらの場合は水引の無い白無地、もしくは白無地に赤い帯の入った封筒を使うと良いでしょう。一般的なお見舞いに使うのし袋は、紅白の水引がかかったものを使って差し支えありませんが、お見舞いはお祝い事ではないので、水引が付いている事に違和感を感じてしまう方もいらっしゃるでしょう。こうした場合にも、水引のかかっていない封筒を使っても構いません。

お見舞いののし袋の表の書き方

お見舞いののし袋の表を書くのは筆が一番望ましいです。筆を使うのが難しい場合は、筆ペンやフェルトペンなどの水性中太ペンを使って書くと良いでしょう。ボールペンや万年筆、油性ペンは避けてください。

使用する色は薄墨色でも構いませんが、正式には黒を使用します。余談ですが、薄墨色を使用するのは葬式や仏事のという決まり事があります。しかし現在はそれほど気にされず、黒が使われる事も多くなっています。

水引のついたのし袋は、結び目より上の水引の間に「御見舞」と書きます。水引の無いものは、のし袋の真ん中よりも上の中央に「御見舞」と書きます。後ほど詳しく書きますが、「御伺」と書く場合もあります。この場合も書く場所は同じです。

名前の書き方

名前は水引の結び目を挟んで「御見舞」と対象になる位置にフルネームで書きます。水引が無い場合は、のし袋の中央より下に「御見舞」と一線に並ぶなるようにフルネームで書きます。どちらの場合も、名前の上下に余白ができるようにバランスよく書きましょう。

連名での名前の書き方

会社や団体などで有志を募り、一緒にお見舞いを渡す場合は連名で名前を記します。

二人~三人で渡す場合は、一番目上の人の名前が右端に最年少の人が左端にくるように並べ、名字の頭を揃えてバランスよく書きます。この時なるべく中央に揃えて書き、左右に余白を残しましょう。

四人以上で渡す場合は、最年長者の名前を代表として書き、その名前の左側に一回り小さな字で「ほか一同」と書き添えます。

のし袋の裏にも何か書くの?

手紙を書く場合は住所や名前を封筒の裏に書きますが、のし袋の裏にも何か書かなくてはいけないのかと迷った事はありませんか。のし袋の場合は、現金を包む際に中袋を使うかどうかで裏書きが必要かそうでないかが変わってきます。以下にそれぞれの場合について記しました。

中袋がある場合の書き方

中袋がある場合は、のし袋の裏に何も記載する必要はありません。

中袋となる封筒に金額や住所を書く欄が設けてある場合は、そこにあなたの住所と名前、封筒に入れた金額を記入しましょう。白紙の封筒であれば、中袋の表の中央に「金○○円 也」と記入ます。裏面には、中心を外した場所に住所と氏名を記入しましょう。冠婚葬祭と違って、お見舞いを渡してお礼を貰う事に抵抗がある方は金額を書かずに、裏面の記入のみでも構いません。

連名で渡す場合は、名前の欄に三名以下ならばそれぞれの名前を、四名以上ならば代表者の名前とほか一同と書きましょう。渡す相手に対して渡した人物が何者であるかが判別できるように書き添えるものですので、住所以外にも会社名や団体名を記載しても良いでしょう。

表に出さなくては見えないからと言って雑にならないよう、表書きと同じく丁寧な字を心掛けましょう。

中袋が無い場合の書き方

のし袋の裏に直接名前と住所を記入します。金額を書く必要はありません。この場合も中心は避けて表を書いた時と同じように筆、もしくは筆ペンや水性の中太ペンの黒色で、表書きよりも小さな字でのし袋の左下端辺りに丁寧な字で書くと良いでしょう。

中袋は使うべき?

中袋はなくても構いませんが、のし袋の紙が薄い場合にはお札が透けてしまいますので、中袋を使う事をおすすめします。また、金額が大きい場合も中袋を使用した方が丁寧な印象になります。

お見舞いののし袋のお金の入れ方は?

ここまでできればのし袋の準備は殆んど完了です。では次に、お金を包みましょう。

結婚式のお祝いでは別れを暗示せる偶数を避け、金額よりもお札の枚数や金額が奇数になるように注意してお金を包みます。しかしお見舞いのお金は、偶数奇数よりも縁起が良いかどうかを重視して決める事が重要です。「四」は死を連想させますし、「九」は苦しむを連想させるため避けます。この外にも、渡す相手にとって縁起の悪い数字も避けた方が良いでしょう。

また、包むお金は新札を避けて使用済みのもをの使いましょう。お見舞いや通夜、葬式の場合は新札を使用すると「病気になること(死ぬこと)を待っていました」という意味になってしまいます。「新札を用意する時間も無く駆けつけました」という意味を込めて使用済みの札か、新札に折り目を付けてから包むようにしましょう。

目安の金額はいくら?

お見舞いを渡す相手との親密さにもよりますが、三千円~一万円が相場です。とても仲の良い相手だからといって高額のお見舞いを包むと、貰った方に気を遣わせてしまいますので、ほどほどの金額にしましょう。

とてもお世話になっている方などにお見舞いを渡したい場合は、高価になり過ぎない程度のお見舞いの品に少額のお見舞い金を添えて渡すと良いでしょう。

一般的な付き合いにおける目安金額

お見舞い金の相場は、お住まいの地域や親しさによっても多少変わってきます。あくまでも一般的な金額を記しますので、これを目安としてご家族やご友人と相談なさってから金額を決められると良いでしょう。

間柄金額
親・兄弟・親戚などの近親者五千円~一万円
友人・知人・ご近所の方三千円~五千円

取引先や職場関係における目安金額

仕事の付き合いの中でもお見舞いを渡すシーンがあるでしょう。ほとんどの場合は、社内で有志を募って上司と相談をしながら金額を決めます。連名でお見舞い金を包むならば迷う事もありませんが、各自でお見舞い金を包まなくてはならない場合は、同僚と金額をそろえる事が大切です。

個人で贈る目安として職場関連のお見舞い金の相場も覚えておくと、職場の方と相談する際にも役立つでしょう。

関係金額
上司や目上の方お金よりも品物の方が無難でしょう。
同僚五千円程度
部下三千円~五千円

上司や目上の人に渡すときの注意点は?

一般に上司や目上の方にお見舞いとして現金を渡すことはマナー違反とされますが、病気お見舞いと災害お見舞いの場合はこの限りではありません。

そもそも、なぜ上司や目上の方に現金を渡すことがマナー違反になるのかというと、「お金に困っているとみなしている」と「相手に品物を選んで購入させる手間をかける」という意味が含まれてしまうからです。ただし、「病気や災害時には必要なものをそろえて下さい」という意味合いで現金を渡しても失礼には当たりません。

もし、上司や目上の方にお見舞いののし袋に現金を包んで渡す場合には、表書きを「お見舞い」ではなく、敬う意味を込めた「御伺」を使いましょう。

お金はどっち向きに入れるの?

正しい入れ方は、人物の肖像が描かれている面をのし袋の表に向けて、肖像がのし袋の下に方にくるように入れます。この際、複数枚のお札を入れる場合はお札の向きを揃えましょう。

お見舞いののし袋は祝儀袋と同じ折り方

のし袋の中にお金を入れたら封をしましょう。ここで悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。のし袋は用途によって上を先に折るか、下を先に折り上げるのかという違いがあります。

簡単な覚え方としては「祝儀は溜めて不祝儀流す」です。不祝儀に使用する白黒水引ののし袋は、「悲しみを溜め込まないため」に下を先に折り上げてから、袋の口が開いている上を下向きに折って被せます。逆に、祝儀に使用する紅白水引ののし袋は、「幸せがこぼれないよう」に上を先に折ってから袋の口が開いている下を上に折り上げます。

お見舞いののし袋は紅白の水引がかかったものを使いますので、祝儀の際と同じ折り方をします。

お見舞いののし袋に詰めるのはあなたの気持ち

病気や天災は突然に訪れ、戸惑いの中で不安な気持ちを抱えている事になります。そのような方にとってお見舞いそのものも、そこに込めたあなたの気持ちも明日に向けての助けになります。大変な時だからこそ相手の方の負担にならないように、すぐに渡せる準備を日頃から行っておくと、いざという時に慌てずに済みます。

あなたも、相手を思う気持ちのこもったお見舞いののし袋を渡す事で、大切な方との絆を深めてみましょう。

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