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「お変わりありませんか」の使い方・敬語での言い方・返事の方法

Author nopic iconsweety
ビジネス用語 / 2018年05月01日
「お変わりありませんか」の使い方・敬語での言い方・返事の方法

「お変わりありませんか」の正しい使い方

「お変わりありませんか」の使い方・敬語での言い方・返事の方法

あなたは「お変わりありませんか」と話しかけられたり、話しかけた経験があるでしょうか。丁寧で、少し大人な表現なので、あまり耳にしたことのない方もいるでしょう。

「お変わりありませんか」という表現は、うまく使えば、知的で品のある印象を相手に与えることができます。以下、正しい意味やどのようなシーンで使うのが良いのか、ということについてお伝えします。

「お変わりありませんか」の言葉の意味

「お変わりありませんか」とはどういう意味でしょうか。言葉どおりに受け取るならば、「変わったことはないですか」という相手の変化や安否を問うものですが、「以前お会いした時から少し時間が経過していますが」という隠れた意味を付け加えると、さらにわかりやすくなります。

もっと砕けた表現をするならば、「お久しぶりです。最近どうですか。」という意味です。相手の近況を尋ねる意味合いもありますが、気遣いであったり、会話を引き出すための決まり文句とも言えます。

「お元気ですか?」でも良い?

親しい間柄であれば「お久しぶりです。最近どうですか。」という表現や、「お元気ですか」という表現で、久々の再会を喜びあうのも良いでしょう。

ただ、「最近どうですか」と声掛けしたとしても、必ずしもポジティブな返しがあるとは限りません。例えば、言葉どおりに受け取って「(どうと言われても、特に何もないのに)」と感じる方もいらっしゃいます。

また、怪我や病気で健康ではない状態の方や、仕事や人間関係がうまくいっていない方に「お元気ですか」と声掛けしてしまうと、「関節が痛くて歩くのが億劫で」「いいえ、元気ではないです。もう仕事を辞めたいと考えていて」などネガティブな会話がスタートしてしまうこともあります。

「お変わりありませんか」で明るい話題に

そんな時、「お変わりありませんか」というフレーズはとても便利です。

「お元気ですか?」という問いかけでは、健康や気分などに限定して答えを求められているように感じますが、「お変わりありませんか」であれば例え持病があって快方に向かっていなくても、「はい」と答えやすいですし、特に困ったり不快に感じるような問いかけにはならないからです。

聞かれている話題の範囲が広いので、「はい、お陰様でなんとかやっています」と相手の答えも無難で前向きになりやすいですし、「実は最近犬を飼い始めて」など明るい話題を引き出しやすくなります。

また、「皆さま」と頭につけて、その方の家族や社員、仲の良い友人など皆を気にかけていることを感じさせることもできます。「お変わりありませんか」という言葉は、使い方を工夫すれば相手に良い印象を与えることもできる、オールマイティなフレーズです。

「お変わりありませんか」を使う時のマナー

「お変わりありませんか」というフレーズは便利ですが、少し気を付けなければならない点もあります。

例えば、「お変わりありませんか」と聞いた時、相手が「実は事故にあって」などネガティブな返しをすることがあります。そんな時、あまりその場で根掘り葉掘り聞いたり、広げすぎないようにすることが大切です。

そもそも、「お変わりありませんか」というフレーズを使うのは、フランクな間柄の方ではなく、少し気遣いが必要で、丁寧に会話をした方が良い相手です。「それは大変でしたね」など受け止めつつ、ネガティブな話題が広がりすぎないよう切り上げ、次の明るい話題にスムーズに入れるようにするのがマナーです。

商談や打ち合わせなどに入る前のつかみの挨拶として使う場合はなおさら、本題は別のところにある、ということを忘れないようにしましょう。

手紙での使い方

「お変わりありませんか」の使い方・敬語での言い方・返事の方法

「お変わりありませんか」という表現は手紙でもよく使われます。手紙を書くときは「書き言葉」を使いますので、口語では少しかしこまったように感じる方もいるでしょうが、手紙では適切な表現となります。

手紙は、一般的には「拝啓」「前略」などの頭語の後に、挨拶文、本文、結びの言葉、「敬具」「草々」などの結語で構成されています。

この、挨拶文の部分に「お変わりありませんか」を使うことができます。季節を感じさせるキーワードを入れて挨拶する場合もありますが、「お変わりありませんか」というフレーズであれば、オールシーズン使うことができるので便利です。

間柄によって変化させ、下記を参考に自分に合った言い方を見つけましょう。

例)
・皆様お変わりございませんでしょうか
・お変わりなくいらっしゃいますでしょうか
・その後お変わりありませんでしょうか

年賀状に書いても良い?

「お変わりありませんか」の使い方・敬語での言い方・返事の方法

「お変わりありませんか」という表現は、もちろん年賀状に書いても大丈夫です。年賀状は、前年にお世話になった方や親しい方にする、新年の挨拶です。上記のとおり、相手との間柄によって言い方を変化させて使いましょう。

決まり文句が印刷されただけの年賀状よりも、手書きでひとこと「お変わりありませんか」と書かれているだけで、受け取った方は「気にかけてくれている」と感じ、嬉しくなります。スマートな大人の表現として捉えられますし、相手に良い印象を与えることができるでしょう。

メールでの使い方

「お変わりありませんか」の使い方・敬語での言い方・返事の方法

親しい間柄の方とのメールであれば、「お変わりありませんか」というフレーズを使用しても大丈夫です。これも手紙と同様、相手との間柄を踏まえて、言い方を変化させて使用しましょう。

プライベートなメールでフランクに話したい時は、「お変わりありませんか」と無理して言わなくても、「お元気ですか」「お久しぶりです」「なかなか連絡できず申し訳ありません」など他の言い方に変えても良いです。

かしこまったメールであれば「お変わりございませんでしょうか」など丁寧な言い方に直しますが、ビジネスメールであればそれよりもシンプルに「ご無沙汰しております」「○○の際は大変お世話になり、ありがとうございました」などの言葉に言い換えた方が無難です。

「お変わりありませんか」を敬語で言うと?

「お変わりありませんか」の使い方・敬語での言い方・返事の方法

「お変わりありませんか」というフレーズを目上の方に使いたい場合、親しい間柄であれば「お変わりございませんでしょうか」「お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますでしょうか」など、丁寧な言い方に変えることで失礼にあたることなく、使うことができます。

ただし、あなたのことを「フランクな人柄だ」と感じさせてはいけない相手や、親しいとは言い難い厳格な上司や重要な取引先の方に対しては、「お変わりありませんか」という表現自体、たとえ丁寧な言葉に直したとしても、使用しない方が良いでしょう。

どうしても使いたい場合は、自分が久しく連絡していなかったことを詫びる形でお伝えする方が良いでしょう。例えば「大変ご無沙汰致しております」「久しくご挨拶もせず、恐縮でございます」「長らくご連絡を怠り、誠に申し訳ございません」などの言い回しであれば、厳格な雰囲気の方にもお伝えしやすいはずです。

「お変わりありませんか」に対する返事は?

「お変わりありませんか」の使い方・敬語での言い方・返事の方法

ここまで、あなたが相手に対して「お変わりありませんか」と言う場合について、適切なシーンはどのようなものなのか、目上の方に対して言う場合の注意点や言い回しの例についてお伝えしてきました。

では、逆にあなたが「お変わりありませんか」と言われた場合、どのように返事をするのが良いのでしょうか。

親しい間柄の場合

「お変わりありませんか」という挨拶・問いかけに対しては、「お陰様で元気にやっています」「相変わらず○○です」など、楽しくにこやかにお返事することで、相手も安心して会話を続けることができます。

ゆっくりとお話できる状況であれば、最近あったポジティブなできごとを織り交ぜて会話を盛り上げることもできます。例えば「娘が入学しました」「テニスを始めました」など明るくなるような話題が良いでしょう。

自分が返事をした後に、「○○さんはお変わりありませんか」と相手に聞き返すとさらにスマートな印象を与えることができるでしょう。

手紙の場合

手紙の場合、直接会ったり電話で話すよりも返事に時間がかかります。「お変わりありませんか」というお手紙を頂いた場合は、1週間以内を目安に返事を書いて出すようにすると良いでしょう。

その際、手紙を書く際のマナーに則って、頭語→挨拶文(「お変わりありませんか」など)→本文(相手の手紙への答えなど)→結びの言葉→結語で書くようにしましょう。

手紙を書く場合の注意点

気をつけたい点として、手紙はメールアプリとは違って、送り手と受け手にタイムラグがあります。そのため、相手が「お変わりありませんか」と尋ねているからといって、「元気でやっております」などといきなり書き出すと、相手は混乱してしまいます。

まずは手紙の形式どおり、頭語、挨拶文を書いてから、本文でお返事(「お変わりありませんか」に対しての近況報告など)を書きましょう。その方が相手は読みやすいです。

目上の方やビジネスシーンでの受け答え

ビジネスシーンで、久しぶりに会ったサプライヤーの方から「お変わりありませんか」と尋ねられたり、あるいは滅多に会わない役員の方から「変わりなくやっていますか」と尋ねられることもあるでしょう。そんな時はどのように受け答えをすれば良いのでしょうか。

基本的には、挨拶だと思うようにして、さらっと形式的なお返事をするのがマナーです。例えば、「お陰様で元気でやっております」「大変ご無沙汰致しております」などが適当です。

聞かれているからといって、あまり長々と趣味や私生活の変化などを語られても、仕事が進まず相手は困ってしまいます。あくまでもビジネスシーンだということを忘れないようにしましょう。

ビジネスシーンでの使い方は?

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親しい間柄の方であれば、「お変わりありませんか」とそのまま使用しても大丈夫ですが、ビジネスシーンでは少し気をつけた方が良いでしょう。

例えば、何度もお会いしたことのある親しい取引先の方や、納品した商品の調子を尋ねる場合や、医師など心身の体調をケアする職業に従事する方が「お変わりありませんか」「お変わりございませんでしょうか」など適切な使い方と言えます。

しかし、自分よりかなり目上の方や、厳格な雰囲気の会社の方に対して使うと、踏み込まれたくないプライベートな変化や安否を尋ねられるように感じて、違和感を覚える方もいらっしゃいます。

相手と自分がどのような距離感にいるのかを考え、迷う時は使用しない方が良いでしょう。

「お変わりありませんか」の言い換え例文

「お変わりありませんか」の使い方・敬語での言い方・返事の方法

「お変わりありませんか」というフレーズを他の言葉で言い換えるとどうなるのでしょうか。
いくつか例を挙げてみましょう。

とても親しい同等・目下の方に対しては?

とても親しい間柄で、同学年・同期の方や、後輩や部下に対しては「お久しぶりです。お元気ですか?」「以前腰を痛めたと聞いていたけれど、その後どうですか」「なかなか連絡できなかったけれど、お元気そうで何よりです」などで十分伝わります。

会えて嬉しい、こうして再会できて良かった、という気持ちが大切ですので、あまり言い方に囚われ過ぎず、自分と相手との関係性にあった言い方で伝えることがベストです。

親しい目上の方へは?

親しい関係性の方であれば、あなたの表情や声のトーンで、相手を気遣う気持ちなどは十分に伝わりますが、相手が目上の方であれば、正しい言葉遣いで知的に振る舞うとより良い関係を築くことがでるでしょう。

例)
「お久しぶりでございます」
「お元気でいらっしゃいますか」
「ご無沙汰致しております」
「お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますか」
「皆さまいかがお過ごしでしょうか」

いくつかの言い方を覚えておき、自分にあったものを使うようにしましょう。

注意!「相変わらず~ですね」は誤解を招く

似たような言葉で「相変わらず~ですね」というものがあります。これは場合によっては失礼にあたるので、避けた方が無難なフレーズです。

例えば、親しい間柄で「相変わらずお元気そうですね」と爽やかに言えば良い意味に捉えられることが多いでしょう。しかし、ムスッとした表情で言えば棘のある嫌味に聞こえてしまいます。

「相変わらずお忙しそうですね」「相変わらずお若いですね」なども同じで、こちらがたとえ労いの意味や尊敬の意味を込めて伝えても、深読みされて誤解を招く場合もあるので使わないようにしましょう。

相手との関係性を見極めて使う

「お変わりありませんか」の使い方・敬語での言い方・返事の方法

今回は、「お変わりありませんか」という言葉の意味、プライベートやビジネスシーンでの使い方の例についてお伝えしました。

重要なことは、相手との関係性や距離感を感じて、あまり踏み込み過ぎないように使用する、ということですが、相手を思いやる気持ちを伝えるのはとても良いことです。

丁寧な言い方や、受け答えの方法などについても学び、スマートな使い方ができるようにしていきましょう。

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