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紀州犬を知ろう!しつけの方法3つ|飼いやすさの目安を紹介

更新日:2024年01月08日

紀州犬は忠実で凛とした美しい容姿がとても魅力的です。日本犬として世界中で愛されています。一度信頼関係を築くことができれば、一代一生の忠誠心を誓う犬だと言われています。良い飼い主となって大切に紀州犬を育てていけばかけがえないパートナーになってくれます。

紀州犬を知ろう!しつけの方法3つ|飼いやすさの目安を紹介

紀州犬とは

紀州犬は中型犬に属し、骨格ががっちりとしてウエストがしまった凛とした美しい容姿の日本犬です。紀州犬はメスの方がオスより少し小柄です。

下表の大きさを目安にしてください。体高は足元から肩までの高さです。

子犬は、生後約3か月で体重7 kg、体高15cm 位になります。
オスメス
体高52㎝(49㎝~55㎝)49㎝(46㎝~52㎝)
体重17~23kg15~18kg

紀州犬の歴史

紀州犬は紀伊半島3県の和歌山・三重・奈良にまたがる山岳地帯で飼育されてきました。日本狼が最後まで生き延びた地域としても有名な、紀伊半島にもともと生息していました。

那智犬、日高犬、熊野犬など、地域によって異なる名前で呼ばれていましたが、日本犬保存会に「紀州犬」として登録された際に、1犬種にまとめることになりました。

1934年には、秋田犬、甲斐犬に次いで「国の天然記念物」として指定され、何種類かの毛色が存在した紀州犬の毛色を白に統一するように方向性が定められました。

猪狩りの名犬として活躍してきた紀州犬ですが、現在は猟犬として飼われることが少なく、家庭犬として飼う人がほとんどです。家庭犬用の紀州犬は穏やかな表情をしています。

紀州犬の寿命

紀州犬の平均的な寿命は約14年前後と言われています。2015年に一般社団法人ペットフード協会が調査した犬全体の平均寿命は14.85歳とされています。

これは一般的な犬の平均寿命と変わりませんが、いつもと様子がおかしい、違った行動を取る場合には、速やかに病院を受診するようにしましょう。

早期発見早期治療が鍵となりますので健康管理はしっかりとしてあげましょう。1日1日を大切にして健康的で幸せな日々を長く一緒に過ごしてください。

紀州犬の特徴

紀州犬は中型犬に分類されています。スリムながら筋肉質な体はとてもバランスがよく凛とした美しい容姿の日本犬です。

鼻筋がスッと通った端正な顔立ちと、ピンとした三角形の耳、顔は柔らかく優しい雰囲気です。

被毛はショートコートで、柔らかく密生したアンダーコートと硬い直毛のアウターコートの2重構造からなり、過酷な気象条件から体を保護しています。

色は白、赤、胡麻など多様でしたが、天然記念物に指定された時に白に統一されました。猪との誤射を防ぐためや、白い色が好まれていたからだと言われています。

紀州犬の性格

紀州犬はとても穏やかで忍耐強く、優しく、飼い主には忠誠心が強い犬種です。

とても冷静で勇敢な性格で、家族に危険が迫ると命がけで守ろうとしてくれる、忠実で従順な犬です。

警戒心がとても強い犬なので番犬にも適していますが、家族には人懐っこく、とても甘えん坊です。訓練すれば家族以外の人に対しても友好的な面を引き出すことができます。

飼い始めのうちから、家族以外の人や犬と良い接触を十分させることで、日本犬として研ぎ澄まされた警戒心は減らすことが可能となります。

運動を十分にして、欲求不満など、性格が過敏になることを防ぎましょう。

紀州犬の性格1:忠誠心が強い

紀州犬は、飼い主を中心に強い忠誠心をもち、飼い主の指示をよくききます。また飼い主の様子がいつもと違うと顔をのぞき込んだり、心配そうな顔をすることがあると言われています。

人懐っこく、とても甘えん坊な一面もあります。

一度信頼関係を築くことができれば、一代一生の忠誠心を誓う犬だと言われています。

飼い主以外の、近寄ってくる相手には敵意を表す犬もいますので、事故やトラブルを未然に防ぐためにも、飼い主は強い責任感をもち、しっかりと育ててください。

紀州犬の性格2:賢い

紀州犬はとても頭の良い賢い犬種で、記憶力や理解力が高く、訓練においても高い学習能力を発揮します。

飼育が難しいと言われることもありますが、子犬の頃からきちんとしつけをしてあげ、飼い主との主従関係と信頼を築いてください。

家族以外の人や他の犬とのコミュニケーションをとり、十分に運動させ、たくさん手をかけてて育てることで良きパートナーとなってくれます。

紀州犬は人が大好きです。しつけもしやすく、飼い主さんの気持ちをよく読みとる犬です。

体調の悪い飼い主を心配したり、家族を喜ばせようとしたり、優しい姿をたくさん見せてくれます。無駄吠えも少なく、訓練が十分にできた紀州犬はとても優秀です。

紀州犬の性格3:攻撃性が高い

紀州犬は現在でも実猟に使われる体力のある犬ですので、運動不足はストレスになり攻撃性が増したりするので、散歩は1日1時間以上2回は行いましょう。

高い学習能力がある犬なので、しつけをする際にもしっかりと信頼関係を築き主従関係を明白にすることが大切です。

信頼関係がないと相手に従わない面があるためトレーニングは家族全員で行いましょう。家族以外の人に対しては強い警戒心を示すので注意しましょう。

自治体によっては紀州犬は危険犬種に指定されているため、飼育方法を指定されることがあるので飼う前に必ず確認しておくことが必要になります。

しっかりとしつけができていれば、飼い主を困らせることはありません。
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初回公開日:2019年08月23日

記載されている内容は2019年08月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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