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【状況別】虚脱感に襲われるときの対処・解消法|カフェイン

虚脱感に襲われるときの対処・解消法

特に体調が悪いわけでもないにも関わらず、何となく体に力が入らない、体がだるいなどのように虚脱感を感じることがあります。この虚脱感を感じるときには、どのようなことが原因となるのでしょうか。また、その解消法はあるのでしょうか。

虚脱感の原因

虚脱感を感じるには、原因がいくつか考えられます。人によって、その虚脱感の原因は異なってきます。虚脱感を解消するには、まずその原因をハッキリさせる必要があります。

寝不足

寝不足は虚脱感の定番の原因です。寝不足は体調不良の大きな原因となり、虚脱感に繋がってしまいます。また、体調不良はさらなる寝不足を引き起こし、体と脳の疲労が取れず虚脱感とともに頭痛や吐き気といった体調不良になるという悪循環を作ります。

睡眠不足を解消するためには、毎日同じ時間に就寝し、6時間以上の睡眠を取ることが必要とされています。5時間以下の睡眠では体と脳の疲労は解消は取れづらく、慢性的な虚脱感や体調不良の原因となります。

より良い睡眠を取るためには、寝る前にパソコンやスマホを操作しないようにしましょう。寝る前にスマホを操作する方は多いですが、脳を緊張状態にしてしまい質の良い睡眠をとることができなくなってしまいます。質の良い睡眠を6時間以上とって虚脱感を防ぎましょう。

貧血

貧血が虚脱感の原因となることもあります。貧血は生まれ持った体質や、鉄分不足が原因となります。また、寝不足によって引き起こされる貧血もあります。貧血状態になることで虚脱感を感じてしまうようになります。

寝不足によって貧血と虚脱感を感じてしまう場合には、上記で述べた通り、しっかり睡眠時間を確保して体と脳を休めることで、虚脱感と貧血の解消法することができます。

鉄分不足が虚脱感と貧血の原因となっている場合には、鉄分が多く含まれる食品やサプリで鉄分を補うようにしましょう。鉄分が多く含まれる食品は、レバーや豚もも肉の他にカツオや小松菜などがあります。

鉄分が多く含まれている食品が苦手な場合には、鉄分サプリを摂取するのも良いでしょう。あまりに貧血と虚脱感が強いときには、医師に相談をしても良いでしょう。

カフェイン

眠気覚ましにコーヒーを飲んだり、仕事中に疲労を感じた際にエナジードリンクを飲む人は多いです。コーヒーやエナジードリンクにはカフェインが多く含まれています。このカフェインは一時的に覚醒作用があったり、交感神経に刺激を与えて眠気や疲労を和らげる効果があります。

しかし、カフェインが切れたときに、虚脱感や疲労を強く感じさせてしまう原因となることがあります。また、カフェインは利尿作用があるため飲み過ぎてしまうとトイレの回数が増え、体内の水分量が減ってしまい、虚脱感と疲労感を大きくしてしまいます。

このような状況を避けるには、眠気覚ましにコーヒーの代わりに、ペパーミントなどのハーブティーを試してみると良いでしょう。

風邪

風邪をひいてしまうと、体調不良や体力の低下などによって、虚脱感を感じることがあります。風邪のウイルスが体内に入ると、体の免疫がウイルスを排除しようと活性化します。その際に、発熱やだるさが起こり、虚脱感を感じてしまいます。

風邪による虚脱感を防ぐには、風邪をひかないように健康的な生活を送ることが大切です。風邪をひいてしまった場合には、早めの対処を心掛けましょう。

注意しなければならないのは、風邪薬にカフェインが含まれている物があるということです。先に述べた通り、カフェインで虚脱感の原因となってしまうことがあります。

アルコール

アルコールを過剰に摂取すると、急性アルコール中毒を起こしてしまい、虚脱感を感じることがあります。お酒に強い人も安心はできません。また、アルコール依存症になってしまっても、虚脱感が起こってしまう原因にもなります。

アルコールによる虚脱感を防ぐには、お酒を飲みすぎないことが大切です。自分の適量を見極めるようにしましょう。また、お酒を飲むときに適度に水を飲むようにしましょう。

お酒を飲む前に肝臓に効くサプリを飲んで、体内のアルコールが早く抜けるようしておくことも有効です。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスの乱れも虚脱感の原因となります。特に、女性はホルモンバランスの乱れによって、虚脱感を感じてしまいやすいです。女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンというホルモンで成り立っており、この2つのホルモンのバランスが乱れると体の不調が表れます。

ホルモンバランスが乱れてしまう原因は、不規則な生活や無理なダイエット、睡眠不足や運動不足が考えられます。ホルモンバランスが乱れると、虚脱感だけではなく頭痛や肌荒れなどの症状が起こってしまいます。

ホルモンバランスを崩さないようにするためには、バランスの良い食事を心がけ、足りない栄養素はサプリメントで補う、質の良い睡眠をとることがホルモンバランスを整える対処法となります。

また、ストレスも原因になりやすいので、ハーブティーなどを飲んでゆっくりとリラックスするもの効果的です。

自律神経の不調

お酒や風邪などの目立った原因が見られないにも関わらず、虚脱感を感じる場合は自律神経の不調による虚脱感の可能性があります。

睡眠不足や度重なるストレスで、自律神経のバランスが崩れてしまい虚脱感を感じるようになることがあります。そのままにしてしまうと、自律神経失調症へと悪化してしまうので早めの対処をする必要があります。

このような場合も、睡眠時間をしっかり確保して、ストレス発散を心がけることが大切です。生活習慣の乱れも、自律神経の乱れへと繋がってしまうので自分自身の生活習慣を見直して、規則正しい生活習慣へと変えていく必要があります。

ストレス

ストレスが自律神経を乱してしまい、虚脱感を感じる原因となってしまうことがあります。自律神経には交感神経と副交感神経の2つがあります。ストレスを感じていないときや、リラックスしているときには副交感神経が優位すが、緊張状態やストレスを感じているときには交感神経が優位となります。

交感神経が優位な状態のときには、心拍数が上がり筋肉が緊張状態になり、交感神経優位になりすぎると虚脱感があらわれます。

1日のうちで、この交感神経と副交感神経が働くリズムは決まっています。しかし、ストレスによってこのバランスが崩れてしまうことがあります。なので、休息などによってストレスを発散させる必要があります。

状況別虚脱感に襲われるときの対処法

虚脱感を感じるときは自身の体調が原因となります。しかし、その体調は状況によって作られます。なので、人によって虚脱感を感じる状況は変わってきます。

花粉症による虚脱感

花粉症は鼻水、鼻づまり、くしゃみ、ときには発熱といった症状が起こります。その症状は風邪に似ています。なので、風邪と同様に花粉症も虚脱感の原因となることがあります。

花粉症は症状が悪化すると虚脱感が強くなるので、症状が酷くなる前に薬を飲むようにしましょう。ただし、花粉症の薬には副作用で眠気が出る物もあります。なので、自分に合った薬を選ぶようにしましょう。

また、対策として花粉を体内に入れないために、外出するときにはマスクをするようにしましょう。外出から帰ったときには家に花粉を入れないように、花粉を払ってから家に入るようにしましょう。

禁煙による虚脱感

禁煙をしている人が虚脱感を感じることもあります。その原因はニコチンによるものです。タバコを吸うことで、体にニコチンが取り込まれ血管が収縮され緊張状態となります。ニコチンが抜けると虚脱感が起き、再びタバコを吸うというサイクルが起きます。

禁煙をするということは、体からニコチンが抜けた状態になっているので虚脱感が起こりやすくなっています。禁煙をし続ければ虚脱感もなくなっていきますが、喫煙期間が長い人はこの虚脱感をなくすために、タバコに再び手を出してしまうことも多いです。

空腹による虚脱感

空腹になると低血糖症が引き起こされます。この状態も虚脱感を起こす可能性があります。空腹状態で血糖値が下がり、低血糖症状を起こしてしまうと、虚脱感の他にも眠気や手先のしびれといった症状が出ます。

低血糖は主に糖尿病を患っている人に多く見られますが、健康な人でも発症してしまうこともあります。バランスの悪い食生活をしている人や、過激なダイエットをしている人、下痢や嘔吐でしっかり栄養を摂ることができない状態の人などが低血糖症状を起こしやすいです。

低血糖状態を放置し続けると、慢性的な虚脱感とうつ状態になってしまうこともあります。なので、食生活を整えるようにすることが大切です。

急な低血糖状態になってしまった場合の対処法には、ブドウ糖もしくは砂糖を10gほど摂取したり、ブドウ糖や砂糖が含まれる飲み物を飲むことなどがあります。ブドウ糖と砂糖は吸収率が高いので症状にすぐ対処できます。

あまりにひどい低血糖状態

低血糖症状で立っていられないほどの虚脱感、体の震えが表れたときには、命の危険でもあります。

そのようなときの対処は、まずはブドウ糖を摂取するようにしましょう。意識が混濁するほどの場合には、唇や歯肉にブドウ糖を擦り付けましょう。そして、救急車を呼ぶなどをして、一刻も早く医療機関へと行きましょう。

低血糖が起こりやすい、低血糖で意識が混濁する可能性がある人は、日頃から家族や周囲の人に低血糖を起こしてしまった場合の対処法を伝えておきましょう。

結婚式後の虚脱感

結婚式という人生の一大イベントを終えたあと、大きな虚脱感を感じる人もいます。慌ただしく結婚式の準備をする期間から本番を経て、全てが終わったあとで心にぽっかり穴が開いたような感覚に陥ってしまいます。これは燃え尽き症候群と呼ばれるものです。

結婚式の準備や結婚式本番を終えて、燃え尽き症候群になってしまった人は、これからの結婚生活のスタートを考えるようにしましょう。燃え尽き症候群は目的を達成した後に、それまで頑張りすぎたことで起こります。

なので、結婚式を終えることが目的ではなく、新たな結婚生活を充実させることを目的としましょう。。あまりにも虚脱感や、燃え尽きたような感覚がある人は気分転換などをして、心を落ち着かせることから始めましょう。

虚脱感は体からのサイン

体に力が入らない、だるく感じるなどの虚脱感は体からのSOSのサインの可能性があります。虚脱感を感じてしまう原因の多くは、不規則な生活と乱れた食生活です。虚脱感をなくすためには健康的な生活を送ることが大切です。

虚脱感を甘くみて放置してしまうと、慢性的になってしまい治療が必要となってしまうこともあります。なので、放置せずに原因を見極めて、早めに対処するようにしましょう。

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