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【種類別】香典のお礼の向き|中袋/法事/初盆/告別式/沖縄

Author nopic iconちわわりん
ビジネスマナー / 2018年05月07日
【種類別】香典のお礼の向き|中袋/法事/初盆/告別式/沖縄

香典のお札の向きは?

香典にはどの香典袋を使うか表書きをどう書くかなど色々なマナーがありますが、香典に入れるお札の向きには決まりはあるのでしょうか。法事や初盆などの種類別にもご紹介します。

香典とは?

香典はこうでんと読みます。死者の霊に手向ける香の代金として渡すお金の事です。以前は葬儀に参列する時に弔問客はそれぞれが香を持参していましたが、葬儀には多額のお金がかかるので香ではなくお金を包むようになりました。

中袋ありのお札の向きは?

香典袋には表書きや氏名を書く外袋があり、その中にあるお金を入れるための袋が中袋になります。その中袋がある場合のお札の向きは、表側が中袋の裏側に来るようにして入れます。この場合、お札の顔がついている側が表で顔がついていない側が裏側です。

中袋には基本的には表側に中に入れる金額を書き、裏側には郵便番号・住所・氏名を書きます。ただし裏側に金額を書く欄が印刷されていましたら表側には何も書かずに、裏側に金額・郵便番号・住所・氏名を書きます。この住所・氏名を書いた側から見てお札に顔が印刷されている側が見えるようにお札を入れましょう。

お札の向きを裏側にすることで、結婚式などの祝儀袋の逆にするためであったり、悲しみで顔をふせているとの意味を表すためであると言われています。

中袋なしのお札の向きは?

もし香典袋に中袋がなく外袋のみ使う場合のお札の向きは、中袋がある場合と同じで外袋の裏側にお札の顔が印刷されている表側が来るように入れます。ちなみに中袋がない場合には外袋の表側には表書きと氏名を書き、裏側に郵便番号・住所・金額を書くことになります。

ただし中袋なしの香典は略式です。香典の金額が1万円以下の場合に使います。それ以上の金額を入れたいが中袋がない時には、奉書紙や半紙もしくはコピー用紙を使い中包みを作り中袋の代用として使います。

ただし地域によっては、中袋と外袋を使うと袋が2重になり不幸が重なるので縁起が良くないという理由により中袋を使わない所もあります。

お札の向きの上下は?

お札の向きの裏表と同じように、お札の顔が上向きか下向きかでの決まりはあるのでしょうか。基本的には香典袋に入れるお札の向きの上下には決まりはありません。しかし、結婚式の場合と反対にするため、もしくは中袋からお札を出した時に金額がわかりやすいようにするためとの理由で、お札の向きを下に入れる(顔がついている方を下)方もいます。

お札の向きに上下の決まりはないとはいえ、香典に入れるお札の向きが1枚目は上、2枚目は下とばらばらに入れるのはマナー違反となります。香典にお札を2枚以上入れる場合には、すべてのお札の向きを揃えるようにします。

香典のお札のマナーは?

香典に入れるお札は、新札は避けるのが一般的です。新札だと前から準備していたようで失礼であるという考えから避けられています。もし新札しかない場合には、一度半分に折り曲げる事によりお札に折り目をつけて中袋に入れます。

たとえ新札でない場合でも、破れていたり汚れがひどかったりするお札は使わないようにします。香典は人に贈るものなので、古いけれど綺麗なものを入れるようにしましょう。香典に入れる時にお札の向きを確認しながら、お札の状態を確認するとよいでしょう。

種類別香典のお札の向きは?

香典は法事だけではなく、初盆や1周期などでも包む機会があります。それぞれの場面で香典のお札の向きの決まりに違いはあるでしょうか。それぞれのシーンごとに紹介していきます。

法事の時は?

法事とは僧侶にお経を上げてもらい参列者全員で焼香やお供えを行う法要に、食事も加えることを言います。法事には亡くなった日に7日ごと足した日に行う追悼法要などがありますが、香典を持っていくべき法事は初七日(しょなぬか)と四十九日になります。

初七日は亡くなった日から数えて7日目に行うのが通例でしたが、現在では葬儀当日に行われる事が多いです。その場合には、葬儀の香典と初七日の香典の2つを持っていくようにします。初七日用の香典には表書きの「御霊前」などと書いた横に少し小さめの字で初七日と書くと、葬儀の香典と区別ができるので良いでしょう。

この法事の香典のお金の向きは、お通夜や葬儀の時と同じくお札に顔がついている側を中袋の裏側に来るようにして入れます。お札の向きがすべて同じ向きになっていることが大事ですので、きちんと確認してから入れるようにします。

初盆の時は?

初盆とは、故人が亡くなった後に行った四十九日以降に始めて迎えるお盆の事です。もし四十九日よりも前にお盆が来た時には、その翌年のお盆に初盆をすることになります。一般的には8月13日が盆の入りとなり、14日・15日のいずれかでお墓参りと法事を行います。8月16日には盆明けとなります。

初盆の香典に入れるお札の向きも、お札に顔が印刷されている側を裏にして入れるのが一般的です。ただ初盆になるともう悲しむ時期ではなく、故人を偲ぶ時期であるという考えからお札の向きは気にしなくてよいとも言われています。

告別式・葬儀の時は?

告別式と葬儀は現在では似た意味で使われる事がありますが、本来は違う儀式でした。告別式とは故人と最後のお別れをする儀式の事です。告別式には遺族以外にも、友人やご近所の方などの知人も参列します。

葬儀は故人の冥福を祈り、葬るための儀式です。故人がこの世へお別れをし、それを見送る儀式になります。こちらは遺族や近親者が参列します。このように意味が違った告別式と葬儀ですが、今はそれぞれ分けずに一緒に行う事が多いです。

この告別式もしくは葬儀に参列する時の香典のお札の向きもまた、お札の顔がついている表を香典の中袋の裏側にくるようにします。参列者は香典を受付の方に渡すのですが、その受付の方が数えやすいようにとの意味もあります。お札を取り出す時にお札の向きが表側だと、識別がしやすくなるためです。

1周期の時は?

故人が亡くなって1年目になると1周期の法要をします。故人が亡くなった月日と同じである月日を「祥月命日」と言い、その日もしくは前後で法要を行います。この1周期には遺族・友人・知人を招いての法要になります。

この時の香典もお札の向きは顔がついている表側を中袋の裏側にくるように入れましょう。中袋からお札を取り出す時に、お札の表側が見える向きです。この場合もお札を2枚以上香典に入れる時には、お札の向きもきちんと揃えるようにします。

故人が亡くなって1年間は、故人をしのんで過ごす期間である喪中といわれます。喪中の間はお祝い事を控えるようにします。結婚式などの慶事、新年の挨拶をする年賀状、お正月の飾り、寺社への参拝などを控えます。

御仏前などは?

御仏前は49日法要以降に表書きに使います。ただし浄土真宗は故人はすぐに仏になるとの考えから、お通夜の時から御仏前を表書きに書きます。この49日間は忌中という「喪に服す」期間です。

昔は忌中の間は家にこもって外との接触を絶っていました。それにより死の穢れがほかの人にうつらないようにと考えていました。現在ではそれぞれ個人で決めてよく、昔ほど厳密には行われていません。

この忌中の期間が終わる時を「忌明け」と言います。そして49日法要を忌明け法要とも言います。この法要に併せて、遺骨をお墓に埋葬する事が一般的です。このように49日はとても意味のある法要です。

この御仏前のお札の向きもまた同じく、お札の顔がついている表側を中袋の裏側にくるように入れます。

沖縄の香典のお札の向きとマナーは?

忌事のしきたりには地域性があるのですが、沖縄県では香典に入れるお札の向きは、他の県と違いはありません。新札を使わないで揃えて入れるという所も同じになります。そのためお札の向きは日本中どこでもお札の表側を中袋の裏側に入れるという入れ方で大丈夫です。

お札の向きは同じですが、沖縄ではお札の顔が印刷されている所を折って入れる方もいます。香典をはさみで切って開けてもお札が傷がつかないようにとの配慮からと言われています。

沖縄の他県との違いは?

香典のお札の向きは同じでしたが、沖縄と他県と何か違いがあるのでしょうか。違いは葬式の行い方にあります。都市部以外では自宅で葬儀をする事が一般的な地域も多いので、近所の方が葬儀を手伝ったり、故人との関係がなくても近所であれば参列するのがあたりまえです。

沖縄では通夜は行わないので告別式に参列することになります。そして葬儀は「骨葬」で行われるのがほとんどで、先に火葬を行いその後に告別式をしてそれから納骨まで行います。これは珍しいです。

沖縄の香典の相場は?

一般的には香典の相場は故人との関係性や会葬者の年齢によって変わりますが、沖縄では香典の相場は一律3000円と決まっています。地域によっては一律1000円と決めている場所もあります。これは香典の相場を決める事により、経済的に負担がかかるのを減らすのが目的です。

しかも沖縄では初七日と49日にも参加する事が一般的です。初七日と49日の香典も一律3000円です。もしも初七日と49日に参列できない時には、告別式に5000円の香典を包みます。人とのつながりを大切にする沖縄では葬儀に参列する数も多いので、決めておかないと相当な負担になってしまいます。

昔から伝わる「しきたり」を大切にしよう!

いかがでしたでしょうか。香典のお札の向きは日本全国同じ向きで入れることが一般的でした。お札の向きを表にしてすべて揃える。中袋もしくは香典袋を用意して裏を上にして置く。できたらお札の顔が付いている方を下にする。そして袋に入れる。これだけです。

しかしこれを決まりごとだと考えると窮屈に感じるのではないでしょうか。実はお札の向きは慣習として行われているにすぎません。絶対的なルールというわけではなく、逆に入れたとしても間違いではありません。いわゆる「しきたり」です。

お札の向きには、故人への悲しさを表していたり遺族の方が香典のお金を数えやすいようにとの気持ちであったりと、優しい意味合いがあります。「しきたり」とは元々そのようにお悔やみの気持ちや感謝を表現するためにあります。

「しきたり」を大切にし身につける事で、相手に気持ちを言葉だけでなく行動でも伝える事ができます。ぜひ大切にしましょう。

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