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探求心を自己PRする方法・探求心が強い人の特徴・長所と短所

探求心を自己PRする方法

探求心という言葉は自分の長所をアピールするときによく使われるWordではありますが、具体的にこの探求心が何を生み出すのかを提示することができなければ、ありきたりなワードの一つとして放置されてしまいがちです。まずは、自己PRをするときにどのようにこの探求心という言葉を使ったらいいのかを学んでいきましょう。

書き方について

探求心の部分をアピールしたいのならば、その探求心が強いことを裏付ける成功体験をわかりやすく付随しなければいけません。ただ単に「私は探求心が強いです」といった記載をしたところで、会社側からすれば「だから何」で終わってしまうので、しっかりと文章を組み立てる必要があります。

そして重要なことは、好奇心と探求心は似ているようで違うということです。これは後述いたしますが、珍しいものに興味が惹かれるだけで終わってしまうのは好奇心が強いことだけをアピールすることになりますので、必ず物事に対して深い知識を得るために行動しているという部分をアピールしてください。

具体的な例文について

基本的には「私の長所は探求心が旺盛なところです」という書き込みから入りますが、そこからは探求心によってどのような興味や研究につながったのか、そしてどういう結果になったのかをアピールしましょう。

例えば「広告代理店のアルバイトをしていた時に、お客様に興味をひかれるような効果的な広告とはどのようにして作られるのかが非常に気になったため、文章校正や写真の撮り方を学んで独自に研究をした結果、応募した広告賞を取ることができるようになりました」のように、探求心があるとアピールした後に、その行動によってどのような結果を得られたかも記載しましょう。

ポイントは抑えましょう

ポイントはその探求心でどのような成功体験があったのかということと、そしてその自分の成功体験が会社でどのように役立てることができるのかをアピールすることです。

先ほどの例文で務める予定が広告代理店のような会社だった場合は、「この長所を活かして御社でも活躍できる」といった言葉を最後にプラスすると、説得力が非常に高くなります。この会社にいかえるかどうかの部分があやふやだと、「その経験はすごいけど会社に役立てるのか」と突っ込みをもらってしまう恐れがありますので要注意です。

成功体験は時によってただ単に自慢話で終わってしまいますので、必ずそれがどのような長所を表しているのか、そして会社においてどのように役立てることができるのかを結び付けて考えてください。

なれていないとバラバラになりがちな部分ではありますが、何度も繰り返して文章を作り続ければだんだんと慣れていき点と点が戦になっていきます。

探求心が強い人の特徴

自己PRはある程度言葉を盛っている部分もありますので本当かどうか定かではない部分もありますが、他者から見た時に「この人は探求心が強い人」と感じるのであればそれは本物の探求者であると言えるでしょう。

本当に探求心が強い人はどのような特徴があるのか、考えていきましょう。自分も探求心が強い人になりたいという方は参考にできる記述となります。

好奇心が旺盛である

好奇心とは珍しい未知なる出来事に興味を持つ心のことです。探求心が強い方はその未知なる出来事を見ると「なぜこのようなことになるのだろうか」と深く考えるようになり、「知りたい」という欲求が強く出るようになります。

しかも、探求心が強い人は一つの物事に対して多角的に考える癖があるので、たとえそれらしいゴールが見つかったとしても、「このケースでこうなったのなら、仮に別のケースが発生したのならどうなるのか」を考えるようになります。

いわゆる、「知りたがり屋」という印象を与えがちで、いろんな物事に首を突っ込む恐れもありますので、時には暴走しているように見えてしまうでしょう。

一つの物事をとことん掘り下げる

探求心が強い人というのは気になる部分があればとことん掘り下げる傾向にありますので、ひたすら物事を調べつくす傾向にあります。

例えば、「浦島太郎」についてのレポートを出せといわれた場合、一般的にはどのような物語なのかを調べて元となる物語は何なのかといった部分まで探ってある程度のところまで行ったらス有数してしまうでしょう。それも、身近な図書館やインターネットで調べて終わりにします。

ところが、探求心が強い人は浦島太郎とは誰がモデルなのか、そもそも玉手箱とはなんなのか、いつの時代の話なのか、亀は何の亀なのか、竜宮城のモデルは何なのか、どこの場所のお話なのかなど分からない部分や気になる部分をひたすら見つけて状況次第では現地に行って確認することもあります。自分が納得するまでとまりません。

周りが見えなくなることも多い

これらの強い探求心というのは、それらの物事を調べるための原動力となって集中力につなげます。探求心が強く調べたいという欲求が強い人ほど、思いっきり前のめりになって調べつくします。この状態になると中途半端に物事を終わらせることができなくなり、納得できるところまで突き進むようになるので、周りが全く見えなくなります。

仮に、周りの人たちが話しかけたとしても適当な返事しか返ってきません。これは社会人となっていろんなタスクをこなす必要がある状況では裏目になる恐れもありますので、注意すべき点でもあります。

探求心の証

探求心が本当に強い人は自分が気になる部分には平気で飛び込む性質があり、新しいことへのチャレンジが必要な状況になったとしても、嫌悪感を抱かずに突き進むことができます。自己PRで探求氏が強いことをアピールしたとしても、知らないことでも積極的に飛び込む姿勢を見せないかぎり、本当に探求心があるとは言えないでしょう。

探求心が強いことを証明するためには、会社に入っても気になる部分があれば前に出てチャレンジする姿勢を見せなければいけないということです。

探求心旺盛になる方法

探求心が旺盛になるためには性格的な部分も大きくかかわってきますので、ある程度は意識して行動する必要があります。その中でも特に意識してもらいたいのは、気になる部分があればアクティブに動いて解決する努力をするということです。

いわゆる、積極性という部分なのですが、じっとしていても物事がわからない場合は可能な限り早く行動できるスタイルでいきましょう。ちょっと調べてもわからない部分があれば、わかるまでひたすら調べるようにして、ネットや図書館だけでは情報が足りない場合は、実際に足を運ぶ用意もしましょう。

これらの行動力があってこそ、探求心が強くわからない部分があれば徹底的に調べつくす姿勢へと変化し始めますので、行動に移すことから始めてください。

仕事での探求心の活かし方

仕事での探求心の活かし方は自分が好きな分野で仕事をしている場合は、気になる部分はとことん突き詰める性質がいかんなく発揮されますので、必要だと周りから強要されることなく、どんどん知識を吸収するためにアクティブに動き回ってくれます。

未経験でも気になる部分であれば積極的に勉強をして学んでいくスタイルを発揮することができるので、上司や周りの人たちからは活動的で努力家の人間と評価してくれるでしょう。

ただし、その知的好奇心が必要なところ以外に発揮されてしまうと「業務中に何をやっている」というお叱りを受ける状態になってしまいますので、必要な部分と必要ではない部分の線引きをする必要はあります。

探求心と好奇心の違い

探求心と好奇心は異なります。どのような違いがあるのかを理解していないと、自己PRなどで誤った言葉の使い方となってしまいますので、違いをはっきりと理解してください。

好奇心は興味だけ

好奇心というのは先に説明したように「珍しい物事に対する興味」です。あくまで興味を持つだけなので、深く追求するという行動にはなりません。探求心は気になった物事に対して深く追求する気持ちのことになります。

つまり、大きな違いは気になったことに対して興味を持って深く知るために行動するのかどうかとなります。ちょっと興味があるからと見たり聞いたり多少触れる程度では探求心があるとは言われません。

追求心との違いについて

追求とは気になる物事をどこまでも追いかける事であり、探求とはとある物事を探し求める事です。違いはほとんどないように思えますが、追求とは既に存在する物事を追いかけるときに使う言葉であり、探求とはわからない物事ではあるがとっかかりもないような事柄を追いかけるときに使う言葉と考えればわかりやすいでしょう。

それ以外には、追求は「どうしてここにこのようなものがあるのかを追求した」といった否定的な捉え方をするのに対し、探求は「なぜここにこのようなものがあるのか」と物事を肯定的にとらえて行動するという考え方もあります。

研究心との違いについて

研究とは物事を詳しく調べて事実を明らかにすることです。この研究という言葉は物事を調べることで得られた事実を積み重ねて結論にたどり着くものではありますが、探求心とはあくまで物事の本質を探し求めるために動くことを意味しますので、意味は異なってきます。

これが探究という「物事の意味や本質を見極めて追及する」という言葉を加えて比較するとさらにややこしくなります。探究の場合は事実の積み重ねだけでは調べられないような哲学的か論理学的な思考を駆使する必要がある物事に対して使う必要があります。

探求心の長所と短所

探求心の長所は今回の記事で何度か記載しているように、自分が気になる分野であれば勉強することも積極的に飛び込むこともいとわないことです。物事の本質を理解する能力に長けているので、得意分野や気になる分野における知識は非常に深いものとなります。

短所はその探求心が一極集中している場合は、その分野にのみ特化してしまうので興味がないものに対して無反応になってしまうことがあるということです。そしていろんなことに探求心が働いてしまう人はひたすらいろんなことを調べつくそうとするので、本当に必要な仕事や業務が放棄されることもあります。

また、ひたすら視野が狭くなって没頭してしまうあまりに、独りよがりになってしまう恐れもありますので、できる限り他人の意見を受け入れるという意識をもって行動してください。

探求心は本当に存在するのか

探求心という言葉は自己PRでかなりの頻度で登場しますが、本当に探求心があるという人は知的欲求と好奇心が強く、わからない言葉あればどんどんと追及のために行動していきます。

この行動力こそが会社で期待されるものではありますが、それらの行動力をアピールする自己PRになっていないと「この人は本当に探求心があるのか」と疑問に思されてしまうでしょう。軽々しく使っている人も多いですが、意味を調べるとそんなに簡単に使える言葉ではないので、自分の本質とこの言葉がマッチしているのかよく考えて用いましょう。

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