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カメムシソウとはパクチーの和名ではない?呼び名の由来2つ

Author nopic iconかずすき
雑学 / 2019年02月18日
カメムシソウとはパクチーの和名ではない?呼び名の由来2つ

カメムシソウとは

カメムシソウとはパクチーの和名ではない?呼び名の由来2つ

みなさんはカメムシソウという植物をご存知でしょうか。葉や茎から昆虫であるカメムシの臭いがすることからその名がついた、ハーブの一種です。カメムシという虫の名前がついているので、名前を聞いただけでも苦手だなと感じる方も多いでしょう。

強烈なインパクトを持つ名前の植物ですが、実はカメムシソウの正体は日本で人気が高まっているあの注目の食材です。今回はカメムシソウの正体と、人気沸騰の理由について迫ります。

英語ではコリアンダー・パクチーはタイ語

カメムシソウとはパクチーの和名ではない?呼び名の由来2つ

カメムシソウは英語で「コリアンダー」と呼ばれています。カメムシソウの果実や葉を乾燥したものを香辛料として「コリアンダー」として使用しています。

またカメムシソウはタイ語で「パクチー」と呼ばれます。日本はただ今空前のパクチーブームですが、こちらは生食するカメムシソウの葉を指して「パクチー」と呼んでいます。

そう、カメムシソウの正体は「パクチー、コリアンダー」です。

中国語ではシャンツァイ

また、カメムシソウは中国語で「シャンツァイ」と呼ばれます。こちらも馴染みのある呼び方です。中華料理に使うカメムシソウの生菜を指して「シャンツァイ」と呼ばれます。中華料理にも使われることから「中国パセリ」と呼ばれることがありますが、パセリとは全く異なる食材です。

中国料理でも、シャンツァイの香りを活かした料理が多く見受けられます。やはりパクチーの魅力はなんといってもその香りです。

和名はコエンドロ

カメムシソウとはパクチーの和名ではない?呼び名の由来2つ

実はパクチーの正しい和名は「カメムシソウ」ではありません。パクチーの正しい和名は「コエンドロ」といいます。

「コエンドロ」ということばは、日本が江戸時代に鎖国をする前にポルトガルから入ってきた古いポルトガル語といわれています。しかしコエンドロは日本料理ではあまり使われることがなく、またカメムシとよく似た強烈な香りが人々に強く残ったようで「カメムシソウ」という呼び名の方が広く使われるようになりました。

パクチーという呼び名はタイ語

パクチーは独特の香りがあるセリ科のハーブです。タイや東南アジアでの呼び名はパクチーとなります。パクチーとは主に生の状態を指します。

英語圏ではコリアンダーと呼ばれ、乾燥させた熟した実の部分をスパイスとしてコリアンダーと呼びます。中国語ではシャンツァイと呼ばれて、同じ食材ですが地域によって呼び名が変わります。広く料理に使われるハーブだからこその、地域によって呼び名が変わるという特徴を持っています。

なぜパクチーをカメムシソウと呼ぶのか

カメムシソウとはパクチーの和名ではない?呼び名の由来2つ

パクチーはよく「カメムシの臭いがする」、「カメムシの味がする」とカメムシに例えられることが多いです。実際にパクチーがカメムシソウと呼ばれるようになったのにも、カメムシに似た香りと味が深くかかわっています。

なぜパクチーがカメムシソウと呼ばれるようになったのか、本当に臭いや味がカメムシと一緒なのか、成分を比較してみましょう。

1:臭いが似ているから

パクチーの臭い成分はデセナールやヘキサナールなどのアルデヒド化合物です。これらはカメムシの出す臭いの成分と同じ成分です。化学的にみてもパクチーとカメムシの臭い成分が同じことから、パクチーもカメムシの臭いがするので「カメムシソウ」と呼ばれています。

カメムシと同じ臭いを持つカメムシソウを食べるというのはなかなかに衝撃的です。しかしその独特な風味が人気の理由でもあります。

2:味も似ている

人間は味の8割を嗅覚で感じるといわれています。カメムシと同じ成分でできた独特な強い香りを持っているカメムシソウの味も、舌で感じるよりも嗅覚で感じる味の方が非常に強くなります。カメムシに似たパクチーの香りをそのままパクチーの味として感じています。

どんな香りかではなくどんな味かと聞かれて、食べたこともないはずの「カメムシ」と答える人が多いのも納得できます。

パクチー人気の理由3つ

カメムシソウとはパクチーの和名ではない?呼び名の由来2つ

日本ではここ数年でパクチーの人気が急上昇しています。連日テレビ番組でパクチー料理が取り上げられました。パクチー鍋、パクチーサラダ、追いパクチーなど、聞きなれないワードもテレビから聞こえてきます。

カメムシソウと呼ばれカメムシの味がするといわれるクセの強いハーブなのに、なぜそこまで人気が出たのでしょうか。香りや味意外にも魅力はあるのでしょうか。ここではパクチーが人気の理由を3つに分けて解説します。

1:美容に良い

カメムシソウと呼ばれカメムシのような独特の臭いを持つパクチーですが、実は栄養面では非常に優れた食材で「奇跡のハーブ」と呼ばれることもあります。

パクチーはビタミンA、B2、Cなどのビタミン類、βカロテンも多く含むため美容に効果的です。これらの栄養成分は肌や内臓粘膜を丈夫にしてくれる働きがあります。また強力な抗酸化力があり活性酸素を抑えてくれるため、アンチエイジングにも非常に効果を発揮するハーブです。

2:病気予防になる

私たちの体には、体内に侵入したウイルスや細菌を退治してくれる活性酸素というものがあります。しかし活性酸素が増え過ぎると健康な細胞まで破壊、酸化させ病気や老化に繋がるとされています。

活性酸素の攻撃から身を守る抗酸化酵素を取り入れることが健康増進に良いとされます。パクチーには強力な抗酸化成分が含まれており、積極的に摂取することで風邪はもちろん糖尿病や動脈硬化などの病気を予防する効能があります。

3:デトックス作用がある

さらにパクチーにはさまざまな食材の中でも、ずば抜けたデトックス効果があります。近年の研究ではパクチーには有害物質である水銀やヒ素、鉛やドミウム重金属などを排出する強い解毒作用があることが分かりました。

毒素や老廃物が体に溜まったままだと、肌荒れや便秘、疲労感や体調不良などを引き起こします。パクチーには老廃物や毒素を排出しやすくし、デトックスする効能があります。パクチーはとても頼れるハーブといえます。

家庭料理に手軽にパクチーを取り入れるならコレ!

パクチーを細かく刻み、ライムやナンプラーの風味を効かせたペースト状の調味料です。パクチー初心者の方からパクチー愛好家まで、家庭で手軽にパクチーを取り入れることができます。

エスニック料理はもちろん、そうめんや冷奴などにいつもと違うアクセントとして添えるも良し、お肉料理や鍋の薬味としても使える万能調味料です。

パクチーにもいろいろある

カメムシソウとはパクチーの和名ではない?呼び名の由来2つ

パクチーは栄養価がとても高く、またビタミン類も豊富に含んでいるので女性は積極的に摂取たい食品であることが分かりました。

健康効果やデトックスが期待できるパクチーですが、実は種類があるのをご存知でしょうか。パクチーも種類によって香りや使い方に特徴があります。大きく分けて3種類に分類され、1つは前述した「パクチー」です。ここでは残りの2種類「パクチーファラン」と「パクチーラオ」についてご紹介します。

パクチーファラン

パクチーファランは、日本では一般的に「ノコギリコリアンダー」と呼ばれます。細長くノコギリのように葉がギザギザしています。また「オオバコエンドロ」という呼び方もあります。

特徴はパクチーの数倍といわれる強烈な香りです。香りを活かしてトムヤムクンなどのスープによく使われます。パクチーファランは葉が大きく育つと固くなり食感が悪くなります。生色の際は若葉を使うか、大きな葉は細かく刻んで使います。

パクチーラオ

見た目は三つ葉のようなパクチーや大きな細長い葉を持つパクチーファランと違い、細い茎と葉が特徴的です。パクチーラオの特徴は、パクチーよりも濃くパンチが効いた味です。

タイ料理やエスニック料理に使われるパクチーラオですが、実はイタリアンでおなじみのディルというハーブと同じものです。ディルはパクチーラオの英名です。

濃い味と強い香りが臭み取りの効果を持つので、お肉や魚の下味に最適なパクチーです。

カメムシソウという名はあくまでもあだ名

カメムシソウとはパクチーの和名ではない?呼び名の由来2つ

いかがでしたか。パクチーの和名が「カメムシソウ」と思われがちですが、正しい和名は「コエンドロ」という名前でした。カメムシソウは、パクチーの臭いや味のインパクトの強さから生まれたあだ名です。

パクチーは味や風味の特徴はもちろん、成分にも注目すべきスーパーハーブでした。特に女性には嬉しい成分がたくさん入っていました。苦手意識を持っていた方も、この機会にパクチーにチャレンジしてみてはいかがですか。

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パクチーを使って料理をしてみたい、またタイ料理のレシピを知りたいという方は、ぜひ下記の情報もチェックしてみてください。これからパクチーを使ったエスニック生活で美と健康を手に入れてみてはいかがですか。

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