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アメリカンエスキモードッグの特徴10コ!購入の際に気をつけるポイントとは

更新日:2024年01月01日

アメリカンエスキモードッグの特徴と飼い方についてまとめています。室内犬の購入を検討されている方にぴったりの犬で、真っ白な毛並みと人懐っこく穏やかな性格が特徴です。日本ではあまり見かけない犬種ではありますが、ジャーマン・スピッツやサモエドによく似ています。

アメリカンエスキモードッグの特徴10コ!購入の際に気をつけるポイントとは

アメリカンエスキモードッグとは

アメリカンエスキモードッグという犬をご存知ですか?名前にエスキモーという言葉が入っているので、エスキモー犬のような大きな犬を想像してしまいがちです。でも実は、アメリカンエスキモードッグはサモエドによく似た中~小型の犬種です。

日本ではあまり馴染みのない犬種ではありますが、原産国アメリカではエスキーという愛称でとても親しまれています。

アメリカンエスキモードッグの特徴10コ

アメリカンエスキモードッグとは、アメリカ合衆国原産でジャーマン・スピッツを祖先に持ち、古くから番犬やサーカスドッグとして親しまれてきました。

真っ白でふわふわな被毛に愛くるしいアーモンド型の瞳。活発で人懐っこいアメリカンエスキモードッグは、国際的な知名度はまだ低いものの、原産国であるアメリカを中心に多くの人達に愛され続けています。

ここでは、そんな愛くるしいアメリカンエスキモードッグの来歴や性格、飼うための注意点などの特徴を10コご紹介いたします。

アメリカンエスキモードッグの特徴1:雪のように白い被毛

アメリカンエスキモードッグの特徴として真っ先に挙げられるのは、雪のように真っ白でふわふわな被毛でしょう。

愛くるしいアーモンド型の瞳に真っ黒な鼻と唇、ピンと立った耳とゆるく巻き上がった尻尾が特徴的で、白い被毛に黒のアクセントが美しい犬種です。

アメリカンエスキモードッグの被毛は、短くて蜜なアンダーコートと直立するように長く生えたふわふわなオーバーコートの二重構造となっており、耐寒性に優れた毛並みとなっています。

被毛の色は真っ白なホワイトのみ認められていて、オスには首周りにガードヘアが見られ、よりボリュームのある見た目となっています。

アメリカンエスキモードッグの特徴2:寿命は約13年

アメリカンエスキモードッグの寿命はだいたい12から15年くらいと平均的な犬の寿命と同じくらいになっています。

比較的健康な犬種ではありますが、幾つかの遺伝子疾患があるので入手の前には注意が必要です。(病気に関しては後述に記載しています)

また、雪や寒い季節を好む犬種ですので、日本の暑さや湿気には特に弱く適切な温度管理を必要とします。日本国内での飼育は北海道や東北地方などの雪の多い地域が適しています。

しかし、夏場などの特に高温多湿な時期には、エアコンによる空調管理の行き届いた室内の方が、犬の体に負担をかける事がなくなるので、より健康を維持しやすくなるでしょう。

アメリカンエスキモードッグの特徴3:3種類の体型

アメリカンエスキモードッグには現在3種類の大きさがあり、スタンダード、トイ、ミニチュアと分類されています。

原種であるジャーマン・スピッツ同様、体の高さが38cm以上、体重は11から16kgの中型犬クラスで、アメリカンエスキモードッグのスタンダートはこれを踏襲しています。

ミニチュアアメリカンエスキモードッグは、体の大きさが30から38cm程で体重も4.5から9kg程です。

そして、飼育スペースが狭くなる近年では、室内でも飼いやすくするために品種改良が行われ、特に小さなトイアメリカンエスキモードッグが作り出されました。トイは体高が23から30cm、体重が2.5から4.5kgとコンパクトな体型をしています。

3種とも体格に違いはありますが、性格や被毛はすべて共通しています。

アメリカンエスキモードッグの特徴4:穏やか

アメリカンエスキモードッグの性格は穏やかで、飼い主にも従順です。また、家庭的でもあるので、他の動物や子供たちとも友好的で仲良くする事ができます。

賢くて人懐っこいので庭のない家でも屋内で飼う事はできますが、その際には毎日長めの散歩をさせる必要があります。

活発で陽気でもあるので、体を使った遊びをしてあげると喜びます。

しかし、本来番犬として品種改良をされてきたという歴史があるため、警戒心がやや強い一面があります。

また、声が大きくよく吠えるという特徴もあるため、子犬の頃から適切なしつけをする事が重要になります。

アメリカンエスキモードッグの特徴5:歴史

アメリカンエスキモードッグは「エスキー」という愛称で親しまれ、アメリカで絶大なを誇っている犬種です。

アメリカンエスキモードッグの祖先は、白のキースホンド、白のポメラニアン、白のイタリアンスピッツなどで、これらの総称がジャーマン・スピッツとなっています。

この犬たちは労働者階級の人々のペットとなり、その労働者がアメリカに渡った際にこれらの犬たちも一緒に連れてこられました。

当時「アメリカン・スピッツ」と呼ばれていたこの犬たちは、サーカスで芸をする事でを博し、観客たちはこの犬の子供を買って帰るようになったといいます。

その後、第一次世界大戦での反ドイツ感情から「アメリカンエスキモードッグ」と改名され、農場の作業犬としても人々に飼育されるようになりました。

また、第二次世界大戦後は、日本から輸入されたジャパニーズスピッツの血統も混じり、1995年にAKCに公認されました。

アメリカンエスキモードッグの特徴6:飼い方

アメリカンエスキモードッグは厚く長い毛を持つため、高温多湿な気候が苦手です。また、飼い主と一緒に居ることを好む犬種なので室内飼いがです。

活動的な面もありますが、屋外飼育や長時間の留守番などは不安が募りストレスを感じてしまうので注意が必要です。

毎日の散歩で運動量を確保しつつ、普段は室内でできるだけ一緒にいる時間を大切にしてあげましょう。

幼少期には常に動き回っているほど活発な犬ですが、運動をする機会を十分に与えることで、室内で大人しく過ごすこともできるようになります。また、穏やかで友好的なので他の動物達とも一緒に飼う事ができます。

しかし、太りやすい傾向があり運動不足がストレスとなり、無駄吠えや破壊行動などに繋がるので、毎日1時間程度の長めの散歩を欠かさずに行いましょう。

さらに、暑さにはとても弱いので、真夏の暑い時期には早朝や夕方など、気温が低くなってから散歩をするなどの配慮が必要です。

しつけ

アメリカンエスキモードッグは、警戒心が強く縄張り意識も高いため番犬としては最適です。しかし、大きな声で見知らぬ人や物に対してよく吠えるため、住宅密集地やアパートなどの集合住宅で飼う際には、子犬の頃からの適切なしつけが必要です。

楽しいことが大好きで非常に従順なアメリカンエスキモードッグは、先祖がサーカスで芸を披露していた事もあってか、とても聡明で賢く、新しいことを学ぶことが大好きです。

全純粋犬種の犬籍管理などを統括している愛犬家団体の「アメリカンケネルクラブ」では、もっともしつけがしやすい犬種のひとつとして名前を挙げられています。

積極的に色々な芸を教えてあげる事で、飼い主とのコミュニケーションにも繋がり、より良い関係を維持する事ができるでしょう。
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初回公開日:2019年08月20日

記載されている内容は2019年08月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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