満月がもつスピリチュアルな意味とは？気をつけるべきことについても紹介

「もうすぐ満月だけど、してはいけないことはあるの？」
「調べてみたら、睡眠不足の日は満月ばかりだった」
普段何気なく見ている月に、神秘的な何かを感じたことはありませんか。古くから月は世界中で注目され、日本でも9月か10月には「中秋の名月」と呼ばれる十五夜にお月見をする習わしがあります。

この記事では、満月のスピリチュアルな意味、私たちが満月から受ける影響、行うと良いことや気をつけるべきことを紹介しています。この記事を読むことで、満月の持つスピリチュアルなパワーへの理解が深まり、効果的に利用することで普段の生活が充実したものへと変わるでしょう。

月について不思議な魅力を感じる人は、ぜひ参考にして満月の持つ力を良い方向に取り入れてみてくださいね。

満月とは、太陽の光を反射している月を地球から見た時に、円形に見えている状態を指します。

太陽の光を反射するということは、月と太陽の位置関係は対称でなければなりません。そして、月が丸く見えるのは、間にある地球を含めて月と太陽が一直線で結ばれる位置に来た時だけです。

満月の日の地球は、太陽と月の両方からエネルギーを受けることになります。そのため、満潮と干潮の差が一番大きくなる大潮現象が、引力の影響で起きることが科学的に証明されています。

出産や事件・事故といった事象が、満月の日に増えるという話を聞いたことはないでしょうか。科学的な根拠は明らかにされていないものの、人間の体が水分で構成されていることから、月の引力の影響を受けているのではないかと考えられています。

このように、私たちの体や精神に働きかける月の力が強くなる満月は、スピリチュアル的にも見逃せない要因となっているのです。

満月が示すスピリチュアルな意味は、「完成」「達成」「解放」です。

月は何も見えない新月から毎日徐々に姿を変えていき、やがて満月の完成を迎えます。エネルギーが最も蓄積された「完成」という状況を「達成」したことで、エネルギーが「解放」されることを示しているのです。

夜空に浮かぶ月は、太陽の光を反射しています。満月は、太陽と地球と月が一直線に並び、その反射光が丸く見える日です。この日の地球は、太陽と月に挟まれることで両方から受けるエネルギーが最も高まる時だとされています。

また、地球が太陽から最も引力の影響を受ける日でもあります。私たちの体内の半分以上は水分です。満月の日に海水が引っ張られて満潮になるのと同様に、私たちも月からの影響を大きく受けます。物事を吸収しやすい状態だと言えるでしょう。

月の引力は、海の満潮・引き潮などの自然界の現象を引き起こしています。満月の日は事件や事故が増加するという話を聞いたことはないでしょうか。人間の体は半分以上が水でできており、月の引力は精神にも何らかの影響が出ていると考えられています。

スピリチュアルと密接に関係しているのが精神です。精神が月の影響を受けることで、スピリチュアルな働きが引き起こされると言えます。

月は自身で輝いている存在ではありません。あくまで太陽の光を反射することで輝いているように見えるのです。

このことから、月はエネルギーを取り入れて外側に放つ存在だと言えます。その輝きが最も強い日である満月は、普段は目に見えない輝きが現れるという意味を持っています。つまり、潜在意識や無意識の中に眠っている能力が現れやすい時だと考えられているのです。

満月は月のパワーが最大になると言われている日であり、月光浴を始めるのに最適な時期です。月の光を浴びるだけなので、月がよく見える場所であれば、どこでも簡単に行えます。

科学的な根拠があるわけではないものの、古くから月のエネルギーには細胞を活性化させる力があると信じられていました。月光浴は、月に宿るスピリチュアルなパワーを信じていた女性たちの間で取り入れ、絶世の美女と言われるエジプトの女王クレオパトラも行っていたという話は、かなり有名です。

満月は、新月から始まり繰り返され続ける1つのサイクルの終わりです。願い事や目標への振り返りを行い、評価をするのに適しています。

何を頑張ったのか、どれだけ近づいたのかを書き出してみましょう。それによって、必要なくなった願い事を解放したり、方向性を微調整したりなど、次のサイクルへの準備を整えるのです。自分を振り返ることで、より願い事や目標の実現に近づけることでしょう。

スピリチュアルにおいて満月は「解放」の意味を持ち、不要なエネルギーを手放すのに良いタイミングとされています。

溜め込んだストレスや他人に対する嫉妬心などのネガティブな感情を解放し、断捨離や部屋の片付けなどを行ってみましょう。改善したいと思う悪い習慣を手放す意識を、満月の力が助けてくれます。

良質なオイルによるアロマトリートメントなどのセルフケアにも、満月の日はぴったりです。体内に溜まった不要な毒素を排出し、肌に栄養をたっぷり与えましょう。

また、パワーストーンやシンギングボールなど普段使っている物の浄化を、満月の日に行うのもおすすめです。

月が満月へと成長を遂げると共に、エネルギーも満ちあふれ、完成の時を迎えたことでしょう。これまでに溜まってきたものが現れるため、少し休息を取って自分を癒やすタイミングです。

バスタイムを特別なものにしてみたり、瞑想してみたりとリラックスできる行動に努めましょう。月光浴を取り入れて気持ちを落ち着かせると、さらに効果が期待できます。

満月はエネルギーがピークに達した時期です。東洋医学的にも血液の巡りが良くなるため、日々の活動も活発化すると言われています。ただし、その影響で空回りをしてしまったり、気分が落ち込んだりしてしまったりすることもあります。

良いことも多い満月の日ですが、それに伴って気をつけたいことも出てきてしまうものです。これから紹介する点に気をつけて、満月の日の良いところだけを取り入れるようにしましょう。

願い事をするタイミングは、満月に向かって成長していく新月が良いとされています。満月に願い事をすることが悪いとまでは言いませんが、期待するほどの効果は得られません。これは満月が「完成」の時であることが理由に挙げられます。

満月の時は、願い事をするよりも感謝の祈りを送ってください。感謝することには強いエネルギーがあり、満月のエネルギーと共鳴することで良いエネルギーを引き寄せます。

月のエネルギーが最も強い時であるため、満月は気持ちが高まりやすい時でもあります。ネガティブな感情も強くなるため、些細なことで苛立ってしまったり、激しく落ち込んだりしてしまうこともあるでしょう。

また、衝動的に動いてしまわないようにも注意が必要です。普段より意識して冷静さを保つようにしましょう。

満月の日は、眠りが浅くなる傾向が高まります。月のエネルギーが強すぎる影響で、敏感な人は覚醒を促され興奮状態に陥ってしまうことが原因だと考えられています。

睡眠不足で一時的に困ることもあるかもしれません。あまりに影響が出る場合は、部屋の中に月のエネルギーが入らないようにしてみましょう。

願い事と同様、満月は新しいことを始めるタイミングとしては相応しくありません。

満月は、新月から始めたことを評価するタイミングです。満月からの大きなエネルギーの影響で新しいことや重大な決断をしたくなりますが、それは一時的なものかもしれません。一度こらえて、今まで育ててきたものに目を向けてみましょう。

本当に必要と感じるならば、次の新月の時にスタートを切れるように準備をすることが大切です。

自然や私たちに対し、さまざまな影響をもたらす月の光が最大になるのが満月です。太陽光を反射した光であるため、エネルギー量は太陽に比べると低いものの、月の光には私たちを癒やしてくれる優しさがあります。

満月のパワーを借りて、溜め込んでしまったストレスやネガティブな感情を手放すことは良いことです。ポジティブなエネルギーを取り戻し、リラックスに努めることで心と体のバランスが整えられます。

満月がもたらすパワーで自分がポジティブになると、仕事の成功率や金運アップも期待できるでしょう。ぜひ満月の日には月光浴を取り入れてみてください。