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【男女別】自立心が強い人と弱い人の特徴の違い・鍛える方法

自立心とは

自立心について、みなさんどのようなイメージをお持ちでしょうか。自立心とは、他の人に頼らず自分の力でさまざまな物事に取り組んでいくことです。

ですが、他の力なくして自立することはできません。他者との関わりを通して、自分という存在を認め、主体性を持って行動する力を身につける必要があります。

自立心というと、どんなことでも1人で取り組むことができ、どんな問題も1人で解決することができる力とも思われがちですが、人と人との間にいることで発揮され必要とされる力なので、周囲の人との関係もうまく構築していくことが大切です。

男女別自立心が強い人と弱い人の特徴の違い

自立心が強い人、弱い人にはどのような特徴があるのでしょうか。

今回は、男女別にそれぞれの特徴をご紹介します。

心理学

心理学の面から自立心を考えてみましょう。自立とは、幼少期に他者との関係で自分自身が傷ついた出来事から始まっており、その傷の大きさから自分の弱さや甘えの部分を嫌い、より強く生きていこうと決意し生きていくようになることです。

したがって、人に頼りたい自分や人に迷惑をかけてしまう自分を嫌えば嫌うほどすべてを自分ひとりで解決しようとし、自立心は高まっていきます。

このように自立の背景には幼少期の出来事が隠されてはいますが、自立している人間だからこそ社会の中で成功を収めることや、いろいろなことに強さを持って取り組むことができます。ですが反対に、自立心が強すぎると周囲の人へ頼ることができずに孤立状態に陥ってしまうことや、ストレスを抱え込んでしまうことがあります。

男性の自立心が強い人弱い人の特徴

男性の自立心が強い人の特徴は、とにかくプライドが高いという点があります。どんなことでも自分の考えが正しいと思いがちで、周囲の意見に耳を貸すことはありません。よって、好意による助言や指摘に対しても嫌悪感を抱いてしまうことが多くあります。

男性の自立心が弱い人の特徴は、他の人の意見や態度に動かされてばかりという特徴があります。自分の考えをしっかりと持っていないため周囲の目を気にすることが多く、他の人の意見はすぐ受け入れるというスタンスなので、その時々で対応が変わるタイプです。

女性の自立心が強い人弱い人の特徴

女性の自立心が強い人の特徴は、仕事とプライベートをきっちり分け、それぞれの時間を大切にどちらもしっかりと自分らしく時間を使うことを好みます。よって、誰かに誘われて何かをするといったことよりも自発的に取り組むことが好きで、1人でランチなども問題なくこなせます。

女性の自立心が弱い人の特徴は、何かあるとすぐに周囲の人へ意見や助けを求めることや、落ち込むことがあった時はなかなか気持ちを切り替えることができないという部分があります。どこへ行くにしても何をやるにしても誰かが一緒という状態でないと不安であり、持ち物や服装もお手本にする人がいる場合もあります。

自立心との上手な付き合い方

自立心が強すぎる人の場合、他人へ甘えたり頼ったりすることを難しく感じる人がほとんどです。よって、1人で抱え込みすぎてしまい、体調を崩す状態になって初めて自身が抱えるストレスに気付く人もいます。

また、自立心が弱すぎるとどんなことでも他の人やものへ頼ってしまい、自分というものがなくなり、他者からの信用を失うこともあります。

このように自立心があればあるほど良いというわけではなく、また逆も然りということです。よって、自立心とは上手に付き合っていく必要があります。

世代別自立心を養う・育てる方法

社会の中では必要不可欠な自立心ですが、その自立心を養い、育てていくにはどのような方法を取ればいいのでしょうか。

今回は、世代別に自立心を育む方法をご紹介します。

子供

自立心を育む過程において、子供時代の過ごし方はとても重要です。その中でも周囲の人がどのような言葉がけや態度をとるかが、その子自身の自立心育成に大きく関わってきます。

自分で準備、片付けをする

まず大切なことは、身の回りの物は自分で準備し、片付けまで行うという習慣を身につけることです。

乳児期は除きますが、保育園や幼稚園に通うようになったらある程度のことは自分でできるよう促すことが大切で、子供が1人でも準備しやすい環境を整えてあげる必要があります。かばんや制服を置く場所やタオルやナプキンをしまう場所など、子供の目線で子供の手の届く範囲で収納をすると、最初は親子一緒に行う毎朝の準備も次第に子供1人でできるようになります。

そして、帰宅したら子供自身に片付けをするよう促します。最初のうちは準備も片付けも時間がかかり親も大変ですが、その期間を乗り越えれば親は環境を整えておくだけで、あとは子供が1人で準備も片付けもするようになります。

話を聴くこと、ほめること、そして待つこと

次に、親は子供の話をしっかりと聴くことです。相槌を打ったり、子供が言っていることを繰り返したりしながら、子供にちゃんと話を聴いていることを伝えます。また、ほめることも大切です。ほめると言ってもむやみやたらにほめればいいというわけではなく、どんなことをほめているのか詳しく丁寧に説明し、子供自身に納得させる必要があります。

そして、待つという行為も大切です。親が待つことで子供が自分の意見をまとめることができ、次の行動を自分から起こすことができるようになります。

自立心は、日々の小さな成功体験や失敗体験を重ねながら時間をかけて養っていくものなので、親も根気強く見守り育む必要があります。

大人

大人になってから自立心を育むためには、まず自分自身と向き合うことが大切です。今までの生き方や考えだけでなく、これからの人生についても見つめ直し、自身の短所と長所を把握し、自分の個性や考えをしっかりと自分の物にします。

そして、ポジティブな考えで生きていけるよう自分のことは自分で取り組めるような環境を作ります。実家にお住まいの方は1人暮らしを始めてみる、ご飯は外食がメインという人はたまには自宅で料理をしてみるなど、日常の中に少し変化を加えてみます。

また、好きなことや興味のあることにはどんどん取り組んでいきましょう。自分の好きなことは苦にならないことが多く、自然と自ら行動を起こすことができます。積極的に活動をはじめると、その中で新たな人との出会いやたくさんのことを経験でき、それが自信となり自立心を育むことにも繋がっていきます。

自立心を鍛える方法

すでに持っている自立心を鍛えるには、どんな方法があるのでしょうか。

以下にご紹介します。

まずは自分で考える

まず、悩み事などの問題点が起きた時、誰かに相談する前にじっくり自分で考えることが大切です。

日常の些細な出来事から仕事のことまで、まずは自分で考え解決策を探り、しっかりと自分の中で考えがまとまってから、周囲の人へ相談したり助けを求めたりするようにします。

このように自分の考えを基に他の人と関わることで、思わぬ場面で自分の意見が採用されたり認められたりすることもあるため、成功体験が得やすくなります。

また、この作業を通して自分と他者は違うという認識を改めてすることができるので、自立心を育むために重要な自分を大切にするといった感覚も体感することができます。

行動に移してみる

つぎに、イメージしていることややりたいと思っていることを実際に行動に移してみることが大切です。いつか行きたいと思っている場所やいつかやりたいと思っている事など、ぜひやってみてください。

頭の中だけでなく、実際に行動を起こすことで新たな出会いやたくさんのことを経験することができ、この体験は間違いなく後の人生の豊かさに繋がってきます。自立心を育むためには欠かせない、実感を伴った成功体験を得るには、この方法が一番です。

最初は勇気が必要ですが、徐々にフットワークも軽くなりさまざまなことに取り組むことができるので、ぜひ一度試してみることをします。

さらに自立心を鍛えたい人に方法

上記の方法では、身近なところですぐに取り組める方法をご紹介しましたが、ここからはさらに上を行く自立心を鍛える方法をご紹介します。

周りに頼る人がいない環境にする

自立心を鍛えたい人で、ずっと地元を離れていない人や社会に出てからも実家で暮らしている人は、一度その場所を離れることを試してみるのをします。

ずっと慣れ親しんだ土地で生きていくということは精神面での安定に繋がりますが、知らず知らずのうちに昔からの友人や両親に頼り、依存気味になっている人もいる場合があります。思い切って地元や実家を離れることで、一から人間関係を構築し、新たな環境で生活をはじめることで間違いなく自立心は鍛えられます。

どこか住んでみたい土地がある人、一度地元を離れてみたいと思っている人で自立心を鍛えたい人は、思い切って行動に移してみるのもします。

経済力をつける

自立心が弱い人の中には、経済的な力が弱い人もいます。しっかりとした経済観念を持つことで安定した生活を送ることができ、将来的な目標やこれからの人生の進め方なども考えることができるようになるので、自ずと心理面からも自立心を身につけることができます。

生きていく上で必要不可欠な経済力を鍛えることで、より自分を大切にした生き方ができる自立心を育むことができるので、ぜひ両方の面から取り組んでいってみてください。

自立心があるかどうかの診断チェック項目

ここからは、自分に自立心があるかどうか、チェックしていきましょう。まずは、予定が詰まっていなくても安心して過ごせるタイプかどうかということです。自立心が強い人は一匹狼な部分があるので、たとえ休みの日に誰かと会う予定や遊びに行く予定が入っていなくても何の問題もありません。自分で好きなように自分らしい時間を過ごすことができます。

次に、世の中の流れに流されすぎていないかどうかです。過度に流行りのファッションを意識していないか、ブランドものばかりに目が取られていないかなど、自分軸で物事をみることができるかどうかもポイントです。

また、自立心のある人は自分の時間を確保するための努力をいとわず、自分を大切にすることを重要視しています。また、自分がどう思うかや自分だけの時間があるかどうかなど、自分という存在を大切にすることができるという特徴があります。

自立心がない場合の教育の注意点

自立心がない人へ教育を行う場合には、どのような点に注意する必要があるのでしょうか。まず、自立をすべて自分でやることと捉えるのではなく、「できない=ダメ」ということではないということです。たとえ自分ひとりの力でできなかったとしても、自主的に取り組もうとしたという姿勢を評価する必要があります。

また、その人を助けようと手を出し過ぎることや他の人と比較することも避けましょう。人には人のペースがあり、良かれと思ってやってあげることが相手の成長の妨げや否定につながっている場合もあります。

その人自身をじっくりと観察し、見守り、必要な時にだけ手を貸すという行動を繰り返していくことが大切です。

適度な自立心を

以上、自立心についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。社会で生きていくには適度な自立心が必要不可欠だということ、自立心を育むためには時間がかかるということ、でもまだこれからも育む手段はいくらでもあるということをお伝えしました。

実際の行動を起こすには、それなりの勇気と覚悟が必要です。でもそれを乗り越えられれば、新たな世界が広がっています。そして自立心の育成にも直結してきます。

より自分らしく生きていくために、さらに素敵な充実した人生を送るために、ぜひ一度自分の自立心について見つめ直してみてください。

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