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「憎悪」の意味と使い方・抑えるためのポイント|デメリット

Author nopic icon24773
ビジネス用語 / 2018年05月30日
「憎悪」の意味と使い方・抑えるためのポイント|デメリット

憎悪ってどう言う意味?

「憎悪」の意味と使い方・抑えるためのポイント|デメリット

憎悪は「憎い(ニクい)」に「悪(アク)」と書いて憎悪(ゾウオ)と読みます。他者や物事に対して理解に苦しみ、強い憤りや嫌悪感などを感じる時にこの言葉が使われます。英語では「hate」や「abominate」「loathe」「animosity」などがあてはまります。類語としては、「愛憎」「忌厭」「毛嫌」「厭悪」などが挙げられるでしょう。

憎悪と敵意

強い嫌悪や憤りを含む憎悪感は、時としてその対象を敵として見なすような感情を生み出します。自分とは価値観・ものの考え方が違うもの、理解できないような行動・言動を起こすものに対し、心が許容してくれないからです。ライバルなどに対して嫌悪感や度を越えた優越感を持つ状態の時、人は憎悪を感じています。

憎悪と報復心

憎悪が生んだ敵対心により、相手を負かしたい、相手に復讐したいなどの報復心を抱く場合は少なくありません。他人の行動や言動により、自分や自分が大切に思っている人の尊厳などが損なわれた場合に、人間は報復心を含んだ憎悪と言う感情を抱きやすくなっています。

それが顕著に表れているのが犯罪です。知り合いや家族・仲間とのちょっとしたトラブル、勘違いなどによって殺人や傷害・迷惑行為と言った法律に触れる問題が発生するのは、強い憎悪が原因とされています。些細な憎悪でも爆発すれば非常に危険な思考となるので、憎悪と言う感情には注意が必要でしょう。

憎悪ってどうやって使うの?

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憎悪は、人間に対して使用することが多いです。他者が自分よりも優れていたり、自分を乏しめるような言動・行動を行った時に、「あの人に憎悪している」「憎悪を抱いている」という使い方をします。

また対象が不本意に行った好意であった場合でも、憎悪の対象となる場合があります。スポーツなどの世界ではよくある事で、自分より優れた成績を残した人や、自分よりも劣った人が自分よりも良い成績であった場合などに、相手を憎悪する事がたびたび存在します。

憎悪はどんな時に感じるの?

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憎悪と言う感情を抱く機会は普通の日常ではあまりありません。しかし、スポーツや音楽・囲碁・将棋など、競う事を目的とした競技を嗜んでいる場合、自分や相手に対して憎悪と言う感情を抱く事もあります。

また、他者に対してひどく劣等感がある人、優越感を感じていないと自分の存在が危ぶまれると感じている人などは、憎悪と言う感情を抱きやすくなっています。プライドが高い・意気地・頑固と言った自我の強い人・自尊心のある人は、「憎悪」に苛まれる機会も少なくないと言えるでしょう。

自分の尊厳が損なわれた時

大勢の前で恥をかかされた時や、馬鹿にされた時、自分が自信を持っているものを貶された時など、自身の尊厳を踏みにじるような行為をされた時に人間は最も憎悪を感じるでしょう。感情や思考が発達した人間は、プライドや社会的地位などを脅かすものに対して強い嫌悪感を持つからです。

自尊心の強い方は、特に陥りやすいのがこのパターンです。自分を馬鹿にしたり乏したり、故意でなくとも自分の地位を脅かす・自分のイメージを崩すような対象と出会った際に、憎悪の感情が発動します。

自分の思い通りに事が進まない時

人とは違う行動を起こすような人間や、自分の思いどおりになってくれない人間に出会った時、しばしば憎悪の感情を抱く事があります。特に目立ったり注目されたりする人間は、人間関係の和を乱すとして憎悪や嫌悪の対象となりやすいです。

また、自分の感情が不安定な時は、周囲の人間の一挙手一投足に憎悪してしまう事もあります。女性の場合は生理でメンタルが落ち着かない時などが、特に当てはまります。イライラ・不安・ストレスと言ったトラブルを抱えていると、自分ではなく周りの人間が悪いのだと感じてしまうのが原因として当てはまります。

迷惑行為をされたとき

ご近所付き合いなどで憎悪を抱きやすい理由の一つに、対象が迷惑行為をしてくる事が挙げられます。道路族や放置子・騒音・異臭などの私生活に被害が出やすいトラブルがあった時、人間は当事者に対して強い憎悪を抱きます。

私生活だけでなく、仕事や学校での場でも、迷惑行為をされると非常に憎たらしく感じる事があるでしょう。特に自分が損失を被る時は、憎悪を抱きやすいです。金銭的な損失だけでなく、仕事・勉強などの機会は失われるなどの被害を感じると、自然と対象に嫌悪感が湧きやすくなります。

憎悪を感じる時のメリットって?

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憎悪を感じるメリットは、競い合う世界において大きくメンタルに働きかけてくれるところでしょう。「対象に負けた悔しいし憎い」と言う感情が次第に変化し、「あの人には負けたくない」と言う向上心に繋がれば、憎悪は躍進のための強い動機になりえます。

しかしそのためには強いメンタルも必要です。一度負けても再び立ち上がれるような精神が無ければ、憎悪を変化させることはできないでしょう。逆に、向上心と不倒の精神が備わっている人は、憎悪を力に変える事ができます。

憎悪を感じるデメリットは何?

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自分の可能性や向上心を引き出してくれるのは憎悪のメリットですが、多くの人間が憎悪の感情を良い方向に持って行けるとは限りません。むしろ憎悪の感情によってメンタルや体調を崩すなどのトラブルに見舞われている方の方が多く存在しています。

生きている限り憎悪と言う感情を持ってしまう可能性は誰にでも潜んでいますが、その感情によって生み出されるデメリットに囚われないよう注意する事が大切です。憎悪によってどんな被害が生まれるのか、よく理解しておきましょう。

メンタルに強いダメージが生じる

憎悪のような消極的な感情は、メンタルに強いダメージを与えます。例えば、憎い人が前を通るだけで気分が悪くなったり、感情が不安定になったりなどがそれに当てはまります。

特に消極的な感情は長続きしやすく、さらに記憶に留まりやすい性質を持っています。そのため長期間にわたって憎悪の感情に悩まされる方も少なくありません。メンタルを傷つけるだけの強い憎悪を感じている方は、一度心を落ち着ける事を意識する必要があるでしょう。

周りが困惑してしまう

憎悪の感情は自分自身だけでなく、周りの人間をも巻き込んでしまいます。明らかに負の感情を背負っている・イライラしているなどの行動が見られれば、周りの人間は自身の様子の違和感に困惑してしまうでしょう。

そして周りの人間が、自分が誰に対して憎悪の念を抱いているのかに気付いた時、憎悪の対象が不当に周りの人間に嫌われてしまう事もあります。自身と対象だけの問題のはずが、周りを巻き込んでいじめに発展してしまう場合もあるので、気をつけなければなりません。

憎悪はどうやって対処したらいいの?

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憎悪は長期にわたって心に棲みつく上に消えにくく、後に引きずりやすいため非常に厄介な感情です。そんな厄介な存在である憎悪に立ち向かうには、自分なりの憎悪解消方法や軽減方法を知っておくべきでしょう。

憎悪の対象を思考や視界に留めない

まず初めに憎悪を少しでも和らげるために実践してほしいのが、憎悪の対象を視界に入れない事が肝心です。対象を見たり思い出したりするだけで、憎悪の感情を思い出してしまう場合には特に有効です。まずは憎悪の対象を思い出さない・視界に入れない・視界に入れても気にしないといった気持ちづくりが必要となるでしょう。

没頭できる何かを見つける

次に試してほしいのが、何かに没頭し対象の存在を忘れると言う事です。負の感情を正の感情で上書きし、憎悪の気持ちを和らげる方法により、自身の心の中から負の感情を絞り出していきましょう。趣味だけでなく、新しい事に取り組んだり、パズルや計算問題などの頭脳を使う事で、嫌な事を効率よく頭から削除していけます。

憎悪=無駄と考える

消極的な感情は時として人に爆発的な躍進力を与えてくれますが、大半はメンタルの無駄遣いで、心が疲弊してしまうだけです。そのような感情の無駄をなくすためにも、憎悪と言う感情がいかに自分にとって必要のない感情であるかを考えましょう。憎悪を感じるよりも楽しい事をする方が心のためにもなります。そのような意識を持ち、憎悪を断っていきましょう。

対処しても消えない時は?

「憎悪」の意味と使い方・抑えるためのポイント|デメリット

上記のような対処で努力してみても、その人の事が頭から消えない、むしろ日に日に強くなると言うような状態に陥る方もいるでしょう。そのような方は、無理して対象を忘れるのではなく、対象をどのように対処するのかについて考えていきましょう。

誰かに話す

忘れるよう努力したり、何かに没頭しようとしても成功しないと言う方は、無理に忘れるのではなく、誰かに話すなどしてストレスを軽減していきましょう。誰かと共有する・分かち合うと言う方法が、不の感情を和らげる最も効率的な手段です。

まずは信頼できる人間だけに話を聞いてもらい、対象を不当に傷つけないよう注意しながら悩みを打ち明けましょう。相談した人からアドバイスをもらうなどして対策を考え、少しでも心が和らぐよう脱力して次の対応を一緒に考えていきましょう。

憎悪の対象よりも顕著な成績を上げる

憎悪している対象に劣等感を抱いている人は、その人よりも何かの分野で好成績を上げ、劣等感を解消していくと言う方法があります。具体的には、劣っている分野で戦うよりも別の分野でその人よりも誇れるものをつくり、絶対的な自信を持って嫌悪感から解放されると言う方法です。誰も傷つける事なく自分のスキルアップにも繋がり、まさに一石二鳥の方法と言えるでしょう。

憎悪に関する書籍「憎悪と愛の哲学」

憎悪と言う感情に対して理解を深めたいと言う方におすすめするのが、大澤真幸さんの著した「憎悪と愛の哲学」です。哲学的な観点から「憎悪と愛」と言う相反しながらも共立しうる感情についてを考察し、神や歴史・歴史の思考をめぐりながら社会学の最重要概念についてを問う1冊となっています。「憎悪」を冷静に知りたいと言う方は、一度手に取ってみましょう。

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愛憎が表裏一体あるいは地続きだというのはわりと常識論だと思いますが(「いやよいやよもすきのうち」、「喧嘩するほど仲がいい」など)、本書の新しい点は政治や歴史のレベルにもこの論を組み込んだことでしょうか。
いつもの大澤ワールドでたいへん面白いので星5

憎悪に負けない心構えをつくろう!

「憎悪」の意味と使い方・抑えるためのポイント|デメリット

憎悪と言う感情は決して美しい感情ではありませんが、人間であれば誰もが一度は持つ可能性がある感情です。どのように付き合っていくか、そしてどのように応用したり解消したりしていかなければならないのかなど、考えていく必要があります。

特に社会生活を営み他人と関わる機会の多い方は、憎悪となりうる対象が多く存在します。ストレス・社会的不安から予期せぬところで憎悪を持ち、苦しめられることもあるでしょう。しかし、不の感情に自分を奪われて、心を閉ざしてはいけません。しっかりと対処する方法・付き合っていく知識を持ち、自身の足かせとならないよう対処していきましょう。

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