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会計時の「おあいそ」は間違い!意味と寿司屋でのマナー10選

Author nopic iconsatoukana
言葉の意味 / 2019年02月12日
会計時の「おあいそ」は間違い!意味と寿司屋でのマナー10選

お会計時に「おあいそ」と言うのは間違い

寿司屋などで、つい「おあいそ」と言ってしまっている人はいませんか。通の言葉のように聞こえますが、実は使い方が間違っています。

もしかすると、笑顔で応対してくれた寿司屋の職人などは、気持ちよく応対しているのではなく「やれやれ日本人はどこに行ってしまったんだい」などと寂しい思いをしていることもあるでしょう。

正しく使い方を知っておきたい「おあいそ」ですが、まずは、おあいその由来や意味から説明していきます。

「おあいそ」の由来

「おあいそ」とは、もともと遊郭で使われていた言葉といわれています。

「あんたには、もう、おあいそが尽きた」などとい言った意味の気持ちを、遊郭の客が女郎に対して持つことを「愛想尽かし」という言葉で表していたことが文献などでわかっています。

このような由来を持つ言葉なので、由来がわかると、お店の人に対して「おあいそ」と言っていることが怖くなってきませんか。とても失礼で喧嘩ごしのような言葉です。

「おあいそ」の意味

会計時の「おあいそ」は間違い!意味と寿司屋でのマナー10選

「おあいそ」は漢字で「お愛想」と書きます。そして「おあいそ」の意味は「お愛想がなくて申し訳ありません」です。

由来のところでも説明したように、本来客から「愛想が尽きた」と店側に投げつけられる言葉でしたが、それを先回りして「お愛想がなくて申し訳ありません」と変形したのだと言われています。

このあたりは「つまらないものですが」と先回りして謝る日本人の文化といえなくもないでしょう。

なぜ「おあいそ」と言うのは間違いなのか

ここまでくれば、なぜ「おあいそ」と客が店に言うのは間違いであることは、理解できたのではないでしょうか。

「おあいそ」とは現代の使い方では、店が客に対して、自らをへりくだって表す表現であり、客が店に言う言葉ではありません。

もし、客が店に言うならば「こんな店は愛想が尽きた(もう来ない)」という意味が生じるます。このため「おあいそ」とちょっと怒った調子で言うと、店側としては身が引き締まるところです。

「おあいそ」の使い方

店が客につかって使う言葉といても、最近では使われるとすれば「おあいそでよろしいですか」などがしばしばいわれる使い方でしょう。もっと丁寧な店ならば、「お愛想がなくて誠に申し訳ありません」などといいながら、勘定書を出すのが正しい使い方ともいえます。

また、店員同士で「5番テーブルのお客さん、おあいそ」などと使い、短いフレーズで正確に意味を伝える使い方もあります。

寿司屋でのマナー10選

「回らない」寿司屋は、通いなれないと、いろいろマナーに気を使うことが多い店といえるでしょう。日本人として正しいマナーで振る舞いたいところですが、「おあいそ」をはじめとして「むらさき」「あがり」など普段使わない言葉も飛び交うこともあります。

ここでは、覚えておきたい寿司屋でのマナーを紹介していきます。マナー10選を読んでおけば、もう恥はかかなくて済みます。

マナー1:「おあいそ」はお店側が使う言葉

すでにおわかりのように「おあいそ」とは店側が使う言葉です。「あそこのお客さん、おあいそだから」などの店員の会話などを聞いた客が「おあいそ=お勘定」のことだと勘違いし、「おあいそ、お願い」などと使いはじめたといわれます。

しかし、客が言う「おあいそ」とは、「こんな店には愛想が尽きた」というのが本来の意味となってしまうので、寿司屋が聞いていい気持ちはしないでしょうし、客の「品格」を疑うこともあります。

マナー2:「むらさき」もお店側が使う言葉

会計時の「おあいそ」は間違い!意味と寿司屋でのマナー10選

昔の人は、赤褐色のことを紫といいました。しょうゆが赤褐色のため、「むらさき」と呼ばれるようになったといいます。

別の説では、しょうゆが貴重品だったため、侍が高貴な色の象徴としていた紫をイメージして「むらさき」と呼ぶようになったということです。他には、しょうゆの原材料に紫色の豆があったという説もあります。

いずれにせよ、むらさきは店が使う隠語のような言葉です。素人が使うのは、違和感があるでしょう。

マナー3:「あがり」もお店側が使う言葉

会計時の「おあいそ」は間違い!意味と寿司屋でのマナー10選

「あがり」とは、お茶のことです。これも店側が使う言葉のため、客が使う言葉としては相応しくありません。

おあいそやむらさきと同じく、自分たちプロの言葉を素人が使うと、違和感が生じ、場合によってはムっとする気持ちがあるのは容易に想像することができるでしょう。いかにも通といった感じがする人もいるでしょうが、本当の通からは笑われているといったこともあります。

マナー4:手で食べる

寿司は手で食べるもの、というのが昔のマナーでした。しかし、時代が変わり、箸で食べてもマナー違反とならないと言われています。

ただし、年配の人がいる場合には「寿司を箸なんかで」と不快に感じさせる可能性もあるため、手で食べた方が無難といわれています。

ちなみに、生姜(ガリ)は箸で食べるのがマナーです。

マナー5:淡泊なものから順に握ってもらう

会計時の「おあいそ」は間違い!意味と寿司屋でのマナー10選

好きなネタを好きな順番で食べてもマナー違反とはなりませんが、やはり、おいしく食べてもらいたい気持ちが、寿司屋や接待した側にはあるでしょう。

そのため、イカ、白身魚からスタートし、徐々に脂がのったネタを食べていくのがマナーとされることもあります。また、一皿盛の場合は、左から順に食べていくのがマナーとされています。

マナー6:しょうゆはネタの先に少しつける

せっかくのネタがしょうゆ味になってはもったいないです。そのため、ネタの先に少量しょうゆをつけるのがマナーとされています。

握りの場合は、少し横に傾ければよいですが、軍艦巻きの場合はどうしたらよいのでしょうか。これは、ガリにしょうゆをつけて、少量上に垂らすのがマナーといわれています。

ただし、軍艦巻きの場合は、しゃりの部分に少量しょうゆをつけるのもマナー違反ではありません。

マナー7:手を添えない

シャリがポロっとこぼれそう、と感じることはあります。そのため、皿がわりに手を添えながら寿司を口に運ぶ人がいます。手を添えながら寿司を食べるのはマナー違反です。

理由としては「ちょうどよく握っているはずなのに」ということなのでしょう。どうしても心配ならば、醤油皿を使うのが一応マナーといわれています。なお、ゲタ(寿司を盛る木製の台)を持ち上げるのもマナー違反です。

マナー8:一口で食べる

寿司は一口で食べるのがマナーです。そして、口に入れる向きはネタが下が基本です。このほうがネタをよく味わえます。軍艦巻きの場合は下にするとこぼれてしまうので、そのままでも構いません。

マナー9:ガリは合間で

ガリは殺菌効果があるとともに、ネタの脂っぽさ、生臭さをリフレッシュする効果があります。つまり、本来はネタを楽しむための手段であって目的ではありません。

いくらガリ好きでも、たとえば、はじめの一貫が出てくる前に「ガリガリガリ」とほおばってしまえば、演奏前にブラボーと叫ぶ観客のようになってしまいます。口直しのタイミングでガリを食べるのがマナーです。

マナー10:たばこ・香水には要注意

自分の匂いは自分でわかりにくいです。繊細な料理である寿司屋では、煙草を吸うのはもちろんのこと、たばこを吸った直後に来店するのもマナー違反です。自分はよくても周りの客に迷惑がかかってしまいます。

そのため、香水も同じようにマナー違反ですし、ニンニク臭にも気を付けたいところです。さらに口臭予防に強いミントのマウスウォッシュなどを使うのにも注意が必要です。高級店などでは特に注意しましょう。

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会計時の「おあいそ」は間違い!意味と寿司屋でのマナー10選

年を重ねていき、本物の寿司屋で極上のネタを食べる、そんな自分を理想の将来像の1つとして思い浮かべる人もなかにはいるのではないでしょうか。

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知っておきたい!寿司屋の隠語

「おあいそ」「むらさき」「あがり」などは、よく知られている寿司屋の隠語です。他の隠語にはどのようなものがあるのでしょうか。

これから紹介していく言葉のなかには、なるほどと感じるものや通っぽいと感じる言葉もあるでしょうが、やはり、店側が使う言葉なので、使用するのは控えた方がいいでしょう。

おあいそ以外の寿司屋の隠語

会計時の「おあいそ」は間違い!意味と寿司屋でのマナー10選

寿司屋の隠語にはすしネタに関する隠語とともに、すしネタ以外の言葉もあります。

隠語とは仕事を効率的に進めるための省略形であったり、客に店側の情報を知られたくなかったり、客への配慮であったりといろいろな目的のために作られた言葉なので、それぞれ紹介していきます。

すしネタに関する隠語

かっぱ巻きなどのきゅうりのことを「かっぱ」、卵焼きを「ギョク」、いかの足を「ゲソ」、しゃこを「ガレージ」、あわびを「片思い」などが、すしネタに関する隠語といわれます。ガレージとは驚きですが、今後も新たな隠語が誕生していくのでしょう。

また、鮮度を表す隠語で、鮮度が良いものを「おとうと」、鮮度が悪いものを「アニキ」と呼びます。「あっちの客は味わからねぇからアニキ回しとけ」なんて言っていたら要注意です。

すしネタ以外のアイテムに関する隠語

会計時の「おあいそ」は間違い!意味と寿司屋でのマナー10選

すし飯のことを「シャリ」、生姜を「ガリ」、わさびを「さび」、笹を「ヤマ」、のりを「クサ」と呼んでいます。

シャリは仏教用語が由来です。サンスクリット語「śarīra」であり「身体」という意味の言葉です。そこから遺骨の意味に転じ「仏舎利」などの言葉として定着しました。また、ブッタの喉元の遺骨などが米粒に似ていたとあり、これが寿司屋のシャリの由来となっています。

ガリは「ガリガリ」という咀嚼音が由来です。

数の数え方

隠語とは仲間意識の表れ、部外者を立ち入らせたくない気持ちなどが根底にあります。そのため、特に不便がない言葉でも隠語があります。数の数え方がその代表といえるでしょう。

1が「ピン」(中国語)、2が「リャン」(中国語)、3が「ゲタ」(鼻緒を止める穴が3つのため)、4が「ダリ」(トルコ語)、5が「目」(目の画数が5)などといわれています。

ちなみに0は「山」、山に寿司屋のネタはないというトンチです。

おあいその正しい意味と使い方をおぼえよう!

会計時の「おあいそ」は間違い!意味と寿司屋でのマナー10選

「おあいそ」にはじまって、寿司屋にはいろいろなマナーや、隠語があります。気の利いた言い回しの言葉が多いので、つい使いたくなってしまう隠語も多かったのではないでしょうか。

しかし、基本的に、隠語とは店側の言葉です。不用意に使うとマナー違反となることもあります。「おあいそ」を使わないなどマナーを守って、おいしいお寿司を食べましょう。

おあいそ、ではなく「お勘定お願いします」「お会計お願いします」と言うのがマナーです。

この記事に関連する情報もチェックしよう!

寿司屋の中で使われているさまざまな隠語を紹介しましたが、他の職業にはどんな隠語があるのでしょうか。映画やドラマでも耳にする隠語について紹介しています。

また、高級なお寿司屋に招待された場合など、大人としての品格やマナーについても合わせてチェックしておきましょう。

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