虚脱感に襲われるときの対処・解消法
虚脱感の原因
寝不足
睡眠不足を解消するためには、毎日同じ時間に就寝し、6時間以上の睡眠を取ることが必要とされています。5時間以下の睡眠では体と脳の疲労は解消は取れづらく、慢性的な虚脱感や体調不良の原因となります。
より良い睡眠を取るためには、寝る前にパソコンやスマホを操作しないようにしましょう。寝る前にスマホを操作する方は多いですが、脳を緊張状態にしてしまい質の良い睡眠をとることができなくなってしまいます。質の良い睡眠を6時間以上とって虚脱感を防ぎましょう。
貧血
寝不足によって貧血と虚脱感を感じてしまう場合には、上記で述べた通り、しっかり睡眠時間を確保して体と脳を休めることで、虚脱感と貧血の解消法することができます。
鉄分不足が虚脱感と貧血の原因となっている場合には、鉄分が多く含まれる食品やサプリで鉄分を補うようにしましょう。鉄分が多く含まれる食品は、レバーや豚もも肉の他にカツオや小松菜などがあります。
鉄分が多く含まれている食品が苦手な場合には、鉄分サプリを摂取するのも良いでしょう。あまりに貧血と虚脱感が強いときには、医師に相談をしても良いでしょう。
カフェイン
しかし、カフェインが切れたときに、虚脱感や疲労を強く感じさせてしまう原因となることがあります。また、カフェインは利尿作用があるため飲み過ぎてしまうとトイレの回数が増え、体内の水分量が減ってしまい、虚脱感と疲労感を大きくしてしまいます。
このような状況を避けるには、眠気覚ましにコーヒーの代わりに、ペパーミントなどのハーブティーを試してみると良いでしょう。
風邪
風邪による虚脱感を防ぐには、風邪をひかないように健康的な生活を送ることが大切です。風邪をひいてしまった場合には、早めの対処を心掛けましょう。
注意しなければならないのは、風邪薬にカフェインが含まれている物があるということです。先に述べた通り、カフェインで虚脱感の原因となってしまうことがあります。
アルコール
アルコールによる虚脱感を防ぐには、お酒を飲みすぎないことが大切です。自分の適量を見極めるようにしましょう。また、お酒を飲むときに適度に水を飲むようにしましょう。
お酒を飲む前に肝臓に効くサプリを飲んで、体内のアルコールが早く抜けるようしておくことも有効です。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れてしまう原因は、不規則な生活や無理なダイエット、睡眠不足や運動不足が考えられます。ホルモンバランスが乱れると、虚脱感だけではなく頭痛や肌荒れなどの症状が起こってしまいます。
ホルモンバランスを崩さないようにするためには、バランスの良い食事を心がけ、足りない栄養素はサプリメントで補う、質の良い睡眠をとることがホルモンバランスを整える対処法となります。
また、ストレスも原因になりやすいので、ハーブティーなどを飲んでゆっくりとリラックスするもの効果的です。
自律神経の不調
睡眠不足や度重なるストレスで、自律神経のバランスが崩れてしまい虚脱感を感じるようになることがあります。そのままにしてしまうと、自律神経失調症へと悪化してしまうので早めの対処をする必要があります。
このような場合も、睡眠時間をしっかり確保して、ストレス発散を心がけることが大切です。生活習慣の乱れも、自律神経の乱れへと繋がってしまうので自分自身の生活習慣を見直して、規則正しい生活習慣へと変えていく必要があります。
ストレス
交感神経が優位な状態のときには、心拍数が上がり筋肉が緊張状態になり、交感神経優位になりすぎると虚脱感があらわれます。
1日のうちで、この交感神経と副交感神経が働くリズムは決まっています。しかし、ストレスによってこのバランスが崩れてしまうことがあります。なので、休息などによってストレスを発散させる必要があります。
状況別虚脱感に襲われるときの対処法
花粉症による虚脱感
花粉症は症状が悪化すると虚脱感が強くなるので、症状が酷くなる前に薬を飲むようにしましょう。ただし、花粉症の薬には副作用で眠気が出る物もあります。なので、自分に合った薬を選ぶようにしましょう。
また、対策として花粉を体内に入れないために、外出するときにはマスクをするようにしましょう。外出から帰ったときには家に花粉を入れないように、花粉を払ってから家に入るようにしましょう。
禁煙による虚脱感
禁煙をするということは、体からニコチンが抜けた状態になっているので虚脱感が起こりやすくなっています。禁煙をし続ければ虚脱感もなくなっていきますが、喫煙期間が長い人はこの虚脱感をなくすために、タバコに再び手を出してしまうことも多いです。
空腹による虚脱感
低血糖は主に糖尿病を患っている人に多く見られますが、健康な人でも発症してしまうこともあります。バランスの悪い食生活をしている人や、過激なダイエットをしている人、下痢や嘔吐でしっかり栄養を摂ることができない状態の人などが低血糖症状を起こしやすいです。
低血糖状態を放置し続けると、慢性的な虚脱感とうつ状態になってしまうこともあります。なので、食生活を整えるようにすることが大切です。
急な低血糖状態になってしまった場合の対処法には、ブドウ糖もしくは砂糖を10gほど摂取したり、ブドウ糖や砂糖が含まれる飲み物を飲むことなどがあります。ブドウ糖と砂糖は吸収率が高いので症状にすぐ対処できます。
あまりにひどい低血糖状態
そのようなときの対処は、まずはブドウ糖を摂取するようにしましょう。意識が混濁するほどの場合には、唇や歯肉にブドウ糖を擦り付けましょう。そして、救急車を呼ぶなどをして、一刻も早く医療機関へと行きましょう。
低血糖が起こりやすい、低血糖で意識が混濁する可能性がある人は、日頃から家族や周囲の人に低血糖を起こしてしまった場合の対処法を伝えておきましょう。
結婚式後の虚脱感
結婚式の準備や結婚式本番を終えて、燃え尽き症候群になってしまった人は、これからの結婚生活のスタートを考えるようにしましょう。燃え尽き症候群は目的を達成した後に、それまで頑張りすぎたことで起こります。
なので、結婚式を終えることが目的ではなく、新たな結婚生活を充実させることを目的としましょう。。あまりにも虚脱感や、燃え尽きたような感覚がある人は気分転換などをして、心を落ち着かせることから始めましょう。
虚脱感は体からのサイン
虚脱感を甘くみて放置してしまうと、慢性的になってしまい治療が必要となってしまうこともあります。なので、放置せずに原因を見極めて、早めに対処するようにしましょう。