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香典は新札と旧札どちらが良いか・折り方・ダメな理由|お礼

Author nopic iconSunny
ビジネスマナー / 2018年04月13日
香典は新札と旧札どちらが良いか・折り方・ダメな理由|お礼

香典は新札と旧札どちらが良いのでしょうか

お葬式で持参する香典は、用意する場合、新札と旧札のどちらが良いのでしょうか。結論から言えば、香典は旧札で用意する方が良いとされています。

それはなぜなのか、香典は新札ではなく旧札で用意した方が良いと言われている理由や、お葬式などの儀式としての内容や役割についてまとめます。

どのような儀式がおこなわれるのでしょうか

お葬式や法事など、言葉は耳にしたことはあっても、どのような儀式のことを指すのか詳しいことは知らないという方も多いのではないでしょうか。ここでは、このような儀式についてひとつずつみていきます。

通夜

お通夜は、遺族が故人と最後に過ごす夜の儀式です。遺族は夜通し線香の火を絶やさず過ごすというのが、昔からの儀式です。しかし現代では、半通夜といって、1時間から3時間ほどの儀式をすることもあります。

また、お葬式に出席できない場合にお通夜に出席するという習慣もできていますので、お通夜には、遺族だけでなく多くの方が参列する場合も増えています。

葬式

お葬式は、故人とのお別れの儀式です。故人を弔う儀式のことを葬儀といい、参列者が故人と最後の別れの挨拶をする儀式を告別式といいます。これらを合わせた呼び方が葬式だという説もあります。しかし、現在は葬儀と告別式は一体となって行われることも多く、はっきりと線引きされているわけではありません。

お葬式は、故人が信仰していた宗教で定められている方法で執り行われます。

法要

以下では、仏教で行われる法要についてみていきます。法要とは追善供養のことです。遺族が故人を偲び故人の冥福を祈るために、お経をあげてもらう仏教儀式です。

仏教の中でも宗派の違いなどがありますが、亡くなって49日の間は故人の魂が現世と来世の間をさまよっていると考える宗派があります。命日から49日の間に、次に生まれ変わる世界が決まると考えられています。この49日の期間を「中陰(ちゅういん)」と呼びます。

宗派などで異なる考え方

「ウソをつくと閻魔さまに舌を抜かれるよ」と子供のころに怒られたという人もいるでしょうか。その閻魔大王を含めた十王の裁判を受けて、その裁判の判決によって魂の行き先が決まるという十王信仰も広く知られています。そのため、亡くなったあと遺族が手厚く供養をして善を送ることで、十王の判決が良くなると考えられ、追善供養が大切にされているとも考えられます。

一方浄土真宗では、故人はご臨終と同時に極楽浄土に行くという考えられています。そのため、供養は故人のためではなく、遺された人たちのためのものと考えられます。故人の死を受け止めて、教えを聞き、これからの自分がどのように生きていくかを考える機会とします。

初七日(しょなぬか・しょなのか)

初七日(しょなぬか・しょなのか)は、亡くなった日を1日目として数えて7日目に行われる法要です。

現代では、お葬式と同じ日に行われることもあります。

四十九日(しじゅうくにち)

四十九日(しじゅうくにち)は「満中陰(まんちゅういん)」と呼ばれます。前述したように、亡くなって49日の間は、故人の魂が現世と来世の間をさまよっていると考えられており、49日が経過することで、無事に故人の魂の行き先が決まる日と考えられています。それほど、重要な日と考えられているということです。

一般的には、四十九日までが「忌中(きちゅう)」とされ、結婚式などのお祝いの席への出席は控えるとされています。そして四十九日の法要をもって「忌明け」とされ、遺族が日常生活に戻る日です。

四十九日法要には、お葬式に参列した、故人と親しかった方など、故人とゆかりの深い方を招きます。

神道では、五十日祭がおこなわれます。神道では、亡くなってから10日ごとに霊祭がおこなわれます。この霊祭が、仏教でおこなわれる法要のようなものと考えると良いでしょう。そして、五十日祭をもって忌明けとされます。

初盆(はつぼん)

初盆(はつぼん)は、新盆(にいぼん)と呼ばれることもあります。初盆とは、四十九日を過ぎてから初めて迎えるお盆のことです。地域によって、7月15日頃に行われるところと、8月15日頃に行われるところがあります。

初盆は、初めてのお盆で帰ってくる故人の魂が、道を間違えないようにという気持ちを込めて、迎え火がされます。また、お盆の終わりには、送り火といって送り出す儀式もあります。お盆には、ご先祖様の魂も帰ってくると考えられています。亡くなった方を思い、お盆を過ごす習慣が残っている地域が多いため、地域ごとにお盆に行われる伝統行事も多くあります。

一周忌(いっしゅうき)

一周忌(いっしゅうき)は、故人が亡くなってから1年目の命日のことです。2年目である翌年は、三回忌となります。前述した十王信仰では、三回忌に十人目の十王の裁判を受けると考えられています。一周忌と三回忌は、重要な法要です。参列する場合は喪服で参列します。

七回忌(しちかいき)

七回忌(しちかいき)とは、故人が亡くなってから6年目の命日のことです。

このように、1年ごとの命日に行う法要のことを、回忌法要(かいきほうよう)と呼びます。回忌法要は、七回忌のあとは、十三回忌があり、その後、十七回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌、五十回忌と続きます。

地域によって異なりますが、三十三回忌か五十回忌で「弔い上げ(とむらいあげ)」といって、最後の法要とされることが多いと言われています。

法事

これまでみてきたように、お葬式のあとにはたくさんの法要がおこなわれます。法要については前述しましたが、簡単に言うと、お坊さんにお経をあげてもらうことを指します。そして、お経をあげてもらったあとの会食など含めた一連の行事のことを、法事といいます。

そもそも香典とは?

香典は、線香やお花などの代わりに故人への供養の気持ちを表す金品のことです。喪主に対して突然の出費を助けると言った意味合いも持ち、お通夜かお葬式のどちらかに持参します。

お通夜に急いで駆けつける場合、お通夜に香典を用意することが難しければ、芳名帳に記帳だけします。そしてお葬式で香典を持参します。お通夜で香典を持参した場合は、お葬式のときに芳名帳に記帳だけします。

九州の一部の地域では、お通夜に「目覚まし(めさまし)」を、お葬式に香典を持参する地域もあります。

そもそも新札とは?

そもそも新札とは、どのようなお札のことを指すのでしょうか。新札とは、銀行から新規に発行された未使用の紙幣のことです。近ごろは、銀行の窓口でなくても銀行の両替機で新札に両替ができるところが増えています。これに対して、未使用ではないけれど折り目のない紙幣は、ピン札や新券と言われたりします。

しかし新札とピン札の違いは、人の目にはほとんど違いがわかりません。そのため、新札でなくてもピン札の場合は、香典に使用するときは新札と同じように扱うと良いでしょう。

なぜ香典で新札がダメなのでしょうか

結婚式などのお祝いには、新札で用意することがマナーとされています。お金を贈るという意味では、香典も同じです。しかし、なぜ香典には新札を用意しない方が良いのでしょうか。

結婚式などお祝い事の場合は、事前に知らされているため前もって準備することができます。新札を用意することが「楽しみにしていましたよ」という気持ちを表すことにもなります。しかし、お葬式は突然のことです。新札を用意して不幸を予期していた、準備していた、と思わせてしまわないようにという考えから、マナーとして新札を渡さないようにしています。

ただし、新札でなくても、あまりにもしわしわなお札や破れたお札を香典に入れるのは失礼にあたりますので避けましょう。

法事で持参する香典は?

四十九日法要など、お葬式の後に行われる法事に参列する場合に持参する香典については、新札と旧札のどちらが良いのでしょうか。

上の項目で見たように、香典で新札を包むことは、前もって準備していたようで控えるべきと言われていることです。しかし、法要は前もって知らされている儀式ですので、新札を用意しても問題ありません。

ただし、やはりお祝い事ではありませんので、気になる方、もしくは遺族が気にする方だと思われる場合には、お葬式で持参する香典と同じように考えて準備される方が良いでしょう。

香典のお札に新札を使ってはいけないのか

では、香典に新札は絶対に使ってはいけないのでしょうか。

新札を好んで財布に入れていて、突然のことで財布に新札しか入っていないという場合もあるでしょう。または、やはりお金を贈るという意味で、できるだけきれいなお金を渡したいという思いから新札を用意したい方もいるでしょう。

そのような面から考えても、香典に新札を絶対に使ってはいけないとは言えません。しかし、やはり香典には新札ではなく旧札を使うべきと考える方も多いので、香典に新札をそのまま入れるべきではないといえます。香典に新札を入れる場合は、新札に折り目をつけてから入れるとよいでしょう。

香典での新札の折り方

香典に新札を入れる場合は、新札に一度折り目をつけてから入れます。新札の折り方は、お札を横向きに持ち、そのまま真ん中で折る折り方が一般的です。

香典のお礼は新札でも良いのでしょうか

香典のお返しは、香典返しと呼ばれます。香典返しは、香典の3分の1から2分の1を目安に用意されます。

香典返しは、お茶などの品物が用意されることが多いです。これは、残る物ではなく消えていくものとして、消耗品が良いと考えられているからです。また、高額の香典の場合には、カタログギフトや商品券を贈る場合が多いとされています。

香典を用意するときにはご遺族への心遣いを

香典は、遺されたご遺族が受け取る物です。受け取ったご遺族に、哀悼の気持ちが伝わるように、お悔やみの気持ちが伝わるように、と考えられて残ってきたものがマナーです。

地域によっても習慣やマナーとされるものは異なりますので、ただひとつの正解はありません。香典に新札を入れることが必ずしも間違いとは言えません。しかし、どのような考えで、どのような意味でそのマナーができたのか、残っているのかを知ることは無駄なことではありません。

なぜ香典は新札ではなく旧札で用意するのかの理由は、これまでみてきたように、ご遺族への心遣いです。香典を贈る側の気持ちが、香典という形でご遺族に伝わるという意味でも、香典を用意する場合には、ご遺族への心遣いとしてのマナーを心に留めておくことをおすすめします。

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