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衛生観念の違いからくる影響・合わない時の対策|離婚/価値観

衛生観念の違いからくる影響

「衛生観念」とは、身の回りの清潔さや、健康維持・病気予防のための生活習慣に関する考え方のことを指します。衛生観念は人によってかなり異なるため、「清潔さの基準」をめぐり、時としてさまざまなトラブルが起こることがあります。

衛生観念は個々の習慣で学ぶものなので、簡単には変えることができず、衛生観念の違いにより、家族と揉めたり、恋人に嫌われて別れてしまうケースも少なくありません。今回は、衛生観念の違いからくる影響について紹介します。

衛生とは

「衛生」とは、健康を守ることを意味します。19世紀までのヨーロッパでは、大気汚染や住環境の悪化により伝染病や感染症が蔓延していました。「衛生」は、伝染病などを予防するために生まれた概念で、生命や生活を守るものとして日本にも広まりました。

離婚

結婚相手や義理の家族と衛生観念があまりにもかけ離れている場合、結婚生活が上手くいかないケースがあります。生まれ育った環境が違うので価値観の違いは仕方ありませんが、「清潔」に対する価値観が違いすぎると我慢ができなくなります。

「夫または妻が歯を週に一度しか磨かない」「お風呂に毎日入らない」「湯船に垢や髪の毛が浮いたままにする」「トイレの使い方が汚い」「同じバスタオルを何度も使う」など、パートナーの衛生観念が自分とは違いすぎると、一緒に暮らすのが苦痛になってしまいます。

衛生観念の違いから義理の家族と不仲になり、離婚や絶縁状態になることもあります。「義実家の布団やトイレ、お風呂、調理器具・食器が汚い」「義実家が不潔すぎて子供を連れて行きたくない」などがよくあるケースです。

別れ

衛生観念の違いから、恋人との別れを選ぶケースもあります。「髪の毛や服が不潔」「体臭・口臭があまりにも酷い」「肌が脂ぎっている」など、不衛生すぎると嫌われることもあるので注意しましょう。

付き合い始めは仲が良く、何の問題もなかったカップルでも、付き合いがある程度長くなったり同棲を始めたりすると、相手との衛生観念の違いに気付いて嫌気がさし、生理的に受け付けない状態となり、別れてしまうことも少なくありません。

付き合いが長くなったからといってあまり気を抜きすぎず、最低限の清潔感をいつまでも保つようにしましょう。

性格の不一致

離婚や恋人との別れの原因の一つに「性格の不一致」がありますが、「性格の不一致」とは「衛生観念の不一致」を意味します。パートナーとの衛生観念の違いは嫌悪感に直結します。

脱いだ靴下・服をあちこちに置いたり、トイレの便座を上げっぱなしにする、シャワーも浴びずに就寝するなど、些細なことでも積み重なると離婚に繋がります。結婚前に一定の期間同居して、パートナーの衛生観念に問題がないか見極めるのは離婚を避けるために有効な手段です。

衛生観念が合わない時の対策

パートナーや家族と衛生観念が合わないと、だらしなさや不潔さにストレスが溜まり、イライラして喧嘩になってしまうこともあります。世の中の夫婦や家族がみんな衛生観念が同じということはないですが、衛生観念が合わない人とはどう付き合っていけばよいのでしょうか。

衛生観念の違いから別れを選ぶ人もいますが、ここではパートナーや家族と衛生観念が合わないときの対策を紹介します。

繰り返し注意する

トイレの後に手を洗わない、トイレに本を持ち込む、ゴミをゴミ箱に捨てずに放置するなどといった行動は、ほんの些細なことですが、一緒にいるとどうしても気になってしまいます。他人から見ると「不潔な行動」でも、本人にとっては長年に培われた習慣なので、簡単には変えることができません。

このような場合は、面倒でもその都度注意するのが有効です。何度も注意されているうちに、清潔さに関する考え方が変わる可能性があります。根気は必要ですが、「不潔にするのは良くない」ということを教えてあげましょう。

衛生観念の低い人は、手にはたくさんのばい菌が着いていることや、ゴミで散らかっている状態よりも綺麗に片付いているほうが快適であることを知りません。ばい菌による弊害について、資料を見せて説明するのも良い方法です。

妥協点を見つける

衛生観念が低くてだらしない人は、食器は食べっぱなし、服は脱ぎっぱなし、扉は開けっ放し、電気はつけっぱなしにするなど、全体的にだらしないことが多いです。何度注意しても直らない場合、我慢して付き合っていくしかありません。

家族や恋人とは互いに歩み寄ることが必要です。絶対に譲れないことについては繰り返し注意をし、それ以外の小さなことは妥協して(見逃して)あげてもよいでしょう。

義実家の問題には直接口を出さない

義実家、特に夫の実家が不衛生な場合は、なかなか口を出しにくいのが実情です。下手に口出しすると義両親との仲がこじれ、嫁いびりや離婚に発展することもあります。

義理親が我が子に口移しで食べ物を与えていたり、肉を切ったまな板を洗わずに野菜を切る、消費期限の切れた食べ物を出す、冷蔵庫で保存すべきものを長期間常温で置いているなど、例を挙げればキリがありませんが、夫の実家の衛生観念のなさにモヤモヤする女性は多いです。

義理親の衛生観念が低すぎて我慢できない場合は、自分で直接言わずにパートナーからそれとなく伝えてもらうのが無難です。義実家に行く頻度を減らし、自分の家に来てもらうようにするのも良いでしょう。

男女別衛生観念がない人の価値観の例

「衛生観念のなさ」には生まれ育った環境が深く関わっているため、不衛生さには男女の違いはほとんどありません。一般的に、男性のほうが不潔でだらしないと見なされていますが、たとえ女性であっても、衛生観念がない人はとても不潔です。ここでは、衛生観念がない人の男女別の特徴を紹介していきます。

衛生観念がない男性の価値観の例

衛生観念がない男性は、トイレの後に手を洗わない、タンや唾をいろいろな所に吐く、服をあちこちに脱ぎ散らかす、歯をあまり磨かないなど、自分は綺麗だと思い込んでいる人が多いです。

子供の頃からの生活習慣なのですぐには変えられませんが、交際相手の女性に指摘されて衛生観念が変わることもあるので、気長に「教育」しましょう。

衛生観念がない女性の価値観の例

女性の場合、衛生観念のなさは冷蔵庫の中やバッグの中などにあらわれます。消費期限切れの食品や調味料も平気で食べたり、他人に食べるようすすめることもあるので注意が必要です。変な味・臭いがしたらすぐに吐き出しましょう。

また、衛生観念のない女性は、見た目が綺麗であっても清潔ではありません。お風呂にあまり入らない人や、トイレの後できちんと拭かない人もいるので、衛生観念がない女性と付き合ったら徐々に「教育」する必要があります。

潔癖症

衛生観念のない人と対極にあるのが潔癖症の人です。衛生観念がない人からすると、清潔さを追い求める人は「潔癖症」に見えてしまいます。潔癖症は不潔恐怖症ともいわれており、強迫神経症の一種です。

トイレの後でもないのに何度も手を洗ったり、ちょっとしたホコリや指紋などが気になって掃除をする人は要注意です。衛生観念のない人は病気ではありませんが、潔癖症は病院で治療が必要となるので、思い当たる人は受診しましょう。

年代別衛生観念がない人の価値観の例

衛生観念がない人の価値観は「不潔である」という点では一致していますが、年代によって衛生観念がない人の価値観の現れ方にはかなりの違いがあります。ここでは、衛生観念がない人の価値観の例を年代別に紹介していきます。

高齢者

すべて高齢者が当てはまるわけではありませんが、高齢者で衛生観念のない人の中には、消費期限が切れてカビが生えた食材や調味料を使ったり、料理ごとに菜箸を変えずに使い回す、鍋やフライパンから直接食べる、一枚の布巾でテーブルだけでなくシンク(流し台)など、どこでも拭く人がいます。

また、「もったいない精神」から物が捨てられず、家をゴミ屋敷にしてしまうケースもあります。高齢者で、物が無い時代に育った人は、簡単に物が捨てられません。また、紙をめくる時に指を舐める、入れ歯をあちこちに放置するのも高齢者の特徴です。

年配者に「汚いから何とかしてください」とは言い難いので、汚い物を見つけたら少しずつ捨てたり、食べる物は自分で料理するなどの「自衛」が必要です。

子供

子供の衛生観念は親や周りの大人の言動によって作られていきます。食べ物を床に落とした時、親が「落とした物は汚れているから絶対に食べてはいけない」と日頃から躾けていれば、落とした物は食べない子供になります。

しかし、床を清潔に保っているという自信がある家では、「床が綺麗だから、そこに落とした物は食べても大丈夫」と言い、落とした物を食べることもあります。食べ物を床などに落とした時に食べるか食べないかは、その都度見極めて、経験で判断することになります。

赤ちゃんのいる家では弟や妹のオムツ替え・世話を上の子供に手伝わせることがあります。「人の排泄物などを触ってしまっても後で綺麗に洗えば大丈夫」だと教えれば、大人になったときに汚物の処理ができない人間になることはありません。

衛生観念は子供の頃からの生活習慣の積み重ねです。清潔なほうが気持ちよく生活できるということを教えてあげましょう。

学校や職場で「衛生」について学んだ人や綺麗好きな人は、衛生観念がない親と一緒に生活するのは大きなストレスになるでしょう。

身内だから気を遣う必要はないということなのか、お風呂や洗面所の使い方が汚い、使用済みのタオルを何日も使い回す、変色した布巾や枕カバーを使い続けたりするのを見るのは、育ててくれた親でもキツイと感じてしまいます。

親の衛生観念のなさに呆れて文句を言っても、「神経質すぎる」と言われてしまったり、喧嘩になるだけなので、不潔な場所を見つけたら自分で掃除したり、親元を離れて一人暮らしを始めるほうがよいでしょう。

衛生観念は健康維持に役立つ

衛生観念とは、身の回りを清潔にして病気を防ぎ、健康を維持するための生活習慣で、幼少期から各家庭で培われるものなので、結婚相手や交際相手とは価値観が違っていて当然です。しかし、衛生観念が違いすぎると、相手の不潔さに嫌気がさし、別れに至るケースが少なくありません。

不潔さが原因で他人を不快にさせたり病気になったりしないよう、人として最低限の清潔さを身につけましょう。パートナーから生活習慣を改めるよう求められた場合は、歩み寄ることも必要です。

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