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【立場別】やる気の出し方・子供の|勉強/仕事/家事/心理学

どうしたらやる気が出る?やる気の出し方

勉強や仕事、スポーツなど、何かをする上で重要となってくるのが、「やる気」です。同じことを同じように同じだけやっても、やる気があるかないかで、進み具合や効率が大幅に変わるケースもあります。やる気がないと、どれだけ長時間仕事や勉強をしても収穫がないこともあるため、物事に挑戦したり何かを遂行したりする際は、やる気を持って行うことが重要です。

しかし、頭では分かっていても、やる気が出なかったり集中できなかったりすることは、誰にでもあることです。そのような時に、「やる気の出し方を知りたい」と感じる方も、少なくないでしょう。

そこで今回は、「やる気の出し方」をテーマにして、さまざまなシチュエーションや条件別に、やる気の出し方を考えていきます。仕事や勉強などに対して、やる気が持てないという方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

勉強のやる気の出し方

冒頭でも述べたとおり、物事に挑戦したり取り組んだりする際、やる気があるかどうかで、結果や効率などが大きく変わる可能性があります。勉強の場合も、例外ではありません。勉強をするのにも、やる気がある方が集中しやすく、内容を覚えられたり問題がはやく解けたりする可能性は高いと考えられます。

また、やる気がある人は勉強においても積極的になれるため、テストや試験の結果や合否にも、影響が出る可能性があります。

そこでまずは、勉強の際にやる気を出す方法について、考察していきます。

勉強のやる気の出し方【1】:テスト

一言で「勉強」と言っても、何のための勉強かによっても、やる気の出し方は異なるでしょう。授業の予習・復習のための勉強と、受験に合格するための勉強では、目的も内容も大きく異なります。まずは、テストやテスト勉強でのやる気の出し方について考えていきます。

テストでやる気を出す方法の1つとして、目標を設定する方法が挙げられます。「最低でも80点は取る」「90点以下は取らないようにする」といったように、基準となる点数を設定し、その点数よりも上の点数を必ず取ることや、その点数よりも下の点数は絶対に取らないようにすることを目標にするのです。

点数という明確な目標ができることで、何をどの程度頑張れば良いのかが明確になるため、テストに対するやる気も高まりやすいと考えられます。

勉強のやる気の出し方【2】:宿題

学生の場合、学校や塾での勉強の他に、宿題が出されることも少なくありません。一般的に、宿題は授業が終わり自由になってからのプライベートな時間に行うものです。そのため、やる気が出づらく、嫌々やっているという方も少なくないと予想できます。

そんな宿題のやる気の出し方の1つとして、宿題をやらなかったことでどのようなデメリットが生じるのか、考えてみることをします。宿題をやらないことで生じるデメリットの例としては、授業で指名された際に恥をかくことになる可能性があったり、学校の成績や内申点の評価に影響が出る危険性があったりといったことが考えられます。

上記のように、マイナスな点やデメリットとなる点を考えることで、「宿題をやらなくては困る」という気持ちになり、やる気が出る可能性もあるでしょう。

仕事でのやる気の出し方

仕事においても、やる気は大変重要な要素の1つです。やる気がないまま仕事をしていると、ミスなどをしやすくなったり、業務が雑なものになったりして、出世や昇進、給与に影響が出る可能性があります。

また、仕事に対するやる気がないと、仕事にやりがいや楽しさを感じられず、苦痛な作業としか考えられなくなる危険性があります。

そこで続いては、仕事に対するやる気の出し方を考察していきます。

仕事でのやる気の出し方【1】:お金に換算してみる

仕事に対して、どうしてもやる気を出せなかったり、集中できなかったりする場合は、その業務や仕事がいくらぐらいに換算されるのか、時給や給料に置き換えて計算してみるのも、1つの方法だと言えるでしょう。

やる気が出ない作業や乗り気でない業務が、お金に換算するといくらぐらいか、具体的に知ることで、やる気へと繋がったりモチベーションのアップに影響したりする可能性があります。

仕事でのやる気の出し方【2】:大きな目標を作る

仕事に対するやる気の出し方として、「昇給する」「出世する」といった、大きな目標を設定するのも、1つの方法と言えるでしょう。

「○日までにこの業務を終わらせる」「今月は〇本の契約を取る」といった、日々の積み重ねに必要な小さな目標を決めることも大切ですが、それだけでは同じような目標の繰り返しになってしまい、やる気が出づらくなる可能性もあるでしょう。

しかし、「○歳までに部長になる」「○歳までに年収を○万円にする」といったように、日々の積み重ねの上に成り立つ大きな目標を設定すると、仕事や作業の先にあるものが見えるようになるため、やる気を出して仕事に取り組んだり、熱意を持って日々の業務に励んだりしやすくなると考えられます。

家事でのやる気の出し方

生活をしていく上で、絶対に欠かすことができないものの1つが、家事です。家事をしなければ、食事を食べられませんし、外出などの際に清潔な洋服を着ることもできません。また、家の中が散らかったり汚れたりしてしまうため、家事を一切せずに生活していくことは、困難と言えるでしょう。

しかし、家事は会社などでする仕事と異なり、給料などが支払われるものではありません。また、明確な目標やノルマもないため、やる気を出すのが難しいと言われています。

そこで続いては、家事でのやる気の出し方について考察していきます。

家事でのやる気の出し方【1】:制限時間を作る

上記でも述べたとおり、家事は目標やノルマなどを設定されるケースが少ないために、やる気を出しづらいと言われています。ですから、制限時間を設けるなどして、自分自身で目標やノルマを設定するのも、家事におけるやる気の出し方の1つだと言われています。

「○時までに洗濯を終わらせる」「○時間以内にこの部屋の掃除をする」といったように、制限時間や時間に関するノルマを自分で設定すると、ゲームのような感覚で家事をすることができたり、達成感を味わったりしやすいでしょう。

家事でのやる気の出し方【2】:ご褒美を設定する

やる気を出しづらかったり、やる気の出し方が分かりづらかったりすると言われる家事ですが、自分に対するちょっとしたご褒美を用意することで、やる気が出るケースもあります。

ご褒美といっても、些細なもので構いません。例えば、おやつを食べるのを家事を一通り終えてから食べるようにしたり、家事を頑張った日は好きなお菓子や食べ物を食べるようにしたりといったご褒美でも良いでしょう。

ちょっとしたご褒美であっても、家事を終えてからの楽しみがあると、やる気や集中力を持って家事をしやすくなる可能性があります。

年代別に見る!子供のやる気の出し方

親御さんの中には、子供が勉強や習い事などにやる気を出さないために、頭を悩ませているという方も、いらっしゃるでしょう。子供の気持ちは、例え親であっても、全てを理解することが難しいケースもあります。そのため、子供がどうしたら勉強や習い事に対して、やる気を出してくれるのか、わからないという方も少なくありません。

そこで続いては、年代別に子供のやる気の出し方を考察していきます。とはいえ、「子供」と一言で表現しても、年齢や年代によって、やる気の出し方もさまざまです。そこで今回は、子供の年齢や年代別に、やる気の出し方を考えてみましょう。

年代別子供のやる気の出し方【1】:小学生

まずは、小学生の子供のやる気の出し方について見ていきましょう。小学生の場合は、褒めることでやる気が出るお子さんも多いと言われています。勉強や習い事に対するやる気を出させたい場合は、「宿題をやっている○君は格好良いね」「○○を頑張っている△ちゃん、とってもいい子だね」といったように、努力や頑張りを認めて褒めることで、お子さんのやる気が出る可能性があります。

また、褒めることは肯定することでもあるため、勉強や習い事を頑張ることを肯定していることにも繋がります。そのため、「勉強や習い事を頑張るのは良いこと」とお子さんが認識し、勉強や習い事といった、褒めたことを努力する習慣がつきやすくなる可能性もあると考えられます。

年代別子供のやる気の出し方【2】:中学生

続いて、中学生のお子さんのやる気の出し方について考えていきます。中学生の場合は、ご褒美を用意するなど、努力が報われることを実感させることで、お子さんのやる気が出る可能性もあります。

中学生になると、欲しいものややりたいことはあるものの、金銭的な事情で手に入らなかったり、できなかったりすることも多いと考えられます。そのため、自分では手に入れられないものをプレゼントしたり、自分では行くことができない場所へ旅行へ行ったりといったご褒美を用意することは、やる気の出し方の1つだと言えるでしょう。

勉強であれば、「期末試験で学年○位以内なら、△へ連れて行く」といったご褒美が考えられます。また、部活であれば「レギュラーに選ばれたら○○をプレゼント」といったご褒美なども考えられます。

年代別子供のやる気の出し方【3】:高校生

高校生という時期は、就職や進学などのさまざまな選択肢があり、将来に大きな影響を与える可能性もある、人生において重要な時期だと言えます。ですから、高校生のお子さんに、勉強や進路に対してやる気を出してほしいと考えている親御さんは、少なくないでしょう。

高校生は、進路や将来の話をしっかり理解できることも多いため、褒めたりご褒美を与えたりしなくとも、将来についてのアドバイスなどをすることで、やる気が出る方も多いと考えられます。

ですから、学業や将来の進路に対して、やる気を出してもらいたいという場合は、親御さんが親身になって大学受験の体験談を話したり、進路についての相談に乗ったりすることで、やる気が出るきっかけとなる可能性もあると予想できます。

心理学におけるやる気の出し方

続いて、心理学の観点から、やる気の出し方について考察していきます。

やる気を出すには、なぜやる気が出ないのか考えてみることが大切です。やる気が出ない理由は、人や状況によってさまざまですが、やる気が出ない理由の中でも特に多いのが、勉強や仕事がただ繰り返すだけの作業になってしまい、飽きてしまうケースです。

心理学では、「ツァイガルニック効果」と呼ばれるやる気の出し方があると言われています。以下に引用した、「Ofee」というwebサイトの解説によると、未知のものや未経験の物事に対して、人は好奇心や興味を抱きやすいとされています。

そのため、いつもの作業や仕事に目標を設定するなどした上で、目標の時間や量を達成した後も少しだけ多めにやるなどすると、未経験の体験をしたことになり、達成感などが味わいやすいと考えられます。また、仕事や勉強をする時間を自然と増やせるようになる可能性もあるでしょう。

心理学的にも「あえて次の仕事を中途半端なところまで手をつける」ことで、自然と休んでいる間に考えるようになり、思ってもいなかったアイデアが出ることもあります。これは心理学で「ツァイガルニック効果」と呼ばれており、人が未知・未完のモノに対して強い興味を抱く心理効果です。

http://ofee.tank.jp/motivation/

ダイエットでのやる気の出し方

続いて、ダイエットでのやる気の出し方について考えていきます。

ダイエットの場合、ハードな運動をしたり、食事制限で空腹と戦ったりしなければならないため、やる気を失ってしまうケースもあるでしょう。そのような場合は、ダイエットにおける目標を見直すなどすると、ゴールが明確になり、やる気が出る可能性があります。

また、ダイエットに影響がない範囲で、運動や食事制限などをお休みする日を設けるなどして、少しだけ自分を甘やかしてみるのも、やる気の出し方の1つと言えるでしょう。

やる気が出ない時は原因を考えてみよう

いかがでしたでしょうか?今回は、「やる気の出し方」というテーマで、勉強や仕事、家事などのさまざまなシチュエーション別に、やる気の出し方について考察しました。

やる気が出ない時は、無理に作業や仕事を続けずに、なぜやる気が出ないのか、原因や理由を考えてみるのも良いでしょう。「やる気の出し方」と一言で言っても、方法ややり方はさまざまです。やる気が出ない理由を明確にすることで、その状況に合ったやる気の出し方を見つけることができる可能性があります。

また、人によって、自分に合ったやる気の出し方があります。ですから、いろいろな方法を試して、自分に合ったやる気の出し方を見つけることも大切です。

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