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スズメを飼育する際の注意点7・保護する際に確認すべきこと

更新日:2024年04月13日

皆さんは、スズメを保護したことはありますか。スズメを保護した後に飼うためには、いろいろ手続きをしないといけません。また、スズメは簡単に保護ができず、保護するためにも条件があります。そんなスズメの保護の条件や、飼育の仕方などを詳しく紹介しています。

スズメを飼育する際の注意点7・保護する際に確認すべきこと

スズメとは

スズメとは、スズメ目スズメ科スズメ属に分類されている鳥類になり、全長は12.5~14cmほどの人家の近くで生活している小鳥になります。そんなスズメは、ポルトガル~日本までと幅広い範囲に分布していますが、寒い地域と南アジア~西アジアには生息していません。

主食はイネ科の植物になりますが、昆虫なども食べて生活しています。そんなスズメを自宅で飼育することは可能なのでしょうか。そんなスズメを詳しく紹介します。

手続きなしには飼育できない

先にスズメのことについて少し紹介しましたが、そんなスズメはペットとして捕獲し、飼育してはいけません。スズメは、ペットとしての飼育は不可で保護する場合でも、飼育下に置く場合には市町村の許可が必要になります。

そのまま申請をせずにスズメを飼育してしまうと、法律違反になるので気をつけましょう。そのため、スズメを保護して飼育する場合には市町村に保護申請を申し込んでください。

鳥獣保護法

先ほど、スズメの飼育は法律違反だと紹介しましたが、その法律というのが「鳥獣保護法」になります。

鳥獣保護法とは、野鳥などの鳥類の捕獲・飼養の規制や、生息環境の保護、個体数の調整、狩猟に関係する制度などを定めている法律になり、正式には「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」になります。

この法律があるため、スズメは勝手に飼育してはいけません。また保護する場合でも手順をふむ必要があります。

スズメを飼育する際の注意点7

スズメを保護した後の飼育には、市町村の許可が必要があることなどを紹介しましたが、そんなスズメを飼育するときには、注意しないといけない点が「7つ」あります。スズメの飼育するときの注意点を詳しく紹介していきますので、ぜひスズメを飼育するときの参考にしてください。

注意1:なつかない

まず基本的に野生のスズメは、警戒心が強いため人間には懐きません。また保護されたスズメは懐かないどころか、人間の気配に怯えてしまうことで、憔悴してしまい死んでしまう場合もあります。

またスズメは、ペットとしての飼育は不可能なため、保護する理由がなくなったら野生に帰さないといけません。そのため、愛着を持ちすぎないように、不用意にスズメに深入りすることなく、適度な距離感を持って飼育することが大切です。

注意2:医療費が高額

スズメを保護した場合の多くが、雛でも成鳥でもケガをしている場合が多いです。また保護したスズメは、ケガをしていなくても1度は獣医さんに診てもらいましょう。

スズメが受診した場合の医療費は、10割全て保護した人の負担になります。そのため、検査などが続いた場合や、入院などが発生した場合などには、多額の医療費がかかる恐れがあります。スズメを保護する前に、そのこともしっかり理解しておくことが大切です。

注意3:トイレのしつけが困難

スズメなどの鳥類は、トイレなどの躾が困難なのが特徴になり、飼育をする場合には、ケージなどを準備してスズメがトイレをしても大丈夫な場所を作る必要があります。

また鳥の糞には、たくさんの雑菌が混ざっています。菌が混ざった糞が乾燥すると、糞に含まれていた菌が空気中にまいます。その空気を吸うことで、感染する可能性があるため、ケージはこまめに清掃しましょう。

注意4:害虫がいる可能性がある

野生のスズメを保護した場合に気をつけることは「害虫」になります。スズメを含めて野鳥には、40種類以上の害虫がいると言われています。そのため保護したスズメにも、害虫が付いている可能性が高いです。

そのためスズメに触るときには、手袋などをして直接触らないようにすることをします。また手袋をしていても、スズメに触れた後は手を洗いましょう。
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初回公開日:2018年08月22日

記載されている内容は2018年08月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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