猫がもつスピリチュアルな意味とは？特徴や行動から伝わるメッセージを紹介！

猫は、一般的な家庭でもペットとして飼育されているほどで、古くから人類に長く愛されている動物です。そんな猫をスピリチュアルの観点から見た時、人間に対して重要なメッセージを送ってくれていることを知っていますか？

本記事では、「猫が持つスピリチュアルな能力や、色や柄、行動などから読み取れる意味」を詳しく解説しています。

これらは、家庭で飼っているペットに限らず、外出先で見かけた野良猫にも意味があるといわれています。その猫が持つメッセージの意味を理解できれば、これから先の暮らし方や考え方に対して、一つの道しるべにできるでしょう。

本記事を通して猫が持つスピリチュアルなエネルギーのことを勉強して、これからの猫との生き方について考えてみましょう。

スピリチュアルの観点から見た場合、猫は「ヒーラーとしての能力や人のオーラを見極める能力を持っている」、「幸運を引き寄せてくれる象徴」といわれています。

猫はもともと勘が鋭い生き物なので、天候の変化を察知したり、自分の身を守るための行動を取ることができます。それ以外にも、人間のちょっとした変化も読み取れます。落ち込んでいるときに、ずっと傍にいてくれたという経験をした人もいるのではないでしょうか。

このようなことから、猫はネガティブなエネルギーから飼い主を守ってくれているといわれています。

猫にはさまざまな特徴を持った子がたくさんいます。スピリチュアルの観点で見た場合、その特徴ごとに持っている能力やメッセージも異なることを覚えておいてください。

そうすることで、猫があなたに送ってくれているメッセージの意味をしっかりと理解できるようになります。

それらを踏まえた上で、色や特徴ごとのスピリチュアルの意味を見ていきましょう。

白猫は癒しの力がとても強く、飼い主に対して活力を分け与えてくれているといわれています。まさに幸運の象徴なので、人間の災いや不運から祓ってくれるような存在です。

また、頼りになるような人物を引き寄せてくれるようにもなります。気がついた頃にあなたの周りには、頼りになる友人や恋人、物事や考え方に対して味方になってくれる人物が、今まで以上に増えていることでしょう。

「黒猫が前を横切ると縁起が悪い」という話を聞いたことがある人もいることでしょう。このことから黒猫は不幸の象徴と思われがちな点もあります。しかし、黒猫をスピリチュアルの観点で見た場合、ほぼ真逆の意味になります。

黒猫は基本的に「悪い空気やネガティブなエネルギーを祓う力」を持っているといわれています。

夜の暗闇の中でも自由に動ける黒猫のように、先行きが見えない現状でも不幸や困難を避けていけるようになる守り神になることでしょう。

白と黒と茶の3色の毛色を持つ三毛猫には「災いを跳ね除け、幸運を招き入れてくれる力がある」といわれています。

白の割合が多いと愛情運、黒の割合が多いと厄除け、茶の割合が多いと金運の力が特に強くなっています。

また、遺伝子の構造上、三毛猫のほとんどがメスとして生まれてきます。その中で非常に稀なケースの中でオスも生まれることもあります。もしオスの三毛猫に出会えた場合は、幸運に恵まれることでしょう。

ちなみに、陶器の招き猫で使われているモデルのほとんどがオスの三毛猫です。このことから、三毛猫にはそれだけ強い力を持っているといえるでしょう。

茶トラ猫をスピリチュアルの観点で見た場合、ポジティブなパワーを分け与えているといわれています。

特に、家庭面での豊かさや繁栄につなげてくれるでしょう。それはまさに、太陽のような明るい存在です。

金運面でも運気上昇へ導いてくれるので、総合的に見て家庭円満や飼い主の笑顔に必要不可欠な存在になります。

グレーの猫をスピリチュアルの観点で見た場合、「常に気持ちを穏やかにしてくれる癒しの存在」であるといわれています。

いいかえれば、グレーの猫は平和の象徴のような存在です。常に精神面を安定した状態にしてくれているので、人間関係でも良い縁を引き寄せたり、パートナーとの関係をより良いものにしてくれるといわれています。

ブチ柄の猫をスピリチュアルの観点から見た場合、「どんなときでも楽観的な思考にしてくれて、楽しみや元気な気持ちにしてくれる」存在だといわれています。

人間は困難や苦悩に直面してしまうと、ネガティブな気持ちになってしまうこともあります。しかし、そんな時でもブチ柄の猫のパワーがあれば、ポジティブな気持ちに変換してくれるでしょう。

一緒に過ごしていることで、最終的には幸せと幸運をもたらしてくれる存在といえるでしょう。

黒と赤毛のモザイク模様が入っているサビ柄の猫をスピリチュアルの観点から見た場合、「先を見据える力と困難に立ち向かえる力を分け与えてくれる」といわれています。

元々サビ柄の猫も透視の力を持っているので、飼い主のピンチには非常に敏感な生き物です。飼い主が困難に直面したとき、寄り添って癒しのパワーを分け与えてくれるでしょう。

そのパワーを分け与えてもらうことで、また困難に立ち向かえるようになり突破できるようになります。

白黒や茶白、灰茶やキジトラのような2色柄の猫をスピリチュアルの観点から見た場合、「とてもフレンドリーで、知恵や理解力を分け与えてくれる」といわれています。

何か重要な判断をしなければならない場面に直面したときとき、2色柄の猫はそっと力を貸してくれます。普段では判断に迷ってしまうようなことでも、いつも以上に鋭い判断ができるようになるでしょう。

いたずら好きな性格で知られているシャム猫をスピリチュアルの観点で見た場合、「幸福や繁栄を運んできてくれる」といわれています。

特に、地道にコツコツ物事を続けられる人との相性が良いとされています。そのような飼い主と巡り会えたとき、仕事での名声や繁栄以外にも長寿の源となる大きなエネルギーを末長く運び続けてくれるでしょう。

両目の色が違うことをオッドアイと呼びます。猫の場合は、子猫のときはオッドアイでも成猫になると普通の色に戻っていることがよくあります。そのため、成猫になってもオッドアイのままというのは希少性があります。

そんなオッドアイの猫をスピリチュアルの観点から見た場合、元々希少性が高い個体でもあるので、幸運を運んできてる存在でもあります。しかし、それ以上に「潜在能力を引き出してくれる存在である」といわれています。

新たなスタートを切りたいと考えている場合や、大きな判断をしたい場合などは力を貸してくれることでしょう。

しっぽの先端が丸くなっていることを鍵しっぽと呼びます。そんな鍵しっぽを持つ猫をスピリチュアルの観点から見た場合、「商売繁盛や金運を招き入れてくれる力を持っている」といわれています。

元々鍵しっぽで生まれてきてしまったということは、生まれてくるまでにしっぽの形が変形してしまうような苦難があったということです。そんな中でもこの世に生を受けた奇跡も相まって、いつしか幸運の象徴と呼ばれるようになったのかもしれません。

ここまでは毛色や特徴などから読み取れるスピリチュアルな意味を紹介してきました。

それ以外にも、猫の行動にもスピリチュアルな意味が込められています。一見すると、気まぐれな猫の何気ない行動にも見えるでしょう。しかし、それらのサインをしっかりと読み取ることで、今後の仕事やプライベートでの一つの指標となることでしょう。

これらの行動は飼い猫以外に野良猫にも意味があるといわれています。もし今後、外で猫を見かけた場合は、その行動にも注目してみましょう。

野良猫が家の前にいるという経験をしたことがある人もいることでしょう。そんな行動をスピリチュアルの観点から見た場合、「家に住む人のオーラに引き寄せられている」といわれています。

元々猫は、人間には見えないエネルギーやオーラが見えているといわれている生き物です。そんな猫が寄ってくる家には、猫だけにしか見えない強いオーラがあるのでしょう。

そのオーラは、時折ネガティブなオーラに引き寄せられている場合もあります。野良猫はそのネガティブなオーラを払おうとしてくれているので、むやみに追い払わないようにしてみましょう。

猫が顔を洗うと雨が降るという迷信を聞いたことがある人は多いことでしょう。ほとんどの方は昔から伝わる言い伝えの一種として捉えてしまいがちですが、実はそれだけで片付けてしまうのは勿体ないような点があります。

実際に猫は気候の変化に敏感な生き物のため、人間では捉えられないようなちょっとした気候や気圧の変化を感じとってグルーミングを行う生き物です。

このことから、スピリチュアルな意味でこのような言い伝えが生まれたのでしょう。

冷え込みが強くなると猫は手足を隠して寝るようになるという話を聞いたことがある人もいるでしょう。これも先述した通り、猫はちょっとした気候や気圧の変化に敏感な生き物という話につながってきます。

例えば、冷え込みが厳しい日は体を丸めて小さくなったり、手を擦り合わせるような動作をしたことがある人も多いでしょう。それと同じで、猫も冷え込みが厳しいと感じる日は手足を隠して香典座りをします。

猫だけが感じとれる変化によって起こす行動が、スピリチュアルの意味としても言い伝えられているのでしょう。

猫にまつわるスピリチュアルな言い伝えの中に「猫が暖炉に背を向けていた場合、嵐がやってくる」というものがあります。

これも猫がちょっとした気候の変化に敏感な生き物であることから、このような言い伝えが生まれたといわれています。

自分の身に災いが起きる予兆を感じると、動物たちはすぐに行動を起こせるように臨戦体制に入ります。猫も同様な動作をすることから、このような言い伝えが生まれたのでしょう。

普段何気なく生活をしている上で、目の前を猫が横切るこようなシチュエーションを経験したことがある人も多いでしょう。一見するとただの偶然と思われがちですが、これにもスピリチュアルな意味が込められています。

スピリチュアルの観点で見た場合、猫が目の前を横切る動作には「物事に対して転機が訪れている」といわれています。

これに関しては、プラスとマイナスな意味の両者で捉えることができます。ポジティブな気持ちに包まれているときであれば迷わず前進を、ネガティブな気持ちに包まれているときであれば一度立ち止まって深呼吸してみましょう。

猫が死期を悟ると家を出るという話を聞いたことがある人も多くいるでしょう。これは近年になって「厳密にはもっと違う意味があった」ということが判明しています。

猫は体調不良を感じると、天敵などが少ない静かな場所で体を休めようとします。猫にとっては回復を目的とした休息をしているので、それを死期とは思っていないことがほとんどのようです。

それが結果的に飼い主の元へ戻れないことになってしまっているので、一概に「飼い主に死期を悟られないように家を出る」ということではありません。

猫はほとんどくしゃみをすることはない生き物です。猫を飼育しているような人でも、自然に猫がくしゃみをしている場面を見たことがある人は限られてくるでしょう。

このことから、猫がくしゃみをするシーンに遭遇できた場合は「幸運が訪れる予兆である」という意味があります。

このようなちょっとした偶然の巡り合わせから、恋愛面や金運面にて今まで以上の運気上昇に恵まれる可能性があるかもしれません。

猫にまつわるスピリチュアルな言い伝えの中に、「芸術家が猫を飼うと才能が世間に認められる」というものがあります。

過去の芸術家で、パブロ・ピカソやサルバドール・ダリが大の愛猫家として知られています。日本でも、浮世絵師の歌川国芳が猫にまつわる浮世絵を数多く生み出しています。このように、猫と芸術作品は古くからゆかりがあるといえるでしょう。

芸術家にとって、新たなインスピレーションを生み出すときこそ気持ちを落ち着ける必要がありました。そんなときに、猫をこよなく愛していたと考えられます。

猫にまつわるスピリチュアルな言い伝えは必ずしもいいものばかりとは限りません。

例えば、「猫を抱いて川を渡ると不幸が訪れる」というものがあります。これは川自体が「三途の川」を連想させることから、死にまつわる連想に繋がってしまうといわれています。

あくまでスピリチュアルな言い伝えではありますが、猫の安全面を考慮した場合、特別な事情がないかぎりは猫を抱いたまま川を渡る行為は避けるのが無難でしょう。

最後に紹介するのは「猫を殺すと17年間不幸になる」というものです。

これは過去に、海外の一部で猫が不幸の存在として扱われていた時代がありました。中には、猫を飼っているだけで処刑されてしまった事例もあります。そのような背景もあることから、猫や飼い主の命を守るために、このような言い伝えが生まれたのかもしれません。

しかし、本当に猫を殺してしまうことは、たとえどんな理由があっても立派な犯罪行為です。人間同様、同じ命を持つ生き物なので、大切にしてあげましょう。

猫は、古くから人間に愛され続けている動物です。もちろん今まで通り何も変わらずに愛してあげても良いでしょう。

ただ、今までよりも少しだけ気を使うことによって、猫が発するメッセージをより正確に受け取れるようになります。

それらのメッセージは、人間を幸運に導いてくれるものばかりです。参考にした上で、今まで以上に猫のことを可愛がってあげましょう。

猫は人間のように言葉を発することができない生き物です。その代わりに、ゴロゴロと喉を鳴らしたり、体をスリスリさせてくるように、行動で自分の感情を表現しています。

これら以外にも、人間では感じ取れない小さな変化を猫が読み取って、それを行動やしぐさを通して人間に伝えてくれています。

スピリチュアルな意味以外にも、愛猫の体調の細かい変化に気づくこともできるので、猫の細かいしぐさは見逃さないようにしましょう。

猫を飼う上で重要なポイントは「掃除をこまめにする」ことです。

猫を室内飼いする場合は、特にトイレを常に清潔な状態に保ってあげることが重要です。これはスピリチュアルの観点で見た場合でも、トイレが汚いと負のオーラが溜まってしまうといわれています。

猫の抜け毛も同様に、掃除を怠ってしまうと負のオーラが溜まる原因につながってしまいます。

常に飼育環境を清潔に保つことで、それらを防ぐことができます。そのため、実際に飼育するのであればこまめな掃除は怠らないようにしましょう。

愛猫家の中には写真をスマホの待受画面にしたり、手帳などに挟んでいる人もいるでしょう。それらの写真は、お守りのしての効力を発揮しています。

また、これらは飼い猫じゃなくても効力があるといわれています。お気に入りの猫の画像や、たまたま見つけた野良猫の写真など、自分だけのお守りを見つけて見ましょう。

白猫は愛情運、黒猫は厄除け、茶トラは金運などのように、毛色などでも運気上昇の意味合いは異なります。猫を飼っていない人はこれらを参考にしてみるのも良いでしょう。

ここまで猫にまつわるスピリチュアルな意味合いなどを紹介してきました。

運気上昇のために猫を飼育したり、可愛がること自体は悪いことではありません。しかし、一番重要なのは、同じ命を持つ動物であるということを理解しておくことです。

何かの縁があって出会った猫だからこそ、大切に可愛がってあげてください。そうすることで、猫も運気を運んでくれるようになるでしょう。