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「かねがね」の意味と使い方・漢字と例文・類語・敬語|常々

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カテゴリ:言葉の意味

初回公開日:2018年05月09日

更新日:2020年03月13日

記載されている内容は2018年05月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「かねがね」の意味と使い方・漢字と例文・類語・敬語|常々

「かねがね」の意味と使い方

「かねがね」という言葉、どのように使うのが正しいかご存知でしょうか。話の流れでなんとなく「かねがね」という言葉を使っているからもおられることでしょう。そこで今回は「かねがね」と言う言葉にスポットを当て、「かねがね」が持っている意味や正しい使い方、「かねがね」にまつわることについてお話ししていきましょう。

副詞に分類される「かねがね」

「かねがね」とはどのような意味を持っているのかについてまずはお話ししていきましょう。

「かねがね」は副詞となります。副詞とは品詞の一つで、自立語として活用されることが無く、主語にならない言葉のうちのおもな用言となる「動詞」や「形容詞」「形容動詞」を修飾する言葉として用いられます。時には「名詞」やその他の「副詞」を修飾する役割も持っています。

「かねがね」がもつ意味とは

「かねがね」とは動詞である「兼ねる」が連用形として重なった後であると言われています。なんらかの行為が過去から引き続き、繰り返し行われ現在に至るというような意味を持っています。

「かねがね」の意味を知るために、「かねがね」を別の言葉に置き換えてみると意味が分かりやすくなります。「前々から」や「かねてから」がそれに当たります。

「かねがね」の由来を知る

「かねがね」と言う言葉の由来・語源は、動詞となる「かぬ(予ぬ・兼ぬ)」の連用形、つまり「かね」を重ねて使うところからできあがりました。

ここで登場した「かぬ」という言葉は、2つある事柄に同時にかかわるということを、広い意味で刺している言葉です。現代語ではこの「かぬ」は「兼ねる」と言う意味を持ちますが、現在の段階で一緒に未来のことも考える、いわゆる「予想する」という意味でも使われてきました。

この「予想する」とという意味あいが「かねがね」の元となっている「かぬ」の連用形を重ね、原義は「未来のことを事前に考えておく」と言う意味となりました。

間違えやすい「かねがね」に似た言葉

「かねがね」に似た言葉が「かたがた」です。大変近しい意味を持っていますが「かねがね」と「かたがた」では使いどころを間違えると失礼にあたる可能性もありますので、使用する際はどちらが適切なのか考えてから使用するようにしましょう。

「かねがね」も「かたがた」も「兼ねる」と言う言葉が関連しています。しかしはっきりとした違いとなるのは「かたがた」は「~を兼ねて」という意味合いを持っていることです。「かねがね」は「以前から」という時系列に関する意味を持っていますので間違えることはないと思われますが、うっかりが起こるのが以下のようなケースです。

例)ご挨拶かねがねお伺いしました

この「かねがね」の使い方をどう感じるでしょう。正しく使えているか、違和感を感じるか、正解は後者です。この場合は「かたがた」を使用します。

このような微妙な間違い方は意外に起こりますので、注意が必要です。

「かねがね」を使った例文から正しい使い方を学ぶ

「かねがね」がもつ意味を理解したところで、ここからは「かねがね」を使った例文を見ながら、「かねがね」の正しい使い方を学んでいきましょう。

お噂はかねがねおうかがいしております

「かねがね」と言う言葉を使うものとして、もっともピンとくる例文がこれではないでしょうか。「噂を以前から聞いている」という、過去から繋がっている意味合いを持たせている点でも最も分かりやすい例文と言えます。

ちなみに、「かねがね」に限りなく近い別の言葉として「かねてから」というものがあります。これを使うと同じ文章が以下のように変化します。

「お噂はかねてからお伺いしております」

「かねてから」というワードは、「かねがね」が持つ意味としても登場していますので、同じ意味で使用できることはすでにお分かり頂けることでしょう。言葉の響きが異なるため、相手が受け取るニュアンスも微妙に変化しますので、うまく使い分けることをおすすめします。

「かねがね」の漢字

「かねがね」の漢字表記はいくつか存在します。「かねてから」という意味を持つことから「兼兼」とすることもありますし、「予予」と書いて「かねがね」と読ますパターンも存在します。

同じ言葉が繰り返し続くことから「々(おなじ)」を用いて「兼々」や「予々」と標記しても問題ありません。

苗字として使われる「かねがね」

今回ご紹介している「かねがね」とは異なりますが、「かねがね」と読む苗字があります。それが「金兼」です。大変珍しい苗字を取り扱っていることで有名な苗字辞典にて紹介されています。

ちなみに「金兼」は、「かねがね」以外にも「きんけん」と読む場合もあります。「きんけん」と読むパターンは、江戸時代の初期頃に記された鎌倉を旅した旅行記・漢詩集の「金兼藁(きんけんこう)」で使われています。

注意したい「かねがね」と読み間違える言葉

言葉を構成する文字の印象でうっかり「かねがね」と勘違いしやすい言葉が「概ね」です。「概ね」は「おおむね」と読みますので、「かねがね」とは異なります。

「概ね」については「かねがね」とは当然意味合いも異なり、およその趣旨を表すときや、「大体」や「あらまし」という意味を持っています。

「ご指摘いただいた問題は概ね改善されました」

「その建物との距離は概ね500m程度です」

ちなみに余談となりますがビジネスの場で「概ね」と言う言葉はかなり耳にするのと思われますが、実は「概ね」は敬語ではありません。

しかし「大体理解できました」と「概ね理解できました」とでは言葉の音が持つニュアンスが微妙に異なり、後者のほうが丁寧さがアップします。そのためビジネスの場で「概ね」はよく使われる傾向があるのではという説もあります。

「かねがね」の例文

先に登場した「かねがね」の正しい使い方の項目で例文がすでに登場していますが、他にもいろいろな「かねがね」を使った例文をご紹介します。