【年代別】人生やり直したいと思った時の対処法｜大学/借金

物事が全く上手くいかずに行き詰まってしまった時や、人生に楽しみを見出せない時に、「なぜこんな状態に陥ってしまったのだろう。人生やり直したい」と感じる人も多いのではないでしょうか。

人生をやり直したいと感じている時は、すべてのことに全く希望が持てず無気力になってしまいます。時間的な意味で過去に戻ることができないということは、頭では理解していたとしても、「あの時違う判断をしていれば、違う未来があったのでは」と考えずにはいられないでしょう。そんな時は、どのような対処法をとるべきでしょうか。

今回は、人生やり直したいと考えてしまった時の対処法についてご紹介します。まずは年代別の対処法についてお話しします。

20代ですでに仕事に行き詰まり、人生やり直したいと感じる人もいるでしょう。20代であれば、物事をすべてリセットするという意味での人生やり直しも不可能ではありません。

20代でまだ結婚もしておらず身軽であるならば、全て環境を変えてしまうのも良いでしょう。仕事も、住む場所も、友人関係も、全て変えてみてはいかがですか。これは独身だからこそできる人生やり直しの方法と言えます。家族を持って責任を負った後は、このような大胆な行動をとることはとても難しいのは間違いありません。

仕事まで変えてしまうのはとても勇気が必要ですが、やり直したいと感じているのであれば今しかできないことだと考えて思い切った行動に出るのも良いでしょう。

30代になると、結婚して家族を持っている人も多いはずです。家族を抱えた状態で、人生を一からやり直すのはなかなか難しいということは当然のことです。しかし何も行動を起こさなければ、人生やり直したいと考えてしまうつらい状況を変えることはできません。ですから、まずは自分がやりたいことがなんだったのかをもう一度見直してみましょう。

過去をやり直すのではなく、今から再出発すると考えてみましょう。30代になってから、再度学校に通って勉強することも不可能ではないはずです。

まずは自分がやりたいと考えていたことを全て書き出し、それを実現するための具体的な方法も挙げてみましょう。それを実現するためには家族の協力が必要なのであれば、具体的なプランを家族にプレゼンして理解を得ることも大切です。自分一人では実現不可能なことも、家族の助けで実現できる場合もあるでしょう。

40代になって子供も自立し自分自身も会社での立場を得た場合、生きる理由を見失って、人生やり直したいと考えてしまうこともあるでしょう。子供が自立しているならば、家族について大きな心配をする必要はないはずです。また40代であれば貯蓄額も高くなっているはずですから、人生をやり直すことはそれほど難しいことではないでしょう。

老後を考えて貯蓄額が不安である場合は、まずは貯蓄の目標額を明確に決めてまずはその目標を達成しましょう。それまでに、自分の人生やり直しプランを綿密に組んでおくことも大切です。目標貯蓄額を達成しているならば、生きがいとなるような趣味を充実させてそれを楽しみながら暮らすことも良いでしょう。

子供のため仕事をこなしてばかりで自分の時間を楽しむことができなかったために、人生やり直したいと考えているのであれば、子供が自立した40代こそ自分の楽しみを見つけるチャンスです。

「人生をやり直したい。人生をやり直せるとしたら、いつに戻りたいか」という妄想を膨らませたことがある人も多いはずです。妄想するだけならそれは個人の自由なのですから、大いに妄想を楽しんで良いでしょう。

次は「人生をやり直せるなら、いつに戻りたいか」という質問に対して多く得られた回答についてお話しします。

人生やり直したいと考えている人に質問したところ、高校時代に戻りたいという声も多くありました。高校時代は青春真っ最中ですから、良い思い出が多いのでしょう。良い思い出の時代に戻って人生やり直したいと考えるのは当然のことです。憧れの先輩や部活の思い出など、甘酸っぱい思い出を持つ人も多いはずです。

しかし過去が美化されるという事実を忘れてはいけません。今はもう、当時のつらかったことなど思い出せない場合も多いですが、あなたが今の状況をつらいと感じているように、当時のあなたがつらいと感じていたことが確かに存在していたはずということを忘れてはいけません。

大学時代に戻って人生やり直したいという回答が多いのも自然なことでしょう。大学時代は時間に余裕があり、授業をサボってもすぐに問題が起こるような切羽詰まった状況も少なかったはずです。ですから精神的なストレスが少なく、お酒の楽しみも覚えて楽しい時間として思い出に残っていることは間違いありません。

大学時代は最も自由な時間を過ごせる時期ですから、その時代に戻って人生やり直したいと考えている人は、今の生活に自由な時間がないことがつらいと感じているのでしょう。このように、自分がどの過去に戻って人生やり直したいと考えているのかで、心の奥で自分が何を欲しているのかがわかる場合もあります。何を欲しているのかがわかれば、現状を打破するヒントとなるはずです。

タイムリープという言葉をご存知でしょうか。タイムトラベルが「体ごと」異なる時間に移動することを意味するのに対して、タイムリープは「意識だけ」が時間を移動することを意味します。つまりタイムトラベルの場合は「今の自分が過去の自分に会うこと」ができますが、タイムリープでは「今の自分の意識が、過去の自分の意識の中に入り込む」ことになります。

タイムリープに成功したという声をインターネット上で見つけることもできますが、それが事実かどうか確認する方法はありません。過去の夢を見る訓練をし、夢を現実のように感じるという方法がタイムリープの感覚に最も近いとされていますが、意義があるのかどうかは判断しづらいと言えます。

どうしても過去に戻って人生やり直したいのであれば、学生時代の仲間と大騒ぎの夜を過ごすのはいかがでしょうか。あの頃の気持ちを思い出すということは、とても良い気分転換になるはずです。

「人生をやり直したい」と考えるということは、今の状況に失望してしまっているということを意味します。どのような状況に失望して人生やり直したいと考えているのかによって、対処法は異なるはずです。次はケース別に、人生をやり直したい人に方法についてお話しします。

返済のめどがつかないために借金地獄から抜け出せず、人生やり直したいと考えている人もいるでしょう。

多額の借金を返すのはとても大変なことであり、日々の少しずつの節約だけでは返済残高は一向に減らず、むしろ利息のせいで借金総額が増えていってしまうこともあります。借金は手遅れになると、本当にあなたの人生を潰してしまいます。手遅れになる前に専門家にきちんと相談しましょう。

専門家に相談することで、債務整理という方法を取るのも良いでしょう。債務整理には、任意整理、民事再生、自己破産などがあり、借金額を減らしたり帳消しにできます。

また債務整理の際に、専門家が現状を精査して、月々の返済額や返済方法をきちんとアドバイスしてくれます。あと何回どれだけの金額を返すのかをしっかりと把握できれば、人生やり直したいと考えてしまう危機的状況から抜け出し生活を立て直すこともできるはずです。

離婚するということは、共に生活してきた家族を失うことになりますので、精神的なダメージがとても大きいと言えます。ですから離婚によるショックで人生やり直したいと考えている人もいるでしょう。

確かに一人で生活を立て直して行くのは大変なことです。しかし離婚した時点で、人生をリセットしたと考えることもできるはずです。離婚によって人生をリセットしたそのタイミングこそ、人生をやり直したいという願望を叶える良いチャンスだと考えるべきでしょう。

結婚していた時はできなかった趣味を始めたり、転職してみるのも良いでしょう。環境を変えて再スタートを切るという心構えを持つことができるかどうかで、離婚後の生活が豊かになるかどうかが大きく左右されるはずです。

結婚したにもかかわらず、パートナーとの関係がうまくいかず人生やり直したいと考えている人もいるでしょう。結婚がうまくいかないからといって、離婚することだけが人生をやり直す方法というわけではありません。いきなり離婚を視野に入れるのではなく、まずは結婚の形を変えてみましょう。

週末婚、別居婚などの方法を取ることで、パートナーとの関係性を変化させることができるはずです。離れることで見えてくるお互いの良さに気づき、関係が修復されることもあるでしょう。また、離れたことで最終的に離婚が一番良い方法だと判断したのであれば、それはそれで良い決断のはずです。

結婚によって人生やり直したいと考えているのであれば、将来のために前向きな意味でパートナーと距離をとることも大切と言えます。

「座右の銘」という言葉をご存知でしょうか。座右の銘とは、「行動の戒めとするために、常に心にとどめておく言葉」を意味します。座右の銘があれば、気持ちがふさぎ込んでしまって、人生やり直したいと感じる時でも自分の気持ちを上向きに持ち直すことができるはずです。

次は、人生やり直したいと考えてしまった時にな、先人たちの名言をご紹介します。先人たちの名言を座右の銘として、常に心にとどめておいてはいかがでしょうか。

アメリカのマサチューセッツ州出身の作家、Robert H. Goddardが残した有名な名言があります。日本ではあまり知られていない作家のためか、この名言をBob・Goddardの名言だと紹介しているウェブサイトも数ありますが、正しい名前はRobert H. Goddardです。

「何もかも失ったと思う瞬間でさえ、未来は残されているということを覚えておきなさい。」

これが彼が残した言葉です。この言葉は、人生をやり直したいと思うほどに現状に絶望していたとしても、明日を変わらず迎えることができるという希望をもたらしてくれます。下記に英語での原文を引用しておきます。

本田宗一郎とは、通称ホンダで親しまれている本田技研工業の創業者です。経営者でありながら職質の人柄で知られ、何事も自らが最前線に立って開発に携わったとされています。本田宗一郎は今でこそ成功者として知られていますが、数回に及ぶ会社倒産の危機をなんとか乗り越え立て直すなどの苦労にも立ち向かってきました。

下記に引用した彼が残した言葉を見ると、失敗を恐れず、何歳からでも新しいことにチャレンジする大切さに気付かされます。

いかがでしたでしょうか。今回は人生やり直したいと思った時の対処法についてお話ししました。自分が覚悟を決めて動くことさえできれば、人生はいつからでもやり直すことができるはずです。

もし失敗したらどうしようと怖がっていては、何も状況は変わりません。人生をやり直したいと心から思うのであれば、自分から能動的に動いて人生を変える努力をしましょう。そうすれば自ずと状況は変わり、自分が望む未来を手にいれることができるでしょう。