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料理7品の上手な粗熱の取り方|3つの粗熱をとる理由

更新日:2022年04月11日

料理の完成度に大きく影響する調理作業に、粗熱とりがあります。この作業を疎かにすると、味も見た目も悪くなってしまう料理もあるほどです。このように重要な作業ですが、料理ごとに粗熱をとる理由が違うのをご存知でしょうか。その理由や上手な粗熱の取り方などを紹介します。

料理7品の上手な粗熱の取り方|3つの粗熱をとる理由

粗熱とは

粗熱とは、加熱直後の熱々の状態にある料理やお菓子を、手で触れられる、または湯気がおさまる程度にまで冷ます調理工程の1つです。ただ冷ますだけでなく、次の調理工程に進むために必要な準備となります。

熱々の状態で切ると形が崩れてしまう物、冷たい物に混ぜると味や色などが悪くなってしまう物は、粗熱をとる作業が絶対に欠かせません。また、料理の種類によって、粗熱をとる意味や冷ます温度の加減が異なります。

粗熱をとる意味は料理ごと違う

粗熱をとる理由は、料理ごとに異なります。肉料理や煮物料理などは味が浸み込んで美味しさが増すため粗熱をとる工程が大切です。

お菓子を作る場合は、また別の理由があります。例えばパンやケーキは、粗熱をとることで、きめが細かく食感の良い生地に仕上げます。

また、デコレーションをする場合、パンやケーキの生地が熱いままだとクリームやチョコレートが溶けてしまうので、やはり粗熱をとっておく必要があります。

料理別粗熱の上手な取り方7品

ここからは、料理別の上手な粗熱の取り方を紹介します。粗熱をとる理由は料理ごとに違いますが、いずれも料理の完成度を左右する重要な作業であることに変わりはありません。しっかり丁寧に行って、美味しい料理やお菓子を完成させましょう。

食材1:パン

お店で買うことが多いパンですが、最近は高品質なオーブンレンジやホームベーカリーが登場したのもあって、お家で作るという方が増えてきました。

パンの粗熱の取り方は、焼いた後、室温20℃くらいの部屋に1時間~1時間半ほど置いて冷まします。パンの場合、外は冷めていても中身は熱々のままという場合があるので、保存する時は中まで冷めているかどうか、ちゃんと確認しましょう。

食材2:ケーキ

ケーキの粗熱の取り方は焼いた後、型から出して冷ますのが基本です。型に入れたままだと、中で水蒸気が溜まって生地が湿ってしまいます。

型から外す際に、ケーキの形が崩れるのが心配な場合は、テーブルにタオルなどを敷き、焼き上がったケーキを5cmくらいの高さから、トントンと軽い衝撃を与えながら型ごと落としましょう。この作業でケーキの中の空気が一気に飛び出すので、ケーキがしぼんでしまうのを防ぐことができます。

食材3:ポテトサラダ

ポテトサラダの場合は、じゃがいもを茹でる際に粗熱をとる作業が必要になります。まず、じゃがいもを茹でた後、少し置いて冷ましておきます。その後、じゃがいもを潰して調味料を加えて味付けします。

じゃがいもは、熱過ぎても冷た過ぎても味が浸み込みにくい性質を持っています。そのため、湯気がおさまる程度の状態で味を付けていくのが、美味しいポテトサラダを作る重要ポイントとなります。

次のページ:粗熱をとる理由3つ

初回公開日:2018年12月26日

記載されている内容は2018年12月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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