ダメな上司の特徴・例
「ダメな上司」には次のパターンがあります。
1.仕事ができないのに、本人が自覚していない
2.元来怠け者で、仕事ができない
これらの上司は、自分が「ダメな上司」であることを自覚していないのが特徴で、「自分は優秀だ」という高飛車な態度か「どうせ一生懸命やっても何にもならない」などとマイナス思考で仕事をしています。
そのため職場の雰囲気を感じることもなく、風紀を乱しながら仕事をするパターンになって、部下の信頼を失墜しています。このような上司がいる職場では、誰もがやる気を失っています。
ダメな上司に関する本
ダメな上司をうまくかわす8つの方法
上司とは時には意見などを闘わせることや、上司自身に変わってもらえるように仕向けるなどのアクションなども必要ですが、部下の精神衛生的を考えるには、さらりとかわす方法を習得したほうが得策になる場合もあることなども紹介されています。
この本の面白いところは、男性ではなく女性からの視点で描かれていることです。男性にありがちな批判的な文章ではなく、女性から見た冷静な文章で読んでみる価値はあります。
基本的に部下向けだと思うのですが、
上司としての立場の自分が読んでも、なるほどな〜と思うことが
(己を顧みることが)、難しくなく書いてあって良かった。
上司こそ読むと良いのでは〜という感想です。そして上司の分類法がオモシロかったです。
この手のメンタルケア本は、へこんだときや
落ち込んだときのチアアップで読むので、
あまり勉強や知識を強要する難しい理論展開の本は辛い。
かえって凹むことも。という点では、この本は
気軽に読めて笑えて、役に立つという面が良かった。
ダメな上司の扱い方
社内
まず仕事では、上司にできる限り伺いを立てるようにした方が良いです。誰でも頼ってもらえば、悪い気はしないです。そこで「ダメな上司」の良いところを見つけて、みんなの前でほめてあげると良いです。そうすると上司はやる気を出してくれるはずです。
ダメな上司とは社内では、事務的対応をすると良いです。言われたことを黙々とこなしていけば、否応でも人当たりは良くなってきます。ダメな上司は自分を助けてくれると思いこんで、ご機嫌も良くなるので、職場の雰囲気も一新します。
アフター5
ダメな上司は基本的に、「お山の大将」です。持ち上げてもらえば機嫌が良いですので、そのツボを押さえながら、相手をすれば良いです。頻繁にお酌をするとか、料理を取り分けるとか、色々な対応があります。
ダメな上司は基本的に、「うぬぼれ屋」ですので、あまり接近しすぎると、調子に乗ってくるので、ある程度のところで一線を引いて関わる方が無難です。アフター5でのことを仕事に持ち込まれないように、上手に関わるべきです。
ダメな上司か診断できるチェック項目
1.仕事中に、やたら休憩をとってコーヒーを飲む
2.提出した書類などをほとんど見ずに印鑑を押している
3.仕事中のあくびがやたら多い
4.部下にはやたら厳しいのに、上司にはやたら弱い
5.会議で場違いな話を始めてしまう
このようにダメな上司は、一般の社員のように働くでもなく、居場所があればそれにあぐらをかいていることが特徴といえます。もともと年功序列で得た地位で、実力があるわけでもないので、部下の有能な仕事についていけません。
ダメな上司の一番の特徴は、「日頃から仕事に対して勉強していない」ということで、積み上げたものがないので、仕事ができないです。
ダメな上司の下でも優秀な部下になる方法
ダメな上司は優秀な堤案を提出しても、判断することなく印鑑を捺印して上にあげます。自分の部署がダメな上司でも、その上の上司が有能な上司なら、自分の提案を採用してもらえます。そうなれば自分は有能な部下と認めてもらえます。
認めてもらえば、いずれはダメな上司の下から離れることができます。それまでは提案を提出することを忘れずにすれば良いです。時間はかかりますが、ダメな上司から抜け出せるためには、自分が努力していかなけれならないということになります。
ダメな上司だけがする10の発言
1.「君たちは、仕事らしい仕事はしないのだね」
2.「君たちに任せていると不安になるよ」
3.「僕がいなければ、この部署は動かないんだからね」
4.「社長も僕には一目置いているから」
5.「そんなことじゃ僕は君たちと仕事することを考えてしまうから」
6.「そんな仕事をして、会社の足を引っ張っているのがわからないかな」
7.「無能な部下を持つと、僕も苦労するよ」
8.「僕の部下でいれてうれしいだろう」
9.「会社にとって、僕は特別な存在なんだから」
10.「そんな仕事をして恥ずかしくないのかな」
このようにダメな上司の言葉は自己中心的なものが多いです。
ダメな上司をやめさせる方法
本当にやめさせることはできるのか
ダメな上司でも会社にとっては役職です。それをやめさせることは一般社員ではかなり無理がありますし、本当にやめさせたくて動いていても、やめさせることは不可能といえます。
ダメな上司をやめさせることよりも、自分が異動を申し出るか、上司に異動してもらうかの選択肢しか残っていませんが、普段の暴言などでは相手を異動させることは無理ですが、多くの社員の申し出があれば、会社も検討する可能性もあります。
ダメな上司の対策方法
上司が異動する
上層部にわかってもらうためには、一人で行動するではなく、上司の行動や言動がいやだとおもっている社員が集まって行動しなければなりません。そうしないと一人の意見では、「ねたみ」「そねみ」だとおもわれてしまい、自分の評価が下がってしまいます。
多くの社員が感じていることを上層部にわかってもらえれば、すぐでなくてもダメな上司を異動させることは可能になります。しかしこのやり方はかなりのリスクを伴いますし、下手すると上層部ににらまれる可能性もあるので、注意が必要です。
自分が異動する
自分が異動することで、ダメな上司とも別れることもできるし、新しい部署で自分を磨くことも可能になります。そうなると今まで考えていた気持ちも楽になりますし、新しい職場で気分転換もはかれます。
ただし異動を希望する場合は、希望先にダメな上司がいない部署にしなければ、異動する意味はないので、注意が必要です。またダメな上司から逃げるために異動するのですから、自分の思う部署にならない場合もありますので、そこは我慢しなければならない可能性もありますので、注意が必要です。
ダメな上司に関する映画
劉備は有能な人材を集めて活躍したと言われています。しかし復讐戦で自分の判断ミスを犯して、多くの部下を失い、自分も死んでしまいます。この他にもパワハラに苦しんだ部下達に、大事な片腕の武将を殺されたり、息子を、「ドラ息子」にしてしまい、自分が死んだ後に自国を敵国に渡されてしまいます。
フィクションでは「理想のリーダー」の劉備であっても、現代の私たちから見ると、「ものすごく残念な部分」があることがわかります。
ダメな上司のな扱い方を考えよう
ではダメな上司のベストな扱い方を考えると、まず必要最小限関わらないことが大事です。相手から何か言われない限り、挨拶程度の関わりしかしないことです。下手に世間話などして、話が長引けば自分の仕事にも支障が出ます。
そして仕事で何か言われた場合は、ひたすら謝ることです。謝れば相手も何も言えなくなりますし、言い訳をすれば、それだけ関わる時間が長くなります。ダメな上司には、「関わらない」ことが一番だと言えるでしょう。