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「令夫人」の意味と使い方・「奥様」との違い・対義語|大使

Author nopic iconゆうこ
カテゴリ:言葉の意味

初回公開日:2018年05月10日

更新日:2020年07月28日

記載されている内容は2018年05月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「令夫人」の意味と使い方・「奥様」との違い・対義語|大使

昔の結婚式は、ご紹介したように今と規模が違ったため、会社関係の上司の奥様、遠い親戚の奥様、田舎の近隣の人たちなど、会ったこともない人が多く参列する結婚式がよくありました。そのため、招待状に「令夫人」と表記されるパターンも非常に多かったのが事実です。

その時代を知っている、両家の両親が敬意を払うという意味合いですべての奥様に「令夫人」を付けることが必要だと誤って解釈している場合があります。

実は現代の結婚式の招待状で「令夫人」と書かれているもののほとんどがこれにあたると言われています。つまり現代の「令夫人」のほとんどが誤りであるということです。

「令夫人」は目上の人だけ

「令夫人」はあくまでも目上の方の奥様に対して使う言葉であって、友人や親戚に使うのは誤りです。親からの指示で「令夫人」にする、という場合には誤っていないが注意して確認する必要があります。

また、実際に目上の方の奥様であったとしても、普段から交流があったり、関わりが深い場合には、当然ながらその方のお名前で招待することになります。絶妙な違いではありますが、覚えておくといいでしょう。

「令夫人」の対義語

「令夫人」は目上の人の奥様を指す言葉であることがわかりました。ここで疑問に感じるのが、目上の人が女性であった場合、その旦那様をご招待する場合には、どのような表記にする必要があるのでしょうか。

「令夫人」の対義語はない

結婚式などでは、こういったケースは非常にまれですが、この場合に「令夫人」のように旦那様を表現する言葉はないため、旦那様は名前を確認して、氏名を記載して招待状を出すようにしていることが多いです。

現代でこそ、女性の社会的な立場が確立されてきましたが、昔は夫人が夫よりも社会的立場が上であったり、夫人が夫よりも前に出るということはほとんどありませんでした。そのため「令夫人」という言葉がある一方で、その対義語がなかったということも理解できます。

過去に、旦那様を示す言葉として「同夫君」という表記がなされたことがあるそうですが、一般的に使われる言葉ではありません。

また、葬儀の場合には「令夫人」ではなく「御令室」とされることが多く、この対義語としていは「ご夫君(ごふくん)」が挙げられます。いずれにしても結婚式の場において使われる言葉ではありません。

「令夫人」と使用する例

結婚式以外においても「令夫人」という言葉が使われる場面があります。どのようなシーンで用いられるのでしょうか。

大使令夫人

日本にはたくさんの国の大使館があり、日本の外交において重要な役割を果たしています。大使館には、大使がいます。外国から赴任してくる外交官のトップで、長期の滞在であるため、大抵が家族を同行して大使館に居住しています。

その大使の夫人のことを「大使令夫人」と呼ぶことがあります。大使が招かれるような式典やパーティーなどの場において「大使令夫人」という肩書や呼び名で参列されるのが大使の夫人です。また、ニュースや記事においても「大使令夫人」という記載がなされます。

社長令夫人など

また、「社長令夫人」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。この言葉は、会社の中などで使われる言葉というよりは、その社長の奥様という立場を指すときに「社長令夫人」と使われることが多いという印象の言葉です。よくテレビやドラマなどで使われることが多い言葉と言えるでしょう。

目上の人の子どもの肩書き

目上の人の奥様は「令夫人」と表記することがわかりました。では、目上の人の子どもの肩書はどのように表記するのでしょうか。

御令息・御令嬢

目上の方の子どもの肩書は「御令息」「御令嬢」となります。また「御子息・御息女」と表記する場合もあります。「令夫人」に「御」はつけませんが、子どもの場合には「御」が付くため、注意が必要です。目上の人の隣や下に表記する形で、「●●様御令息」や「同御令嬢」のように表記することになります。

席次表の場合にはほかの子どもとの兼ね合いに注意

最近では、席次表の肩書に「令夫人」と使うことはあっても「御令息」「御令嬢」を使うことは大変まれになりました。目上の人の子どもとは言え、結婚式にまでご招待するということは、普段から交流があったり、仲の良い関係であることが前提になっているためです。そのため、目上の方の子どもであっても「●●様お子様」「同お子様」と表記することも増えています。

しかし、友人や親族で子どもが参列する場合には注意が必要です。目上の人の子どもと、友人や親戚の子どもが同じ肩書きにならないように注意しましょう。友人が子ども連れで参列する場合、その子どもに「●●様お子様」という肩書を付ける場合には、目上の人の子どもには「●●様御令息」という肩書を付けるようにしたほうが無難です。

心配であれば一度相談を

席次表の肩書には、あまり参列者も気にかけていないということも考えられる一方で、あくまでも目上の人には丁重なご案内をする必要があります。不安な場合には、一度プランナーなどに相談をして肩書きを確認されることをおすすめします。