楽しくない人生の理由って?どう対処する?
人生を楽しくないと感じる理由は、その人が置かれた状況によっても違いますが、ここでは大まかに「環境面での理由」「健康面での理由」「精神面での理由」の3つに分けて、どんな理由があるか考えていきます。自分に思い当たるものがあれば、その対処法も参考にしてみてください。
環境面での理由
もし慎重に可能性を十分探ってみても、環境を変えるのが難しいなら、「環境は簡単に変えられないもの」と考え、受け入れてしまうのも悪くありません。その上で、身の回りの小さなことで楽しみを見つけてみましょう。「ご飯が美味しい」「隣りの猫が可愛い」など、ささいなことで構いません。
ネットショッピングで、素敵な雑貨を取り寄せて、家の中に居心地の良いスペースを作るのも良いですし、お気に入りのアプリを一つ見つけるだけで生活が楽しくなることもあります。ぜひ、身の回りのものをフル活用して、人生の楽しみを探してみてください。
健康面での理由
生活習慣を見直して良くなるものなら、本気になって生活改善に取り組むことをします。長い間の不摂生な習慣は、深刻な病気を引き起こすこともあります。思い当たる人は、「食生活を改善する」「適度な運動をする」「良質な睡眠を取る」など、すぐに取り組み始めましょう。健康的な生活をしていると、気持ちもリフレッシュしてきます。
なお、通院していたり、医師からの指導を受けているなら、それに従って回復を目指してください。健康面での理由で人生が楽しくないと感じてしまうのは自然なことですが、相談できる専門家がいれば心強く感じられます。もし、医師や病院に不満があるならセカンドオピニオンを求めることも検討しましょう。
精神面での理由
周りから見たら何不自由なく過ごしているように見える人の中にも、人生を楽しくないと感じている人は多くいます。心配事や不安が全く無い人などどれだけいるでしょうか。無理して楽しいふりをしたり、自分を変えようとせず、ありのままの自分を認めてあげてください。
その上で対処法は、本を読むことです。「人生楽しくない 本」などのキーワードで検索してみるとたくさんの本が出てきます。紹介分やレビューを読んで、自分に合いそうな本を読んでみましょう。きっと人生を楽しいものに変えるヒントが見つかるはずです。映画を観たり、旅に出るのも良いでしょう。
【状況別】楽しくない人生の対処法
結婚生活が楽しくない場合
究極の対処法はズバリ離婚です。ただ、誰にでも当てはまるわけではなく、離婚してさらに人生が楽しくなくなってしまうこともあります。夫婦関係に問題があるなら、夫婦でカウンセリングを受けるなどして、関係を改善していくのも手です。
家族も含めた問題も、まずは夫婦で話し合って解決しましょう。経済的な問題は解決が難しいところではありますが、お金の悩みを抱えたまま過ごすのは辛いことです。新しい仕事を探す、お金のかからない地域へ引っ越すなど、専門家にも相談して対処しましょう。
仕事が楽しくない場合
対処法としては、転職や独立が考えられます。勤務先がブラック企業で、パワハラやセクハラを受けていたり、労働環境が苛酷なら思い切って仕事を変えることで人生を楽しくすることが可能です。ブラックな環境に染まって、諦めながら働いていると、すぐに転職が難しい年齢になってしまいます。決断するなら若いうちです。
もう一つの対処法は、仕事以外に楽しみを見つけることです。具体的には、「趣味を持つ」「資格合格など目標を持つ」「ボランティアで社会貢献する」などが挙げられます。ただし、これは休みがきちんと取れるなど、労働環境に問題がないことが前提条件です。過労状態の人は、頑張りすぎず、リラックスできる時間を持つことから始めましょう。
学校・クラブが楽しくない場合
対処法としては、今置かれている状況は永遠ではないと知ることです。学校が楽しくなければ、教師や友人を巻き込んで楽しめる方法を探すのも良いですし、それが不可能なら学校外で新しい友だちを作ったり、趣味を楽しむのもありです。
クラブ活動も同じです。まずは一人で悩まず、状況を変えられないか周りの人に相談しましょう。顧問や仲間が信頼できないなら、親や外部の人に相談してみると違った目からアドバイスがもらえます。どうしてもクラブ活動が理由で人生が楽しくないなら、辞めて他の分野で頑張るのも一案です。
マタニティライフが楽しくない場合
一つは健康面です。経過に何か問題があり、安静を求められている場合などは、元気に動いている他の妊婦を見て気が滅入るのも自然な感情です。しかしこればかりは、少し我慢のしどころです。何よりも身体を大切にすることを優先しましょう。
もう一つは、妊娠により生活環境が大きく変化してしまった場合です。妊娠前にバリバリ働いていた女性が、妊娠を機に仕事を減らしたり休んだりすると、急な変化に心が付いてこれず、せっかくのマタニティライフを楽しめない傾向にあります。
どちらの場合も、一番の対処法は、マタニティライフを丸ごと受け入れてしまうことです。一生に何度かしかない貴重な時期と思って、お腹の赤ちゃんとの日々を楽しみましょう。気持ちのはけ口がないなら、日記やブログを書いてみるのもです。
一人暮らしが楽しくない場合
対処法としては、二つあります。「誰かと一緒に住む」あるいは「一人暮らしを楽しむ」です。どちらが良いかは自分の気持ちに素直になってじっくり検討してみてください。親や周りの人からの重圧に負けて、無理に結婚したり同棲しても上手くいきません。一緒に住みたいと思う人ができたらそうすればいいだけです。
そう考えると、すぐにできるのは「一人暮らしを楽しむ」ことです。一人暮らしには一人暮らしの良さがあります。家の中で気ままに過ごせるし、家族から家事や用事を頼まれることもありません。寂しいと思うなら、ペットを買ったり、シェアハウスに住むのという選択もあります。何事も自分で決められる自由を楽しんでください。
【立場別】楽しくない人生の対処法
学生
勉強することに集中しても楽しい将来が思い描けない、そもそも勉強する環境にないなど、自分で解決できない場合は、教師やスクールカウンセラーへ相談して、学生らしく生活を楽しめる環境づくりを考えましょう。相談する相手が見つからない場合、次のリンクを参考にしてください。文部科学省がまとめている子ども向けの相談窓口の一覧です。
働く女性
対処法として、まずは自分自身で「女性だから」という枠組みで考えるのを止めることです。問題はいまだ山積みと言えど、1985年に男女雇用機会均等法が施行されて以来、女性の活躍する機会は着実に増えていますし、人々の意識も変わっています。あからさまな性差別がある会社や職場は、これからの時代淘汰される可能性が高いです。
そんな中で人生を楽しむには、性別にとらわれず、人として人生をどう歩んでいくか考えるのがポイントになります。これから日本社会が目指すのは、性差だけでなく、どんなバックグラウンドを持っている人も生き生き働ける社会です。
主婦
対処法として、まずは家族との関係改善です。「家事をしても感謝されない」「夫が子育てを手伝わない」などの不満があるのなら、家族会議で自分の思いを伝えましょう。「言わなくてもわかってほしい」という考えには無理があります。きちんと言葉で伝えて、家族としてどうしていったら良いのかを考えましょう。
家族関係は良いのに、それでも人生が楽しくないなら、主婦という枠を飛び出してみてはどうでしょう。外で働くのも良いですし、興味がある分野の学校に通うのも一案です。地域のボランティアに参加するという方法もあります。勇気を出して、まずは一歩踏み出すことが楽しい人生への近道です。
保育士
仕事が辛くて人生が楽しくないと感じてしまっても、それはあなたが甘えているからではありません。もし精一杯頑張っても対処できないなら、職場の信頼できる人に相談してみましょう。職場で思い当たる人がいないなら、外の人でも構いません。
大事なのは、一人で思い悩まないことです。保育士には責任感の強い人が多く、子どものためを思い、無理してしまうケースが多く見られます。しかし、誰にも何も言えぬまま無理に仕事を続けて、精神を病んだり身体を壊しては、それこそかわいい子どもたちが悲しむことになります。やりたい仕事をして、自分の人生も楽しめる道をさがしましょう。