楯突く人の特徴
自分に自信があったり意見を持っている
自分の考えに対し絶対の自信があるがゆえに、その考えや意見を伝えて認めてほしいという気持ちを強く持っています。そして、自分の存在感や素晴らしさを周囲に対して知らしめたいという思いが先走り、権力を持っているひとや目上の人、リーダー的存在の人に対し楯突くように意見してしまいます。
少数派の人が多い
そもそもリーダーや周囲から慕われている人は、楯突く相手もいなければその必要もありません。とくに楯突くこともなく、自分の意見や考えが的確に相手に伝わり、物事がスムーズに進むからです。
そのため、楯突く人というのは自分の考えや意見が正面突破ではなかなか相手に伝わらなかったり、通ることがなかったりする場合に、目上の人やリーダー格の人に対し、立場ではなく自分の考えや意見をゴリ押しし、楯突くことでむりやり通そうとしてしまいます。
寂しいという気持ちも持っている
自分の存在を知らしめるためには、特に目上の人にも屈せず意見をできる自分、というブランディングの意味も込めています。「すごい相手にこんなことも言えてしまう私を見て」というメッセージである場合もあります。それは寂しいというSOSでもあり、構ってほしいというサインでもあります。
そんな寂しいという気持ちの行き場をなくしてしまい、歪んだ形で楯突く人もいます。
「楯突く」の由来
楯をつくのは地面に対してです。つまり、自分の身を守りつつ、目上の相手に対し、反抗するという意味で使われています。
楯突く部下への対処法
やたらと自分に対し楯突く部下も必ず1人か2人はいます。そんな楯突く部下に対してどのように対応するべきなのでしょうか。順番にその対応方法について説明していきます。
まずはその話をじっくり聞いてあげる
しかし、楯突く部下というのはそんなあなたの、その場しのぎの対応に対しても不満を感じていることが多くあります。まずは、無理やりにでも時間をとって、じっくりと楯突く部下の意見や話を聞いてみましょう。
あなたが忙しそうにしているがゆえに緊急度を高めるため、感情的になったり楯突くことで時間を取ってもらえるよう演出している可能性もあります。そのため、まずは話を聞く時間を取ることは非常に有効な手段となります。
その上でひとつずつ説明する
その上で、楯突く部下がすべてを話終わったタイミングで、ひとつひとつに対して順番に説明や、あなたの考え・意見を説明していきましょう。その時に楯突く部下の意見を否定したりするのではなく、「あなたはこう考えるんだね、私はこう考えるけどどうかな」といった風に意見をすり合わせる方向で話を進めましょう。
「相手の存在を受け止め、認める」ことは、楯突く部下には非常に大切な対応です。
自分に自信がない場合もある
そして「あなたの意見や考え方を理解したよ」というメッセージを相手に伝えるだけでも、たとえ楯突く部下の意見が採用されなかったとしても、その存在に対し自信を与えることができたのであれば、自信を取り戻すことにつながります。
もちろん、採用に値する意見をもらえたのであれば、その意見を採用することもありです。
会社で楯突く人との付き合い方
同僚の場合はスルーすることも有効
楯突くタイプの人は、自分に構ってもらえる相手を探しているだけの場合もあるので、相手にされないとわかれば自然と楯突くことも減ってきます。
仕事を任せてみる
「自分の方がうまくできる」「お前はどうしてそんなにへたくそなやり方をしているんだ」といった楯突き方をしてくる場合は、「じゃあ、あなたにお任せするわ」とその業務ごとやらせてみることはとても有効です。
その上で、その相手の方がスムーズに業務を進めることができたのであれば、会社にとっても有益ですし、あなたはほかの業務に集中することができます。
ハリボテの自信は打ち砕く
さらっと、「やっぱり難しいよね、私も苦労しているんだ」くらいのことをいいながら、業務を自分に戻すことで、自分に対して何かを言ってくることは大幅に減ることでしょう。
友人関係で楯突く相手との付き合い方
あんまりにも鬱陶しい場合はスルー
「あの子ってなんでいっつもああいうこというわけ」などと楯突き始めたら、「まぁまぁ、そんなことないって。あ、あそこに美味しそうなクレープ屋さんあるよ」などと会話をそらしましょう。複数人でいる場合は、全員がそのことを心がけていれば空気が悪くなることもありません。
楯突くタイプの友人も、何度もスルーされているうちに楯突く気力がなくなるか、あるいは自分が皆に対し嫌な思いをさせてしまっていることに気づくことでしょう。そのようにして、徐々に空気で伝えていくことも手段としては有効です。
存在を認めてあげつつ距離を置くのも手
しかし、あまりにも友達の仲の空気を乱すことが多かったり、スルーし切れないほどに楯突くことが多い場合には徐々に距離を置き、付き合いの頻度を減らしていくこともやむをえません。
一緒にいても楽しくなかったり、みんなでいるのに空気を乱すことが多いのであれば、友達として一緒にいることが辛くなってしまい、最悪の場合はその全員と会うこと自体が苦痛になってしまう可能性もあります。
本当にその友達と本音で会話ができる仲なのであれば、「あなたのそういうやたらと楯突くところが苦手なの」と伝えることも手段のひとつではありますが、楯突くタイプの人はあまり冷静にその忠告を受け入れることは難しいでしょう。
「楯突く」の読み方
「楯突く」と「盾突く」の違い
楯突く相手にはまずは話を聞いてあげる
しかし、それでも楯突くことが多く改善されなかったり、忠告に対しても耳を貸さないようであれば、距離をおくことも考えなくてはなりません。