白馬の王子様はいるのか?
良い出会いがない、良い男が見つからないとき「この世に白馬の王子様はいないのかな?」と感じます。しかし、中には幸せな出会いや幸せな結婚を実現している人もいることから、一概に「存在しない」と断言することもできません。
今回は、「白馬の王子様はいるのか」や、もしいたとしたら出会える確率はどのくらいなのか、またどんな男性が白馬の王子様なのかをご紹介します。
白馬の王子様はいない?
現実問題、白馬に乗っている人はあまりおらず、もし乗っているとしても車やバイクで、どこかの国のお金持ちの王子様となるとぐっと人数が絞られます。ゼロではないけど数えるくらいしかいない、というのが「白馬の王子様」であるのなら、我々一般市民にとっては「いないも同然」と言えます。
そのため、いわゆる白馬の王子様との出会いは叶わないと考えて生活していた方が無難です。しかしそうではなく、現代女性が理想とする白馬の王子様とは「精神的な白馬の王子様」なのではないでしょうか。実際に白馬に乗っていなくても、お金持ちでなくても、イケメンでなかったとしても「理解を示してくれる男性」です。
「私だけの」白馬の王子様
どこかの国の王子様、お金持ちでイケメンで白馬に乗っている、という男性を見つけ、恋に落ちるのは至難の業です。今から探しに行くことを考えただけでも途方に暮れます。そんないるのかいないのかわからない男性を見つけに行くよりも、身近な男性を「私だけの白馬の王子様」にしてしまった方が簡単です。
現代の女性が求めているのは、激しい浮き沈みのある恋愛よりも、安定した交際のできる信頼できる男性との出会いです。ひっくるめて「相性がいい、気が合う」ということです。この条件ならば、絶対に手の届かないどこかの国の白馬の王子様よりも出会える可能性は高いです。
白馬の王子様に出会える確率
白馬の王子様と出会える確率は、どのくらいなのでしょうか。多くの人がまだ出会えていないことから、100%ではありません。しかし、頑張り次第ではチャンスがあるのではないでしょうか。ここでは、白馬の王子様と出会える確率についてご紹介します。
どんな男性が白馬の王子様?
どのような男性を白馬の王子様と感じるでしょうか。イケメン、お金持ち、優しい、趣味が合うなど、条件は人それぞれです。また、今まで「この人は白馬の王子様だ」という男性を見たことがあるでしょうか。自分にとっての理想の男性像はそれぞれです。
もし、理想の男性像があるのだとしたら、その条件が多ければ多いほど、出会いの確率は低くなります。例えば「俳優のAさんに顔がそっくりで年収が1000万以上でなければいけない」という条件に絞ってしまうと、該当者はゼロになるでしょう。
どんな男性を白馬の王子様とするのかは自由で、条件を厳しくすればするほど出会いの確率は下がります。理想を追いかけるのか、運命の流れに身を任せるのかは、自分で選ぶことができます。
小学校のクラスに好きな人はいた?
ところで、小学生時代のクラスに好きな男の子がいたでしょうか。または、同じ学年ですきな男子はいたでしょうか。実は、人生の縮図とも言えるこの「学校の中に好きな人がいたか」は、白馬の王子様を語る上ではかなり重要な指針となります。
もちろん、小学校で好きな人はいなかったけどその後白馬の王子様に出会えた、という人もいるのであくまで参考程度なのですが、クラスに約40人児童がいて、その半分の20人が男子だとすると、そこにイケメンと感じる人が1~2人程度いたのではないでしょうか。
この割合は大人になっても大きな変化はなく、約10~20人に1~2人程度、好みの顔の男性がいると仮定できます。一般受けではなく、あくまで「自分の好みの顔の男子」ですので、モテるモテないは別です。これが白馬の王子様との出会いの確率と大きく関係します。
誰を白馬の王子様にするのか?
白馬の王子様問題を語る上で重要なのが、「誰を白馬の王子様に仕立て上げるのか」ということです。結果的に良い出会いだった場合、「この人が私にとっての白馬の王子様だったんだ」という話になるからです。この時無視できないのが、「顔や性格を含めた雰囲気」です。
子供の頃は「一緒に遊んでいて楽しいからなんとなく好き」という好意の持ち方をしていました。白馬の王子様と出会える確率を上げるためには、条件で縛ってしまうのではなく、この「なんとなく」という雰囲気をうまく掴み取っていくことが大事です。
出会いの確率は自分で下げることもできるし、上げることもできます。最大限に出会いの確率を上げたいのならば条件は一切無視して、「なんとなく」の雰囲気だけで選んでみることです。
白馬の王子様が来ない理由
身近にたくさんの男性がいるのに白馬の王子様とは全く出会えない、という女性がいます。知り合いも多く、社交的なのになぜ白馬の王子様とだけは出会えないのでしょうか。ここでは、白馬の王子様が来ない理由についてご紹介します。
なぜ?出会っただけで終わっている可能性
そもそも出会いの数が少ない人がいます。誰とも仲良くならず、孤独に生きている人です。このような人は、根本的に「出会いの数」の母数を増やさなければいけません。しかし、仕事や趣味などで出会いが多い人でも、なかなか恋愛に発展できない人がいます。この場合、出会っただけで終わっている可能性が考えられます。
「浅く広く」というパターンです。白馬の王子様と出会うためには、ある程度相手と深く付き合う必要があります。ちょっと踏み込んだ付き合いをしなければいけないのですが、広く浅くタイプの人は、顔見知り程度の付き合いで終わってしまいます。
社交的で友達が多く、男性と知り合う機会が多い人でも、深く付き合う勇気がなければ関係は深まりません。
迎えを待っている
よく「白馬の王子様は待っているだけではダメ、自分から迎えに行く」と恋愛アドバイスがありますが、ただぼーっと待っているだけの姫を王子様が白馬に乗って迎えに行くシチュエーション、というのも変な話です。
姫がしなければいけないことは、王子様を迎えに行くことではなく「王子様が迎えに来るのを待つ、という姿勢をやめる」ということです。声をかけてくるのはチャラいナンパ男だけですし、女性から声をかけてくれるのを待っているだけの男もろくな男はいません。
出会いのチャンスがあろうがなかろうがしなければいけないのは、いろいろなチャレンジをするために興味のあることに積極的にアクションを起こすことです。中には海外に一人で旅行に行き、旅行先で王子様と出会う女性もいます。待つのではなく、とにかく行動することです。
王子様をスルーしている
「あの時出会った人、もしかして白馬の王子様だったのかも」という人もいます。過去出会った男性に対し、そのときはトキメキを覚えなかったので深く関わらなかったというパターンです。このように、出会いはしたけどピンとこない、ということがあります。
理想が高い女性に多いですが、自分で可能性を切り捨てているタイプです。確かに、もしそのときお付き合いしてもうまくはいかなかった可能性もあるので、一概に「チャンスをドブに捨てた」とは言えませんが、出会ったのに気がつかずにスルーして終わってしまった可能性があります。
この「気づくか、気づかないか」も本人次第です。「白馬の王子様全然いない」と言っている人に限って、身近な白馬の王子様をスルーしている可能性が高いです。
白馬の王子様か診断できるチェック項目
ここでは、出会った男性が白馬の王子様かどうかを診断するための項目をいくつかご紹介します。当てはまれば白馬の王子様である可能性が高く、当てはまらなければ白馬の王子様である可能性は低いです。
話をしっかり聞いて覚えていてくれる
その男性は、話をしっかり聞いてくれるでしょうか。白馬の王子様は姫のことが好きなので、蔑ろにすることはありません。どんな些細な話にも耳を傾け、しっかり覚えています。途中で話を遮ったり、聞き流して覚えていない、ということはありません。
女性を敬う気持ちがある
白馬の王子様は、英国紳士のようにレディファーストの精神を持っています。男尊女卑なんてもってのほかです。女性にはいつも感謝し、紳士的な振る舞いをします。姫だけに対してではなく、すべての女性に対して紳士的です。
雑用を押し付けない
白馬の王子様も面倒なことは嫌いです。しかし、それを相手に押し付けるようなことはしません。なぜなら、相手だって面倒なことは嫌いだ、と知っているからです。雑用はなるべく分担して行おうとします。「お前がやれ」などと押し付けることは絶対にありません。
褒めてくれる
白馬の王子様は人を褒めるのが上手です。まるで自分のことのように喜び、これでもかと褒めてくれます。また、きれいだね、かわいいね、という女性の喜ぶ言葉もたくさん使います。これによってお互いの気分が良くなることを知っているからです。
白馬の王子様の定義
どのような男性なら、白馬の王子様としてふさわしいのでしょうか。ここでは、白馬の王子様の定義についてご紹介します。
自分に自信がある
白馬の王子様はお金持ちでしょうか。それともイケメンでしょうか。その両方でも良いですが、それよりも重要なのが「自分に自信がある」という点です。自分に自信がある人は心が安定しています。「自分にはこれがあるから大丈夫」という強さを持っているからです。根拠はそれぞれですが、自信がある人はお金持ちにも見えるし、イケメンに見えます。
白馬の王子様の定義として、他人に嫉妬したり、恨んだり、ということがないことが大事なポイントです。そのため、今の自分に満足している、向上心がある、卑屈にならない、という男性は白馬の王子様である可能性が高いです。
女性と対等な立場で考える
白馬の王子様は人間です。特別な人ではありません。そのため、女性と対等な立場で物事を考えます。しかし残念ながら日本の男性は、「男尊女卑の考え」を根深く持っており、女性に対して「こうあるべき」という理想を持っているため、この時点で大半の男性は白馬の王子様候補から外れてしまいます。
白馬の王子様は「女のくせに」「ブスは引っ込んでろ」などの差別的な発言はせず、そんなことは考えもしません。白馬の王子様の定義として、この「女性を差別しない」という考え方を持っていることは、女性が交際して幸せになるための絶対条件です。
白馬の王子様の特徴
運命の相手でもある白馬の王子様にはどのような特徴があるでしょうか。自分にとっての白馬の王子様を見つけるために、その特徴のポイントを押さえておきましょう。
イケメンに見える
顔の好みは人それぞれです。そのため「好きな顔」というのは、意外と重要なポイントでもあります。これは一般的にモテるかどうかではなく、好みの顔かどうかです。また、中には「一般受けはしないけど、私にとっては超イケメン」という場合があり、これは自分にとっての白馬の王子様である可能性が非常に高いです。
偶然出会うことが多い
待ち合わせしたわけでもないのに、たまたま道端で出会ってしまう、何度も会う、ということが多い人は白馬の王子様である可能性が高いです。偶然が重なっただけですが、偶然会うということは「同じ方向を向いている」ということです。考え方が似ている、喧嘩が起こりにくい、とも言えます。
衝突が少なければそれだけ安定した交際ができるので、幸せな恋愛生活を送ることができます。「すごく好き」ということではなくても、一緒にこれからを歩んでいく上ではぴったりのパートナーである可能性が高いです。
一緒にいて嫌じゃない
「好き」という感覚を重視する人が多いですが、白馬の王子様を探すのなら「嫌じゃない」という感覚をもっと重視した方が良いでしょう。すごく好きになると相手にいろいろ期待してしまい、裏切られたと勘違いをして嫌いになることがあります。そのため「すごく好きってわけでもないけど、一緒にいて嫌じゃない」という普通の感覚に注目しましょう。
白馬の王子様と出会った姫がこの人に決めたと決断するのは、「ひと目で恋に落ちた」というよりは「嫌じゃないからいいか」というある種の妥協です。好きすぎて緊張する相手より、一緒にいてリラックスできる相手を選びましょう。
白馬の王子様はいる!出会えたらラッキー!
「白馬の王子様なんていない」という人がいますが、あえてここでは「いる」と断言します。自分だけの白馬の王子様を見つけるのは難しく、数は少なく、ゆえに出会えないまま人生を終える人もいます。出会えたらラッキーで、出会えなくてもそれはそれで良いです。
また、白馬の王子様と出会えたら後は一生安泰、ということでもなく、お別れすることだってあります。その後、二人目の白馬の王子様と出会う人もいます。大事なのは、自分の理想や条件で縛りすぎて可能性を切り捨てないことと、失望しないことです。どこかに白馬の王子様がいると考えるだけでも楽しいことです。