声を荒げる人の特徴は?
声を荒げることで周囲の人に迷惑がかかる場合も多いですし、人間関係も上手く築けない場合もたくさんあります。声を荒げることは何の解決にもなりませんし、本来は避けるべきことです。しかし多くのデメリットがあるにも関わらず声を荒げてしまう人は多いです。
声を荒げる人とはあまり付き合いたくないと感じる人も多いですが、そもそも声を荒げる人にはどのような特徴があるのでしょうか。性格的な特徴を知って、上手に人間関係を築いていきましょう。
プライドが高い
何かを主張するのに声の大きさは関係ありませんし、大切なのは内容ですが、プライドの高い人は声を荒げることで相手を圧倒し、自分の意見を押しとおそうとしています。相手がひるめばいかに無茶苦茶なことでもとおってしまうことは多いですし、自分の意見をとおすことでプライドを守っています。
プライドを守るために声を荒げるので、自分が間違っていたり、他人から責められそうになると自己防衛の手段として声を荒げてしまう人が多いです。
寂しがり屋
他の人と距離を縮めて、コミュニケーションを取りたいという気持ちはあるものの、それがなかなか上手くいかずに失敗してしまい、声を荒げるという方法でコミュニケーションを取ってしまいます。
声を荒げることで周囲の人とは余計にコミュニケーションがとりづらくなりますし、注目してもらうためにまた声を荒げてしまうと、悪循環に陥っている人も多いです。寂しがり屋で、コミュニケーションが苦手な人は、声を荒げることが多いと言えます。
声を荒げる人の心理状況は?
声を荒げる人にはさまざまな性格的特徴がありますが、それだけではなく心理的な特徴も存在しています。なぜ声を荒げてしまうのか、その心理状況はどのようなものなのかを知っておくことで、相手のことを理解することができますし、そこから対処法を考えることもできます。
声を荒げてしまう人の心理状況を知って、相手のことをさらに理解していきましょう。
自信がない
これはプライドが高い人に多い傾向にあり、プライドが高い人は自分に自信がなくなると声を荒げることが多いです。そのためお互いの意見が口違ったり、議論が白熱したとしても、自分に自信があり、自分が優位であることが明らかな状態の場合は涼しい顔をしていることが多く、声を荒げることはありません。
しかし一度形勢が悪くなり、自分の主義や主張などに自信が持てなくなってしまうと、自分を奮い立たせるため、自分の意見を押しとおすために声を荒げてしまいます。
不安
声を荒げて自分の存在を主張することで、その場に存在していることを証明しよう、周囲の人に意識付けようとしていることが多く、自分をアピールするために大きな声を出してしまいます。
また周囲へのアピールのためではなく、自分自身の葛藤や悩みなどを吹き飛ばすために、声を荒げて強い自分を演出している場合もあります。声を荒げることで不安を払拭しようと考えている人は多いです。
状況別声を荒げる人へのおすすめの対応方法は?
声を荒げる人と上手に付き合うためには、対応の仕方などを工夫する必要があります。上手な対処法を知って、声を荒げる人とも上手に付き合っていきましょう。
夫
相手の主張を最後まで聞き、その上で話を整理して冷静に話し合うことが大切です。ただ黙っているだけでは相手が調子に乗ってしまうこともありますし、声を荒げれば自分の意見をすべて押しとおせると勘違いしてしまう可能性もあります。
相手の話をすべて聞き終われば、話を整理して振り返り、お互いに何が悪かったのか、反省すべき点はどこなのかなどを冷静に、論理的に話し合うことを心がけましょう。
上司
言い返してしまうと火に油を注ぐ結果になりかねませんし、言い返すことなくしっかりと受け止めることが大切です。またどうしても言い返したい場合は、感情を表に出さず、あくまで冷静に、論理的に言い返す大切です。
感情的に言い返してしまうとお互いに声を荒げてしまうことになりますし、ただの喧嘩になってしまいます。どうしても言い返したい場合は、冷静な口調で、敬語など言葉遣いにも充分注意した上で反論するようにしましょう。
彼氏
またどうしても別れたくないのであれば、きちんと悪いところを直してほしいと言うべきです。言っても直らない場合、諦めて別れた方がいいです。
もし、直るのであればそのまま付き合い続けることも可能です。
相手の気持ちを考えずにすぐに声を荒げる人と付き合っていてもいいことはありませんので、早めに対処することが大切です。
子供など
相手を落ち着かせるためには、自分が冷静でいなければなりませんので、大きな声を出すことなく落ち着いて対処することが大切です。また頭ごなしに叱るのではなく、何が理由で声を荒げているのかをきちんと明確にする必要があります。
頭ごなしに叱ってしまうと、また声を荒げてしまうこともありますし、子供が相手でも大人と話しているつもりで冷静になり、一つ一つ事実を確認していきましょう。
声を荒げることは間違いだと伝える方法は?
また声を荒げる人とは会話をしないと告げ、相手が声を荒げたら一切無視してしまうという手もあります。どちらの場合もきちんと相手に宣言することが大切で、声を荒げるのは良くないことだときちんと言葉にして伝えるようにしましょう。
声を荒げる夫婦喧嘩になった場合の対処法は?
夫婦喧嘩を丸く収めるためには声を荒げないことが大切ですので、声を荒げてしまった場合はどうすればいいのか、その対処法を知っておきましょう。
無理に応戦しない
声のボリュームが上がり、感情的になってきたなと感じればすっと引いて、無理に応戦しないことが大切です。
距離を置く
少し距離を置き、時間を置いてからもう一度話し合ってみることでスムーズに解決できることもありますし、冷静になるための時間を設けることが大切です。声を荒げることなく上手に話し合うことが大切ですが、声を荒げてしまった場合はそのまま喧嘩を続けずに、一度距離を置いて気持ちを鎮めてからもう一度話し合うようにしましょう。