心の闇がある原因・トラウマの診断方法・チェック方法｜無料

心の闇とは、冷静さを失っている状態などを表します。正常な判断ができない、もしくは迷いとも言い換えることができます。状況や心の闇の診断方法などについて、紹介をしていきます。

幸せいっぱいの恋愛もあれば、傷つき傷つけられ辛い思いをする恋愛など、色々な事があります。心に闇を抱えてしまうことも多く、男女問わず恋愛で心に闇を抱えてしまっている人はいます。

恋愛で心の闇を抱えてしまうケースとしては、以下のような事があります。

・不倫
・二股
・浮気
・恋人を一方的に傷つける（いわゆるDV)

こうした心の闇の原因となるのは、一番は不安や寂しさなどのマイナスな感情です。恋人としっかりと話し合いをすることができ、お互いに分かりあって信頼し合うことができれば心の闇に陥ることはありません。

ですが、本音で話し合うというのは勇気が必要です。また、結果として「ダメなこと」と分かっていても、心の闇というのは陥るのが簡単です。その瞬間の心の満たされ方も、残念ながら繰り返したくなるほど気持ちが良いものでもあります。

相手を傷つけることになっても、恋愛での心の闇は陥るとなかなか抜け出せなくなります。罪悪感などから、抜け出そうという気持ちになってもとても体力と勇気が必要なことです。それだけ、恋愛においての心の闇は病みつきになってしまうものでもあります。

近年家族内での心の闇についても、注目を集めていますが、家庭で心の闇を抱えている人は少なくないです。それは子供だけではなく、大人になって気づくこともあれば親が心の闇を抱える場合もあります。

・虐待
・DV
・過保護、過干渉
・放置
・育児疲れ
・介護疲れ

虐待やDVなどは痛みを伴うため、その時から恐怖心という形で心の闇となってしまいます。恐怖心は一番心の闇を作ってしまう原因です。痛みや恐怖は動物の本能として何とか回避しようとしてしまうため、その場しのぎであってもどうにかしたいという心理が働いてしまいます。

また、親との関係も子供は無意識のうちに抱え、大人になってそれが心の闇だと意識できるようになり苦しむこともあります。親からの一方的な干渉や教育などは、心の闇として一緒に成長してしまいます。

大人になっても、すべてを一人で抱え解決できるというわけではありません。大人だからこその心の闇から、本来望んでいなかった言動に走ってしまう場合もあります。

友情は本人の心の成長とともに変化するものでもありますが、学校などは友人との繋がりがすべてのように感じられます。友人関係で心の闇を抱えるとすると、代表的なものは「いじめ」です。

自分がしていることがいじめと分からない人もいれば、楽しむ人、いつの間にか冗談がいじめに発展していた場合などがあります。いじめを受ける側も、友達の輪に入れない・馴染めない人や、逆に相手を傷つけて結果いじめられる側になるなどがあります。心が成長過程である思春期に多いからこそ、心の闇として根付くことが多いです。

心の闇の診断方法として多くあるのは、心理テストです。Yes、No形式のものや、画像などを見て感じたものを回答するものがあります。他にもトラウマ診断ということで、深層心理での心の闇を「心の傷」として捉え、確認する方法もあります。

また、インターネット上に疑似診断はたくさんありますが、専門的な診断を受ける場合にはカウンセラーへの相談という方法があります。体調面で気になるところもあれば、心療内科などの受診も検討しましょう。

そして、「心の闇」としての診断基準というものは特になく、心の闇によって心身に影響が出ている場合は精神疾患での診断となります。ただ、自分自身のことを知るという点では、色々な心理テストを試してみていいでしょう。ですが、それが必ずしも自分の心の闇と決定できるものではないため、参考程度にしましょう。

心の闇のチェック方法としてよくあるのは、「今の気持ちに当てはまるもの」を選択するものです。また、過去に自分が感じたことや経験したことから、心の闇がどれだけ深いかなどを確認する方法もあります。

これらはインターネット上で簡単に行うことができます。ただし、これらの診断はあくまで参考程度として考えましょう。

無料で診断できるサイトを、ここではいくつか紹介します。

負の感情を感じる状況のとき、自分はどんな気持ちになるかを選択しの中から選びます。心の闇の度合をパーセンテージで表示し、どういう状態で対処はどうしたらいいかの提示があります。
　
ニックネームを入力するところがありますが、回答時表示されるためだけのものですので、気にする必要はありません。

シチュエーションに応じた問題にYes、No形式で10問回答します。それにより、自分が他者に対し抱いている心の闇のタイプについてと注意点を教えてくれるサイトです。

心理テストは診断とは少々違い、状況に応じて自分がどのような気持ちや感情・行動をするかの選択をします。それらの結果に応じて、心の闇やトラウマになっていることを教えてくれるものです。心理のテストですので、その時素直に感じたことを選択してください。

提示されてる状況を体験したことがあってもなくても、自分の中で想像したときにどういう気持ちになるかを選びます。こちらも診断と同様、心の闇やトラウマについての参考程度にしましょう。
　
また、心理テストの場合は「心の闇がある」という前提ではないため、「私は心に闇がある」という気持ちではなく、「心に闇はあるのだろうか」という視点で行いましょう。
心理テストの種類によって診断できる内容は違うため、注意しましょう。

ここでは、無料で利用できる心の闇の心理テストサイトを紹介します。

状況に応じて回答を選択します。全部で5問で、素直に自分が思うものを選択してください。
人生を総合的に見て心に闇があるかどうかを教えてくれます。

状況に応じた質問にチェックを入れていき、どういうシチュエーションにとらわれやすいタイプかを教えてくれるサイトです。

シチュエーションを想像して、質問に対して回答を選択していきます。質問は6問で恋愛や失恋に関する心の耐性や、経験の度合、どういう恋愛をしてきたのかということを教えてくれます。
　
また、どうしたら恋愛や失恋を良い方向に持っていけるかのワンポイントアドバイスも載っています。

心の奥底にどういう記憶が眠っているか、というのをシチュエーションから連想する状況やキーワードから教えてくれる診断です。その記憶によってどういう人柄なのか、などを教えてくれます。

近年技術が発達し、低価格で整形手術を受けられるようになりました。一部から全身まで様々な部位を整形できますが、そうした人もまた心の闇から整形を望む人もいます。

日本ではあまり他者からの印象が良いとは言えない整形ですが、それでも整形をしたいという人が囚われている心の闇について紹介します。

・コンプレックスの解消
思春期は特に、自身の身体の特徴がとても気になる時期です。周りの目が気になり、モデルや芸能人などの整った面立ちなどに尊敬を抱く時期です。それは逆に、自分に自信のないところや嫌いなところを感じ取っていることになります。

本人が気にする程度で終わればいいですが、周りから指摘をされると「恥ずかしい」「嫌い」という気持ちが残ります。それが心の闇となり、そんな過去と決別するために整形をしたいという気持ちにつながるのです。

・欲求を満たす
男性、女性を問わず理想像というものはあり、ダイエットや運動などの努力をします。ですが、骨格などは努力では解消することができず、より理想に近い自分を求めて自己欲を満たすために、整形をしてしまいます。この場合、一部の整形にとどまらず、次々と欲があふれ出してしまい、整形の繰り返しや全身を整形する人もいるのです。

整形と心の闇の関連は、前述の理由から幼少期からの刷り込みや自分を変えたいという強い思いです。外見的美しさを求めることで、変わっていく自分が嬉しくなり中毒のように繰り返してしまうこともあります。

毎日鏡で見て、昔言われたことやトラウマにも近い心の傷が掘り返されることが嫌で、ただ変わりたい一心で整形する人もいます。そのため、本人の意思で整形は行うものですが、その原因となったのは周りの人間である場合もあります。

「整形顔」などと白い目で見られてしまいますが、本人が望んで整形をするばかりではないということです。

ここでは、心の闇を題材に取り上げられている書籍や映画などの紹介をします。

心の闇の原因となっているものを探る作品を数冊紹介します。

異常犯罪などについての考察や批判などを交えながらも、精神科医として可能な範囲での分析をしている書籍です。全てに意味や理由があるように、メディアは犯罪などを取り上げて論じるが、心の闇から生じたものはこれという理由がないということを論じている本でもあります。

精神科医が、己を知り自分の中にある心の闇を知るために執筆した自分探しのマニュアル本です。表紙から、おどろおどろしいものが感じられますが、それほど自分の心の闇と向き合うというのは怖いことでもあるということがわかります。

スピリチュアル・カウンセラーとしても有名な江原啓之が執筆したエッセイのような本です。心の傷の癒しとなるべく65のメッセージが記載されています。

心の闇に関する漫画について、ここでは紹介します。

闇金ウシジマくんという作品は、名前のとおりり闇金融を行っているウシジマという人物を中心に描かれた、人の生活の裏側、闇金融についてのお話しの漫画です。
　
闇金融の漫画と聞くと、それだけで暴力的でなシーンもありますが、お金を借りざるを得なくなっている人たちの心理描写が、大人の心の闇を表現しています。また、そんな人たちに容赦なく取り立てをするウシジマ言動などが、心の闇に突き刺さるような作品となっています。

高校に入学した主人公を待っていたのは、馴染めないクラスにいじめだった。自傷を繰り返し、悪化するいじめに立ち向かう主人公の描写や、いじめという手段に加担する人の心理などについてとてもリアルに描写されています。
　
いじめに関する心の闇を抱える人にとってはつらくもあり、励ましにもなる作品です。

ここでは、心の闇に関する映画作品について紹介します。

仕事も男もその美貌を利用して好きにしているが、その反面美しい自分への執着と整形を繰り返して維持し続けなければならないことへの心理葛藤がとても生々しく表現されています。

ジグソウと呼ばれる連続猟奇殺人鬼について描かれた作品で、新作を含め8作品あります。ジグソウはただの殺人鬼ではなく、「生」や「正しいこと」とは本来どういう意味であるのかを、心の闇で過ちを犯した人たちに問いかけ続ける作品です。グロテスクな描写が多いため、観るには注意が必要となります。

心の闇は大きくなりすぎるとトラウマにもなります。けれど、心の闇をしっかりと見つめ向き合うことは努力と勇気が必要です。

心の闇は大小問わず誰の中にも存在します。虫が苦手な人も何かきっかけがあったわけではなく、気づいたら苦手になっていたという人が多くそれと同じです。

無理に向き合う必要はありませんが、向き合わなければならない場合もあります。そうした時に、紹介してきたチェック方法や作品などを見てみてください。