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辛抱強い人の特徴・「我慢」との違い・読み方・ことわざ

Author nopic iconaiai
性格・タイプ / 2018年06月04日
辛抱強い人の特徴・「我慢」との違い・読み方・ことわざ

辛抱強い人の特徴

辛抱強い人の特徴・「我慢」との違い・読み方・ことわざ

辛抱強いと聞くと、みなさんの中ではどんな人がイメージされるでしょうか。芯が強く、しっかりしている人、どんなことがあっても挫けない人、または持久力がある人や、痛みに強い人など肉体面で打たれ強い人をイメージされる方もいるでしょう。

今回は、精神面で打たれ強い人の特徴を3つご紹介します。

①何事も最後まで諦めない

歴史上で偉業を成し遂げた人は、さまざまな困難や苦労があっても、諦めずに強い意志を貫き通してきた人たちに多いです。

大抵の人は、何かしら目標がないと前進していくのが億劫になってしまいます。たとえ、目的を捉えていても、そこへ到達するまでの、長い我慢に耐えられずに途中で投げ出したくなったり、諦めてしまいたくなります。その方が楽だから、楽の方へ行こうとしてしまいます。

しかし、辛抱強い人は、自分自身の弱さとも、忍耐強く向き合うことができます。ですから、直面する試練や葛藤にも負けずに、自分を奮い立たせ、困難を乗り越えて、最後までやり遂げることが可能です。

もし失敗に終わったとしても、そこで培った努力は、これから先の自分を支えてくれると信じているからなのでしょう。

大きな事を成し遂げる人は、自分のことを信じて大きな努力を惜しまない人です。

②周りから信頼されている

辛抱強い人の特徴・「我慢」との違い・読み方・ことわざ

会社や学校などで、周りの人から厚い信頼を得ている人がいます。たとえば、上司や部下、先輩からも一目置かれていたり、誰からも好感を持たれている人です。

辛抱強い人は、自分を信用しているので、周囲の意見に惑わされることなく、自分の意志を貫くことができます。また、強い意志を持っているので、意見に一貫性があり周囲の人から信頼されます。

また、常に冷静に目標を見ているので、状況に合わせて臨機応変な対応ができるという特徴があります。

③結果を急がず地道な努力ができる

どんな才能のある人でも、はじめから順風満帆だったわけではありません。したがって、多くの成功者には、下積みと呼ばれるつらい時代があります。

辛抱強い人は、地道にコツコツと努力することができます。コツコツと努力することを、才能の一つと捉えるならば、辛抱強い人は成功者としてのキャパシティーを持っていると言えるでしょう。

また、辛抱強い人は、つらいことにもじっと耐える精神力のある人です。

近代社会では、情報も速く、いい意味でも悪い意味でも、結果をすぐに入手できる時代になりました。しかし、仕事でも勉強でも、結果の見えない目標に向かって進んでいくことも、やはり大切です。

そして、真面目にコツコツ取り組むという姿勢は単純なようですが、長い努力が必要なため、持続することが難しいといえます。

辛抱強い人は、結果がすぐに出ないことでも、忍耐強くチャレンジするゆとりを持っています。

「辛抱」と「我慢」の違い

辛抱強い人の特徴・「我慢」との違い・読み方・ことわざ

「我慢」を辞書で引くと、「 耐え忍ぶこと、こらえること、辛抱。」と出ています。また、「辛抱」を調べると、「つらいことや苦しいことをがまんすること、長時間こらえ忍ぶこと。」となっています。

それでは、2つの言葉にはどんな違いあり、どんなシーンで使われるのことが多いのでしょうか。

我慢すること

我慢とは、精神的、肉体的に苦しいけれど、つらい気持ちを閉じ込めるような場合に使います。たとえば、学校でいじめられたり、トイレに行くのを堪えたりするイメージになります。

自分の気持ちに反したものであることが多いので、いつか耐えられなくなる場合が多いでしょう。

辛抱すること

辛抱とは、環境の苦しさに押し流されない強い意志を持ちながら、諦めないでがんばっているような場合に使います。

たとえば、仕事などで新人の時に毎日お茶汲みや、コピー取りがつらいと感じたりすることや、大学受験のためのハードな勉強などが、これに当てはまります。

このことから、辛抱という言葉は、つらい気持ちを乗り越えた後にやってくる喜びや希望などが見えるような場合に使われます。

したがって、我慢はただ過酷な状況に耐えるだけなのに対して、辛抱は何か目標があり耐えているようなイメージで使われると考えればよいでしょう。

「辛抱」の読み方

辛抱強い人の特徴・「我慢」との違い・読み方・ことわざ

辛抱は「しんぼう」と読みます。これは、「辛棒」とも書き表され、仏教語から来ている言葉です。意味は、辛いこと、苦しいことを我慢し、堪え忍ぶことです。

私たちがこの世に生まれてから去る時まで、心を修める一生の運命を、仏教の言葉で心法と言うと伝えられています。また、この心法が、「辛抱」の語源とも言われています。

「辛抱」に関することわざ

辛抱強い人の特徴・「我慢」との違い・読み方・ことわざ

昔から伝えられていることわざにも、「辛抱」にまつわるものがたくさんあります。それだけ、古くから辛抱することは美徳と捉えられてたのでしょう。

ここでは、辛抱に関することわざを、いくつかご紹介します。

辛抱する木に花が咲く

たとえば桜の花は、冬の寒さが厳しい時に蕾をつけます。そして春が訪れ、きれいな花を咲かせます。冷たく厳しい冬、降り積もる雪の中でも、寒さに耐えて乗り越えたからこそ、凛とした美しさで見る人を魅了するのでしょう。

このように「辛抱する木に花が咲く」ということわざは、木を自分、花を成果として例えられていて、辛抱して一つのことをやり続ければ、やがては実を結び、報われるという意味で使用されます。

石の上にも三年

「石の上にも3年」は、何事に対しても、忍耐強くがんばり続ければ、いつか報われる日がくると言う意味で使われます。これは、一度決断したことを最後まであきらめずに続ければ、成功をおさめることができるという例えに使用されることわざです。

ところで、なぜ石になったかというと、石は最初は冷たいですが、ずっと座り続けていると、自分の体温によって石が暖かく感じるようになるという意味だと伝えられています。

たとえば仕事という場面でも、一人前になるには何年もコツコツ努力することが、大切だと言うことを表しているのでしょう。

そして、ここで言う三年とは、厳密に3年というよりも、長い年月を3年という単位で表しています。

ならぬ堪忍するが堪忍

こちらのことわざは、もうこれ以上は我慢できないというところまで、じっと堪え我慢するのが本当の我慢というものであるという教えとして伝えられています。「堪忍」は、堪える、我慢するという意味で使われています。

この言葉は、「韓信の股くぐり」という故事を起源とする説があります。韓信とは、漢の王朝を作った将軍です。

この韓信が若い頃に、町のならず者に喧嘩を売られたが、彼はならず者と争うことをぐっと堪えて回避したと言われています。そのとき、ならず者の言われるがままに股の下をくぐらされるという屈辱を敢えて受けました。しかし、その後韓信は大成し、天下統一のために活躍しました。

このことから、将来に大志を抱く者は、目の前の貶みや屈辱にも、我慢して耐えるというたとえで使われたことわざです。

「辛抱」の類語

辛抱強い人の特徴・「我慢」との違い・読み方・ことわざ

辛抱という言葉は、日常でもよく使われている言葉でつらいことや苦しみに耐えるという意味を持っています。

それでは、辛抱と同じような意味で使用される言葉にはどんなものがあるでしょうか。

ここからは、辛抱の類語をご紹介します。

忍耐

「忍耐」も、何かに耐えるという時に使用される言葉です。

辛抱は、一時的なことではなく、長い期間つらい状況に耐えるような場合に使われることが多いです。たとえば「徹夜での受験勉強も、もうすこしの辛抱だ」「きつい修行もあと少しの辛抱だ」のような使い方をします。

これに対して「忍耐」は、具体的な事項や状況に対してではなく、つらい心の状態そのものに耐えることを陳べる場合に使います。たとえば、自分に不都合なことが起こった場合にも、現実から逃げたり、感情的な仕返しをするのではなく、耐え忍ぶことです。

踏ん張る

「踏ん張る」は、つらさなどに堪えることや、気力を出してがんばるときに使用される言葉です。たとえば、相撲で力士が土俵際で踏ん張るというような表現に使います。

しかし、動作の状況だけではなく、ぎりぎりのシチュエーションを踏ん張って耐えている心の状態を表現するときにも使うことがあります。

「辛抱」の対義語

辛抱強い人の特徴・「我慢」との違い・読み方・ことわざ

対義語とは、意味が反対となるワードや、意味が対照的になっているワードを言います。このことから、辛抱の反対として考えられる言葉には、飽きっぽいというワードが当てはまります。

飽きっぽいとは、興味や好意などが長続きせずに、対象がいろいろと変わってしまうという意味です。

諦める

ある小説の一文に我慢という言葉について書かれたものがあります。これには、我慢の類義語が諦めだと言う主人公と、 我慢の対義語が諦めだと言うヒロインの会話が出てきます。

これは、諦めることによって我慢して何年でも耐えることができるか、諦めないで我慢強く耐え何事も達成できると信じるのかという見解の違いです。

確かに、辛抱が耐え忍んで自分の意志で我慢することとして考えると、「諦める」も対照的なワードだと言えるでしょう。

辛抱に関する四字熟語

辛抱強い人の特徴・「我慢」との違い・読み方・ことわざ

つらい事があっても我慢して耐え忍ぶという意味を持つ四字熟語は、いくつかあります。たとえば、「堅忍不抜」「座薪懸胆」「臥薪嘗胆」などです。

今回は、座右の銘としてもよく知られている「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」について、ご紹介します。

臥薪嘗胆

「臥薪嘗胆」は、昔の中国の故事から来ている言葉です。

紀元前6世紀、中国では2つの国が戦争をしていました。そして、一方の国王がこの戦いの傷が原因で亡くなりました。そしてその息子は、父の仇を討つことを心に誓います。

彼(息子)は、この誓いの志を忘れまいとして、堅い薪の上に寝ることで、その痛みを身体に刻み込もうとしました。そして、父の仇を討つことに成功しました。

このように臥薪嘗胆とは、堅い薪に臥して寝ることや、苦い胆を嘗めることを「苦労の日々」に例えた言葉です。この言葉は、長い間耐え忍ぶことを意味していますので、短期間の苦労の場合に使用するのは、ふさわしくないでしょう。

臥薪嘗胆はどんな時に使う言葉なのか

今の時代には、戦争やかたき討ちなどはありませんが、例えば何かの目的のために、苦労の日々を過ごすようなときに使用します。

たとえば、闘病生活や大学受験など、じっと堪えて我慢しなくてはいけない場合に「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)の苦労をしている」と言えば、目的のためにがんばっているという、前向きな気持ちを表現できます。

夢を叶えるために辛抱することが大切なときもある

辛抱強い人の特徴・「我慢」との違い・読み方・ことわざ

我慢も辛抱も忍耐も、耐えるということは同じです。違うのは、「何のために」耐えるのかということでしょう。

「我慢」が、現状を守るために、これ以上悪い状態にならないためにすることだとしたら、「辛抱」は、今のつらさを我慢していれば、きっと良いことが起こると信じるから耐えるということになります。

そして、その延長線上に夢の実現、成長があると信じることができれば、希望が見えてくるでしょう。

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