「黒猫が好きなのに縁起が悪いと言われていて悲しい」
このように、誰でも一度は「黒猫が横切ると不吉」というジンクスを聞いたことがあるのではないでしょうか。
見ただけで縁起が悪いと言われる黒猫について、黒猫愛好者の人は謂れのない逸話に心を痛めるでしょうし、見かけた人はジンクスが気になって、1日ブルーな気分で過ごすこともあるでしょう。
この記事では、本当に黒猫は縁起が悪いのかどうか、黒猫が私たちに与えてくれるスピリチュアルなメッセージに注目して解説していきます。
記事を読むことで、今まで持っていた黒猫へのネガティブなイメージが払拭され、彼らが与えてくれるスピリチュアルなメッセージを正確に受け取れるようになります。
黒猫を見ることが多かったり、飼っていたりなど、黒猫を身近に感じている人は、本記事を読んで、彼らが与えてくれるスピリチュアルなパワーを受け取れるようになりましょう。
スピリチュアルで黒猫は不吉?
また、ホラー映画やコミックなどでも、黒猫を不吉の演出として使う手法が多く見られるため、いつしか「黒猫は不吉である」というイメージが刷り込まれてしまったという人もいるでしょう。
この「黒猫が不吉である」という迷信の起源は古く、中世のヨーロッパまで遡ります。「魔女狩り」が行われていた時代に端を発しており、当時の人々は魔女の使い魔が黒猫だと考えていました。
そのことから、西洋では黒猫は不吉な存在だと捉えられるようになったと言われています。
対して日本では、魔除けや商売繁盛など、黒猫は幸福を呼ぶ存在だと考えられていました。
黒猫に関するスピリチュアルな意味
ここでは、黒猫が持つスピリチュアルな意味の中でも、「恋愛運」、「夫婦仲」、「金運」の3つに焦点を当てて紹介していきましょう。
恋愛運について
現在恋人がいる人であれば、プロポーズされたり、相手の新たな魅力に気づいたりなど、さまざまな恩恵が得られるでしょう。
黒猫が描かれたハンカチやポーチ、キーホルダーなど、模したアイテムを身に付けてもご利益はあります。手軽な方法なので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
夫婦仲について
妊娠を望んでいる夫婦であれば、黒猫を飼ったり、猫カフェなどで触れ合ったりしてみてもご利益が得られるでしょう。
「子はかすがい」と言われますが、子供でなくとも、大切で可愛い猫がいたら夫婦円満になりそうですね。
金運について
現在お金が無くて困っているという人も、黒猫には魔を祓う力があるため、その状況を打破してくれるでしょう。
江戸時代では、魔除けや厄除けの効果があり、お金を引き寄せてくれる縁起の良い動物の象徴として、店先に黒い招き猫が置かれていました。
黒猫と仲良くなれるタイミングがあったら期を逃さず、投資してみたり宝くじなどを購入してみたりすると良いでしょう。
黒猫の行動や状況から見るスピリチュアルな意味
ここからは、黒猫の行動やシチュエーションが示すスピリチュアルな意味を、いくつかピックアップして紹介していきます。ぜひ参考にしてください。
夜に黒猫を見たとき
黒猫は夜の闇に同化して気づかれにくいため、「ライバルに気づかれずに先んじられる」、もしくは「自分の気配を消し、相手からの妨害が受けにくくなる」などの意味になります。
仕事や学業、恋愛などで自分と争う相手がいるときに、夜に黒猫を見かけたらこのメッセージを思い出してみてくださいね。
黒猫が寄って来たとき
そんな黒猫が、自ら寄ってきてくれたということは、あなたにこれから大きな幸運がやってくるサインと言えるでしょう。
また、黒猫は邪気を祓ってくれる存在でもあります。知らないうちについてしまった悪い気を打ち消そうと近寄ってきてくれた可能性があります。
黒猫が近寄ってきたら優しく撫でるなど、触れ合うことで悪いものを祓ってもらいましょう。
黒猫が横切るとき
日本では、黒猫が横切るのはこれから来る幸運を予知していると捉えられています。
アメリカやエジプトでも、黒猫は幸運の使いとされており、日本と同じように縁起の良い動物だと考えられています。
なお、ドイツのジンクスは少し変わっていて、黒猫が左から右へ横切ったら不吉、右から左へ横切れば幸運と考えられているそうです。
黒猫と目が合ったとき
仕事や学業、家庭内などで悩みを抱えている場合、黒猫はあなたのことを応援し、為すべきことを肯定してくれています。
あなたが自分の信念に忠実に行動することで、きっとより良い未来が切り開けるでしょう。
黒猫の死骸を見たとき
黒猫の死骸はむしろ良い意味を表しており、あなたやあなたに近い人たちに降り注ぐはずであった不幸の身代わりになったことを暗示しています。
黒猫には魔除けや厄除けの効果があることから、その死骸は本来あなたが受けるはずであった厄を、黒猫が代わりに受けてくれた結果だと考えられます。
見て嫌な気持ちになるのではなく、感謝を伝え、無事に死出の旅路につけるよう祈ってあげましょう。
黒猫が夢に出てきた
たとえば、黒猫をあなたが抱き上げる夢であれば幸運の訪れを、威嚇される夢であればあなたは誰かに嫉妬されているということを示唆しているでしょう。
また、エサをあげる夢であれば、幸せになるためにあなたが努力していることを意味し、黒猫が話しかけてきたという夢であれば、その内容はそのままあなたへの予言です。
他にも、黒猫がなついてくる夢、怪我をしている夢があります。
なついてくるのはあなたの傍に良くない人がいるという警告、怪我をしているのはトラブルに巻き込まれる可能性を意味しているため、夢の中のシチュエーションを覚えておきましょう。
黒猫を朝に見たとき
しかしながら、黒猫を朝に見るスピリチュアルメッセージは、「その日1日幸せに過ごすことができる」です。
黒猫が不幸であるというのは、あくまでも中世ヨーロッパでのことと解釈し、日本での良い意味を受け入れると良いでしょう。
黒猫の子猫を見たとき
子猫が複数いる場合は、妊娠や安産などのサインです。また、子猫だけでなく親猫もいるようであれば、家族の仲が深まったり、家庭内トラブルが解消したりする可能性もあるでしょう。
実際に見るのではなく、夢で見ても運気上昇の効果があるため、スピリチュアルな意味を知っておきましょう。
黒猫を飼う際のスピリチュアルな意味とは?
黒猫は魔除け・厄除けの効果があるため、あなたの家に入り込もうとする邪気を払い、清浄な空間を保ってくれます。さらに、金運上昇の効果もあり、幸せを呼び込んでくれるため、運気は上がっていくことでしょう。
なお、実際に飼うのではなく、黒猫を飼う夢でも幸運のご利益があると言われています。
13日金曜日と黒猫の関係とは?
キリストの最後の晩餐に13人いたことと、13人目の使途であるユダが裏切ったことが由来で、「13」という数字が不吉とされた話は有名でしょう。
さらに、キリストが磔刑にされた曜日が金曜日だったことも加わって、2つの忌むべき事象が重なった「13日の金曜日」は、英語圏で縁起が悪いことの象徴になりました。
そのため、キリスト教を信仰している中でも、魔女狩りの経緯から黒猫を不吉とみなす国では、13日の金曜日に黒猫を見ると特に不安を感じると言われています。
しかしながら、それは西洋に根付いた考えであり、もともと黒猫が幸運の象徴であった日本にはあまり関係がありません。
黒猫に関するスピリチュアルな意味を知っておこう
西洋では悪者にされた黒猫ですが、日本では古くから商売繁盛や邪気を払う魔除けとして愛されてきました。
今回紹介した黒猫のスピリチュアルなメッセージからも分かるように、黒猫は金運だけでなく、恋愛運や家族運まで高めてくれる、「幸運の使者」のような存在です。
本記事で黒猫への理解が深まったという人は、彼らに出会えたことに対する感謝の念を持つことで、黒猫が伝えるスピリチュアルメッセージを正確に受け止められるようになるでしょう。
グッズやイラストなどでもご利益がありますので、日常の中で黒猫にまつわるものを探してみるのも楽しいのではないでしょうか。
ぜひ、身近に潜む幸運を探してみてください。