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取り入るのが上手い人の特徴・上手に取り入る方法|先輩

取り入るのが上手い人の特徴

学校や職場で「この人取り入るのがうまいな」と思わずおもってしまうような人と遭遇したことはありませんか。それはずる賢く自分の仕事を手伝ってもらっているシーンだったり、重たい物を持ってもらうシーンだったり、「自分にはあんなにあざとい取り入る方法は試せないな」とかんじたことでしょう。

「あんなに取り入るなんて、プライドはないのだろうか」と憤りを感じたこともある人もいらっしゃることでしょう。今回は取り入るのが上手い人の特徴や、上手に取り入る方法、取り入ったときのデメリットやメリットまで、取り入ることについてご紹介します。

サイコパス

サイコパスは人に取り入ることが得意です。自分のサイコパスの一面を隠して、良い人やか弱い人の振りをして他人に近づき、ほとんどのことをやってもらいます。お金の工面を受けるサイコパスもおおいでしょう。

また、サイコパスは自分ではサイコパスだとはおもっていないので、サイコパスであることに引け目を感じたり、サイコパスであることを隠そうとして挙動不審になったりすることもなく、自然と取り入ることができます。

近くに潜んでいてもおかしくないサイコパスは、いつあなたに取り入ろうとしているかわかりません。すこしでもサイコパスかな、とおもう人物がいたら、注意してください。

八方美人

取り入るのが上手い人は「八方美人」なことがおおいです。普段は自分から大変なことや周りが嫌がることを笑顔で引き受けておいて、だれに対しても良い顔をします。そして普段から恩を売っておいて、本当に自分がイヤなときは「今回はどうしてもつらいから、手伝ってくれないかな」と言う感じで取り入るのです。

しかしハタから見たら、だれに対しても良い顔をする姿は、滑稽にうつり、気分のいい物ではありません。それを八方美人は分かっているので、だましやすい心の本当にきれいな人をターゲットにする傾向があります。自覚がある分イヤらしい性格だと言えます。

ぶりっ子

とくに取り入る人のなかでもおおいのが、ぶりっ子です。取り入るのが上手い人のほとんどが、ぶりっ子属性といっても過言ではありません。少しでも良いから自分をよく見てもらおう、可愛がってもらおうとしてとくに異性がいる前ではぶりっ子になりがちです。

そうしてか弱い自分を演じて、取り入る相手を物色しています。自分に対して気がありそうな人や、ぶりっ子した自分を可愛がってくれた人などをターゲットにしていく習性があります。なので取り入る相手はコロコロとのりかえます。だめになったらあの人、その人もだめになったらこの人、という返り身の早さがあります。

飲み会には?

忘年会や新年会などの会社をあげた、大がかりな飲み会には必ずと言っていいほど参加するのに、仲間内だけの、週末に同僚と飲みに行く、といった小規模なものには、ほとんど参加しない、これも取り入るのがクセのひとの特徴です。

理由は、取り入る相手が飲み会にいるかどうかです。試しに、同じレベルや力配分の人ばかり集めた飲み会に誘ってみてください。きっと断ってくることでしょう。しかしそこに一人でも上司や取引先の方がいたら、取り入る隙を見つけるために「絶対に行くよ」と言ってくることでしょう。

こういう人は飲み会という、ストレス発散になる楽しい場には、呼ばなくて正解です。

褒め言葉がうまい

取り入るのが上手い人は、褒め言葉も上手いです。語彙力にあふれており、次から、次へと相手を褒める言葉が出て来て、一瞬も他の人が入って行く隙を与えません。狙った獲物は逃がさないという意志のあらわれです。

取り入るのが好きな人は、普段から褒め言葉をたくさん使っているので、お酒が入ったりする飲み会などではとくに強みを発揮します。さまざまな角度から相手を褒めて、骨抜きにしてしまいます。

上手に取り入る方法

周りを傷つけたり、周りから嫌われたりせず、上手に取り入るためには、なにができるか、今回はそれをご紹介していきます。

権力者

同僚や友達が何かに取り組んでいたら、提出に行く最終段階に間に合うように手助けに生きましょう。終わるのが少しでも早まれば、同僚や友達は喜んでくれます。また、提出しに行ったときに、以下のようなシチュエーションが考えられます。

上司・先生「お、意外とはやい提出だな」

同僚・友達「はい、最後に◯◯◯さん(あなたの名前)が手伝ってくれまして」

このシチュエーションで気付く方もいらっしゃるかとおもいますが、取り入るというのは友達や同僚にではありません。その人達が提出にいく、権力を持っている上司や先生に、です。このやり方なら、あなたの働きを見ていた他の人達も「今度は自分のところにきて手伝ってくれないかな」とおもってもらえたり、上司や先生にもマメなことをアピールできます。

先輩

先輩に取り入るときは、自分から意見を言わないことです。そうすることによって、従順な態度がアピールできて、「先輩」という、すこし上の存在からは可愛がってもらえます。自分から率先して意見を言うと、先輩の意見と食い違ったときに言い訳できません。それを避けるためにも、意見を聞かれたら「◯◯◯先輩はどう思われますか。」と無理矢理に質問返しをしましょう。

少しだけバカな振りをするのも愛される取り入りやすい方法です。それがこの「先輩はどうおもいますか」です。さきに先輩の意見を聞いておけば、それに準じた回答ができるだけでなく、先輩を持ち上げるような、「自分には先輩ほどの意見が思いつきませんでした」という技が使えます。

取り入るメリット・デメリット

取り入るにもメリット、デメリットがあります。それを知っていれば安易には取り入るという行為はせず、本当に必要なときに使うことができます。

デメリット

デメリットは、あまりにもあからさまに他人に取り入っていると、他の人達からの評判が落ちるということです。「あの人、他人に媚を売ってばかりで使えないよな」とか「◯◯◯さんが近づいて来ても信用しないようにしなきゃ」など、信頼されなくなっていきます。

デメリットは他にもあります。それは最終的な判断を自分で下せなくなってくるという、思考力の低下です。いつも取り入る相手の意見ばかり立てて、それにしたがって生きているので、自分自身でなにかを判断しようとしても、できなくなっていることがあります。「あれ、これから先どうしたらいいのかな。◯◯さん(取り入っている相手)ならどうするかな」と考えだしたらもう終わりです。

メリット

もちろん取り入ることでメリットもあります。それは評価されやすくなるということです。おそらく、ほとんどの取り入ることに必死な人は、権力者や上司、先生など、決定権を持っている人に取り入ろうとします。すると、権力者に気に入られているということは、その人たちから、評価してもらいやすい存在になるということです。

また、上司などに取り入った場合、公私ともによくしてもらえることもおおく、自分が結婚したときや子供が産まれたときに、ご祝儀やお祝いを弾んでもらえたりします。「これはお気に入りの、部下である君にだからするんだよ」と言われたら、取り入ることに成功している証しです。

取り入る方法が分かる本

「ひとに「取り入る」心理学 : 好かれる行動の技法」は有倉巳幸氏による著書です。取り入ることは気配りだ、という論表が目立っています。

取り入ることはけっして悪いことじゃない、相手に対しての気配りであり、すかれる方法のひとつという考えの元、他人からすかれる取り入りかたなどが細かく紹介されています。

ひとに「取り入る」心理学 : 好かれる行動の技法

取り入るのも才能!

人に取り入る、とだけ聞くとなんだか昔話にでてくる、意地の悪いキツネやたぬきのようでイヤな感じがしますが、取り入るにも才能が必要です。まず第一に、自分より取り入る相手を優先しなくてはいけませんし、なにをするにもその人の意見を立てなくては行けません。

ときにはお持たせや食事代を貢ぐこともしなくてはいけないでしょう。しかし上手に取り入れた先には、その苦労と引き換えにしても手に入れたかったものが手に入ります。まったく取り入ることに向いていない人もいますので、可愛がられるのが得意な人は、取り入るのが才能だと言って良いでしょう。

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