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戦車の燃費・リッターどれくらいなのか・燃費の比較|タイガー

Author nopic icon日下部 柚希
カテゴリ:車・バイク

初回公開日:2018年05月08日

更新日:2020年09月26日

記載されている内容は2018年05月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

戦車の燃費・リッターどれくらいなのか・燃費の比較|タイガー

戦車の燃費はどれくらい?

ミリタリーネタが好きな人だけでなく、アニメ「ガールズ&パンツァー」の影響で、戦車に興味を持つ人が増えています。しかし実際に戦車が走る場合、戦車の燃費がどれくらいなのかまでを知ってる人は多くありません。今回はこの戦車の燃費にスポットを当てて、まずは有名な戦車がどんな燃費性能かを見ていきます。

有名な重戦車であるタイガーの場合は?

タイガーとはⅥ号戦車とも呼ばれるティーガーを英語読みしたもので、ティーガー1とティーガー2の2つの種類があります。第2次世界大戦時にはその圧倒的な火力と装甲で連合軍にかなりの被害を与え、「タイガー・フォビア」とも呼ばれる恐怖症を兵士にまで与えた戦車です。

第2次世界大戦時のティーガーはそれまでのドイツ戦車とは違い、バランスや機動力を捨てて火力や防御力を重視した重戦車と呼ばれる戦車でした。移動させる際にはその重量を分散させるための大きな履帯がネックとなり、列車からはみ出るため履帯を交換して移動させたという話も残っています。

アニメの「ガールズ&パンツァー」においては、戦車道全国高校生大会の決勝で主人公の西住みほ率いる県立大洗女子学園と戦った黒森峰女学園の隊長である西住まほが搭乗していた戦車としても有名で、その後も劇場版など多くの場面で登場しています。

燃費が悪くてもその戦果は高かった

そんなティーガーの燃費はとてもいいとは言えないもので、ティーガー2でリッターあたり162mと言われています。その燃費の悪さはティーガー1で57トン、ティーガー2では69.8トンという、それまでの戦車とは比較にならないほどの重量も影響していました。

しかしティーガーは、その当時の連合軍の主要戦車とされたT-34やM4シャーマンでは接射しても前面の装甲を貫けず、それに対してティーガーは1600m以上の距離があっても一方的に撃破可能という圧倒的な差がありました。ティーガーの戦車長は10人以上がそれぞれ敵戦車を100輌以上破壊したと言われています。

国産の主力戦車である90式戦車

90型戦車は1990年8月6日から陸上自衛隊で制式化された戦車で、61式、74式に次ぐ形で日本国内で開発・製造され、第3世代主力戦車として分類されている戦車です。

90式戦車は第3世代の戦車としては初めて自動装填装置が搭載され、装填手が乗らないため74式よりひとり少ない3人乗りになっています。ソ連の機甲部隊に対抗することをコンセプトとして作られたもので当初は北海道での運用しか想定されていませんでした。ですが平成23年以降の防衛大綱によって、他の地域でも使えるように訓練は行われています。

セラミック系の複合素材が使われた装甲は非常に硬く、正面からの防御力に関しては世界でも最高水準にある戦車です。

気になる90式戦車の燃費はどれくらい?

90式戦車は10ZGと呼ばれるディーゼルエンジンが使われていて、その気になる燃費については、1100リットルの燃料で300から340kmの走行が可能と言われているので、リッター当たりの燃費は270から310mということができます。

一見すると燃費が悪すぎてどうしようもないと感じるでしょうが、同じような1500馬力のディーゼルエンジンを使ったケースと比較した場合、やや劣るとはいえ決して燃費が悪すぎるという水準ではありません。

最新式の戦車として知られる10式の燃費は?

10式戦車(ひとまるしきせんしゃ)は90式に次ぐ4代目の国産主力戦車として、防衛省の技術研究本部と三菱重工業によって開発、生産されたもので、装備化が2010年度になることから10式と名付けられました。

北海道を中心に配備されている90式と違い、全国的な配備を目指して作られた10式は現状の陸上自衛隊における主力戦車として北部・東部・西部の各方面部隊に配属されています。さらに小型軽量化も図られ、90式の50.2トンよりも軽い約44トンという重量になっています。

そんな10式のエンジンは「水冷4サイクルV型8気筒ディーゼルエンジン」で、1200馬力もの出力を出すスーパーカークラスのエンジンが使われていますが、90式は10気筒のディーゼルエンジンのため、出力として見た場合には90式よりは少ないです。

世界で燃費がいいと言われる10式戦車

一方で90式と燃費を比較した場合、タンクに入る燃料は880リットルで航続距離が300㎞と言われているので、その燃費は340mと90式よりも燃費がいいことがわかります。この340mという燃費性能は戦車としてはあり得ない領域のものとされ、世界でも一番燃費がいいという声もある戦車です。

また、この10式戦車の最高速度は90式と同じく時速70㎞と言われていて、開発者が「ダカール・ラリーでも完走ができる」と豪語した足回りを持っている上に、ドリフト走行を披露した映像もあり、戦車がドリフトをしたこの映像には世界中から驚きの声が上がりました。

この10式戦車は1輌当たりの値段が約9.5億円とされ、配備が始まった2010年から2017年まで全部で88輌の10式戦車が配備されています。

戦車の燃費はリッターで考えるとかなり悪い?

ここまではティーガーや90式、10式といった戦車の特徴や燃費についてご紹介してきましたが、リッターあたりで考えるとやはり燃費が悪いのがお分かりいただけることでしょう。では実際どれくらい燃費が悪いか、戦車以外のものと比較をしていきます。

戦車よりも燃費が悪い乗り物もある

ここまでご紹介した中ではティーガー2がリッターあたり162mと一番燃費が低いものでしたが、それよりもはるかに燃費が悪いものも存在しています。まずは大型タンカーで、規模が大きく違うという点もありますが20トン規模のものであれば燃費はリッターあたり7mと言われています。

また同じように多くのものを運ぶという面で、ジャンボジェット機もやはり燃費が低いものとして知られています。日本国内のみならず世界中で飛ばれているボーイング社の777-300というタイプの飛行機の場合、リッターあたりの燃費は65mとされているため、国際便などではサーチャージと言われる給油が必要です。