Search

検索したいワードを入力してください

清酒と日本酒はどう違うのか|清酒に合うおつまみ5選

更新日:2022年04月11日

日本酒のことを清酒と呼ぶことがありますが、日本酒と清酒はどう違うのかご存知ですか。意外と知らない日本酒と清酒の定義や、清酒の代表的な種類、清酒に合うおつまみレシピをまとめました。世界から注目が集まる日本酒や清酒について知りたい人はぜひ参考にしてください。

清酒と日本酒はどう違うのか|清酒に合うおつまみ5選

清酒と日本酒は同じ

日本酒のことを清酒と呼ぶことがありますが、日本酒と清酒はどう違うのか疑問に思ったことはありませんか。

日本酒にはどぶろくのような白く濁った種類がありますが、清酒は日本酒の中でも濁りがなく透明なものを指します。

ビールやワインほどポピュラーはありませんが、清酒は和食はもちろん、意外と幅広い料理に合うお酒です。

原材料

清酒の原材料は、米・米麹・水です。

米麹とは蒸した米に麹菌を付着させて培養したもので、日本酒をはじめ、味噌・醤油など日本の食文化になくてはならないものです。

酒造りのための米は、これまでは山田錦という品種が大半を占めていましたが、近年は酒造りのための米の開発が進み、いろいろな種類の米で酒造りが行われています。

日本酒の80%を占める水は、良質の井戸水や地下水が使われます。

製造方法

日本酒は、米・米麹・水を原材料としてアルコール発酵させたもので、ワインやビールと同じ醸造酒です。

アルコール発酵させるには糖が必要ですが、米に糖は含まれないので麹を使い米のでんぷんを糖に変える糖化を行いアルコール発酵させています。日本酒は麹による糖化と、アルコール発酵を1つの樽で同時に行う並行複発酵という高度な技術で醸造されます。

発酵が終わった原酒を漉したものが清酒、漉さないものがにごり酒です。

清酒という呼び方の由来

清酒という呼び方の由来は諸説あります。「播磨国風土記」に「清酒(すみさけ)」に関する記述があり、これが清酒の初見であると考えられています。

古代の酒はドロっとしたペースト状のものが標準的でしたが、布などで酒粕を漉しとる技術はあったはずなので、現代のような透明な清酒も作られていたと考えられます。

また「清酒」は「清める」という意味から、祭事的な用途に使われる酒だったという説もあります。

清酒と日本酒の違いは?

清酒とは日本酒の1つであり、原酒を濾過した透明でサラっとした状態のお酒を指すことがお分かりいただけたでしょう。

酒店やスーパーに並んでいる日本酒のほとんどは透明なお酒なので、清酒は日本酒のもう一つの呼び方であるといってもいいでしょう。

それではなぜ、清酒と日本酒という2つの呼び方があるのかという疑問がわいてきた方もいるでしょう。

清酒は酒税法で定められている

清酒とは、酒税法で厳格に定められているお酒の名称です。酒税法では清酒を以下のように定義しています。

・米、米こうじ、水を原料として発酵させてこしたもの(アルコール度が22度未満のもの)

日本酒の中にはアルコール度22度を超えるものがあり、その場合は清酒とは言えません。清酒のラベルには必ず清酒(または日本酒)という言葉を記載するよう定められています。

日本酒の方が一般的な呼び方

清酒とは、酒税法で定められた名称であり、ほとんど日本酒と同義であると考えていいでしょう。

日本酒と清酒のどちらの呼び方が一般的かというと、日本酒が圧倒的に多くの人に使われている呼び方です。

2018年12月のグーグル検索数は、日本酒というワードの度75に対し清酒というワードの度は6となっています。

清酒の種類3つ

次のページ:清酒に合うおつまみ5選

初回公開日:2018年12月07日

記載されている内容は2018年12月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related