uranaru [uranaru]

なんとかなるさ精神の身につけ方・なんとかなるさと思える作品

なんとかなるさ精神の身につけ方

なんとかなるさ精神のメリットと、なんとかなるさ精神の身につけ方を考察してみました。

なんとなかるさ精神を身につけるメリット

なんとかなるさ精神は楽観的ですが、一方で呑気な考え方だと思う人も多いでしょう。しかしまだ起こってもいないことを恐れて挑戦しなかったり、もう済んでしまったことを「ああすればよかった、こうすればよかった」と心配ばかりするのは、非効率的で、何よりも精神衛生上よくありません。

少しぐらいの失敗は誰にでもあります。完璧に準備していても、突然のアクシデントで予定が狂うこともあります。人生は人事を尽くして天命を待つしかないことの方が多いでしょう。

「なんとかなるさ」と楽観的に考える癖をつけていれば、その結果が失敗に終わっても、また前向きに再スタートを切ることができます。もう済んだ過去のことや、分からない未来のことに囚われている人は、失敗した時に「やっぱりこうなった」とさらに悲観的になり負のループに陥ります。

「なんとかなるさ」と考えていた方が、同じことが起こっても楽に生きることができます。

なんとかなるさ精神の身につけかたは?

過去の成功体験を思い出してみる事が有効です。「あんなことがあったれど、結局なんとかなった。」ということをできるだけたくさん思い出してみましょう。今まで生きてきて「なんとかなるさ」でなんとかなったエピソードがないという人は、まずいないはずです。

「なんとかなるさ精神」は、「怠け」とは違います。楽観的に難しく考えずに心に余裕を持って「何かをしよう」と能動的に考えている中で生まれます。

何もしていないと、悲観的になりがちです。些細なことでよいので、毎日予定を入れてみましょう。行動しなければ何も変わりません。友達と会う、映画を見る、ショッピングをする、部屋の掃除をするといったことでも、次の日を生きる糧になり、わくわくして生きることができます。

色々なことを経験していると、少々の失敗があっても、それに慣れて自分の心をコントロールできるようになり「なんとかなるさ」と考えられるようになってきます。

なんとかなるさと思える作品

「なんとかなるさ」と思えるようになる、映画と歌を紹介します。悩みの中にいると自分ひとりが苦しんでいる気持ちになりますが、塞ぎがちにならずに、自分を元気づけるてくれる映画を見たり、曲を聞いて、ポジティブシンキングになりましょう。

映画

「きっとうまくいく」はインドだけでなく、日本でも大ヒットした作品です。とても評価が高い作品なので、一見の価値ありです。

きっとうまくいく

インドの映画で、インド本国で歴代1の興行収入を記録したコメディー映画です。日本でも2013年に公開され大ヒットを記録しました。コメディーといっても、友情あり、インドの歪んだ学歴社会への問題定義があったり、家族愛や恋、てんこもりの映画です。

インドらしい色彩や舞台装置、鮮やかなダンスにも魅了され、170分という長い映画ですが、テンポよくあっという間に過ぎていきます。

詰め込み過ぎかと思いきや、伏線はきちんと回収され、見終わった時には満足感でいっぱいになる映画です。日常を振り返るのもよし、自分を戒めるのもよし、ただ泣いて笑ってリフレッシュするのもよしです。

悩んだ時、困ったときに、この映画の主人公の口癖「All is Well(きっとうまくいく)」という言葉を唱えてみたくなる一本です。

休みの日の昼間に見たのですがこんなに清々しい気持ちになるとは。
音楽も素晴らしいし是非オススメしたい映画です。
祈ることより感謝を唱えて明日に向かってまた頑張ろう。
そんな気持ちにしてもらいました。
ありがとうございました。すごくすごくオススメです。

https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2EC1OFID9FFQC/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B00ITGLFVK

「なんとかなるさ」という気持ちになる歌を紹介します。ギタリスト、シンガーソングライター、ウクレレ奏者でもある山口岩男さんの歌は、くよくよしがちな時に聞いてみましょう。ケセラセラは、その言葉自体有名ですが、歌詞も奥深いです。お馴染みのメロディーに込められたメッセージを意識して聞くと、なんとかなるさという前向きな気持ちになってきます。

なんとかなるさ

山口岩男「なんとかなるさ(作詞・作曲:Iwao Ymaguch)」は、迷いの中で苦悩している人を勇気づけ後押ししてくれる一曲です。自身も40代から体調不良や鬱に苦しんだ時期があり、リラックスした生活を心がけているとのことです。

そんな彼の曲だからこそ説得力があり、「なんとかなるさ」という想いがストレートに伝わってきます。「苦しみにもがいている君に伝えたい」で始まるこの曲は、ジタバタしても大して結果は変わらない。望んだ結果でなくても受け入れて、もっと大きな視野で考えてみよう。とメッセージが込められています。

ケセラセラ

スペイン語の「ケセラセラ」が有名なこの歌は、1965年に映画の主題歌として使われました。作詞はジェイ・リビングスト、作曲はレイ・エバンスです。日本語では「なるようになる、さきのことなど分からない」ですが、原語では「自分が信じたようになるんだ」という歌詞で、少しニュアンスが違います。

過去や現在に憂慮してその気持ちにばかりに囚われていたら、その気持ちでしか世界が見えません。だから過ぎたことも先のこともくよくよ考えないで、おおらかに構えて前向きな気持ちであれば、そう信じたように世界は見えてくる。なっていく。というニュアンスの歌詞です。

ケセラセラの歌は、古い歌ではありますが、なんとかなるさの精神を明確に表した名曲です。「ケセラセラ」は、なんとなく使っている言葉ではありますが、よく意味を知った上で原曲や和訳の曲を聞いてみるのもよいでしょう。心が弱っている時に聴くと穏やかな気持ちになります。

なんとかなるさと思える名言

「なんとかなるさ」と思えるようになる名言を2つ紹介します。どちらにも共通するのが、人生先のことは分からないということです。これを前向きに理解して、毎日を大切に生きていれば「なんとかなるさ」という気持ちになれるのではないでしょうか。

四字熟語・慣用句

中国由来の四文字熟語「塞翁が馬」と、アメリカ映画の名シーンで使われた言葉の和訳が慣用句となった「明日は明日の風は吹く」も、なんとかなるさと思わせる名言です。それぞれの意味を紹介します。

塞翁が馬

塞翁が馬の語源は、中国北返の塞の近くに住む塞翁という老人の馬が逃げ出したが、その馬がもう一頭足の速い馬を連れて帰ってきました。不幸が幸福になったと思っていた矢先、塞翁の息子がこの馬から落ちて足を折ってしまうという不幸が起こります。しかし、その足の骨折のために兵役を免れて命を長らえたという故事にちなんでいます。

人生は何が幸せのなるか、何が不幸になるか分からない。人生の幸不幸は予測できないいうたとえです。幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないという意味です。

未来のことは誰も予測できません。どちらに転ぶか分からない時は、天命に任せて構えておくことも大切です。また、失敗したと思ったことが、後々正解だったということもあるのが、人生です。少しの失敗でふさぎこんだり投げやりにならないことも同時に教えてくれています。

明日は明日の風が吹く

映画「風とともに去りぬ」のラストシーンで、主人公のスカーレット・オハラが去っていった恋人を想いながら、真っ赤な夕日を見ながら自らを励ます時に言った「Tomorrow is another day」を和訳した言葉です。日本では慣用句として定着しました。

今日がどんなに辛くても、明日になればまた状況が変わってくる。くよくよ考えても何も変わらないので、楽観的に成り行きに任せて「なんとかなるさ」の気持ちで生きるのもよいという意味です。

生きていれば、大なり小なり失敗やトラブルが降りかかってきます。その日一日だけは、最悪な日になるでしょう。しかし長い人生を俯瞰的に見ればその出来事はほんの一瞬です。良いこともあれば悪いこともあるのが人生で、山あり谷ありの人生のバイオリズムは、落ちたら必ずいつかは上がるものだと気持ちを切り替えて、前向きに生きようという名言です。

沖縄の方言でのなんとかなるさの言い方

沖縄の方言では「なんとかなるさ」を「なんくるないさー」といいます。

若い人の間では「楽観的にしていれば、なんとかなるさ。」というお気楽なニュアンスで使う人もいますが、本来は、戦後、アメリカの占領下となった沖縄で、戦前の生活に戻ることができず、頑張っても頑張っても報われることが少なかった厳しい時代に生まれた言葉です。

やってもやっても結果は出ないこともある、でも精一杯やるだけやったのならいいじゃないか。不安でいるより、笑顔で「(結果は)なんくるないさー」と笑い飛ばそう。という意味です。

ただ呑気に風任せで「なんとまなるさ」ではなく、やることを全部やった上での「なんくるないさー」というのが正しい使い方です。

受験前や就職活動中に、努力をしてできる事はすべてやった人に対して「なんくるないさー」と声をかけてあげるのが正しい使い方といえるでしょう。

仕事でなんとかなるさと思うことの意味

仕事においては、「なんとかなるさ」と、楽観的に考えることも必要ですが、前提としてやるべきことをしっかりとやって、できる限りの準備をしている必要があります。

仕事では、行動したり、行動を変えないと何も変わらないのが現実です。「なんとかなるさ」と本気で考えている人は、「なんとかする」という強い意志を持っていることが多いです。

しかし、心を病むほどに自分を追い詰めてはいけません。働く意味が分からなくなったり、体調を崩し、働き過ぎで命を失うようなことはあってはいけないことです。仕事に疲れたら休んでもいいし、長期的に考えると転職する選択肢もあることを忘れないようにしましょう。

精神的に病んだり、35歳を過ぎると再就職が難しくなってきます。そうなる前に「今までの人生がどうにかなってきたように、きっと大丈夫だ、なんとかなるさ」と前向きな姿勢で、再就職先を探したり、職業訓練校を探すことも大切です。

やるべきことをやったら「なんとかなるさ」でOK

なんとかなるさは、現実逃避して楽天的になりすぎる言葉と捉えている人もいます。しかし、本来の意味は、やるべきことをやったらあとはあれこれ考えすぎないようにするという意味で使います。

「なんとかなるさ」と言うと気持ちが楽になりますが、残念ながら実際なんとかならないことも多いです。ただ今、自分ができることを一所懸命にやっていれば、たとえ失敗に終わったとしても、自分を責めたりくよくよすることはありません。最悪な時と思える日も、長い人生で見れば、ほんのわずかな時間です。

結果がついてこないこともありますが、日々真剣に生きていれば、成功したことも失敗したことも受け入れられるようになり、その経験が、あなたの強さや自信に変わっていきます。

今生きている「自分の人生」は泣いても笑っても一度きりです。たった一度きりの人生だから、なんとかなるさ、なんとかするという前向きな気持ちで人生を謳歌しましょう。

モバイルバージョンを終了