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本物の日本刀所持の手続き方法・年齢・海外への持ち運び方

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雑学 / 2018年04月19日
本物の日本刀所持の手続き方法・年齢・海外への持ち運び方

本物の日本刀を所持するには?

本物の日本刀所持の手続き方法・年齢・海外への持ち運び方

いつか日本刀を持ちたいなと思ったことはありませんか。観賞用として一本持っておきたいという人もいるでしょう。もしくは子供や孫に財産として残してやりたいと考えている人もいることでしょう。さらに、実は外国人が日本で買いたいお土産ランキングの上位にも、日本刀は入っています。

けれど日本には銃刀法があり、簡単に凶器となる刀剣を所持することはできません。法律を知らないで購入すると厳重に処罰されることもあります。

では実際に日本刀を持ちたいと思った時、どのような手続きを踏んで、どんな人であれば持つことができるのでしょうか。ここでは日本刀所持の方法を中心にまとめていきます。

日本刀の所持に資格が必要?

日本刀を所持するのに何か特別な資格は必要ありません。日本刀を所持するには警察に申請したり、不審な人間ではないと申請しなければならないと思っている人が多いです。しかし、実は日本刀を所持するのに、特別な資格も面倒くさい審査も必要ありません。

日本刀は誰が所持しているかよりも、日本刀がきちんと登録されているかどうかが重要です。そのため個人の記録データよりも、日本刀本体のデータを教育委員会に登録しなければなりません。これを「登録証」と言います。

どんな書類が必要?

日本刀の所持には一本一本「登録証」の交付を受けることが必要です。「登録証」は車の車検証と同じで、日本刀本体に交付されます。所有者に発行されるものではないので、「登録証」には所有者の名前を記載する欄はありません。

「登録証」には日本刀のプロフィールを記載します。刀剣の種類、長さ、反り、目くぎなど、一本一本識別するための細かいデータを記入します。銘文が刻まれていれば、表裏の銘文を記入します。

この「登録証」がついていない日本刀を所持していると不法所持となり懲役または罰金の刑に処されます。お店で購入する際も、必ずこの「登録証」がついているかどうか確認しましょう。

日本刀は文化財扱い

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日本では世界でも珍しく、刀を工芸品として扱っています。古来より日本刀は、殺人の道具としての面がある一方で、芸術品としても鑑賞されてきました。

第二次世界大戦の後、GHQは日本中の刀や銃を没収して処分していました。しかし日本刀を「芸術品」として大切にしていた多くの日本人がGHQに懇願して、文化財として保護できるよう法律を整備していきました。そのため、今では日本刀は絵画や壺などと同じ「芸術品」としての扱いを受けています。

どこが管理しているの?

現代の日本では、日本刀は人殺しの道具ではなく「保護すべき文化財」となっています。そのため、日本刀を所持するのに必要な登録証の発行は警察ではなく教育委員会がしています。

教育委員会は、日本刀の登録・管理だけではなく、重要文化財「国指定・県指定など」の指定も行っています。このことからも、日本刀がいかに芸術品として大切にされているかがわかります。

教育委員会

日本刀を新しく所持した場合は、登録証を発行している教育委員会に「所有者変更届」を出します。これは登録証とセットになっています。「所有者変更届」には住所氏名年齢などを書きます。

法律

日本には「銃砲刀剣類所持等取締法」という法律があります。ここではどのような種類の刀の所持が違反になるのか、どのような場合は違反にならないのか、登録に必要な手続きはどうなっているのか、などが詳しく書いてあります。

法律なので少し難しい書き方がされていますが、日本刀の所持を検討している人は、一度目を通すことをお勧めします。

不正に所持していた場合

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もし登録証を持たないまま日本刀を所持していたらどうなるのでしょうか。もしくは、家に登録されていない日本刀があるのに、そのままにしておいたらどうなるのでしょうか。実際にどれくらいの刑になるのかが法律で決められています。

銃砲刀剣類所持等取締法

前述のように日本には「銃砲刀剣類所持等取締法」、いわゆる「銃刀法」があります。この法律の中では、正当な業務以外で銃や包丁など殺傷能力のあるものを持ち歩いてはいけないと決められています。この中には折りたたみナイフや刃の厚みが0.15センチメートルを超えないものは含まれません。これらは殺傷能力が低いと考えられているからです。

刃の長さが6センチメートルを超える刃物からが違反になります。そのため実は業務目的ではないカッターもこの法律に当てはまります。

もし日本刀を登録証なしで所持していた場合、この法律に違反することになるため、2年以下の懲役、または30万円以下の罰金に科されます。

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第二十二条 何人も、業務その他正当な理由による場合を除いては、内閣府令で定めるところにより計つた刃体の長さが六センチメートルをこえる刃物を携帯してはならない。ただし、内閣府令で定めるところにより計つた刃体の長さが八センチメートル以下のはさみ若しくは折りたたみ式のナイフ又はこれらの刃物以外の刃物で、政令で定める種類又は形状のものについては、この限りでない。

登録証をなくした場合

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登録証をなくした場合や、家の蔵から日本刀のみ出てきて登録証がない場合は、警察署へ行って「発見届」を出さなければなりません。そこで「発見届」に発見状況を事細かに記入します。

そのあと、届け出た日本刀と「発見届」を持って、指定された日時に県庁に行きます。そこで登録証再発行の審査を受けます。この審査は届け出られた日本刀が「文化財」として価値あるものかどうかを専門の鑑定家が鑑定します。

この鑑定家による審査が通れば、その場で登録証を発行してもらえます。

自宅での保管方法

日本刀を使って仕事をしている人や、道場で真剣を使うという人は、つねに登録書を身に着けていなければなりません。

しかし自宅保管用で、めったに家から出さないという人は、日本刀と登録証を同じ場所に保管しないことをお勧めします。通帳と印鑑のように、万が一の時のために、別々の場所に保管したほうがいいです。

また、日本刀は錆がついて芸術品としての価値が下がれば、登録証が抹消され、処分対象になります。そのため定期的にメンテナンスを行い、価値が下がらないように気を付けなければなりません。

日本刀を持ち歩くときの注意

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日本刀は登録しさえすれば、文化財とみなされるので、個人が所持するのは問題ありません。もちろん持ち歩いても何ら問題はありません。しかしきちんと登録されたものであることを証明するために、常に登録証を一緒に持ち歩かなければなりません。

登録証と日本刀を一緒に所持していないときに警察に職務質問を受けた場合は、刑に処されます。

迷惑行為をしなければ持ち歩いても大丈夫

よく、「A町で男が刃渡り20センチメートルの包丁を振り回し、銃刀法違反で逮捕されました」というニュースを聞きます。ここで多くの人が「日本刀を所持していると逮捕されてしまう」という誤解をします。

しかし、登録証さえ持っていれば、普通の街中で日本刀を所持していても全く問題ありません。問題があるのは、迷惑行為を働いたり、意図的に人に危害を加えようとしたりした場合のみです。

何歳から日本刀が所持できる?

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日本刀を所持するのには登録証が必要ですが、この登録証には年齢制限がありません。そのため、何歳からでも日本刀を所持することができます。孫に遺産として日本刀を生前贈与することももちろんできます。

しかし未成年の場合は、保護者の確認が必要です。そのため保護者に確認をして、保護者の同意が得られなければ登録書を発行することはできません。

海外で日本刀を所持するには

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海外留学するときや、海外の友人に会いに行くとき、パフォーマンスとして日本刀を持っていきたいという人もいるでしょう。そんな時、どのような手続きが必要か知っていますか。もしくは外国人コレクターが日本刀を購入したい場合どのような手続きが必要なのでしょうか。

ここでは、国外へ日本刀を持ち出したいときの手続きをまとめていきます。

手続きすれば海外への持ち出しができる

日本刀は「芸術品」ですから、申請さえすれば国外持ち出しも可能です。その時に必要となる書類が「輸出監査証明」です。

正規に登録されている日本刀であれば、文化庁文化財保護部美術工芸課に申請を出します。この申請では、持ち出そうとしている日本刀が国指定の文化財(国宝・重要文化財・重要美術品)に該当しない刀剣であることを証明します。この証明のことを、輸出監査証明と言います。輸出監査証明は2週間ほどで交付されます。

この輸出監査証明と海外へ持ち出したい刀剣を税関へ提出すれば海外へ持ち出すことができます。

その際、持ち出し前に交付された登録証は教育委員会へ返納しなければなりません。国外へ持ち出された時点で、日本国内には登録されていた日本刀は存在しないということになります。

短刀など

短刀は日本刀の種類とみなされるので、登録証に「短刀」と明記されています。このため、短刀を持ち出したいときも同じ手順を踏みます。

サイズ的に機内持ち込み荷物の中に入りますが、テロ対策の為手荷物の中に入れなければなりません。空港到着後税関で、手荷物の中に短刀が入っていることを伝え、輸出監査証明を提出しましょう。

海外からの持ち込みも可

海外から日本刀を持ち込むこともできます。手荷物で一緒に持ち込む場合は、税関での申告が必要です。空港で税関職員に「刀剣を持ち込んだ」と申告します。そのあと、空港警察の警察官が「持込み許可証」を発行します。

この「持込み許可証」が発見届と同じ役割を果たします。「持ち込み許可証」を持って、居住地の教育委員会で鑑定を受け、登録証を交付してもらいます。

手荷物での持ち込みは、税関の規定により成人1人につき3本までの制限があります。

遺族が日本刀を所持していた場合

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祖父や祖母が亡くなった後、遺品を整理していたら見知らぬ日本刀が出てきた、という場合があります。このとき登録証があれば、そのまま所持保管していても何も問題はありません。

しかし登録証のないものを所持していた場合、銃刀法違反になります。そのため速やかに警察署へ日本刀を提出し、登録証の発行をしなければなりません。警察署へ行くまでの間、登録証を持たないまま日本刀を持ち歩くことになりますが、提出しに行くのですから問題はありません。

警察署で発見の状況を説明するときは、あくまでも「善良な市民」による姿勢を貫き、変にごまかしたり嘘をつかないようにしましょう。日本刀の所持を望まない場合は、そのまま保管という形で警察署にあずけることもできます。

意外と簡単に日本刀が持てる

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いかがでしたか。日本刀を持っているだけで警察に捕まるというイメージを持っている人も多いですが、実はとても簡単に所持することができるんです。日本刀は日本国内だけではなく、世界でも人気が出てきています。毎年多くのコレクターが日本へやってきて、世界中へと日本刀が広まっていっています。

現代では、日本刀は文化財として、芸術品として愛されています。正しい所持方法を知り、安全に保管すれば、日本刀の魅力を多くの人と共有することができます。これを機会に日本刀の価値を再確認してみませんか。

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