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「好敵手」の意味と使い方・「ライバル」との違い・類語

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言葉の意味 / 2018年05月29日
「好敵手」の意味と使い方・「ライバル」との違い・類語

「好敵手」の意味と使い方

「好敵手」の意味と使い方・「ライバル」との違い・類語

漫画やアニメが好きな人であれば「好敵手」という言葉を見たことがある人も少なくないでしょう。仲間たちと切磋琢磨しながら成長していくスポーツ漫画でも、違う手段で同じ目的を目指すファンタジー漫画でも、さらには甘酸っぱい恋愛模様を描いた恋愛漫画にも「好敵手」は登場します。

「好敵手」は一般的に日常で使われる言葉ではありません。しかしそれに相応する人物は誰しも存在すると言っていいでしょう。学生であれば学力を競う同級生、社会人であれば業績を競う同期など、「好敵手」と呼ばれる人がいることで頑張ることができるという人もいます。

「好敵手」がどういう意味の言葉かニュアンスではわかっている人も多いでしょう。ですが正確にどんな意味なのかわからないという人もいるのではないでしょうか。もしかすると今まで「好敵手」と呼んでいた人物は、正確には「好敵手」に当てはまらないといったことはある可能性もあります。

「好敵手」の意味

「好敵手」の意味と使い方・「ライバル」との違い・類語

多くの人が「好敵手」の意味をうっすらと理解しているでしょう。ライバルのような実力が拮抗して競い合う相手を想像する人も少なくないのではないでしょうか。漢字を見ると「好」「敵」という漢字が入っているので、何かで敵対する相手であり、しかし友好な関係であることが想像できます。

「好敵手」は勝負や競い合うことにおいて、実力が同じくらいである良い相手を指す言葉です。一般に考えられている意味とそこまで違いはありません。好敵手は自分も相手も人であることが多いですが、学校であったり会社であったりプロジェクトであったり、人以外のものも好敵手と呼ぶことがあります。

好敵手は同じ目標を目指す相手ではありますが、必ずしも敵対し合う相手ではありません。お互いが切磋琢磨し競い合うことで高め合うのに必要な相手だとも言えます。自分から見て相手の実力が高い時にも、相手に対して好敵手であるという言葉を使うこともあります。

「好敵手」の使い方

「好敵手」の意味と使い方・「ライバル」との違い・類語

人間は生きていく中であらゆることで競うことが多い生き物と言えます。その対象は友達や仲間であったり、兄弟や家族であることもあります。その全ての相手が好敵手になりうるでしょう。また場合によっては過去の自分や未来の自分を好敵手と考え競い合うこともあります。

テストで学年1位を目指すためには自分以外の同級生は全員好敵手と言っていいでしょう。就職活動においては日本中から好敵手が集まりますし、恋愛に関してはただ一人の手強い好敵手が現れる場合もあります。好敵手は決してひとりではなく、10人であったり100人であったり世界で自分以外であったりします。

好敵手は居たほうがいいと考えられています。好敵手がいることで目標に向かってより誠実に向き合うことが可能です。また自分が好敵手だと認定された際にはさらに身が引き締まるでしょう。好敵手を作ることで努力を怠らない姿勢でいられます。

好敵手とライバルの違い

「好敵手」の意味と使い方・「ライバル」との違い・類語

好敵手の意味を考えてみると「好敵手はライバルと同じ意味なのではないか」と考える人も多いでしょう。確かに好敵手とライバルは同じ意味で使われることが多い言葉です。また日常では好敵手よりライバルという言葉が使われることのほうが多いのも事実です。ではライバルの言葉の意味はどのようなものなのでしょうか。

ライバル

ライバルは何かを競い合ったり対抗したりする競争相手のことです。つまり好敵手とライバルは同じ意味であると考えて間違いありません。「ライバル関係」「ライバル会社」「ライバル意識」など一般に浸透している言葉にも使われている言葉であり、漫画や小説によっては好敵手と書いてライバルとルビがふってあることもよくあります。

好敵手とライバルの細かいニュアンスの差について考えてみましょう。好敵手は同じ目的のために競争する相手という意味合いが強く、どちらかといえば複数人であることのほうが多いです。それに比べライバルは対抗するという意味合いが強く、自分に対して一人であることのほうが多いでしょう。

ライバルは和訳すると「宿敵」という意味もあり、好敵手に比べて敵対する気持ちが強いと考える人もいます。好敵手は「目的のため競う人」というのに対して、ライバルは「競うべくしてであった人」という印象を受けます。

「好敵手」の類語

「好敵手」の意味と使い方・「ライバル」との違い・類語

好敵手にはライバルのような類語が多く存在します。例えば「宿敵」「対抗者」「対抗馬」「強豪相手」など、シチュエーションいよっていろいろな類語を上げることができます。学校やスポーツなどでは広い意味で好敵手やライバルが使われることが多いですが、会社などビジナスの場では「競合相手」「対抗馬」のような言葉がよく使われます。

ビジネスの場では、同じ仕事を手がける会社はすべて好敵手です。そのため「競合」「商売相手」「同業者」などの言葉が好敵手とおなじ意味で使われます。「ライバル会社」「ライバル企業」という言葉もよく使われる言葉であり、好敵手という言葉が使われるのは一般的ではありません。

双璧

何か目標に対して挑んでいる時自分自身の実力が周りより優れていて、さらにおなじ実力の好敵手がいた場合、自分と相手を合わせて「双璧」という呼び方をすることがあります。また「二大巨塔」のように呼ばれることもあり、数が増えれば「三大巨塔」「四大巨塔」という呼び方をすることもあります。

双璧という言葉は、当事者が使うよりはそれ以外の人たちが使う言葉です。双璧同士は実力が均衡しており好敵手となりうる関係性ですが、それ以外の周りの人から見ると実力は広く開いており、それゆえ「二つの高い壁」という意味から「双璧」と呼ばれています。

「好敵手」の読み方

「好敵手」の意味と使い方・「ライバル」との違い・類語

好敵手の意味や使い方はわかりましたが、好敵手という漢字の読み方はわかるでしょうか。好敵手は「こうてきしゅ」と読みます。しかし「こうてきしゅ」という言葉が言いづらく一般的でないことから「ライバル」ということが場が広く使われるようになりました。「好適手」「好敵主」のような漢字は間違いです。

好敵手は言いづらいので「好敵手関係」「好敵手会社」のように他の言葉と組み合わせて使われることはほとんどありません。しかし「好敵手」と漢字で書いた時に意味合いがわかりやすいので、小説などでは頻繁に使われます。

敵手

あまり一般には知られていませんが「敵手」という言葉があります。意味は敵そのものや敵の支配下を表す言葉です。「城が敵手に落ちる」とは「城が敵の支配下に落ちる」ことを表しています。また、「好敵手」と同様に、同等の力を持った競争相手を示す言葉としても使われます。

「好敵手」の対義語

「好敵手」の意味と使い方・「ライバル」との違い・類語

好敵手の対義語は正確には定められているものはありません。しかし逆のことを意味する言葉には多くのものがあります。例えば切磋琢磨し競い合う意味であれば、「協力」「連携」「提携」「共闘」などの言葉を対義語としてあげることができます。競い合うのではなくともに動こうという意味合いの言葉です。

雲の上の存在

また実力が均衡しているという意味の好敵手の対義語として、「高嶺の花」「雲の上の存在」「別格」「桁違い」などの言葉をあげることができます。どれも実力がかけ離れており、競うことすらできないほどの様子を表す言葉です。「月とスッポン」「雲泥の差」「天と地ほどの差」などの言葉で表されることもあります。

邪魔者

好敵手には競い合いお互いを高め合うという意味もあるので、「邪魔者」「厄介者」「お荷物」などを対義語として考えることもあります。どれも好敵手とは毛か離れた存在で、高め合うことをせず足を引っ張る存在であると言えます。

「好敵手」の由来

「好敵手」の意味と使い方・「ライバル」との違い・類語

好敵手は前の述べたように「敵手」という言葉から派生した言葉であるという考え方があります。「敵手」は単なる敵であり、勝つべき相手としての意味合いが強いです。「好」という感じがつくことで、勝つべく努力しその結果高め合うといった意味が込められています。

ライバルの由来

好敵手にははっきりとした由来はありませんが、ライバルには語源があります。ライバルはラテン語で小川という意味の「rivus」から派生した「rivalis」が語源となっています。「同じ川を巡って争う人」から「なにかひとつの目的を求めて争う人」に派生し現在の意味になりました。

英語のライバルは「常に対立している相手、宿敵」といった意味であり、日本で使われている好敵手、ライバルの意味とは異なるので注意が必要です。

好敵手が必要な理由

「好敵手」の意味と使い方・「ライバル」との違い・類語

好敵手は何か目的を達成する上で必要であると考えられています。それは同じ目標を目指し切磋琢磨することでお互いの実力を高めることができるためです。それは学業であっても仕事であってもスポーツであっても恋愛であってもすべてに当てはまります。

学業

学業は明確に順列がつくもののひとつです。その中で学年で10位以内に入りたい、今度はあの人より上位に行きたいという気持ちになることは誰もがあるでしょう。好敵手がいることで頑張っているのが自分だけでなく孤独でないことを実感することもできます。

仕事

ビジネスにおいて好敵手は必ず現れるといっていいでしょう。しかし好敵手の存在によって自分の仕事に新たな課題を見つけたり、よりよく考え直したりすることができるようになります。好敵手が多ければ多いほど、仕事のクオリティは高まるといっていいでしょう。

スポーツ

スポーツの目標は誰かに勝つことです。それは他人に限らず過去の自分であることもあります。同じ記録を目指す相手や過去の自分を好敵手とすることで、その場にとどまることなく前進し続けることができます。

恋愛

恋愛においては好敵手の存在はもっとも厄介と感じるでしょう。好敵手が優れていれば優れているほど焦りも大きくなってしまいます。恋愛に関しては好敵手とは違う自分の長所を見つけて勝負を挑む必要があります。

好敵手が成功へと導く

「好敵手」の意味と使い方・「ライバル」との違い・類語

現在競い合うことや順序をつける機会が減っていることは疑いようがありません。そういった中で好敵手がいないという人もいることでしょう。しかし好敵手は自分の能力も高める上に、好敵手との友情というかけがえのないものも与えてくれます。

好敵手は決して敵ではありません。良いところは参考にして悪いところは指摘してお互いが成長できる関係を築けることが何よりも大事です。

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