どんな人?その心理は?淡々としている人の特徴
「淡々」という言葉もまた、人の個性や性格などを表現する言葉の1つです。「淡々」という言葉は、日常生活でも比較的使われることが多く、馴染み深い言葉の1つだと考えられます。
しかし、具体的にどのような人や様子を表す言葉なのか、正確に説明できるという方は、意外に少ないと考えられます。
そこで今回は、「淡々」という言葉をテーマにして、淡々としている人とはどのような人なのか、さまざまな角度から特徴などについて考察していきます。
淡々としている人の特徴
淡々としている人の特徴などを確認することで、「淡々」という言葉の意味そのものの理解も深まる可能性があります。ですから、この機会にぜひ、「淡々としている人」について、向き合ってみて下さい。
淡々としている人の特徴【1】:性格
また、物や人に対しての好き嫌いが少ないとも言われています。「絶対にこれでなければならない」「この人とは絶対に仲良くしたくない」といったこだわりが少ないため、人間関係などは円滑に築けるケースが多いと予想できます。
淡々としている人の特徴【2】:人間関係
淡々としている人は、人間関係や交際についてもこだわりが少なく、トラブルになりづらいと考えられます。人に執着をせず、選り好みをしないため、誰とでも円満な関係を築ける方が多いと予想できます。
しかし、人によっては、淡白だと感じる人もいるでしょう。執着やこだわりが少ないため、恋愛などにおいては、「本当に愛されているのか」「もしかして誰でも良いのではないか」などと、パートナーに思われてしまう可能性もあります。
「淡々」と「黙々」の違い
そこで続いては、「淡々」と「黙々」の違いについて考察していきます。
「淡々」の意味
引用の内容から、「淡々」という言葉には、2種類の意味があることが読み取れます。1つ目の意味は、物の味や風味などがあっさりしていたり、人柄がさっぱりとしていたりする様子を表現する意味です。そして2つ目の意味は、水が静かにたゆたう様子を表現する意味だとされています。
2つの意味のうち、日常会話などで使用されるのは、特に前者の意味やニュアンスとしての「淡々」だと考えられそうです。
①ものの味わい・感じなどがあっさりと好ましいさま。また,人柄がさっぱりしているさま。
②静かに水をたたえるさま。水が静かにたゆたうさま。
「黙々」の意味
「黙々」という言葉の意味について考えるにあたり、今回は「Weblio辞書」に掲載されている解説を引用し、参考にしていきます。
引用した解説から、「黙々」とは黙って何かに取り組む様子や、黙り込んで行動を取る様を表現する言葉であると、読み取ることができます。
黙っているさま。また,黙って仕事に精を出すさま。
「淡々」と「黙々」の違い
「淡々」も「黙々」も、静かな様子を表現するという意味では、共通点があると言えます。しかし、2つの言葉では、ニュアンスが異なっていると考えられます。
「淡々」は、あっさりとしていたり、淡白であったりする様を表現する言葉です。人の言動や性格だけでなく、物事の味わいなどに対しても使用されます。一方で「黙々」は、黙って静かに何かをおこなう様を表現する言葉だとされています。主に、人の言動を表現する言葉として使用されます。
上記のような見解から、「淡々」と「黙々」では、含まれているニュアンスや表現の対象となるものなどが異なると言えそうです。
淡々とする方法
そこで続いては、淡々とする方法について、考察していきます。
淡々とする方法【1】:冷静になる
また、何かにムキになったり、思わず熱くなってしまったりしそうな時は、一歩退いた目線で物事を見られるよう、冷静に考える癖や習慣を身につけることも、淡々とする方法の1つと言えるでしょう。
淡々とする方法【2】:気持ちをすぐに切り替える
仕事などでミスや失敗をすると、誰でも落ち込んだりショックを受けたりするものです。ミスや失敗に対してショックを受け、反省をすることは大切なことですが、その気持ちを引きずり続けると、ミスや失敗に執着することになります。
反省などはしつつ、感情の切り替えを早くすることで、ミスや失敗に執着せずに済んだり、淡々とすることができたりする可能性があります。
淡々とできる仕事
淡々とできる仕事の特徴として、人と接する機会が少ない職種が考えられます。営業などの人を相手にした仕事の場合は、契約の結果や相手の都合に振り回されることが多く、淡々とおこなうことが難しいケースもあります。
事務や経理など、書類やパソコンと向き合う機会が多い仕事は、自分のペースで進められることが多く、また文字や数字を相手にした業務が多くなるため、淡々とやりやすいと考えられます。
淡々と話す人の心理
淡々と話す人の心理の1つとして、自分が話したいだけである可能性があります。自分の意見さえ言えれば良いと考えている人や、単に話したいだけという方は、相手の反応や意見を気にしていないので、淡々とした態度で話す可能性があります。
また、話し方や声の関係で、淡々と話しているように見える人も存在します。声や口調にあまり抑揚がなかったり、声が小さかったりする人は、本人には淡々と話している自覚がなくても、周囲の人からは淡々と話しているように見える可能性があります。
「淡々」の読み方
「淡々」という言葉の正しい読み方は、「たんたん」だと言われています。上記で、「淡々」の意味について考察した際に引用した、「Weblio辞書」においても、「たんたん」という読み方で、ページに掲載されています。
ですから、「淡々」は「たんたん」と読むのが正しいと、この機会に覚えておきましょう。
結婚してからも淡々としている人の心理
結婚後も淡々としている人の心理として、現実主義である可能性が考えられます。結婚は、恋愛のゴールと言われていますが、人生のゴールではありません。結婚後は、家庭を築いていく必要があり、現実的に貯金をしたり、将来について考えたりする必要があります。そのため、淡々としている人は、結婚後の甘い生活よりも、現実の方を強く意識している可能性があります。
淡々としている人は冷たい人ではない
淡々としている人は、物事や人物などに執着したりこだわったりすることが少ないと言われています。そのため、クールで冷静な反面、冷たい人だと思われてしまうこともあります。
しかし、淡々としている人は、あくまでも感情の起伏があまりなかったり、感情表現が激しくなかったりするだけで、人間味がない人や冷たい人というわけではありません。ですから、誤解をせずに上手く付き合っていくことが大切です。